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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2012-09-17 #2  スーパーとかち3号、キセキの再会  〔北海道〕

10 31, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

2 Comments
120917_9.jpg
2012年9月17日、三連休北海道の旅3日目。
夕張へ向かうため、札幌で石勝線(せきしょうせん)特急に乗り換えです。

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札幌10:20発、千歳線経由の石勝線特急「スーパーとかち」3号帯広行きに乗車。

120917_11.jpg
その自由席車両に、発車間際に駆け込んできた人を見て超ビックリ!!
GWの函館本線・小樽~長万部の旅を楽しくご一緒させていただいた方だったんです!
これから夕張支線に乗りに行くのも、それで道内全線完乗というのも一緒で驚きましたが、
寝坊してなかったらもっと早い時間の予定だった、と聞いてさらにビックリ。
こんな偶然ってあるんや!これはもう奇跡としか言いようがない!ってマジで思いました。
(写真は夕張支線の列車の車内で)

120917_12.jpg
スノーシェルターの連続する石勝線を東へ。

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11:27、夕張支線の分岐する新夕張(しんゆうばり)に到着。
キセキの再会を果たした先ほどの方と一緒に降り立ち、スーパーとかちを見送ります。

120917_14.jpg
新夕張駅。
1981(昭和56)年に道東への短絡線として全通する石勝線に転換されるまでは
登川(のぼりかわ)への支線(廃線)を擁する夕張線の「紅葉山(もみじやま)」駅でした。
左手には石勝線工事で殉職された32名もの方々の名を刻んだ慰霊の碑がありました。

120917_15.jpg
新夕張からホームの外れにたたずむ普通列車に乗り換えて、いよいよ夕張支線へ。
天気もすっかり回復、また運休になるような不安要素は今度こそなさそうです。
(つづく)

撮影日:2012年9月17日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-17 #1  函館本線 砂川へ寄り道  〔北海道〕

10 30, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

0 Comments
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2012年9月17日(月)、三連休北海道の旅3日目の朝。
夜半また降ったらしい雨も何とか上がった旭川駅からスタートです。
この旅最終日の主題は、4月暮れの雪解けと共に路盤流出で運休となり、
GWに唯一乗ることの叶わなかった石勝線夕張支線へのリベンジ訪問。

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2日目はほとんど使わなかった「キュンと北海道フリーパス」を有効活用するためにも
旭川8:00ちょうど発の特急スーパーカムイ10号で函館本線を南下、一路、夕張へ!

120917_3.jpg
…と思ったものの、8:35に途中の砂川(すながわ)駅で途中下車。
1989(平成元)年にリニューアルされたという駅舎は興味の対象外なんですが。

120917_4.jpg
じゃあ何かといえば、1994(平成6)年に廃線になった上砂川(かみすながわ)支線、
その乗り場へと続く長い跨線橋が見てみたかったんですが…残ってませんでした(泣)。
高倉健さん主演の映画「駅 STATION」にも出てくる、イイ感じの跨線橋なんですけど、
6年前にできたという、もはや駅そのものを跨ぎ越すための自由通路に変貌してました…。
1988年まで分岐していた歌志内線(うたしないせん)の痕跡も見当たりませんでした。

120917_5.jpg
初日の往路の車窓から目にして駅前がレトロで良さそう、という期待もあったんですが、
思ったほどでもなく(苦笑)、フツーに疲弊した地方都市の駅前といった印象でした。
ちょっと注目してみたのは、駅正面の旅館。

120917_6.jpg
建物の脇に入り口がある、昔の妖しい宿(笑)の風情でしたが、営業されてるんでしょうか。
かつて歌志内や上砂川の運炭中継基地として栄えた頃はきっと賑やかだったんでしょうね。

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さて、いまひとつ不完全燃焼に終わった寄り道を終え、
9:05のスーパーカムイ12号で今度こそ夕張を目指し、まずは札幌へ。

120917_8.jpg
9:50、札幌着。
石勝線特急に乗り換えますが、ここで「こんなことってあるの!?」という、
思いもよらなかった方との再会を果たすことになるのでした。
(つづく)

撮影日:2012年9月17日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #7 END  石北本線4626Dで再び旭川へ 〔北海道〕

10 28, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

4 Comments
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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目・最終回。
上白滝駅から乗車した石北本線4626D列車が石北トンネルで北見峠を越え、
上越(かみこし)信号場で停車しています。
対向の、前日僕が遠軽まで乗った特急オホーツク5号との行き違い待ちです。
(写真は列車の窓を開けての撮影)

120916_58.jpg
この上越信号場も奥白滝と同じく、元は駅でした。
しかも標高634m、北海道の最高所の駅だったんですが、
信号場となった現在はその座を石勝線のトマム駅(標高538m)に譲り、
かつての駅舎には名残りの看板だけがひっそりと。

同様に廃駅がこの先、中越(なかこし・信号場)、天幕(てんまく・完全に廃駅)と
まだ2つ続き、奥白滝も含めて上白滝~上川(かみかわ)間で4つも駅が消滅したことからも、
いかに北見峠付近が入植者の定住を拒む険しい風土かを思い知らされます…。

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18:16、上白滝の上り方面の「隣の駅」、上川に到着。
Wikipediaによれば、この4626Dにおける1時間8分という一駅間の所要時間は日本最長だとか。

120916_60.jpg
上川駅で18:53の発車まで37分も停車。
僕の大好物のラーメンで有名な町らしいので店を探してウロウロしてるうちに
結局食べずじまいで時間が来てしまいました(泣)。

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19:25ごろ、伊香牛(いかうし)駅で今度は特急オホーツク7号の行き違い待ち。
鈍行とはいえ、上白滝から旭川まで3時間は長いと思ったけど、
そりゃ時間がかかるよなぁ、こんな調子じゃ…。

120916_62.jpg
20:05、ようやく4626Dの終点・旭川に到着。

120916_63.jpg
2日目の宿泊地は旭川です。
(3日目の旅につづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #6  さよならは上白滝駅  〔北海道〕

10 26, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

8 Comments
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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
最後は上白滝(かみしらたき)駅でJamさんとお別れです。

120916_50.jpg
前回の奥白滝信号場を除くと、現在「白滝シリーズ」最西端駅。
小ぶりの車寄せも残る、ほぼ昭和7年開業当時のままの駅舎です。

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秘境駅ファンの間で評判の高い上白滝駅ですが、「どこが?」って駅前風景です。

120916_52.jpg
下り7:04と上り17:08のそれぞれ1本しか停車する列車がない驚愕のダイヤ。
ファンには、どうやらこの高い訪問難易度=秘境度の高さ、という解釈のようです。
分かる気はするけど、僕自身は建築物としての駅舎が好きみたいなので、
秘境駅か否かはほとんど興味がないんですよね…。

120916_53.jpg
駅名標。かつて白滝と逆方面の隣駅は奥白滝だったのですが
フォントサイズの合ってない「かみかわ(上川)」ステッカーで修正されています。

120916_54.jpg
ホームからの眺め。

120916_55.jpg
頼りなさ気にも、また凛と咲いているようにも見えてカメラにおさめたホームの花。
Jamさんにマーガレットだと教えていただきました。

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1日2本しか停車しないうちの1本、17:08の石北本線上り4626D列車で
Jamさん、そして白滝とお別れです。さようなら、本当にありがとうございました!

Jamさんのおかげでこうして白滝シリーズ訪問が叶いましたが、
フツーはクルマによる効率性と引き換えに印象や達成感がスポイルされそうなところが、
土地の歴史から花の名前までとにかく博識なJamさんにご一緒いただけたことで、
すべての駅を多面的に立体的に味わえた充実感で満たされました。

…余談ですが、実はこの上白滝駅で愛用の小銭入れを落っことしてしまってて、
後日Jamさんが見つけて送って下さったんですよ(苦笑)。
本当に徹頭徹尾ご迷惑かけっぱなしで頭が上がりません。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #5  奥白滝信号場、天狗平、支湧別  〔北海道〕

10 25, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目。
上白滝神社から次にJamさんに案内していただいたのは、「白滝シリーズ」最西端の駅、
…いや、いまはもう駅ではなくなってしまった奥白滝(おくしらたき)信号場。
(信号場=列車の行き違いを行うための停車場)
駅ではないので、ここだけはどう足掻いても列車での乗り降りはできません。

120916_40.jpg
駅前風景。国道へ続く道以外、何もありません。
大正時代に福島・宮城・山形から入植された方々が拓かれ賑わったという奥白滝でしたが、
昭和50年代の終わりには誰も住まない寂れた土地になってしまいました。

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意外にもそれ以降、2001(平成13)年までは無人ながらも駅だったのですが、
現在では信号場に、駅舎も保線作業の方のための詰所へと様変わりしてしまいました。
かつての駅の入り口も板で塞がれています。

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駅舎自体は、昭和7年の開業当時の姿を概ね留めています。

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塞がれた改札口に残る錆びたラッチが、「駅」だったことを主張し続けています。

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剥がされたホーム跡に咲くルピナス。

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奥白滝信号場から少し南へクルマを走らせてJamさんが見せてくださったのは、
この天狗平(てんぐだいら)の胸のすくような広々とした光景!

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さらに、大正時代に秋田や奈良からの入植者が開拓された支湧別(しゆうべつ)へ。
つい最近廃校になったという小学校があるというのですが。

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支湧別小学校。95年もの歴史に幕が降ろされてしまったんですね…。

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石北本線に限りませんが、列車の車窓からもよく見かけたこのような廃屋は、
離農された方のものがほとんどだとJamさんからお聞きしました。
厳しい現実ですが、理想郷を求めて新たにこの地に根付かれている方も
確かにいらっしゃるんだとも。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #4 旧白滝駅、白坊主、白滝の神祠(しんし) 〔北海道〕

10 23, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

2 Comments
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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目。
「白滝発祥の地」の次にJamさんが案内してくださったのが、
トウモロコシ畑がひろがる開けた場所にポツンと佇む、旧白滝(きゅうしらたき)駅。

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木造の待合室だけの、「白滝シリーズ」で唯一駅舎のない駅(元は仮乗降場)。
紀州から最初に入植されたのがこの辺りで、のちに集落を現在の白滝へ移転したため、
地名も駅名も「旧」白滝となったんだそう。なので廃線の駅とかいうワケじゃありません。

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そんな見捨てられたような土地の仮乗降場だったホームしかない駅に、
せめて、と この待合室を作られたのは、Jamさんのお知り合いの方でした。
前回の下白滝駅前の畜産業の方や、この付近の数軒の民家の方のことも
Jamさんはご存知で、「顔の見える関係」が健在なイイところなんだな、と感じました。

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さて、お昼の支度にまた家へ戻られたJamさんからいただいたおにぎり(感涙)を
白滝駅でありがたく食していると、へんてこな顔(私見です)の列車がやってきました。
通称「白坊主」と呼ばれるキハ183-104が先頭車の特急オホーツク3号でした。
中間車を先頭車化改造した独特の顔を持つ100番台のキハ183系はこの1両しか
残ってないんだそうです。何だか分かんなかったけど撮っといてよかった(笑)。

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中止かと思った秋祭りの子供相撲が雨が上がって予定通り開催、とのことで
お昼からは急遽、白滝神社へ。Jamさんのお子さんも参加されてます。

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勝つとおこづかいが進呈される嬉しいルール(笑)もあるにせよ、
白滝で暮らす子供たちみんなが楽しみにしていたという子供相撲。
性別も歳の差も越えて生身でぶつかり合う、もはや希少な経験のできる場が
まだ生き生きと存在してる、とまたここでも白滝の良さを感じたのでした。

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子供相撲が終わって、GWのJamさんとのファーストコンタクトポイント(笑)でもある、
上白滝(かみしらたき)神社へも案内していただきました。
この鳥居のすぐ先が石北本線のレールで、この風景の中を列車は横断していくんです。

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上白滝神社の参道から。一見、荒涼とした風景にも見えるけど、
本来こうだったんだよなと思える「ひとの暮らし」が白滝には確かにある、と
このころには強く感じていました。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #3  下白滝駅と白滝発祥の地  〔北海道〕

10 22, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

2 Comments
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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目。
Jamさんとお会いして「リベンジ」を果たしただけでは飽き足らず
白滝のナビゲートまでお願いしてしまったド厚かましい僕に、
Jamさんがクルマでご案内くださったのは、下白滝(しもしらたき)駅。

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石北本線で「白滝」の名を持つ、俗に言う「白滝シリーズ」の最東端(遠軽寄り)駅。
車寄せの消失、屋根や窓類の変転はあるものの、ほぼ昭和4年開業当時のままの駅舎。

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Jamさんがあさっての方向に笑顔で手を振られてるので一瞬困惑したんですが、
駅前で畜産業を営まれている方が飼育されているウシたちに対してでした(笑)。

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道を挟んで反対側には朽ちた廃屋。
非日常的、という意味では類を見ない駅前風景でしたねぇ、いやはや。

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ホーム側を案内して下さってるJamさんを。
近年はアイドル写真のロケ地にもローカル駅の風景が選ばれたりしてますが
女性の姿は似合いますねやっぱ。

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草に埋もれた引込み線の車止め。

120916_27.jpg
一日4本しか列車が来ない(停車しない)駅なので
クルマで案内いただけるというのは本当にありがたいことです。
…え?邪道? 何のことですか僕は鉄道の話をしてるんですっ(しらばっくれた)。

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下白滝駅をあとに、次にご紹介くださったのは「白滝」発祥の地。
「村名」とあるのは、2005年に遠軽町と合併するまで白滝村だった所以だそう。

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100年前に紀州から入植された方々がアイヌ語地名のなかったこの地を
この滝にちなんで「白滝」と呼ぶようになったということだそうですが、残念ながら
大正時代の豪雨被害で滝と言うにはちょっと苦しい姿に変容してしまったんだとか。

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しかし、それを望む展望台から目を転じると、思わず息を呑む圧倒的スケールの光景が!
鉄道有名撮影地でもあり写真もよく目にしますが、ナマで見ると感動ですこれはホント。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #2  石北本線 白滝駅  〔北海道〕

10 20, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月16日、三連休北海道の旅2日目。
9:08、石北本線4620D列車で辿り着いたのは白滝(しらたき)駅。
(撮影した時間は駅の時計でお分かりのように別ですが)

120916_12.jpg
当駅どまりの4620Dが列車番号を4623Dに変えて遠軽へ戻って行きます。
わー、Jamさんのブログでよくお目にかかる写真と同じ光景。

120916_13.jpg
というワケで、そうなのです。そのJamさんにお会いするために白滝へお邪魔しました!
今回の北海道行は、GWに果たせなかった二つの事柄に決着をつける「リベンジ旅」。
その一つが、こんな顛末で失礼してしまったJamさんにキチンとお会いすることでした。

120916_14.jpg
…とかホザいてますが、実際はそんな僕の勝手な都合のために
お忙しいところ無理を言って時間を割いていただいた形なので(滝汗)、
息子さんと一緒にお出迎え下さったものの、家事などの都合で一旦帰宅されました。

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Jamさんが戻られるまで駅の周辺を散策することにします。
事前に、よければ自転車を、とまで言って下さってたんですが生憎の雨(泣)。
傘が煩わしいけど、いい感じの通りをテクテク歩きます。

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特に目を引かれたのはこの建物。Jamさんによると昔は旅館だったそうです。

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腰高な消火栓に、雪国を感じます。

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特急オホーツク1号が白滝駅に顔を出した頃、Jamさんも戻ってこられました。
日曜の朝、しかも雨なのにホントすいません(汗)。

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オホーツク1号の去り際を撮影されているJamさん。
デジタル一眼レフがサマになっててカッコイイっす!

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Jamさんに教えていただいた、駅舎の脇に咲くハマナス。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-16 #1  石北本線 遠軽駅  〔北海道〕

10 19, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月16日(日)、三連休北海道の旅。
2日目は遠軽(えんがる)駅から始まります。
が、僕の最近のデンシャ旅ではすっかり恒例の雨です…。

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遠軽駅の跨線橋から南西を。珍しい、平地におけるスイッチバック構造の駅。
GWに降りる時間のなかった駅をゆっくり訪問できるというのは嬉しいものです。

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反対の北東方面には、かつて名寄本線(なよろほんせん)が接続していました。
1989年(平成元年)5月に廃線となり、いまはもう乗ることは叶いません…。

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駅の裏手、ホームからもすぐのところで威容を誇る瞰望岩(がんぼういわ)。
アイヌ語の「インカルシペ」(見張りをする所)が「遠軽」に転じた象徴的な場所なので、
朝の散歩がてら登って遠軽の町を見下ろしてみたいと思ってたんですが…。

120916_5.jpg
てっぺんの崖っぷちは柵も何もない(!)そうなので、基本的にドンくさい僕は
雨で足を滑らせ転落、「北海道に死にに来たアホ」と言われかねないので諦めました。

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遠軽駅構内に残る転車台。名寄本線の名残りだそうです。

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味のある列車の案内板、ホームの上屋。旅情を誘われるイイ駅です。

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ではそろそろ出発。8:23発の石北本線上り4620D列車へ。

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何と、乗客は僕一人だけです。

120916_10.jpg
雨に煙る、単線の石北本線。
(つづく)

撮影日:2012年9月16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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写真記録 『日本の駅』

10 17, 2012 | その他

4 Comments
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デンシャはほとんどどうでもいいけど古い駅舎には目がない僕は
先日、こんな本を手に入れてしまいました。
写真記録『日本の駅』(日本図書センターP&S刊)。

今年、2012年は鉄道開通140周年の節目の年ですが、ちょうど100周年の、
1972年(昭和47年)10月14日に鉄道ジャーナル社によって出版されたのが
「鉄道100年記念写真集 日本の駅」で、それを2009年に復刻したものがコレ。
かなりの大型本で、お値段は何と税込みで25,200円
…さすがに無理なので古本で入手しました

121017_2.jpg
要するに1970年ごろの全国の国鉄駅舎写真が満載の、
駅舎マニア垂涎の一冊なワケです。巻頭はカラーで主要駅を。
右下は京都駅。今の駅舎になる90年代までこれだったので結構憶えてます。

121017_3.jpg
あとのすべてのページはモノクロで、写真のサイズも小さくなりますが、
今も健在だったり、無くなったりまったく変わり果てた駅の過去の姿に一喜一憂。
ただひとつ残念なのは、民間委託駅と無人駅は除外されていて全駅掲載ではない点。
それでも、高度経済成長の真っ只中の時期なのに、まだまだ味のある木造駅舎が
こんなにも残ってたのかと驚かされます。このころに旅してみたかった…(泣)。

121017_4.jpg
ところでつい先日記事にした、北海道・宗谷本線/石北本線の新旭川駅。
70年代当時の駅舎はこうだったんです!!

120915_39.jpg
2012年9月15日訪問時の新旭川駅。
車寄せから左半分が残酷にぶった切られてるのがお分かりいただけると思います。

いやーしかし僕にとっては時間を忘れて見入ってしまう最高の一冊です。
定価で買っても悔いはなかったかも(笑)。
それにつけても、やっぱ写真は偉大ですね。
僕のどうでもいいような写真でも、時が経てばきっと貴重な記録になると信じて、
これからもシャッターを切り続けようと強く思いました。


最後の写真の撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-15 #5 END 石北本線 旭川~遠軽  〔北海道〕

10 16, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月15日、三連休北海道の旅。
旭川四条駅から宗谷本線1366D列車で再び旭川へ戻り、
16:42の石北本線15D、特急オホーツク5号でこの日の最終目的地へ向かいます。

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「キュンと北海道フリーパス」で乗れる特急は自由席のみ。
オホーツク5号は札幌始発なので着席できるか心配でしたが、全然余裕でした。

120915_33.jpg
新旭川駅の先で宗谷本線と別れ、石北本線へ。
桜岡(さくらおか)駅でオホーツク6号と行き違い。

120915_34.jpg
束の間、雨が降ったりも。

120915_35.jpg
17:30到着の上川(かみかわ)の手前あたりで日も暮れてきました。
石北トンネルで北見峠を越え、白滝へ入った頃にはもう真っ暗。
9月の半ばでまだ夏の続きの感覚でしたが、ずいぶん日も短くなったと感じたものでした。

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18:43、遠軽(えんがる)駅に到着。
オホーツク5号はスイッチバックして網走へと向かいますが僕はここで下車。

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売店のある待合室があって、駅員さんも数名控えるホッとできる駅でした。

120915_38.jpg
遠軽駅。今宵は遠軽で一泊。
この日はぶっちゃけ遠軽への移動のための一日だったようなものでしたが、
翌日から今回の主題、GWのリベンジ旅が始まります。
(つづく)

撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-15 #4  宗谷本線 旭川四条駅  〔北海道〕

10 15, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月15日、三連休北海道の旅。
新旭川駅から15:49の石北本線4544Dで一駅戻って15:52、
旭川四条(あさひかわよじょう)駅。

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寄れる時間があるので寄ってみただけの高架駅でしたが、
大阪(JR環状線とか)に戻ってしまったような、北海道感のなさがちょっと面白かったです。

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高架の下に待合室があるだけの無人駅。

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くたびれた感のある長くて狭いホームにはオマケみたいな短い上屋のみ。

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さっき降りた石北本線の列車が旭川で折り返して上川へ去って行きます。
新旭川の先で分岐するのでこの路線自体は宗谷本線、
この旭川四条駅は宗谷本線で唯一の高架駅なんだとか。
架線は旭川運転所へ回送する電車のためのものだそう。

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駅前の鉄道専門店「ぽっぽや」さんにお邪魔してみました。
僕自身はグッズ関係の収集とかは全然してないので
暇を持て余した冷やかしだったんですが(汗)、
すごく感じのいいお店で、写真撮影まで快諾して下さいました。
ひとつひとつ見て行くと面白そうだし、次回はゆっくり訪問したいです。
(つづく)

撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-15 #3  宗谷/石北本線 新旭川駅  〔北海道〕

10 13, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月15日、三連休北海道の旅。
遅い昼食(ラーメン)をとりながら時刻表とにらめっこした末に、
次に乗る予定の特急を待つ時間で2駅ほど寄り道が可能だと気付き、
旭川駅15:14発のJR宗谷本線(そうやほんせん)1365D列車で出発。

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向かった先は新旭川(しんあさひかわ)駅。15:22着。
旭川からたった2駅、石北本線(せきほくほんせん)の起点駅でもあります。

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建物財産標は見当たらず竣工日は不明ですが、駅の開業は大正11年だそう。
堂々とした相当古そうな駅舎はしかも何と!往時の半分ほどの規模なんだとか。
(写真左奥が取り壊された残り半分の駅舎部分があった空間)

120915_22.jpg
旭川寄りのこの袴腰(はかまごし)屋根は本来の意匠なんでしょうね。
反対側はぞんざいな処理の切妻(きりづま)だったのですごい違和感があったんですが、
まさか駅舎が分断された結果だったとは…。

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駅前風景。

120915_24.jpg
GWは乗り尽くしが至上命題でしたが、そんな強迫観念に縛られることもなく、
なおかつ路線の雰囲気も既知の上で駅舎訪問が楽しめる再訪の旅はやっぱ楽しいですね。
(つづく)

撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-15 #2  南千歳~(札幌)~旭川  〔北海道〕

10 12, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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2012年9月15日、三連休北海道。
この旅最初のデンシャは、JR新千歳空港駅12:04発の快速エアポート121号小樽行き。

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いきなり隣の南千歳(みなみちとせ)駅に降りちゃいました。
20年前までは「千歳空港駅」としてここが空港への連絡駅だったそうで、
この名残りの途切れた連絡通路とか、ちょっとゆっくり見てみたかったんです。

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札幌発の石勝線(せきしょうせん)特急「スーパーおおぞら」5号が南千歳駅を発ちます。

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石勝線の起点を示す、南千歳駅ホームの0キロ標。

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これから僕が乗るのは函館本線へ入る特急「スーパーカムイ19号」。
(千歳線内はエアポート123号として運用)

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千歳線を30分ほど北上して札幌。GWからそんなに経ってないのに懐かしい。
行程の都合で今回は立ち寄れないのが残念です…。

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札幌駅でスイッチバックして函館本線へ。
実りの季節を迎えて、GWとは車窓風景の印象もかなり違って見えました。

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14:20、スーパーカムイ19号(左)の終点・旭川に到着。

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旭川駅。ここから次に乗る路線の列車への接続が悪い。どうしようか。
とりあえず駅の外に出てみました。

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駅のコンコースでは「駅マルシェ」、駅前の通りははるか先まで
「食べマルシェ」っていう食のイベントが開催されててすごい賑わいでした。
(つづく)

撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-09-15 #1  三連休にまさかの北海道  〔大阪府~北海道〕

10 11, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

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朝の京阪電車の車窓から望む大阪城。生きて再び目にする日は来るだろうか…。

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2012年9月15日(土)、関西空港。
冒頭の意味不明な感傷は、そう、超ニガテなヒコーキに乗らねばならないからです…。

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フライト先は新千歳空港。
何を血迷ったか、15~17日のたった三日間、三連休の旅先が北海道なのです。
山陰本線の鈍行列車で2日かけて九州入りするような僕にはありえない展開。

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しかも搭乗予定のANA1741便の関空到着が10分ほど遅れました。
何か幸先悪い…。あ、いや、いいですよ、ゆっくり念入りに点検&準備して下さいっ!

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指定も希望もしてないのに窓側の座席(泣)。
と最初は思ってたんですが、上空からの眺めってやっぱ面白いな!
さらに、隣の席のすごい感じのいい女性の方が話し相手になって下さったので
怖さもまぎれ、案に相違して楽しい空の旅になりました。

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どよーんとした天気ですが、ともあれ北海道に無事到着!

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人生二度目、GW以来4ヶ月ぶりの北海道。
地上に降り立っている喜びも手伝って、ここにきてようやく旅のワクワク感が。

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北海道デスティネーションキャンペーン期間中の9月30日まで発売していた、
17,000円で特急(自由席)も含め3日間乗り放題の「キュンと北海道フリーパス」を
みどりの窓口で購入。GWに果たせなかった北海道の旅の続きを始めます!

僕: えーっと、キュ…「キュンと北海道フリーパス」っていうの、下さい。
窓口氏: 「キュンと北海道」ですか?「キュンとみなみ北海道」ってのもありますけど。
僕: あ、いや、「キュンと北海道」で。
窓口氏: 「キュンと北海道」ですね。ではしばらくお待ち下さい。
     (発券ののち)はい、ではこちら「キュンと北海道フリーパス」になります。

次の機会にはぜひ、口にして恥ずかしくないネーミングをお願いしますJR北海道サマ。
(つづく)

撮影日:2012年9月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-08-12~08-16   2012お盆の旅 index

10 10, 2012 | その他

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2012年8月12日(日)

12-08-12 #1  山陰本線【1】 京都~福知山  〔京都府〕
12-08-12 #2  山陰本線【2】 福知山~豊岡  〔京都府~兵庫県〕
12-08-12 #3  山陰本線【3】 豊岡~浜坂~鳥取 〔兵庫県~鳥取県〕
12-08-12 #4  山陰本線【4】  鳥取~米子  〔鳥取県〕
12-08-12 #5  山陰本線【5】 米子~出雲市~大田市 〔鳥取県~島根県〕
12-08-12 #6  山陰本線【6】  大田市~浜田   〔島根県〕
12-08-12 #7 END  山陰本線【7】  浜田~益田  〔島根県〕

2012年8月13日(月)

12-08-13 #1  山陰本線【8】 益田~長門市 〔島根県~山口県〕
12-08-13 #2  山陰本線【END】 長門市~幡生 〔山口県〕
12-08-13 #3  山陰本線終点・幡生駅  〔山口県〕
12-08-13 #4  下関~門司~小倉 九州到達 〔山口県~福岡県〕
12-08-13 #5  鹿児島本線から長崎本線へ 〔福岡県~佐賀県〕
12-08-13 #6  長崎本線 肥前七浦駅  〔佐賀県〕
12-08-13 #7 END  佐世保線で佐世保へ 〔佐賀県~長崎県〕

2012年8月14日(火)

12-08-14 #1  MR 松浦鉄道  〔長崎県〕
12-08-14 #2  松浦鉄道 たびら平戸口駅  〔長崎県〕
12-08-14 #3  松浦鉄道 伊万里へ 〔長崎県~佐賀県〕
12-08-14 #4  松浦鉄道 蔵宿駅  〔佐賀県〕
12-08-14 #5  有田へ 松浦鉄道完乗  〔佐賀県〕
12-08-14 #6  JR佐世保線 上有田駅と永尾駅 〔佐賀県〕
12-08-14 #7  JR筑肥線 肥前長野駅 〔佐賀県〕
12-08-14 #8  JR筑肥線 駒鳴駅と西相知駅 〔佐賀県〕
12-08-14 #9  JR唐津線 厳木駅  〔佐賀県〕
12-08-14 #10 END  大村線 千綿駅と南風崎駅、そして 〔長崎県〕

2012年8月15日(水)

12-08-15 #1  JR佐世保線/大村線 早岐駅 〔長崎県〕
12-08-15 #2  西日本鉄道 天神大牟田線 〔福岡県〕
12-08-15 #3  西日本鉄道 甘木線 〔福岡県〕
12-08-15 #4  西鉄 天神大牟田線完乗 〔福岡県〕
12-08-15 #5  西日本鉄道 貝塚線  〔福岡県〕
12-08-15 #6  "点と線" 西鉄香椎駅  〔福岡県〕
12-08-15 #7 END  福岡市地下鉄と旅の終わり  〔福岡県〕


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12-08-15 #7 END  福岡市地下鉄と旅の終わり  〔福岡県〕

10 09, 2012 | デンシャ旅 -九州(私鉄・三セク)

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2012年8月15日、お盆の旅も今回でようやく終わりです。
西鉄の乗り尽くしも終え、九州の鉄道で乗ってないのは
福岡市地下鉄(福岡市交通局)だけとなりました。
貝塚線への乗り継ぎの際に買っておいた一日乗車券(600円)もあるので
景色の見えない地下鉄は全然好きじゃないんですが乗り尽くしにチャレンジ。

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つっても3路線しかなく、西鉄貝塚線との連絡で箱崎線はもう往復したし、
以前、JR筑肥線への乗り継ぎで天神から姪浜(めいのはま)を乗車済みの空港線は
この福岡空港駅まで乗ればあっという間に完乗。

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残るは七隈線(ななくません)、2005年開業の新しい路線だそうです。
他の2路線とは繋がってなくて、乗り換え(天神←→天神南)は初めての僕には
位置関係とか歩く距離の長さとかちょっと苦労しました。

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七隈線の西端、橋本(はしもと)駅到着で全線完乗。九州の鉄道もこれで完乗。
途中の風景も見えない地下鉄で辿り着いても土地勘のない人間には
どこだか見当つかない場所でしたが、地図で確認すると姪浜の数キロ南の町でした。

120815_47.jpg
七隈線を折り返して再び空港線の天神駅。賑わってます。

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宿をとった博多でこの日の旅は終了。
昨年リニューアルしたJR駅ビル(JR博多シティ)。

これで九州の鉄道はすべて乗り尽くした、と達成感とちょっぴり感傷に浸ってたんですが、
平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線、ってのもまだ乗ってないし、
5年前に完乗したと思い込んでた西鉄の大宰府線は最後のひと駅区間を乗り残してる!
ということに帰ってから気付いた巨バカはこの僕です…。


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翌16日。博多から6:00ちょうど発のJR鹿児島本線の列車に乗車。
あとは青春18きっぷで鈍行をひたすら乗り継いで京都への帰途につくだけの旅。

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新幹線なら3時間もかからず帰り着いちゃうんですけどね(苦笑)。

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山陽本線の車内から。帰るだけの日に限って無駄に快晴(苦笑)。

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19:14、京都に帰着。
グダグダ続いたお盆の旅行記も、これにて終了です。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
(おわり)

撮影日:2012年8月15日、16日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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12-08-15 #6  "点と線" 西鉄香椎駅  〔福岡県〕

10 06, 2012 | 西日本鉄道

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2012年8月15日、お盆の旅4日目の西日本鉄道。
貝塚線(旧 宮地岳線)の途中に、西鉄香椎(にしてつかしい)という駅があります。

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松本清張の代表作『点と線』に、鍵となる舞台のひとつとして登場する駅です。
『点と線』はトラベルミステリーとか時刻表トリックの走りみたいな、
昭和32年(1957年)発表当時としては画期的な推理小説でした。

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しかし。やっぱり半世紀も経っちゃうと、作中のとある人物が「ずいぶん寂しい所ね」と
のたまったような雰囲気は微塵も感じられなくなってます(笑)。

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作品が描かれた時代の西鉄香椎駅。
2006年に現在の高架駅になるまでこの駅舎は残っていたんだそうです…。

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そして同じく作中で舞台となっている、JR(当時は国鉄)鹿児島本線の香椎駅。
やはり「博多につく三つ手前に香椎という小さな駅がある」と書かれた面影は何処へ(笑)。

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かつての国鉄香椎駅。イイ駅舎だなぁ。

ちなみに『点と線』は昭和33年に映画化もされており、
以前CS放送で観た僕は、当時の西鉄&国鉄香椎駅がカラーで記録されてる!
と興奮したものでしたが、調べてみると何と!どちらも現地ロケではなく、
西鉄香椎駅は西武新宿線の東伏見駅を、国鉄香椎駅は総武本線/成田線の佐倉駅を
それぞれ手を加えて演出したものだったらしいです。おーい…。
まぁ化けさせられたそれらの駅舎も今となっては見ることの出来ない貴重な存在ですけども。

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西鉄香椎駅の高架ホームを出て行く、たった一編成しか残ってない西鉄315形電車。
(つづく)

撮影日:2012年8月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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12-08-15 #5  西日本鉄道 貝塚線  〔福岡県〕

10 05, 2012 | 西日本鉄道

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2012年8月15日、お盆の旅4日目の西日本鉄道。
全線乗り尽くしの最後の一路線は、貝塚線(かいづかせん)。
ここだけ地下鉄で乗り継がないといけないような孤立した路線なんですが、
かつて連絡していた福岡市内線(路面電車)がなくなった結果だったんですね。

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隔絶されてレトロな車両と共に取り残されたような第一印象でしたが…。

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沿線は結構ひらけてるし、JR鹿児島本線や香椎線(かしいせん)と平行/連絡してて
寂しいローカル線ムードのようなものは感じませんでした。

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起点の貝塚駅から11.0kmで終点の西鉄新宮(にしてつしんぐう)駅。

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寂しさを感じるとしたら、この終着駅ですね…。

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というのも、かつてはさらに10km先まで線路が伸びていたのが、
わずか5年前(2007年)に廃止されてしまったがゆえの終点だからです。
宮地岳線(みやじだけせん)と当時呼ばれていたこの路線は、
以来、改称されて貝塚線となったのでした。
(つづく)

撮影日:2012年8月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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12-08-15 #4  西鉄 天神大牟田線完乗 〔福岡県〕

10 03, 2012 | 西日本鉄道

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2012年8月15日、お盆の旅4日目の西日本鉄道。
宮の陣駅から再び天神大牟田線へ。
今度の列車は新型車両のようです。

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何だこの光景(笑)。
宮の陣にある西鉄の研修センターの教習のようです。
みんな博多弁というかこっちの言葉なのが当たり前といえば当たり前だけど面白かった。

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筑紫(ちくし)駅では「試運転」の表示の真っ黄色の車両を見かけました。
救援車(災害・事故時の資機材運搬・作業拠点として使用する車両)だそうです。

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西鉄二日市駅。
ここから分岐する大宰府線(だざいふせん)は5年前に乗ったことがあるので今回はパス。

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福岡(天神)駅に到着。
大牟田から74.8km、これでめでたく天神大牟田線も完乗です。

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駅ビルの中の2階にホームがあるので、外から見ても知らないと駅だと分かりにくいです。
商業施設が建ち並んでて、JRの博多駅より周囲は繁華な感じ。

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まだあと一路線残ってて、しかもナゼか場所が離れてます。
これから地下鉄でそこへ向かいます。
(つづく)

撮影日:2012年8月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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12-08-15 #3  西日本鉄道 甘木線 〔福岡県〕

10 02, 2012 | 西日本鉄道

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2012年8月15日、お盆の旅4日目は西日本鉄道訪問。
天神大牟田線の支線のような形で宮の陣(みやのじん)駅から分岐する、
甘木線(あまぎせん)へ。

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僕の甘木線の記憶は、うっかり車内で出会ってしまった、
この見るからにやんちゃな兄弟に占められてしまいました(苦笑)。
調子に乗ってるのはアニキの方で、弟クンの目が据わってるのは
初めて耳にする僕の関西弁が気に食わないかららしい(笑)。

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カメラに興味津々なので試しに持たせてみたら、二人とも狂喜乱舞して
無邪気に奪い合って無駄シャッターを切りまくりやがったが(笑)、コレは奇跡の一枚!
傾いてるけど路線の雰囲気を的確に捉えた風景をバッチリ切り取ってくれてます。

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おばあちゃん家に行くという二人と別れて間もなく、列車は終点の甘木駅に到着。
西日本鉄道の現役駅舎としては最古のものだそう。

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家の裏庭にデンシャが停まってるかのような小ぢんまりした風情の終着駅。

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車止めも花壇になってるし(笑)。
すごく愛想のイイ駅長さんのおられるアットホームな癒やされる駅でした。

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駅前風景はこんな感じ。

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3年前に訪問した甘木鉄道の甘木駅はすぐ近くなので再訪してみました。
ちょっと歩くだけで汗だくになるほど暑かったけど、駅舎も健在で嬉しい。

120815_24.jpg
盲腸線なので再び折り返しますが、帰りは静かに車窓を楽しめました(笑)。
(つづく)

撮影日:2012年8月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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12-08-15 #2 西日本鉄道 天神大牟田線 〔福岡県〕

10 01, 2012 | 西日本鉄道

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2012年8月15日、お盆の旅4日目。
この日の主題は九州の大手私鉄、「にしてつ」こと西日本鉄道の乗り尽くし。
まずは本線のような位置づけの、天神大牟田線(てんじんおおむたせん)から。

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西鉄福岡(天神)駅を起点に大牟田駅までの74.8kmを結ぶ西鉄の主力路線。
大牟田から、京阪や阪急と同じく特急料金不要の特急列車でスタート。

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前日とはうって変わって好天に恵まれました。

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柳川(やながわ)駅。風情ある水郷の城下町で、時間があれば寄りたかったんですが…。

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乗り換えの都合で花畑(はなばたけ)駅で一旦降ります。

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花畑駅停車中の急行列車。
新型車両らしく、用があってちょっとだけ利用した5年前は見なかった車両です。

120815_14.jpg
新幹線の駅みたいに立派な花畑駅。
(つづく)

撮影日:2012年8月15日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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