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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2012-05-04 #4  江差線 函館~木古内  〔北海道〕

06 28, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

6 Comments
120504_23.jpg
2012年5月4日、GW北海道・フリーパスの旅5日目。
函館本線の旅はひとまず中断、函館観光も3年前に済ましているので
ここからは江差線(えさしせん)の旅へ。
函館13:15発の列車でまずは木古内(きこない)を目指します。

120504_24.jpg
函館湾へと流れる川がヤバいことになってます…。
この時の僕はまだ知りませんが、同じ頃、日高本線が河川増水で運休になるなど
この日は東日本各地で雨の被害が多発したヒドい一日だったんです。

120504_25.jpg
低い雲に覆われた函館山と、河川から流入する濁流で茶色く濁った函館湾。

120504_26.jpg
青函トンネルで本州とを結ぶ津軽海峡線の一部でもあるこの区間ですが、
単線なので特急通過を待たされたりします。渡島当別(おしまとうべつ)駅で。

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14:28、木古内に到着。
ここから本格的(?)な江差線の旅が始まります。

120504_28.jpg
工事が着々と進んでいて驚きましたが、2015年度開業予定という
北海道新幹線がいよいよ現実味を帯びてきたのだと実感しました。
その際、ここ木古内は停車駅になるそうですが、
これから向かう江差線の末端区間の運命がどうも怪しいらしいのです。
(つづく)

撮影日:2012年5月4日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-04 #3  函館本線 長万部~函館  〔北海道〕

06 27, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

0 Comments
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2012年5月4日、GW北海道・フリーパスの旅5日目。
長万部(おしゃまんべ)で特急「北斗」8号に乗り換え、
一気に(っつっても80分ぐらいかかりますが)函館を目指します。

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内浦湾(うちうらわん・噴火湾とも)に沿って南下。

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「列車旅=駅弁」という誰もが抱く発想に背を向け続ける僕が、
珍しく長万部駅で名物の「かにめし」を買ってみました。美味かった!

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これが駒ケ岳だと言ってどれだけの人が信じてくれるだろう(泣)。

120504_20.jpg
大沼国定公園の大沼・小沼沿いの風景も結構楽しみにしてたんだけどなぁ。
安っぽいホラー映画の舞台みたいな陰鬱さしか感じられないじゃないですかコレじゃ(涙)。

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とか何とか言ってるうちに函館に到着。ちなみに「北斗」は左の青いヤツ。

120504_22.jpg
初めて訪れた2009年以来、3年ぶりの函館駅。
青函連絡船もその頃の駅舎も知らない僕にとって
「懐かしい」と思える函館駅はこれしかないんですが。
(つづく)

撮影日:2012年5月4日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
  (3枚目のみカメラ:Nikon Coolpix P300)

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2012-05-04 #2  函館本線 倶知安~長万部  〔北海道〕

06 26, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

2 Comments
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2012年5月4日、GW北海道・フリーパスの旅5日目。
倶知安(くっちゃん)から長万部(おしゃまんべ)へ向け、函館本線「山線」の旅を再開。

ちなみに宮脇俊三さんの昭和53年10月の「最長片道切符の旅」では
ここから胆振(いぶり)線へと乗り換えられてますが、
昭和61年に廃止されて今はもうありません。

120504_9.jpg
「蝦夷(えぞ)富士」と称される羊蹄山(ようていざん)…の裾野。
本家・富士山はもとより、全国の「~富士」から疎まれているようです僕はどうやら(泣)。

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駅舎が民宿になっているという全国でも珍しい駅、比羅夫(ひらふ)。

120504_11.jpg
え!?何この濁流っぷりヤバくないですか?

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蘭越(らんこし)駅で列車交換待ち、10分停車。
「運転やめます」とも言わないので大丈夫なんだろう。

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雨は激しさを増してきました。

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いや、これはヤバいって!

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増水した川を渡る鉄橋で徐行運転したため、5分ほど遅れましたが
ひとまず当列車の終点・長万部には辿り着きました。
何だか先が思いやられるな…。
(つづく)

撮影日:2012年5月4日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-04 #1  函館本線 札幌~倶知安  〔北海道〕

06 25, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

2 Comments
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2012年5月4日。
GW北海道、一週間のフリーパスの旅は5日目へ。
函館本線、小樽からの続きを、宿の都合で逆戻りした札幌から再スタート。

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小樽へ向け、再び海岸沿いを西へ。予報通り朝から雨です。

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50分ほどで小樽に到着。

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旭川から続いた複線電化区間もここ小樽で終わり、
運転本数激減の単線を行くディーゼルカーに乗り換えです。

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余市(よいち)から南下を始め、まだ雪の残る山越えに入ります。
長万部(おしゃまんべ)までの区間が「山線」と呼ばれる由縁だそうですが。

120504_6.jpg
室蘭本線経由の「海線」が函館~札幌間を結ぶメインルートになった現在、
雨雲をかぶったニセコアンヌプリ(左端の山)も寂しそう。

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小樽から80分ほどの倶知安(くっちゃん)で8分間の停車。
北海道新幹線開通の暁には停車駅になる予定だそうで、
この駅の未来の姿も、「海線」の将来もまた変化するのかもしれません。
(つづく)

撮影日:2012年5月4日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-03 #4 END  手宮線と小樽駅  〔北海道〕

06 22, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

4 Comments
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2012年5月3日、GW北海道・フリーパスの旅4日目最終回。
小樽の街で、廃線跡を見つけました。

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明治13年、北海道で最初に開通し、昭和60年に廃止になった手宮線(てみやせん)。

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小樽駅前から東(運河方面)に中央通りを歩くと、途中に現れるのがその廃線跡。

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中央通り付近は遊歩道として整備されていましたが、
場所によってはこんな風に朽ちるがままだったり、立ち入れない区間も。

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踏み切り。

120503_33.jpg
踏み切りに関する当時の注意書きも残ってるんですが、朽ち果てて判読は困難。
冬季に「敷板がないので車輌(馬そりを除く)は通行できません」と何とか読めました。
馬そり、というところに北海道と時代を感じます。

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最後は、このGW直前の4月25日(僕の誕生日だ!)に改修工事が終わり、
新装成った小樽駅にもう少しだけ触れておきます。
上野駅をモチーフに、明治36年に開業した風格のある駅舎です。

120503_35.jpg
駅舎の窓には、イカ釣り船か、ってぐらい無数のランプが配されてますが、
灯りの映える時間帯になるとなかなかの雰囲気。

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4番ホームは名物の「裕次郎ホーム」ということらしいですが、
どういうワケかここだけ人の姿がなく、逆に何か怖かったです(苦笑)。

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駅前には、わけあって家族を残し小樽から釧路へ単身旅立つ日のことをうたった
石川啄木の歌碑がありました。

(翌日の旅につづく)

撮影日:2012年5月3日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-03 #3   小樽   〔北海道〕

06 21, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月3日、GW北海道・フリーパスの旅4日目。
函館本線・銭函駅のすぐ先が小樽(おたる)。
唯一、時間に余裕のある一日でもあるし、せっかくなので「観光」してみます。

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うわー、ホンマに観光地の駅前風景やなぁ。
いつものごとく何のリサーチもしてないのでテキトーに歩きはじめます。

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小樽といえばこの風景、ってぐらい色んなメディアで目にする小樽運河に突き当たりました。
…あれ!?正直に言うと全然感動しない(苦笑)。
人だらけだとか賑やか過ぎる周りの景観とか、何かと色々ギャップが…。

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北海製罐小樽工場の倉庫。これはイイ。

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旧日本郵船小樽支店。なるほど。

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土産物のお店などが建ち並ぶ堺町本通りも、商魂と人や車の多さにちょっと辟易するものの、
佇まいは素晴らしいものが。地元京都を観光客として訪れたらこんな感覚なんだろうか。

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だいぶ目が慣れてきた。小樽という街が何となく分かってきた気が。

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それより何より。

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卯建(うだつ)の油壁、そして瓦屋根!

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北前船の寄港地として栄えた小樽は、ゆえに「僕の知っている」文化が根付いている街でした。

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北海道に数日身を置いただけで、こんなにも瓦屋根が恋しくなっている自分に驚きました。
それほどまでに「内地」の瓦屋根の文化が染み付いていることを思い知らされました。
だから多分、小樽は半分ぐらい「北海道」じゃないんですきっと。

もちろん小樽は気に入りましたが、北海道全域を周る旅をしてるんだったら
せっかくなら小樽や以前訪れた函館みたいな内地の影響の強い土地以外を
観光すべきだったかな、ともちょっと思ったり、色々考えさせられたひと時でした。
(つづく)

撮影日:2012年5月3日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-03 #2  函館本線 銭函駅へ  〔北海道〕

06 18, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月3日、GW北海道・フリーパスの旅4日目。
根室本線の旅を終え、「電車」も頻繁に行き交う道内の基幹路線、函館本線へ。
空港直通電車特急「スーパーカムイ(/快速エアポート)」に乗車。

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4/30に釧路へ向け「スーパーおおぞら」で旅立ってから3日ぶりに札幌へ還ってまいりました。
懐かしさすら覚えつつも、やっぱ何か別世界やなぁ札幌って。

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札幌からは小樽(おたる)行き区間快速「いしかりライナー」で。

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訪れたのは銭函(ぜにばこ)駅。
世の中ゼニや、銭やでぇ~~!…みたいな正直不純な動機ではなく、
道内最初の鉄道敷設区間の駅と聞いてたのでぜひ駅舎を見てみたかったんです。
明治13年開業、昭和6年の建て替えだそうですが、あんまり古さは感じられないなぁ…。

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かつてニシン漁で栄えた銭函。ホームの銭函飾りも名物です。
以前は上から吊るしてあったそうですが。

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駅のすぐ目と鼻の先に日本海(石狩湾)が広がってます。

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っていうかさすが、仕事帰りにちょっと釣ってく?みたいな乗客の方の姿も(笑)。
(つづく)

撮影日:2012年5月3日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-03 #1  根室本線、完乗  〔北海道〕

06 17, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月3日。
GW北海道、一週間のフリーパスの旅も4日目。
不測の事態に備えて中日のこの日は調整日にしてあったのですが、
いまのところほぼ順調で余裕たっぷりなので、
帯広からの出発も9:20と随分ゆっくりなスタートです。

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前日やり残した根室本線完乗へ導いてくれる列車は、滝川(たきかわ)行きの快速「狩勝」。
往年の急行列車の名を冠した割に、実態は単行のワンマンディーゼルカーでした(苦笑)。

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GW後半の天気は下り坂、という予報通りのぐずついた(でも幻想的な)車窓風景を、
座席にあぶれた僕は車両後部のデッキから眺めていました。

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すると。さっきからたまにデッキに来てはニンテンドー3DSを手に
「あー、失敗」「今度は上手く撮れた」とか言ってる男のコが。
カメラも付いてるのそれ!なに撮ってるん?と声をかけてみると、
「キレイな景色と、あと踏切」だそう。

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なんでピンポイントで「踏切」やねん(笑)。
絶えず撮ったり消したり、付属のペンで画面にラクガキしたり。
あんなぁ、そんな液晶画面ばっかり見てたら目ぇ悪なるで。
…とかお節介な忠告しても全然聞いてねぇ(笑)。

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客室にいるお母さんと富良野のおばあちゃん家まで行くんだそう。
富良野が近付く頃にはすっかり打ち解けたのか、懐に入ってくる。愛いヤツめ。

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11:34、富良野駅。富良野線に乗り換えるという男のコとはここでお別れ。
まだ赤ちゃんも抱えたお母さんが「相手をして下さって」と丁寧にお礼まで…(泣)。
いやこちらこそめちゃ楽しかったんですよ、と非常に名残惜しくさよならしました。

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富良野からは未乗区間。
有数の炭鉱地帯で、往時は日本一の貨物取り扱い量を誇ったという赤平(あかびら)駅。
広大な構内と、無数の側線の跡がかつての栄華を偲ばせます。
ちなみに、「水曜どうでしょう」のミスターはこちらのご出身だとか。

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12:35、滝川に到着。道内最長路線・根室本線、完乗です。
行程の都合で3回に分けた細切れ乗車になってしまったのが心残り。

滝川~根室までの全線直通運転の列車は現在1本もありませんが、
釧路まで8時間2分かけて通しで運行される、列車番号「2429D」という
運転時間日本最長の普通列車があるそうなので、
次回はそれに挑戦してみるのも面白いかな、と思いました。
(つづく)

撮影日:2012年5月3日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-02 #5 END 根室本線 富良野~新得 〔北海道〕

06 15, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

8 Comments
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2012年5月2日、GW北海道・フリーパスの旅3日目。
この日最後は、根室本線(ねむろほんせん)。
初日に新得(しんとく)~根室間は乗車済みなんですけど、
道内最長路線だけあってまだ乗れてない区間があるんです。

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16:45、富良野から下り列車に乗車。山部(やまべ)駅付近から望む芦別岳(あしべつだけ)。

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かなやま湖(金山ダム)の畔を通ったり。

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傾いた日差しが窓枠を照らします。

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映画『鉄道員(ぽっぽや)』のロケ地、幾寅(いくとら)駅。
帰宅する学生さんたちが一斉に降りました。

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夕暮れのせいか、鈍行のリズムに合ってるからか。やたら風景が美しく感じられました。

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そして初日以来、2度目の狩勝峠。

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特急で駆け抜けた時は何だかよく分からなかった信号場(列車行き違いのための設備)も、
前面展望でウォッチング。

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2度目となると勝手も分かり、より雄大さが増した気がする狩勝峠越えでした。

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18:09、新得に到着。
これで根室本線の富良野~根室間は制覇。でもまだ滝川~富良野間が残ってます…。
それは翌日に持ち越し、このあとは宿のある帯広へ向かう特急に。
こうして3日目が終わりました。
(翌日の旅につづく)

撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-02 #4   富良野線  〔北海道〕

06 13, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月2日、GW北海道4日目/フリーパスの旅3日目。
留萌本線の旅を終えた僕は、深川から旭川へ舞い戻り、
これから美瑛(びえい)を経て富良野(ふらの)へ至る富良野線を旅するわけで…。
観光客の多そうな、ちょっとニガテな路線だと思われ…。

とか書いてますけど僕、『北の国から』はパロディとかでしか知らない奇特なヤツで、
富良野への思い入れも何もないまま虚心坦懐(のつもり)で列車に乗り込みました。

120502_22.jpg
もっと浮かれてるのかと思ったら、午後の気だるい空気が漂う車内。
観光客と、学生さんなど地元の乗客が半々といった感じでした。

120502_23.jpg
ほぼ中間地点の美瑛駅。
観光客はほとんど降りましたが同じぐらい(の数)乗って来たのも観光客。
やっぱ人気なんですねぇ、美瑛の丘。

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美瑛を発ってすぐ、その丘らしきものと雪山が見えてきました。おぉ!

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あぁ!これはイイわ確かに(笑)。
色付いたらもっとキレイなんだろうし、丘はこの車窓から見える部分だけじゃないそうだし。

120502_26.jpg
さっきチラっと見えてた十勝岳連峰も壮観!

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なるほどなぁ、これが美瑛に富良野かぁ。
天邪鬼で、何か「定番」みたいなのを敬遠しがちな僕でしたが、
やっぱ多くの人が「イイ」って言うものには普遍的な魅力があるんでしょうね。
よし、『北の国から』も一度、見てみるか(笑)。

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1時間強ほどで終点の富良野に到着。
下校時間と重なってるのか、折り返しの便は通学列車の様相に。
(つづく)

撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-02 #3  留萌本線 終点・増毛へ  〔北海道〕

06 11, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月2日、GW北海道4日目/フリーパスの旅3日目。
終点・増毛(ましけ)へ向け、留萌(るもい)から日本海沿いを走る、
留萌本線の旅の終盤です。
(写真は増毛駅で)

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留萌を発ってすぐの瀬越(せごし)駅付近。風力発電の風車が並ぶ壮観な眺めが。

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礼受(れうけ)駅。廃貨車を駅舎に転用した通称「ダルマ駅」のすぐ目の前は日本海。

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北海道の海沿いの路線って、こんな断崖の光景が多い気がします。
関西じゃ見ないので毎度感動しますが。

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晴れて穏やかな日本海。

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山陰本線沿いの小漁村の風景を思い出したりしますが、
瓦屋根じゃないんですよね。

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行き止まりの終点、増毛駅に到着。留萌本線の旅もおしまいです。
内陸部と表情が一変する、釧網本線タイプのなかなか面白い路線でした。
(つづく)

撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-02 #2  留萌本線 深川~留萌  〔北海道〕

06 10, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月2日、GW北海道4日目/フリーパスの旅3日目。
稚内発札幌行きの特急「スーパー宗谷」2号を函館本線の深川(ふかがわ)駅で下車。
留萌(るもい)を経て増毛(ましけ)までを結ぶ盲腸線、留萌本線へ。
(写真は留萌駅で)

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初っ端からぜひとも降りてみたい駅に遭遇。北一已(きたいちやん)駅。
今回は「とにかく乗る旅」と決めてるので諦めますが、
留萌本線は古い駅舎が結構目白押しな印象で、駅めぐりメインの再訪を誓います。

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沿線は道内有数の穀倉地帯だそうで相応の景色が広がってますが、
豪雪地帯でもあるんですか!?旭川はおろか稚内ですら目にしなかった残雪が。

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北海道ならでは、板張りホームの真布(まっぷ)駅。
ロケーションもイイし降りてみたいなぁ…。

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恵比島(えびしま)峠の山肌は一面の雪に覆われていました。

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1時間ほどで留萌本線の中心駅、留萌に到着。

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これからまだ終点の増毛へと向かいますが、
入れ違いにGW期間限定の観光列車「増毛ノロッコ号」が帰ってきました。
車両への執着心のない僕は特別な列車に合わせて旅程を組んだりはしないので、
もちろん偶然の出会いです。以後も期待したりしないで下さい念のため(汗)。
(つづく)

撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-02 #1  宗谷本線 折り返し  〔北海道〕

06 08, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月2日、GW北海道4日目。
フリーパスの旅3日目は、日本最北端の駅・稚内からスタート。

かつては5つほどの路線が分岐していた宗谷本線ですが、
現在は片道259.4kmの長大な盲腸線になってしまっており、
終点に来たからには同じ道を戻るしかありません(泣)。

120502_2.jpg
というワケで、7:10発の特急「スーパー宗谷」2号で宗谷本線を折り返します。
往復 特急ってのもなぁ…とも思いましたが、鈍行だと6時間以上かかる道のりです…。

120502_3.jpg
途中、名寄でまとまった乗車がありましたが、稚内からの乗客は数えるほどでした。

120502_4.jpg
前日はモヤってた絶景区間、晴れた今朝の利尻富士はどうかな?
…って、影も形もありませんやん!!見せる気ゼロ! ある意味、潔い。

120502_5.jpg
と思ったら、海じゃないところでキレイに顔を出してくれました。ありがとう…。

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この日も水量たっぷりの天塩川に沿って、スーパー宗谷は旭川へ向け疾走を続けます。

そして10:44、旭川に到着。
未知の路線を訪ねる旅がまた始まります。
(つづく)

撮影日:2012年5月2日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-01 #6 END  宗谷本線 北の果てへ  〔北海道〕

06 06, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目もようやく終わりを迎えます。

16:08、特急「サロベツ」は音威子府(おといねっぷ)を出発。
日本最北端の駅・稚内を目指し宗谷本線をさらに北へ。

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ほとんどの区間、宗谷本線に沿って流れる天塩川(てしおがわ)。
GW直前に暖かい日が続いたため急激に雪解けが進み、天塩川はご覧のように増水。
その影響で前日まで特急は運休。実は紙一重のタイミングだったのでした。

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雄信内(おのっぷない)駅通過中。一目でホレました。
抜海(ばっかい)駅の方が有名みたいですが、僕は断然こっち。
まぁ結局どこにも途中下車できなかったんですけど…。次回こそは!

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その抜海を過ぎて間もなく稚内、という辺りで急にこんな風景が一面に広がりました。
もうそろそろ終わりか…と気を抜いてたからか妙に感動したなぁ。

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宗谷本線を取り上げたメディアで必ず登場する、日本海と利尻富士の見える絶景区間。
僕も結構期待してたんですが、想像以上にあっという間でおまけに利尻富士は雲&モヤ。
本家の富士山とも相性の悪い僕ですが、利尻富士よ、お前もか…(泣)。

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18:11、ついに稚内に到着。宗谷本線の旅が終わりました。
この4月29日に全面開業したというピカピカの新駅舎が最果ての旅情を
…かき立てたりはしないですねぇ、残念ながら…。

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その受け皿は、駅の少し北にある稚内港北防波堤ドームが果たしてくれました。
大正時代の樺太航路の発着場の一環として昭和初期に建設された、瞠目の産業遺産です。

この日はこのまま稚内に投宿。
「へー、こんなに行けちゃうんだ」と移動量を稼げる面白さだけで
釧路から稚内まで一日で来てしまいましたが、
Jamさんの件をはじめ、訪問したい駅舎の数々をスルーしまくるなど、
距離を欲張った代償としてたくさんの未練を残した一日でした。
(翌日の旅につづく)

撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-01 #5  特急サロベツで宗谷本線  〔北海道〕

06 05, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目。
14:08、旭川から特急「サロベツ」で宗谷本線(そうやほんせん)へ。
この日最後の乗車路線となりますが、これから4時間かけて
約260km先の日本最北端の駅・稚内(わっかない)を目指します。

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旭川の街をあとに、一路北へ。

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平野部を抜け、ほどなく列車は三浦綾子さんの著名な小説の舞台、
塩狩(しおかり)峠を越えます。

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和寒(わっさむ)、士別(しべつ)と停車したあと、名寄(なよろ)へ。
かつては名寄本線と深名線(しんめいせん)が分岐する、
一大ジャンクション駅だったそうです。

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国鉄時代、「日本一の赤字路線」の美幸線(びこうせん)が分岐していた美深(びふか)。
レンガ造りの倉庫のある駅前風景を北海道ではたくさん見ました。しかし何だこの残雪の量!

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と思ったら、沿線風景にもどんどん雪が目立ってきました。5月の関西じゃ考えられない光景。

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SL時代や、1989年まで存在した天北線(てんぽくせん)との分岐駅として賑わったという
音威子府(おといねっぷ)駅に到着。時計は16:08。
時間、行程ともにようやく半分。宗谷本線、まだまだ先は長いぞこれは。
(つづく)

撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-01 #4  石北本線 刹那の邂逅  〔北海道〕

06 04, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目。
遠軽(えんがる)のシンボル・瞰望岩(がんぼういわ)を横目に、
特急オホーツクは石北本線を西へ、旭川を目指して進みます。

遠軽駅で進行方向と座席位置が変わったため、
白滝(しらたき)付近で見送って下さるというJamさんと無事コンタクトできるのか、
気が気じゃありません。

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下白滝(しもしらたき)駅通過。ここから、廃止された奥白滝も含むと
5つもの「白滝」の名を持つ駅が連なる、白滝エリアへ。緊張が高まってきます。

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湧別川に沿って続くワイルドな風景。
が、僕のケータイが圏外になってJamさんとのメールもままならず、
ますます焦ります。

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白滝駅通過。
ここと上白滝駅の間の沿線におられるとのことで、緊張感もテンションもMAXに!

fromJamさん
これはJamさんからいただいた写真なんですが、
果たして、本当にJamさんはこの一瞬のためだけにこの場所で待って下さってました。
少し照れくさそうに手を振る、でも遠目にも分かるほど爽やかで感じの良いJamさんのお姿を
無事見つけることができた嬉しさに、僕も一生懸命車内から手を振り返しましたが、
通り過ぎてしまった途端にひどく寂しい、やるせない気分になりました。
ぜひキチンとお会いしてみたかった、こんなことならもっと然るべき旅程を
組み立てるべきだった、と…。

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Jamさんにお礼のメールをお送りして、気が付くと列車は
石北本線もうひとつの難所、残雪の北見峠越えに挑んでいました。

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大雪山国立公園・層雲峡(そううんきょう)への玄関口、上川(かみかわ)を経て、
13:11、北海道第2の都市・旭川に到着。
網走から特急を利用してさえ3時間40分を要した石北本線の旅の終わりです。
(つづく)

撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
  (5枚目のみJamさんのカメラ)

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2012-05-01 #3  特急オホーツクで石北本線  〔北海道〕

06 03, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目。
網走からは、9:30発の特急「オホーツク」4号に乗り換えて、
石北本線(せきほくほんせん)へ。

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網走駅。網走刑務所の出所者が横道に逸れないように、と縦書きらしいですが、
クルマ社会の現代ではこの駅看板に注意をはらうのは鉄道ファンだけかも(苦笑)。

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北見(きたみ)付近の、タマネギ畑でしょうか。
僕の愛読書、宮脇俊三さんの『最長片道切符の旅』(昭和54年刊)には
「とくにハッカの生産は有名だ」とありますが、
現在の北見はタマネギの生産量が日本一なんだそうです。

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留辺蕊(るべしべ)駅で。

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留辺蕊を過ぎたあたりから常紋(じょうもん)峠越えが始まります。
石北本線の難所のひとつで、特急オホーツクも黒煙を吐いてます(大丈夫か?)。

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北海道開拓/鉄道史の、負の側面の象徴とも言われる常紋トンネル。
過酷なタコ部屋労働で建設され、大正3年の開通に至るまで、
100名を越す犠牲者を伴い、その内実は、劣悪な労働環境以上に
「リンチの生き埋め、人柱」(先の『最長片道切符の旅』より)らしい。
人柱は実際にトンネルから発見されていて、ゆえに幽霊話は絶えないそうです。

常紋トンネルにまつわる詳細はこちらで。
ネットでいつもお世話になっている、この沿線にお住まいのJamさんに教えていただきました。

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そのJamさんが、特急で通過するだけの僕を
この先の白滝付近の沿線から見送って下さるとのことだったんですが、
遠軽(えんがる)駅のスイッチバックで進行方向が逆に!
(写真左手がここまで乗ってきた網走からの線路)
お伝えしておいた座席の位置も変わってしまった!!
果たして!?
(つづく)

撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-05-01 #2 釧網本線 オホーツク海に沿って 〔北海道〕

06 01, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年5月1日、GW北海道3日目/フリーパスの旅2日目。
釧路から北上を続けた釧網本線(せんもうほんせん)は
知床斜里(しれとこしゃり)で西へ進路を変え、オホーツク海沿いを走ります。

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全国の沿線から色んな海を見てきたけど、初めてのオホーツク海。
今度は流氷が押し寄せる真冬の光景を見に来たいです。

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そんな厳しそうな風土なのに、古い木造駅舎がいくつか残ってるのが何か不思議でした。
止別(やむべつ)駅。

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オホーツク海が目の前という、北浜(きたはま)駅。

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京阪電車にも大阪のオフィス街・北浜に同名の駅があるので親近感が湧きますが、
こちらは流氷見物などの観光客に人気のようです。

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藻琴(もこと)駅も木造駅舎。
地元の乗客の方には海も駅舎も日常風景、居眠りされてますが。

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釧路を発って3時間あまり、終点の網走に到着です。
起点の東釧路から166.2kmの釧網本線の旅が終わりました。
(つづく)

撮影日:2012年5月1日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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