2013-10-15 #05 END 旅の終わりは家族で地鉄 〔富山県〕
12 06, 2013 | 富山地方鉄道
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2013年10月15日(火)、家族デンシャ旅もついに最終回です。
立山黒部アルペンルートを走破し終え、立山駅から"地鉄(ちてつ)"こと富山地方鉄道に乗車します。
僕自身はGWに訪れて半年も経たずに再訪してるワケなんですけど(苦笑)、奇しくもその際最後に乗った地鉄オリジナル車、14767が出迎えてくれました。愛いヤツ。

地鉄と立山ケーブルが連絡する立山駅。アルペンルートにも含まれる地鉄ですが、長野側からのアプローチだと立山ケーブルを降りた時点で「終わった」という感が大きいのは否めません。

降りしきる雨。残念ですが、室堂で長居して降られるよりは良かったかな…。

立山駅を12:35に出発。「5ヶ月ぶりだけど、もう懐かしいな~」とか感慨にふけりながら車窓を眺めるオレ。手にしてるのは普段は持ってかないビデオカメラで、首からぶら下げてるのがいつものカメラ。案の定、撮影がどっちつかずになってやっぱダメでしたね。(撮影・弟)

GWに降り立った有峰口駅。今回利用の「立山黒部アルペンきっぷ」は立山線内は乗り降り自由だし時間も予定より大幅に巻いてるので、家族に駅舎めぐりを提案してみたんですけど「…んー、別にエエわ」ですと!(号泣)

しかし必死に食い下がり、寺田駅で途中下車を強行!実際にじっくり見てみれば気も変わるハズ。

家族の感想:「へー。」「古いな。」
そうかそうか…。一般のニンゲンの感覚というのはやっぱその程度のものなんだね(ふたたび号泣)。

GWは工事中だった駅前ロータリーの整備が完成してました。これと駅舎の健在ぶりを確認できただけでもよしとします…。

再び車内、常願寺川(じょうがんじがわ)を眺めるオヤジと弟。
今回の旅でデンシャも新幹線から地方の民鉄まで乗りましたが、家族の感想は全部「乗り心地」がすべてでした(笑)。そうかそうか…。一般のニンゲンの感覚というのは…(以下略)。

結局大人しく終点の電鉄富山駅へ、13:42着。右端がホテル等併設の電鉄富山駅。北陸新幹線がらみのJR富山駅高架化工事がGWよりさらに進んでました。

寺田駅のあたりでは止んでいた雨が再び降り出しました。これで富山駅前から路面電車でブラっと散策する案も却下。っていうか、この時点で実はもうみんな一刻も早く帰りたがってるんです。というのも、
飼いネコの19(イッキュー)が恋しいから!(爆)
普段の旅ではネコは両親がみてくれてるんですけど、家族旅行ということで今回は可哀想だけど1ピキで置いてきちゃったんですよ初めて。それがもう、僕も含めてホントは心配で心配で、オカンなどは「イッキュー今ごろどうしてるやろか」などと始終言ってたものの努めて考えないようにしてたハズが、ここ富山からあとは帰るだけという段になって抑えがきかなくなったというワケなのです。

ということで、本来アルペンルートの時間が読めないので17時台の便をリザーブしていたJR北陸本線特急「サンダーバード」を15:22発の34号に変更してもらい、あっさり富山をあとにします。(撮影・弟)

ところが!この10月15日は、伊豆大島に甚大な被害をもたらしたあの台風26号が日本に接近しようとしていた日で、何とその影響で滋賀県内の湖西線の運転が見合わせとなり、サンダーバードは東海道線経由に変更、30分の遅れが発生してしまうというハプニングに遭遇。
よもやサンダーバードの車内から米原の駅名標を目にすることになろうとは。ってか、こんなレアなケースに普段デンシャと縁のない家族が出くわすなんてある意味スゴイ。

30分遅れの18:39ごろ、京都に無事帰着。
そんなこんなで、最後は何じゃそら!な締まらない終わり方でしたが、飼い猫イッキューとの再会(最初ビックリしてしばらくスネてました)も果たし、めでたく久方ぶりの家族旅行は幕、とあいなりました。
もっと家族旅行ならではの、何かこう、悲喜こもごものエピソードなど期待された方には申し訳ありませんが、こんな感じで終始淡々と進んで行ったような気がします。子供の頃の、「連れて行ってもらってた」旅とはもちろん違いましたが、普段の自分のデンシャ旅とも全然勝手が違うし、「やっぱ家族はいいな」と思うこともあれば「ああ鬱陶しい」と感じることもあり、何だか自分でもまだこれがどんな旅だったかイマイチ心の整理ができてない、というのが正直なところです。
とりあえず、オカンは「また行きたい」と言ってますが(笑)、問題はネコやなぁ…。
(おしまい)
撮影日:2013年10月15日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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