2014-05-10 #06 END 南海高野線の旅の終わり 〔和歌山県~大阪府〕
08 04, 2014 | 南海電鉄
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2014年5月10日(土)、南海高野線の駅めぐり最終回。
高野線の終点、極楽橋(ごくらくばし)駅に到着。
…と言いつつ、この日の目当ては山岳区間の途中駅だったため実は訪問してません。でもせっかくなので、ずっとお蔵入りになってた2007年11月3日(土)、デンシャ旅を始めた年に初めて訪れた時の写真でサクッとご紹介。

1929年(昭和4年)2月21日、高野山電気鉄道の神谷(現・紀伊神谷)駅からの延伸時に終着駅として開業。

鋼索線(高野山ケーブル)との乗換駅で、ダイヤも連携しているためフツーは駅の外へ出る人はまずいないようです。

極楽橋駅から先は、高野山ケーブルこと南海鋼索線。
1930年(昭和5年)6月29日、高野山電気鉄道により極楽橋~高野山間が開業。

ケーブルの終点、高野山駅。この素晴らしい駅舎は国の登録有形文化財。

標高1,000m前後の高所に一大宗教都市がひろがる世界遺産・高野山(写真は金剛峯寺・根本大塔)。そのアクセス路線でもある南海高野線ですが、高野山にお越しの際にはぜひ、本シリーズでご紹介した素晴らしき途中駅の存在も心に留めていただけたら、そして余裕があればどこか一つでも途中下車してみてもらえたら、と思います。

さて、2014年5月10日の訪問記に戻って、山岳区間からの帰路にもちょっと寄り道した駅があるんです。それはこの紀見峠(きみとうげ)。

1915年(大正4年)3月11日、高野登山鉄道の駅として開業。大手私鉄は過去様々な鉄道会社との合併や社名変更などを経ているのでややこしいんですが、現在はここも南海高野線の駅です。

関西の大手私鉄では、古い駅舎好きにとって最後の砦と言える南海電鉄。当駅も、こんなところにもまだこんな駅舎が!と嬉しくなって寄り道したワケなんです。

何か、やたら教育標語看板の多い駅です(笑)。

駅前のお店も申しぶんない雰囲気。

このころ走っていた「赤い」特急ラピートの駅貼り広告。結局見逃した…。

ともあれ、充実の駅めぐりを終え、難波(なんば)行きの急行で帰ります。

大和川(やまとがわ)を照らす夕陽。

南海本線、そして高野線の運転系統上の起点でもある一大ターミナル駅、なんば。

1885年(明治18年)12月29日、阪堺鉄道の駅として開業。駅ナンバーは「NK 01」。

櫛形ホーム9面8線。ひっきりなしにデンシャが出入りする、ターミナル駅らしさ全開の駅。

駅ビルの3Fがホーム。

まだ京都まで帰らないといけないんですが(苦笑)、これにて今回の駅めぐり旅も幕。たった半日でしたが、まだまだ底知れぬ南海電鉄の魅力を堪能した旅でした。
(おしまい)
撮影日:2014年5月10日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
(最初の6枚: 2007年11月3日、Canon IXY DIGITAL 900ISで撮影)

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