賀茂大橋、ほんやら洞、京都国際ホテル 〔京都〕
01 28, 2015 | 京都
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2015年1月24日(土)。
架橋から84年、大規模な改修が決まった賀茂大橋をカメラに収めに。

1931年(昭和6年)完成、京都市役所本庁舎などを手掛けた建築家・武田五一氏の設計。

高野川と賀茂川の合流部、「鴨川デルタ」に面する、鴨川に架かる最長の橋。



東京の両国橋などと同じゲルバー形式の構造。

東には大文字(だいもんじ)山。

北東に比叡山。1976年(昭和51年)までは京都市電の今出川(いまでがわ)線が通り、市電もこの橋を渡っていた。

カラスが陣取ってるけど、いまも残る市電の架線柱。
賀茂大橋、現在のイメージを保ちつつ耐震性などを高める改修工事を2016年度までに始めるそうだ。

こちらは、同じく今出川通にある喫茶店「ほんやら洞」。

今月16日の午前4時50分ごろに発生した火事で全焼してしまった。

経営者で写真家の甲斐 扶佐義(かいふさよし)さんのこの写真、大好きなんだけど。ネガも全部焼けたらしい…。

70年代に京都のカウンターカルチャーの拠点として生まれ存在感を放ってきた独特の空間だったそうだが、僕は一度も入店したことがなかった。残念でならない。

最後は、二条城の真ん前にある老舗ホテル、「京都国際ホテル」。

昨年2014年の12月26日(金)、53年の歴史に幕を下ろした。

土地と建物は阪急不動産が取得、「マンションを含めてあらゆる可能性を検討している」とのことだが、京都市は「マンションになると京都のまちづくり、観光振興にとって大変なマイナス」と言及。実際、マンションになったら投機目的で買われるだけで「住民」も増えるワケじゃないだろうし。

その二条城も現在本格修理中で、東大手門もこんな具合。入退城は北大手門となってるのでご注意を。
以上、失くなる/失くなったものを嘆くのが仕事みたいな僕らしい京都トピック3件でした。
撮影日:2015年1月24日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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Tag,京都