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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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長良川鉄道 #END  雪の郡上八幡を歩いて  〔岐阜県〕

01 26, 2010 | 長良川鉄道

10 Comments
091220-48
長良川鉄道の旅もようやく最終回です。
09年12月20日、旅の2日目も前日の豪雪の影響で終日
郡上八幡(ぐじょうはちまん)駅で折り返し運転となり、
終点・北濃まで行って長良川鉄道全線完乗、という望みは絶たれました…。
なのであきらめて、郡上八幡の町を散策して帰ることに。

091220-49
奥美濃の城下町、郡上八幡。
小高い山の上の城(小さくて見えませんが)と
長良川の支流・吉田川を望む宮ヶ瀬橋からの眺め。

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風情のある町並み!
…なんですが、積もった雪が凍ってて歩きにくいの何の。

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前回の美濃市は雪がとけかけてましたが、こちらはこの有様。
雪の量がやっぱり違うんですね。

091220-52
町じゅう総出で、とにかく道路の雪かきです。

091220-53.jpg
とにかく雪かき。

091220-54.jpg
とにかく雪かき。
何か観光気分で歩いてるのが申し訳なくなってきます(苦笑)。

091220-55a.jpg091220-55b.jpg
町の中心部のお店は雪かきで忙しくて開店休業みたいな感じだったので、
駅寄りの新町商店街の「まるみつ」さんで遅い昼食。
人懐っこい店のおばあちゃんが僕のカメラを見て
「昨日も写真家さん(僕は違うけど)が来られて」
と、その方の名刺を手に話を切り出されるので見せてもらうと何と、
前日に僕が長良川鉄道の車内で出会った天野さんでした(笑)。
旅の縁って不思議ですね。このおばあちゃんの作ってくれた焼きソバも美味しかったし、
また来たいお店です。

091220-56.jpg
夏になると子供たちが遊びで川へ飛び込む光景で有名な新橋からの眺め。
(この下流側が淵になってます)


091220-57
夕刻、美濃太田まで戻ってくると、もう平野部の雪の痕跡はどこにも見当たりませんでした。
ここからまた青春18きっぷを使って京都まで帰る僕なのでした。


結局、2日間とも雪に翻弄されっぱなしで、2日間をひとつの鉄道路線に費やしながら
全線を乗り通すことができなかったという、そういう点では初の大失敗の旅でしたが、
こんなに雪景色を堪能したのも人生で初めてのことだし、
今までほとんど通り過ぎるだけで「何となく」なイメージしかなかった岐阜県を
明確なビジョンで思い起こせるという、かえってインパクトの強い旅になりました。
宿の方も含めて出会った方みなさん暖かかったし、やっぱり全線完乗も果たしたいし、
今度はまた違う季節に、違う風景を見にまた必ず訪れようと思います。

長良川鉄道訪問記、永らくのお付き合いありがとうございました。


撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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長良川鉄道 #7  うだつのあがる町、美濃  〔岐阜県〕

01 25, 2010 | 長良川鉄道

6 Comments
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09年12月20日。
再び長良川鉄道の旅に戻ります。
美濃市駅で途中下車した僕は旧名鉄美濃駅を訪問した後、
「うだつ」の町並みで知られる美濃市の重要伝統的建物群保存地区を歩いてみました。

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ひと目で「いいなぁ」と気に入ってしまいました。
同じ「和」の町並みでも、僕の住む京都ともやっぱり違うんですよね。
ちなみに野口五郎さんはこの町のご出身だそうです。

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元々は火災の類焼を防ぐための防火壁だった「卯建(うだつ)」。
美濃和紙と長良川の舟運で栄えた裕福な商家が次第に豪華さを競いはじめ、
そうした立派な「うだつ」を構えることのできない風采の上がらない様が
「うだつの上がらない」という慣用句になったんだそうです。

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うだつ、ホントに張り合うように上がりまくってます(笑)。

091220-44
建物自体も、国重要文化財に指定されてるのもそうでないのも一様に立派。

091220-45
角を曲がるとまた表情が変わるのでカメラを手に歩くのが楽しい町です。

091220-46
そして町の北側、長良川の畔にあるのが珍しい「川」の灯台。
江戸から明治にかけて舟運で栄えた
上有知湊(こうずちみなと)跡を象徴する建造物です。

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灯台と長良川。
当時の一大物流拠点だったこの川湊も、明治時代の鉄道開通によって廃れたそうで、
そんな場所を現在同じような境遇に置かれている長良川鉄道で訪れているのは
何だか皮肉な感じもします。


撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 (2、3枚目のみレンズ:Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF))

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長良川鉄道 #6  翌朝、美濃市駅  〔岐阜県〕

01 19, 2010 | 長良川鉄道

4 Comments
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09年12月20日。
大雪の旅の翌日も、僕はまだ長良川鉄道にいました。

当初の予定では旅の2日目は同じ岐阜県は大垣の
樽見(たるみ)鉄道を訪問しようと考えていたのですが、
まだ長良川鉄道の沿線で見てないものがたくさんあるし、
雪も止んでよく晴れたこの日はもしかしたら
終点の北濃まで行けるかも、という一縷の望みも託していましたが、
何より、長良川鉄道が僕は気に入ってしまっていたのでした。

091220-2
長良川鉄道を訪問したら絶対見てみたいと思っていた場所のある、
美濃市(みのし)駅へ降り立ちます。当時を体験したことはないけど、
いかにも「国鉄」のローカル線ホームといった雰囲気を感じます。

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ホームは築堤というか駅舎より高台にあって、地下道を通って改札口へ。
美濃市駅は1923(大正12)年、国鉄「美濃町(みのまち)」駅として開業した有人駅です。

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美濃市駅舎全景。日の当たるアスファルトの路面なんかは雪がとけてます。

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駅舎の右手にあるタクシー待機場所にネコが2匹いました。
1匹は、右目を傷めているせいか臆病そうだけど、思慮深い雰囲気もあるネコ。

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一方はやんちゃそうで、一瞬でこの場所へ逃げながらも先ほどのネコを心配してる様子。
最近ネコを飼い始めたので可愛くて仕方ないんですが、まだ一見さんで心を許してもらう術を
持ちあわせていないのが写真の間合いでお分かりいただけると思います(苦笑)。
「Miriam」のディタさんや「† ほら、このセカイは… †」のレイさんみたいに
魅力的に撮ってあげれるようになりたいです…。



撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 (1枚目のみレンズ:Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF))

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長良川鉄道 #5  長かった一日の終わり  〔岐阜県〕

01 18, 2010 | 長良川鉄道

6 Comments
09年12月19日、雪の長良川鉄道
郡上八幡駅からは無事にデンシャも動いていて、
これで宿のある美濃太田まで戻ることができます。
何をした、というワケでもないけど(苦笑)、長かった一日が終わります。

091219-37
大矢(おおや)駅で、列車の交換(行き違い)待ちの時間が結構あったので、
しばしデンシャから離れてみます。

091219-38
この大矢駅、元々、駅めぐりで訪れる予定だったので願ってもないチャンス。
1927(昭和2)年に国鉄「美濃下川(みのしもかわ)」駅として開業したという、
オーソドックスですが味のある木造駅舎の佇まいに大満足。

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車内では、わざわざ雪景色の郡上八幡の街並みを撮影に来られたというお二人と
楽しくお話しさせていただきました。ご夫婦かと思ったら左の方はお弟子さんで、
右は日本写真協会に所属されている天野さんとおっしゃる方でした。
どうもありがとうございました。

091219-40
美濃市あたりまで降りて来ると雪は止んで、夕焼け空もひろがっています。
関(せき)駅では、郡上八幡からこのデンシャに同乗されていた、
タクシーもご一緒したあの運転士さんともお別れしました。

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日もすっかり暮れて美濃太田まですぐというところまで帰ってきましたが、
まだもう少し長良川鉄道の余韻に浸りたい気分だったので、
往路で目にして感激した富加(とみか)駅で降りてみました。
1923(大正12)年、国鉄「加茂野(かもの)駅」として開業した歴史のある駅です。

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次の美濃太田行きの列車が来るまで30分ほどあるので、駅前通りも散策。
時間が止まったような「昭和」な町並みに、思わず嬉しくなってしまいました。

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こうして雪に翻弄された一日が過ぎていきましたが、
終わってみれば何とも印象深い一日でした。
雪の冷たさと裏腹に、出会う人みんな暖かくて。
終点まで行けなかったのは初の経験でしたが、いい旅でした。


撮影日:09年12月19日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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長良川鉄道 #4  郡上八幡駅で  〔岐阜県〕

01 17, 2010 | 長良川鉄道

6 Comments
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09年12月19日。
雪の長良川鉄道に乗車中、豪雪のため美濃白鳥駅で進退窮まったものの
長良川鉄道さんの方で用意していただいたタクシーで、
まだ列車の動いている郡上八幡(ぐじょうはちまん)駅まで
1時間ほど要しましたが無事に戻ることができました。

091219-30
駅前はロータリーになってるのが、車の轍(わだち)で辛うじて分かる状態です(苦笑)。

091219-31
駅の入り口に、急遽用意されたっぽい張り紙(笑)。
この郡上八幡駅で折り返し運転になっているようです。

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次の美濃太田へ折り返す列車が来るまで30分ほどあるので、
駅舎内にある、国鉄・越美南線だった時代の資料を集めたブース
「ふるさとの鉄道館」なんかを眺めながら時間を過ごします。

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郡上八幡駅のホーム。終点・北濃方面を望む図、なんですが
一応この駅までの線路らしき二筋の溝はうかがえるものの、
列車はちゃんと辿り着けるのかな…とちょっと不安になります。

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大丈夫。雪を掻き分け、顔を真っ白にさせながらも無事に到着(笑)。

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乗り込もうと思ったら、沿線にお住まいの女のコがホームのベンチに
カワイらしいオブジェを作ってて、何かほのぼのした気分に。
「撮らせてね」とお願いすると、一度落ちてしまった「L」の字を
再度貼り付けようとしてくれます。優しい…。

091219-36
元通りにはならなかったけど(笑)、何だか心温まるひと時でした。


撮影日:09年12月19日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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