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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2012 デンシャ旅総集編 7~12月

12 31, 2012 | 総集編

10 Comments
今年最後のエントリーです。1年間ホントにありがとうございました。
2012年デンシャ旅回顧、後編。

7月

120714.jpg
14日からの三連休、東日本を縦横に旅してみました。
まずは東京から長野(北陸)新幹線で長野へ、信越本線を経由して3セクの北越急行
そして写真の磐越西線。SLは乗ってませんけども。
(以下、色付き文字は初乗車や乗り残しを完乗した路線)

120716a.jpg
翌15日は奥羽本線を秋田で男鹿線に寄り道しながら北上、青森へ。

120716b.jpg
16日、津軽線を三厩(みんまや)まで往復したあと再び奥羽本線を折り返し、
羽越本線を一気に乗り通し、上越新幹線でスタート地点の東京へ、という旅でした。
(京都からは往復 夜行バス・泣)
この旅も例の如く、ブログ記事にし損ねてます…。

8月

120814_2.jpg
お盆休みを利用して4泊5日の18きっぷ旅へ。
12・13日を鈍行で山陰本線をたっぷり堪能しながら九州入り、
14日に3セクの松浦鉄道を訪問したあと、地元のLMさんとKさんに
素晴らしい駅舎の数々や絶景をクルマで案内していただけました。

120815_36.jpg
15日は九州の大手私鉄、西日本鉄道全線福岡市地下鉄を乗り回り、
2本のレールを走る九州の鉄道はこれですべて乗り尽くしとなりました。
16日は山陽本線、赤穂線を経由して京都へ帰着。

9月

120916_21.jpg
15日からの三連休を利用して、まさかの北海道再訪。
GWの旅ですごく心残りだった2つの問題を無理くり解決するためでした。
その一つが、GWは無情に素通りしてしまった白滝のJamさんにお目通りを願うこと。
…でしたが、秘境駅など一日ご案内いただいて逆に余計なご迷惑をおかけすることに(滝汗)。

120917_17.jpg
そしてもう一つが、GWに乗り損ねた石勝線夕張支線の訪問。
これは無事果たせてJR北海道全線完乗が成ったばかりか、
GWの旅でお会いした旅の方との奇跡の再会があったりと嬉しいボーナスのオマケつき。
いずれにせよ、北海道は今年の僕の旅にとってエポックメイキングな印象を残しました。

10月

121224a.jpg
9月の強行軍の旅がたたって懐具合が悪化(当たり前だ)、今月の旅を断念。
そんな個人的な事情を除けば、5年にわたる復元工事が完成した東京駅丸の内駅舎が
全面開業を果たした、古い駅舎好きにとっても記念すべき月でしたね。
(写真は12月訪問時のものです)

11月

1211_4.jpg
23日からの三連休で東北被災地の路線のいまを巡る旅へ。
これは最終日25日分のブログ記事化を残したままですが、
いまだ完全復旧への道のりは遠いことをまざまざと痛感させられた旅でした。

12月

121223a.jpg
22日からのクリスマス連休に本年最後の旅を敢行。いわば「乗りクリ」(爆)。
年が明けてから記事化する予定なので詳細は控えますが、
基本は首都圏の私鉄めぐりで、ついでに冬季しかデンシャで行けないガーラ湯沢へも。

121224b.jpg
個人的には見た目が一番好きな「赤い電車」、京急との初コンタクトも。

121223b.jpg
初めてのクリスマスを迎え、特別イルミの東京スカイツリーも見てきましたよぉ。

という感じで駆け足で振り返ってまいりましたが、
今年も北から南まで縦横無尽に楽しく無事に旅ができたこと、
そして旅先や拙ブログでお世話になった方への感謝でいっぱいの一年でした。
改めて、ありがとうございました。どうか良いお年を!


カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
          SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE(最後の写真のみ)

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2012 デンシャ旅総集編 1~6月

12 30, 2012 | 総集編

10 Comments

年末の慌しさに紛れてすっかりご無沙汰してしまい、
気付けば今年も今日と明日でおしまいじゃないですか!
結局、11月の東北旅の記事も年内に終えられませんでしたが、
せめて最後は今年一年のデンシャ旅を振り返っておこうと思います。

1月

120102.jpg
2日、今年最初に乗ったデンシャは京阪8000系のトップナンバー車。
下鴨神社への初詣の際にたまたま乗ったらコレだったってだけですけど。

1月はのっけから結構あっちこっち出かけました。
4日にはJR桜井線の駅めぐり、その3日後の7日には東海道線から御殿場線へ、
そして初訪問の相模線と、東への旅に出てます。
(以下、色付き文字は初乗車&完乗した路線)

120109_13.jpg
8日、青梅線、五日市線、横浜線、横須賀線と関東の未乗JR線に相次いで乗車、
その夕方と翌9日には伊豆箱根鉄道の大雄山線、駿豆線もそれぞれ訪問しています。
あ、9日午前中は伊豆急行線の往復乗車も果たしたんでした。

2月

120211.jpg
2月もまた関東遠征。
11日はpepeさんにご同行いただいて、南武線、武蔵野線、川越線、と
首都圏の外環状線的なJR路線を乗り回りました。ブログ記事にし損ねてますけど…。

120211_29.jpg
同時に鶴見線の全駅訪問も達成。この様子は何とかブログにアップできました。
翌12日は埼京線、成田線の我孫子支線、空港支線
それに以前乗り残していた京葉線の支線などちまちまと乗車。
いずれもブログ未掲載ですが…。

120226.jpg
これは旅ではありませんが、3月のダイヤ改正で定期運用の終焉を迎えた
寝台特急「日本海」を29日、京都駅で撮影したこともありました。

3月

120319.jpg
3月に入って、春の18きっぷで久々に西へ。18日は山陽本線、岩徳線を再訪、
翌19日、水害で長らく不通となっていた美祢線(みねせん)へ。
古い駅舎も多いので一日たっぷり訪問、ついでに、乗り残していた山陰本線の仙崎支線へも。

120320a.jpg
20日、京都へ帰る途中に広島の新交通システム、アストラムラインに寄り道。

120320b.jpg
同じく広島のスカイレールへも。
結構面白い旅だったんですが、まるっとブログ未掲載…。

4月/5月

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4月は再び東へ。関東以西はもうほとんど乗り尽くしたからなんです(苦笑)。
7日、総武本線の支線にちょこっと乗ってから中央本線で大月へ、
1月にアクシデントで乗り損ねた富士急行の大月線、河口湖線を訪問。
夕方には八高線にも足を伸ばしてみました。

120408a.jpg
翌8日は両毛線、水戸線を今回は駅めぐりで再訪。
そのあと、関東鉄道の常総線、竜ヶ崎線を初訪問。
成田線も本線を乗り通し、これで晴れて関東地方のJR線も全線制覇となりました。

120408b.jpg
成田線を乗り通したあと、銚子電鉄へ5年ぶりの再訪。
5年前はすぐ折り返して訪問できなかった名駅舎、
外川駅にも降り立つことができて、いい旅の締めくくりになりました。

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この4月の関東遠征もブログ未掲載…。
いつか関東の路線特集みたいな感じでまとめて記事にしたいと思ってます。

120429_1.jpg
そして29日、この世でゴキブリとヒコーキぐらい怖いものはないと思ってる僕が
何と関空から空の旅へ。ほぼ手付かずの未踏の地、北海道のデンシャ旅を敢行するためです。

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29日~5月の6日までたっぷり1週間、北海道を満喫。
アクシデントで乗れなかった石勝線・夕張支線以外はすべて訪問が叶いました。

120501_3.jpg
この模様はブログでもたっぷりお伝えしましたが、
やっぱり本州、それも京都なんかでは絶対見ることのできない風景の中を旅するのは
カルチャーショックにも似た貴重な、忘れられない経験でした。

6月

北海道旅を含め前月の激しい出費が響き、旅を自粛…。

(後半につづく)

カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #6 END 三陸鉄道の旅の終わり 〔岩手県〕

12 19, 2012 | 三陸鉄道

8 Comments
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2012年11月24日、東北被災路線を巡る旅2日目最終回。
15:05、小本駅から三陸鉄道・北リアス線の旅を再開、
終点の宮古(みやこ)を目指します。

121124_56.jpg
乗車したのは最初の写真の列車ですが、隣のホームには「てをつな号」が留置されてました。

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小本~宮古間もささやかながら応援のため切符を購入。

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やがて列車は田老(たろう)へ。
万里の長城とも呼ばれた長大な防潮堤に護られていたはずの町でしたが…。

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田老の駅舎(観光センター)。自転車置き場の屋根組みに痛々しさを感じます。

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もう何度も載せてますが、本当に海沿いはどこもこの光景なんですよ…。
京都だってそうですが、震災瓦礫の受け入れをオニのように拒絶する人たちにも
一度でいいから実際に見てみてそれから是か非か考えてもらえたら、とか思います…。

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そろそろ北リアス線の旅も終わりが近付いてきました。

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15:38、終点の宮古駅に到着。
三陸鉄道は、いまだ不通の南リアス線とともに2014年4月の全線運転再開を目指しています。

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三陸鉄道宮古駅の改札脇に、可愛い木彫りのネコ。

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2年前の登場以来、震災の時もぶら下がったまま「落ちなかった」ことから
6月に祠まで建ててもらってゲンかつぎの受験生に大人気だそうです。

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何かもうちょっと売り上げに協力したいと思い、震災前の北リアス線運転席展望DVDを
売店で購入して宮古駅をあとにしました。

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隣接する、JR山田線・宮古駅。

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そろそろ日も暮れつつあるので、今晩の宿のある盛岡へ向け
15:52発のJR山田線の列車へ。

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閉伊川(へいがわ)にずっと寄り添いながら走る良さそうな路線でしたが、
途中で暗くなるわ、宮古から酒の入った団体客みたいので満員だわで、
今回の旅屈指の残念な乗車体験となりました(泣)。

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18:00ちょうど、盛岡駅に到着。
どうせなら宮古など沿岸部で宿をとりたかったんですが空きを見つけることができず、
この日も東北新幹線駅前ホテルに投宿となりました。
(3日目、最終日の旅につづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #5  三陸鉄道 連絡バスで小本へ 〔岩手県〕

12 18, 2012 | 三陸鉄道

2 Comments
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2012年11月24日、東北被災路線を巡る旅2日目。
久慈から乗車した三陸鉄道・北リアス線、
不通区間の田野畑(たのはた)~小本(おもと)間は連絡するバスに乗り換えます。
三陸鉄道としては代行扱いではないため、乗車券やJR企画切符では乗車できず、
別途片道運賃380円が必要とHPでもアナウンスされています。

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バスに乗り田野畑駅前を発ってすぐ、制御室を三陸鉄道の車両に模した水門の脇を通ります。
まるごと津波に呑まれ、水門は使用できない状態だそうです。

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仙石線や石巻線の代行バスと違い、まったく路線に沿わずに大幅に内陸部を迂回。

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バスはメチャ混みで席にあぶれ、運転手さんの脇にずっと立ったり座ったりするハメに(泣)。
でも愛想のイイ親切な運転手さんで、先の水門の話などポイント毎に解説して下さいます。
この伐採された山の斜面にしか見えない場所は、仮設住宅の造成地なんだそうです…。

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30分ほどで小本駅前に到着。
観光センター併設、というかその一角に窓口があるような小本駅。

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お世話になったバスの運転手さん(左)と同僚の方。
僕の方が「記念に」ってお願いして撮らせていただいたのに「ありがとう」って
ホントにめちゃめちゃイイ人でした。

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小本から先の列車の発車は1時間後なので、海辺まで歩いてみることに。
河口の小本川水門は、昭和35年のチリ地震津波を契機に建設が計画されたものだそう。

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水門の先へ進みさらに海へ近付くと、やはり津波の痕跡が…。

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なぎ倒された道路灯に目を奪われて最初は気が付きませんでしたが、
一部残る残骸から、アスファルトが根こそぎ剥がされているのがうかがえます。

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ここでも重機で瓦礫処理が続けられている光景を目にしました。

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小本駅へ戻り、築堤上にあるホームへの連絡通路の壁に
震災以降の小本を活写した写真パネルがあるのに気付きました。

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その中の、津波が正に押し寄せてきた瞬間の写真に息を呑みました。
先ほどこの目で見てきた水門より遥か高い位置にしぶきを上げて襲い来る津波!

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津波を想定して建設されたはずの水門を越え小本の集落へ逆流してくる水の塊。
今回の旅で海沿いにいる時は薄々感じていたのですが、
これはホントに簡単に逃げられるもんじゃないな、と改めて強く思い知らされました。
(つづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #4  三陸鉄道 北リアス線  〔岩手県〕

12 17, 2012 | 三陸鉄道

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2012年11月24日、東北被災路線を巡る旅2日目。
JR八戸線で辿り着いた久慈(くじ)から、三陸鉄道へ。
1984年に日本初の第3セクター鉄道として開業、
北リアス線と南リアス線の二つの路線を擁し、どちらも震災で全線不通となりましたが
これから乗るのは一部の区間を残し着々と復旧を果たしつつある北リアス線です。

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12:30、久慈駅から乗ったのはレトロ調の車両。
2両編成で、1両はヘッドマークにある旅行会社ツアーの団体さん専用でした。

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三陸鉄道は今回利用しているJR東日本「スリーデーパス」で乗ることも可能なのですが、
元々厳しい3セク鉄道の復興を少しでも応援したくて切符を買いました。

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団体さん用としての運用が多い列車らしく、豪華な車内。
リゾートうみねこ号から乗り継いだ乗客も多く、地元の学生さんたちが
デッキにあぶれていたのはちょっと可哀そうでした。

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僕も席にあぶれるところでしたが、地元の方に相席させていただきました。
久慈の病院からの帰りだそうで、震災で被災もされたそうですが
存外に明るいのがとても印象的でした。

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さて、列車は今年4月1日に復旧・運転再開を果たした陸中野田(りくちゅうのだ)
~田野畑(たのはた)間へと差し掛かります。

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破壊された防波堤に、津波の威力をまざまざと思い知らされます。

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いまだ山と積まれた瓦礫。

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僕がこうして傍観者として通り過ぎる間も、随所で重機が動き続けていました。

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きっと震災前と変わらぬ美しい海を望める絶景ポイントでは
列車の徐行・一時停止がありましたが、先ほどの光景の衝撃が大きく、
何だか素直に感嘆できる気分になれませんでした…。

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海側の席に相席させていただいた、知人をお見舞いに九州から来られたという方。
関西以上に東北から遠く離れた地より初めて実際目にされた現状に、
やはりかなりショックを受けておられました。

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13:20、田野畑に到着。あのトンネルの先は小本(おもと)まで現在不通です。
これからその小本まで連絡するバスに乗り換えます。
(つづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #3 八戸線 リゾートうみねこで久慈へ 〔青森県~岩手県〕

12 16, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2012年11月24日、東北被災路線を巡る旅2日目。
JR八戸線、陸奥湊(むつみなと)駅からは「リゾートうみねこ」に乗車。
昨年4月29日の東北新幹線全線復旧に併せて運行を開始したジョイフルトレインです。

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大きな窓と、その窓の方へ45度回転する一人掛けシートも装備。
観光列車を好まない僕としてはこんな贅沢な列車は避けたかったんですけど、
鮫駅から先の昼間のダイヤは2時間に1本と列車を選べる状況じゃないのです…。

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国指定天然記念物のウミネコ繁殖地・蕪島(かぶじま)と、そこに鎮座する蕪島神社。
種差海岸(たねさしかいがん)駅まではアテンダントさんが乗車していて、
沿線の名所や撮影ポイントの案内があります。

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やがて列車は岩手県へと入り、津波の被害が最もひどかった区間へ。

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宿戸(しゅくのへ)~陸中八木(りくちゅうやぎ)間。
車掌さんのアナウンスで「美しい砂浜だった」という浜は津波で侵食されたためか、
新しい砂や砂利を搬入・展開している模様です。

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八戸線はほとんどの区間、リアス式海岸の海岸段丘の上を通っているんですが、
この辺りだけは海岸線に下りてきてしまっているため津波の被害をモロに受けた形です。

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瓦礫が未だ積まれている脇をジョイフルトレインの座席にふんぞり返って通り過ぎるのは
やっぱりちょっと後ろめたい、やるせない気持ちになります…。

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崩れた防波堤が残る港と、ウミネコ。

121124_27.jpg
陸中八木駅。
このような立地条件のため津波の被害を受けましたが見事に復活を遂げています。
写真の方をはじめ数名の降車があり、やはり地元の方にとって無くてはならない存在です。

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有家(うげ)駅で。
沿線のいたるところで避難場所の表示板や防災無線塔&拡声スピーカーを目にしました。

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陸中中野(りくちゅうなかの)駅を過ぎると海から離れ、峠越えに入ります。

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12:04、終点の久慈(くじ)駅に到着。
八戸線の旅を終え、ここからは三陸鉄道へ。
(つづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #2  JR八戸線  〔青森県〕

12 14, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

2 Comments
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2012年11月24日、東北被災路線を巡る旅2日目。
八戸からは青森県の八戸と岩手県の久慈(くじ)を結ぶJR八戸線(はちのへせん)。
仙台から仙石線で始めた旅なので流れとしては北上していく旅にしたかったんですが、
そうすると八戸線にしわ寄せがきて暗闇の中を乗るのはイヤなので、
えいやっ、と東北新幹線の始発便で青森まで一足飛びにやってきたというワケです。

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それはともかく、八戸線も震災で被災し、全線で不通となっていた路線でした。
しかし今年3月17日、ほぼ1年で見事に完全復活を遂げたんです!
車内には上記のような案内も掲示され、万が一の津波対策も反映済みです。

121124_10.jpg
八戸9:06発の1431D列車に乗車。車内は随分と賑わってますが、
二駅先の本八戸(ほんはちのへ)が八戸市の中心ということもあるようです。

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東北本線と分岐、馬渕川(まべちがわ)を渡ると高架に。
震災以前から高架でしたがこのあたりは被害はほとんどなく、
震災後、八戸線で最も早く(一週間後)運転が再開された区間だそうです。

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本八戸駅付近。市の中心部というだけあって新幹線駅のある八戸駅周辺より「街」です。
ここで乗客の半数以上が下車していかれました。

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!?

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1431D列車の終点、鮫(さめ)駅なのでした(笑)。

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鮫の駅舎と先ほどの鮫オブジェ。
港のそばの駅ですが、特にサメがよく捕れるとか名産とかいうワケでもないみたいです。
八戸線には他にも「大蛇(おおじゃ)」なんて駅もあります。

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二駅戻って、陸奥湊(むつみなと)。
八戸~鮫は別名「うみねこレール八戸市内線」と呼ばれる比較的運転本数の多い区間。
鮫から先の列車の時間までスリーデーパスを活用してひと駅でも多く寄り道訪問です。

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地方私鉄の直営駅のようなたたずまいの橋上駅。

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駅前は魚介類を扱う店がずらりと並ぶ市場のような様相で、
駅ホームを望む位置で魚を干すこんな光景がひろがってたり、
魚を買い求めに来る観光客のクルマの停め方に怒鳴ってるオバちゃんがいたり、
何かものすごいカオスな空間でした(苦笑)。
(つづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-24 #1  東北新幹線で八戸へ 〔宮城県~青森県〕

12 13, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2012年11月24日(土)、東北被災路線を巡る旅2日目の朝。
グラっ!グラグラぐらぐらグラ…
ホテルのベッドで寝ていた僕は飛び起きました。地震です。
大きな揺れがしばらく続き、やがて収まりました。
慌ててTVをつけると、最大震度4、マグニチュードは5.2、
震源は宮城県女川沖、とニュースキャスターが告げています。
午前5時22分のことでした。

ちょうど5時半に起きるつもりだったので、手荒な目覚ましだと思うことにしましたが、
昨夕訪れた女川の沖が震源というのが、まるで物見遊山気分で被災地を巡っている
僕への戒めのようにも感じられたものでした(苦笑)。
つい先日、12月7日にも大震災の余震とみられる大きな地震がありましたが、
改めて、地震活動も震災復興も原発問題も、何も終わってないんだと感じます。
地震列島、日本。みなさんもどうかお気をつけ下さい。

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さて、ニュースの交通機関に関する情報でも地震の影響はなさそうで
鉄道も始発から通常運転、とのことなので、予定通りホテルから古川駅へ向かいます。

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古川6:54の東北新幹線下り、はやて&こまち95号に乗車。
この時、初めて写真(盛岡駅で)のE5系新幹線に乗りました。

121124_3.jpg
指定席の車内。自由席車両もあり、仙台6:40発の下り始発列車なので自由席でさえ
空いてるに決まってるんですが、東北新幹線はすべて座席指定だと思い込んでいたため
余計な出費となりました(泣)。

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走りはじめてようやく東の空に太陽の気配が。
地震という予想もしない2日目の幕開けでしたが、天気も含め、いい一日になるといいなぁ。

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東北の主要都市を結ぶ東北新幹線。(写真は盛岡駅)

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駅間は、しみじみと日本の原風景を感じられる場面が多く、そのギャップが楽しい。

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8:36、八戸(はちのへ)駅で下車。
ここからは八戸線の旅をはじめる予定なんですが、空が白いのは
カメラのホワイトバランスの設定などではなく、細かい雪が舞ってるんです(泣)。
青森、しばれるなぁ!
(つづく)

撮影日:2012年11月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #7 END 仙石線から石巻線、女川へ 〔宮城県〕

12 12, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2012年11月23日、東北被災路線を巡る旅 初日の最終回。
JR仙石線、代行バス終点の矢本駅からデンシャ旅の再開ですが、車両は気動車。
陸前小野~石巻の区間は変電所の被災などもあり、このような運用になっているようです。
「奥の細道」ロゴの陸羽東線/西線専用車両がここにいるのも奇異な感があります。

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代行バスから乗り継ぐ方や近隣の利用客で結構賑わっていて、
やはり仙石線が沿線の方々の重要な足になっていると感じます。
僕が代行バスで乗り合わせた方も、石巻へ帰るんだとおっしゃってました。

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わずか15分の乗車で15:50、仙石線終点の石巻に到着。
ここからは石巻線に乗り換えて石巻線終点の女川(おながわ)を目指します。

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15:55発の列車で石巻を発ち、旧北上川(きゅうきたかみがわ)を渡っているところ。

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16:06、わずか10分たらずで現時点での石巻線の終点、渡波(わたのは)駅。

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簡易的な車止めが、ここから先、本来の終点・女川まで
不通区間であることを静かに告げています。

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暮れなずむ渡波駅舎。晩秋の、東北の日暮れは本当に早い。

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渡波駅前からは16:11発の代行バス709便に。
仙石線とは違い、列車から乗り継ぐお客さんはほとんどいない寂しい状況でした。

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ところが、バス車内からの光景は対照的に、希望の感じられる明るいものでした。
線路を直している!石巻線の復旧作業が、確かにいまこの目の前で!

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新しいバラスト、新しいPC枕木(特製コンクリートの枕木)。
レールこそまだの部分は多かったですが、帰ってから調べてみると
2013年度の運転再開が見込まれているそうで、なおさら頼もしい光景です。

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穏やかな万石浦(まんごくうら)。もう二度と牙をむくことがありませんように。

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しかし…。
終点の女川は、更地がひろがり津波で横倒しになった建築物がまだそのままの、
駅舎も含め町が丸ごと消えた壊滅的な被害を十分感じさせる状況でした。
先ほどの運転再開計画には、この女川は含まれていないそうです…。

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16:37ごろに到着したバスの終点も、高台にある仮設住宅の近傍でした。
女川駅舎があったかつての町の中心部は遠く暗く、また仮設でも営業されている
飲食店でもあれば利用して微力でも役立ちたいと考えていたのですがそれも叶わず、
この日の午前中の東京で過ごした時間など夢のことだったように思い返したりしながら
17:20の折り返しのバスをただ待ち続けたのでした。
(2日目の旅につづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #6  仙石線 代行バス区間 〔宮城県〕

12 11, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2012年11月23日、東北被災路線を巡る旅。
JR仙石線、高城町(たかぎまち)駅。
ここから先、陸前小野(りくぜんおの)駅までは震災による不通区間です。
勝手な判断で、松島海岸駅から乗るべき代行バス乗車の機会を失いそうなピンチに!

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が、高城町駅前に待機しているタクシーに飛び乗って乗り場へ急ぎ、間一髪セーフ。
県道沿いの乗り場までは歩けない距離ではないものの、やはり駅からは離れてました。
(写真は降車時のものです)

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素直に松島海岸駅前から乗車されてるお客さんで座席はすべて埋まっていて、
代行バスの利用率の高さがうかがえました。
ちなみに当バスはJRの列車代行なので、スリーデーパスでの乗車となりました。

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こんな感じで休止している駅の代わりに停留所が設けられ、
可能な限り本来の駅に近い位置が設置場所となっているようですが、
バスを停めるスペースや道路事情の関係で高城町駅のようなパターンもあるワケです。

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先ほどの、陸前大塚(りくぜんおおつか)付近の車窓。
松島湾と、そのほとりに仙石線の線路と架線が見えます。
あぁ、こんないい景色を間近に望んで走っていたんですね…。

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ところが、すぐに風景が一変しました。

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地震による地盤沈下に、満潮時間が重なってでもいるのでしょうか。
津波で浸水した直後のような光景が、1年半以上経ったいまも広がってるんです。

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海側だけでなく、いまバスが走っている道路を挟んで内陸部の民家も、
津波の痕跡を残したまま置き去りにされています…。

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そしてバスは、駅名標も残る野蒜(のびる)駅だった場所に到着。

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これでもずいぶん片付けられた状態だと思うんですが、
右手のひしゃげた架線柱らしき構造物に衝撃を受けました。

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野蒜駅前の川に架かる橋の欄干は変形・消失、道路灯も捻じ曲がり倒れたまま…。
奥の松林の並ぶあたりが海岸線のようですが、ニュース映像などで何度も見たはずの
津波の威力、恐怖をこの不通区間で本当に身をもって感じました…。

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代行バス時刻表通りの15:25ごろ、矢本(やもと)駅に到着です。
一応、不通区間は二駅手前の陸前小野までなんですが、
代行バスはここが終点になっており、悪しき前例を反省して
今度は大人しく従うことにしました。
ここからは石巻まで運行されている列車の旅の再開です。

ちなみにこの不通区間は路線をさらに内陸部へ移設する方向で
2015年度内の全線復旧を目指しているとのことです。
その日を、信じて待ちたいと思います。
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #5  JR仙石線  〔宮城県〕

12 10, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2012年11月23日、三連休旅の初日。
東京11:56発の東北新幹線・はやて&こまち25号で仙台へ。13:37着。
ここからが今回の旅の本筋、震災で被災した東北地方太平洋沿岸部の路線の現状視察。
視察、なんてずいぶん上から目線ですが、僕にとっては未乗路線ばかりで比べる記憶もなく、
何となく復旧が進んでいるイメージで、この時はまだそんな楽観的なスタンスだったんです。

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まずは仙台駅地下ホームから、仙台と石巻を結ぶJR仙石線(せんせきせん)。
13:58乗車。

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仙石線の車内。

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中野栄(なかのさかえ)駅停車中。車内も駅も生活路線の様相です。

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本塩釜(ほんしおがま)駅で塩釜港が見えてきます。

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ここに津波が押し寄せた際の映像にも映っていた遊覧船と共に
見事に復旧を遂げているように見えたんですが…。

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対岸はまだ津波の爪痕が。仙台を発って30分もしないうちに
こんな光景を目にすると思ってなかったので結構ショックでした。

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やがて、東北本線とも並走する松島を望める区間へ。

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14:34、松島海岸駅に到着。
仙石線不通区間の代行バスはここから乗り換えるようアナウンスがあり、
観光客らしき方々も含め多くの乗客の降車がありました。

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この列車は不通区間の始まる隣の高城町(たかぎまち)駅までの運行。
ほぼ もぬけの殻の列車に乗り続ける僕。

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14:37、列車の終点・高城町駅に到着。

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カーブする線路の先は見えませんが、この先、陸前小野(りくぜんおの)駅まで不通区間。

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駅名標も、ひとつ先の手樽(てたる)駅の表示がシールで封印されています。

さて、代行バスはこの高城町駅からも119便というのが14:49に発着している、と
事前に調べた時刻表に記されていたので駅員さんに乗り場を訊ねたところ、
「ここは駅前にスペースがないからそれは離れた場所にある、
松島海岸駅でなぜ乗り換えなかったのか」と困惑されてしまいました。
そういうことだったのか!!つくづくバカ…。
やはり勝手な素人判断は命取りです。現場の指示には必ず従いましょう。
…バスは1時間に1本。どうする!?
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #4  新宿、写真展、そして東北へ  〔東京都〕

12 09, 2012 | デンシャ旅 -関東(JR)

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2012年11月23日、三連休旅の初日。
渋谷をあとに、再び山手線で今度は新宿へ。

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「いいとも」のスタジオアルタのある東口に出て
西口のコクーンタワーなどを左手に眺めつつ北へ歩きます。

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西武新宿駅前のビル内で催されていた写真展、
これが新宿を訪れた動機でした。

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鉄道写真家集団「Railway Graphic D.E.F.」写真展:鉄道風土記-春夏秋冬-。
「空鉄」(そらてつ)という鉄道空撮写真集の吉永陽一さんも参加されてる会の
写真展なんですが、その12人のメンバーの一人が、何度かお会いしてお世話になってる
どんぶりさん。この日は開場時間の10:30から午前中だけ在廊されているとのことで、
僕の旅の都合とナイスにシンクロしていたためお邪魔してどんぶりさんとの再会と
素晴らしい写真の数々を楽しめたのでした。 (※写真展は現在は終了しています)

逆に言えば、この写真展開場までの時間調整で都内をブラついてたワケでもあります(笑)。
が、後ろ髪を引かれながらも東京を離れる時間がいよいよ押してまいりました。
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急いで東京駅へ戻ります。中央線ホームから望む丸の内駅舎北ドーム。

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いつも夜行バスで早朝に着いてすぐ去るので、
昼間の東京駅構内の雑踏っぷりにはあらためてビックリです。

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指定席券を取ってあるので若干慌てましたが、11:56発の東北新幹線に間に合いました。
ここから、いざ、今回の旅の本題へ。
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #3  東横線 渋谷駅  〔東京都〕

12 08, 2012 | デンシャ旅 -関東(私鉄・三セク)

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2012年11月23日、三連休旅の初日。
渋谷で見たかったものは、東急東横線(とうよこせん)の渋谷駅でした。
来年3月予定の東京メトロ副都心線との相互乗り入れのための地下化が完了すると
解体されてしまう運命の、いまを逃すと二度と見れない光景だからです。

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横浜とを結ぶ東横線の起点、1927(昭和2)年開業の高架駅。

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バスロータリーから見た駅舎。

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工事用資機材がひしめく駅前。正面に横たわるのは渋谷駅とヒカリエとを結ぶ回廊。

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東横線渋谷駅の向かいが渋谷ヒカリエ。

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東横線渋谷駅正面口の改札。
ターミナル駅らしい頭端式ホームも見たかったのに、ここにきて時間が押してしまい…。

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実はまだ東横線はおろか東急の路線には1ミリも乗車したことがないので、
この駅舎があるうちに、と再訪を誓ったのでした。

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ドリランドでは検索してないけどネットで拾ったこの資料によれば、
東横線渋谷駅の地下化に伴い渋谷駅周辺がドメスティックに変化する模様。
諸行無常をこれほど能動的に体現する街は、やはり東京をおいて他にない気がします。
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #2  千駄ヶ谷、渋谷  〔東京都〕

12 07, 2012 | デンシャ旅 -関東(JR)

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2012年11月23日(金)、三連休を利用した旅の初日。
東京駅丸の内駅舎を堪能したあと、JR東日本の「スリーデーパス」を購入、
広大なフリーエリアへ東京駅から一気に羽ばたくかと思いきや、
ぶらり途中下車な感じでいまだ都内をブラついております。

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まずはJR中央線、千駄ヶ谷(せんだがや)駅。

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降りしきる雨の中、NTTドコモ代々木ビル(ドコモタワー)を背に歩いた先は。

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1964年の東京オリンピック会場として建設された国立競技場。
正確には国立霞ヶ丘(かすみがおか)陸上競技場だそうですが。

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奇しくもこの日はJ1昇格を賭けたプレーオフ決勝、千葉VS大分戦の日。
京都サンガが勝ち上がってたら観に来るつもりだったんですよ僕ぁ!(号泣)

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よそのクラブ応援するほどお人好しじゃないんで何しに来たんだ、って話ですが、
2018年にこの競技場が丸ごと建て替えられてしまうってニュースを耳にしたので、
ドサクサにまぎれて競技場を拝めないかな~、とか甘い考えだったんですけど
やっぱチケット買わないと入れないみたいでした(てへぺろ ←流行語)。
…っていうかこれまだ朝の9時半ですよ!?ジェフサポも大分サポもすごい気合。
そしておめでとう、大分。

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お次は山手線で渋谷へ。雨に濡れる東急5000系 青ガエル。

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雨じゃなかったら手前の空間は人であふれかえってると思います。
(最初に訪れた5年前がそうだった)

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ハチ公像。はじめてじっくり見たけど小さいんですね。
ガイジンさん(欧米系)たちが盛んにカメラを向けてました。

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これが渋谷ヒカリエかぁ!(完全におのぼりさん状態)
やっぱ僕、建築好きなんですね。これはシブいわ。
…って、渋谷にも他にちゃんと見たいものがあって来たんですが、それは次回。
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2012-11-23 #1  2012年、東京駅  〔東京都〕

12 06, 2012 | デンシャ旅 -関東(JR)

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さて、前回の記事から丸2年後の11月23日。
早朝、夜行バスで降り立ったのは東京。

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2012年の東京駅。
5年にわたる復元工事が10月に完成したばかりの丸の内駅舎です。

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朝から賑わってます。工事中の間は誰も気にしてなかったのにな…。
2007年からデンシャ旅を始めた僕はつまり、工事中の東京駅しか知らないわけで、
誰よりもこの日を待ち望んだと自負してたつもりが、何か置いてかれた気分です(泣)。

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もう既にTVや、鉄ちゃんじゃない人の写真ブログなんかでも目にしていた、
南北ドームの内部は、でもやっぱり荘厳で期待を裏切らない美しさ。

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詳細を挙げていくとキリがないんですが、この干支のレリーフなんかは
大正時代の意匠の和洋折衷っぷりがよく窺える部分だと思います。
っていうかハト避けか何なのか、網が張ってあるのは来てみて初めて知りました。

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東京駅は今回の旅のプロローグに過ぎないんですが、のっけから雨。
着いた途端、待ち構えてたディレクターがキュー出したかのように降りだしました(泣)。

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時間があるので、傘差して皇居のお堀の方にも歩いてみました。
二条城とそんな違わないかな。

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最近あまり見かけなくなったスズメが人懐こく飛びまわってたのに感動。

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新丸の内ビルに上って東京駅を俯瞰したかったんですが、
上層階には11:00以降しか上がれないと知って涙。
フロアのクリスマスツリーなんか撮ってお茶を濁して退却。

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何だかんだで1時間以上過ごしてしまいましたけど、見飽きない素晴らしい駅舎です。
これを機に、日本中のすべての駅舎が開業時の姿に戻りますように(無理)。
(つづく)

撮影日:2012年11月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2010-11-23 #3 END  2010年11月 晩秋の東北旅index

12 03, 2012 | その他

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2010年11月23日、晩秋の東北旅3日目最終回。
水郡線の旅を終え、水戸から常磐線を経由して水戸線へ。
写真は水戸線車内からの筑波山(つくばさん)。

そのあと両毛線、高崎線といずれもこのとき初訪問の路線を乗り通してみたんですが、
本当にただ乗り通しただけで、今年2012年4月に改めて駅めぐりで再訪してるので、
またの機会(あるのか?)に、ということで今回の旅行記はこれにておしまいです。
只見線メインで短くまとめたつもりでしたが、途中、間が空いたりして
結局いつものように散漫な記事に最後までお付き合いありがとうございました。

2010年11月21日(日)

2010-11-21 #1  2010年、常磐線  〔東京都~福島県〕
2010-11-21 #2  JR磐越東線  〔福島県〕
2010-11-21 #3 END 磐越西線 郡山~会津若松 〔福島県〕

2010年11月22日(月)

2010-11-22 #1  JR只見線  〔福島県〕
2010-11-22 #2  只見線-2 ~会津川口  〔福島県〕
2010-11-22 #3  只見線-3 ~終点、小出 〔福島県~新潟県〕
2010-11-22 #4 END  JR日光線  〔栃木県〕

2010年11月23日(火)

2010-11-23 #1  JR水郡線  〔福島県~茨城県〕
2010-11-23 #2  水郡線 常陸太田駅  〔茨城県〕


撮影日:2010年11月23日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2010-11-23 #2  水郡線 常陸太田駅  〔茨城県〕

12 02, 2012 | デンシャ旅 -関東(JR)

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2010年11月23日、晩秋の東北旅3日目。
福島県の郡山からJR水郡線を南下、茨城県の上菅谷で分岐する全長9.5kmの支線へ。
行き止まりの終着駅、常陸太田(ひたちおおた)に着きました。

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え?ちょ、改装か何かの工事中!?

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ガーーーン! 改装どころか駅舎新築工事中でした…。
この翌年(2011年)4月に新駅舎に建て替わってしまったそうです。
写真などを見る限り、面影はまったくなくなってしまったみたいですね。

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裏手の通路にまわってみると、こちらに本来のホームがありました。
線路まで付け替えて、駅を丸ごと生まれ変わらせてしまったようです。

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お話を伺った駅長さんらしき方は誇りを持って
「100年以上の歴史があった」とおっしゃってました。
本当に残念でしたが、最後の姿を見れただけでもよかった、と思うことにします…。

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再び上菅谷へ折り返します。
いまは支線の扱いですが、実はこちらの方が歴史的に古いそうです。
明治時代に私鉄が開業した区間で、常陸太田駅もそのころの駅舎でした。

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上菅谷で本線の列車に乗り換え、水戸まで乗り通して水郡線の旅が終わりました。
路線距離も乗車時間も只見線に匹敵する長大さでしたが、支線も含め
全線通して生活路線の様相の水郡線の乗り味は、またまったく異なるものでした。
(つづく)

撮影日:2010年11月23日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2010-11-23 #1  JR水郡線  〔福島県~茨城県〕

12 01, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2年前の旅行記がまだ終わってませんでした(汗)。
2010年11月23日(火)、晩秋の東北旅3日目・最終日。
JR水郡線(すいぐんせん)、郡山6:06発の列車でスタートです。

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環境低負荷型エンジンのキハE130。それはいいとしても朝から雨はヘコみます。

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谷田川(やたがわ)駅での列車行き違い待ち。

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水郡線、とか言われてもどこを走る路線なのか関西人にはピンと来なかったんですが、
戸と山を結んでるから水郡線なんですね。
車窓風景は矢祭山(やまつりやま)という名所はあるものの、総じてこんな感じで
変化には乏しいので、乗りテツでも退屈して寝てしまう人も多いんじゃないでしょうか。

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郡山から2時間、どんな車窓でもガン見する僕でさえさすがに飽きかけてたころ(苦笑)、
茨城県の常陸大子(ひたちだいご)駅で10分ほど小休止。

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知らない町の駅前風景を眺めるのは大好きだし、いい気分転換になります。
もっと時間があればちょっとブラっとしてみたい、ひなびたイイ感じの町でした。

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さらに1時間ほど乗って上菅谷(かみすがや)駅で下車、水戸へと去る列車を見送ります。

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上菅谷駅。
ここから分岐する短い支線へと乗り換えます。
(つづく)

撮影日:2010年11月22日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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