長良川鉄道 #END 雪の郡上八幡を歩いて 〔岐阜県〕
01 26, 2010 | 長良川鉄道
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長良川鉄道の旅もようやく最終回です。
09年12月20日、旅の2日目も前日の豪雪の影響で終日
郡上八幡(ぐじょうはちまん)駅で折り返し運転となり、
終点・北濃まで行って長良川鉄道全線完乗、という望みは絶たれました…。
なのであきらめて、郡上八幡の町を散策して帰ることに。

奥美濃の城下町、郡上八幡。
小高い山の上の城(小さくて見えませんが)と
長良川の支流・吉田川を望む宮ヶ瀬橋からの眺め。

風情のある町並み!
…なんですが、積もった雪が凍ってて歩きにくいの何の。

前回の美濃市は雪がとけかけてましたが、こちらはこの有様。
雪の量がやっぱり違うんですね。

町じゅう総出で、とにかく道路の雪かきです。

とにかく雪かき。

とにかく雪かき。
何か観光気分で歩いてるのが申し訳なくなってきます(苦笑)。


町の中心部のお店は雪かきで忙しくて開店休業みたいな感じだったので、
駅寄りの新町商店街の「まるみつ」さんで遅い昼食。
人懐っこい店のおばあちゃんが僕のカメラを見て
「昨日も写真家さん(僕は違うけど)が来られて」
と、その方の名刺を手に話を切り出されるので見せてもらうと何と、
前日に僕が長良川鉄道の車内で出会った天野さんでした(笑)。
旅の縁って不思議ですね。このおばあちゃんの作ってくれた焼きソバも美味しかったし、
また来たいお店です。

夏になると子供たちが遊びで川へ飛び込む光景で有名な新橋からの眺め。
(この下流側が淵になってます)

夕刻、美濃太田まで戻ってくると、もう平野部の雪の痕跡はどこにも見当たりませんでした。
ここからまた青春18きっぷを使って京都まで帰る僕なのでした。
結局、2日間とも雪に翻弄されっぱなしで、2日間をひとつの鉄道路線に費やしながら
全線を乗り通すことができなかったという、そういう点では初の大失敗の旅でしたが、
こんなに雪景色を堪能したのも人生で初めてのことだし、
今までほとんど通り過ぎるだけで「何となく」なイメージしかなかった岐阜県を
明確なビジョンで思い起こせるという、かえってインパクトの強い旅になりました。
宿の方も含めて出会った方みなさん暖かかったし、やっぱり全線完乗も果たしたいし、
今度はまた違う季節に、違う風景を見にまた必ず訪れようと思います。
長良川鉄道訪問記、永らくのお付き合いありがとうございました。
撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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