西濃鉄道廃線跡に残る昼飯(ひるい)駅 〔岐阜県〕
09 30, 2009 | デンシャ旅 -東海(私鉄・三セク)
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中山道・赤坂宿の西の外れに、使われなくなった線路の跡が残っています。
赤坂宿の北に広がる石灰鉱山、金生山(きんしょうざん)からJR美濃赤坂駅へ
石灰石の輸送を担っていた西濃(せいのう)鉄道・昼飯(ひるい)線の廃線跡です。
Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

その終点が昼飯駅。駅舎が残っているというのでぜひ見てみたかったんです。
イイ具合に朽ちた駅舎と、脇には錆びたコンテナ。来た甲斐がありました。
Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

特に保存活動が行われているワケでもなく、朽ちるに任せて放置されているだけのようです。
Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

昼飯線の開業は昭和3(1928)年だそうなので、駅舎もその頃のものでしょうか。
「昼」の文字が旧字体の「晝」の駅名看板。
Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

正式な廃線日は2006年3月31日だそうですが、
トラック輸送に切り替えられた1990年頃には既に使用が止まっていたそうです。
しかし駅構内にもいまだ線路が残ってます。
Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
※西濃鉄道(貨物専業)自体は、現在も美濃赤坂~猿岩(さるいわ)間の
市橋(いちはし)線で営業を続けています。
というワケで、最後はちょっと寂しい感じになってしまいましたが
7月の東海の旅の記事は今回で終わりです。
1ヶ月の長期にわたってお付き合いいただき、ありがとうございました。
撮影日:7月20日
カメラ:Nikon D700
