2014-08-15 #05 信越本線 高田駅、そして再び直江津 〔新潟県〕
09 23, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)
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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第5回。
北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる信越本線、長野~直江津間の駅めぐり中。
春日山駅から乗った10:17の上り3324M「妙高」4号長野行きを、わずか一駅で下車。
時間的にも最後の訪問駅となりそうです。

高田駅。10:21着。
1886年(明治19年)8月15日、官設鉄道の駅として開業。所在地は上越市。来春は3セクの「えちごトキめき鉄道」、妙高はねうまラインの駅となります。

高田駅舎…と言いたいところですが、駅および駅前の再開発事業で構築された、江戸時代の高田藩城下町をイメージした雁木型アーケードで駅舎自体も覆われてるんです。

その雁木型アーケードの内側。駅舎は前回の新井駅のような国鉄コンクリート平屋型のままのようで、つまり「ガワ」だけ替えるという、なかなか大胆な発想で面白いと思いました。

駅前風景。長野~直江津間の途中駅では最も「都会」なんじゃないでしょうか(笑)。駅前ホテルも数軒あるし、直江津に泊まるより便利だったかも?

ただやっぱり、僕が見たいのはこういう町並み。駅前通りからちょっと脇にそれると、昔ながらの通りが残ってました。

これが駅アーケードのモチーフになっている、雁木造(がんぎづくり)と呼ばれる雪よけの屋根。各戸の軒が連なってアーケード状になり積雪時の往来を可能にしている、雪国の知恵。

こんな洋館風の廃墟(?)もあったりして、やっぱ古い町を歩くのは楽しいですなぁ。

けれども、もうそろそろ信越本線の駅めぐりもタイムアップ。直江津へ戻るため、高田駅ホームへ。島式ホームの上屋が大きいのが印象的でした。

駅舎側の1番ホームに、僕は写真でしか見たことのなかったジョイフルトレイン、「彩(いろどり)」が停まってました。前回の「くびき野」と同じ485系電車を、

高田駅10:48の下り343Mで終点、直江津駅に10:58帰着(3分ほど遅れてた)。高田では雨もパラついたし、出発時とはほど遠い重い空に…。

信越本線の普通列車や来春廃止になる北陸本線/北越急行特急「はくたか」。

こちらも来春廃止が決定している、新潟~金沢間を走る特急「北越」。こんな直江津駅の風景も、あと半年限りなんですね…。

この時までまったく気が付かなかった、2番ホームにあるゼロキロポストを示すプレート。明治19年(1886年)8月15日、直江津~関山間に鉄道が初めて通った「新潟県鉄道発祥のゼロ地点」を記念したものだとか。

ちょっと早い昼食をとったあと、まだ時間があったので、これまで見たことのなかった駅南口へ。新潟労災病院や住宅地があるだけで、観光客はまず用がない出入口。

なのにナゼか、かつて信越本線で活躍したD51のものだという動輪がこんなところにポツンと…。

南口側の駅構内では車両整備の最中。ベテランが新入りさんに技術の継承、といった光景だったりするんでしょうか。

南北自由通路の窓から。
本来の2泊3日の旅に一日追加できたことで信越本線の駅めぐりが叶ったワケなんですが、全ては周り切れなかったものの、充実した時間を過ごせました。さて、このあとは北陸本線へ。
(つづく)
撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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