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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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13-05-06 #2  JR北陸本線 高岡駅  〔富山県〕

06 29, 2013 | デンシャ旅 -北陸(JR)

6 Comments
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2013年5月6日(月)、GW旅最終日。
北陸新幹線開通の暁には平行在来線としてJRから経営分離される運命にある北陸本線の現在を、いくつかの駅をめぐりながら見てまわってます。
2駅目は高岡(たかおか)駅。明治31年、官設鉄道の駅として開業。

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2008年以来5年ぶりの再訪ですが、橋上駅に生まれ変わってもちろん面影は微塵もありません。

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5年前のように駅北側へ出ようとしたらプレハブの仮設店舗などが建つ見たこともない場所に(泣)。

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かつての北口の駅前までぐるっと回り込んでみると、ドンくさくも味のあった国鉄型の駅ビルの姿はなく、工事真っ盛りの様相。

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来年2014年春に新駅ビルと周辺の整備が完成するみたいです。北陸新幹線は少し南に離れたところに「新高岡駅」ができるため新幹線駅としての生まれ変わりではないんですよね。経営分離後も、ここから分岐するJR城端線(じょうはなせん)と氷見線(ひみせん)は引き続きJR西日本が運営するとのことで、「JR高岡」の名は残りそうですが。

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駅前のこの昭和なたたずまいは、やはり消える運命なんでしょうか。嗚呼…。

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あまり滞在時間がとれず駆け足の訪問でしたが、現状はよく分かりました。では次の駅へ。

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列車をふと見ると、こんなエンブレムが。1913(大正2)年の全通から今年で100年。
新幹線のシルエットで「そして未来へ」って、北陸本線としてはノーフューチャーですがな(涙)。

(あくまで後ろ向きにつづく)

撮影日:2013年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-06 #1  JR北陸本線 越中大門駅  〔富山県〕

06 28, 2013 | デンシャ旅 -北陸(JR)

2 Comments
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2013年5月6日(月)。
GW旅の最終日、メインの地鉄こと富山地方鉄道再訪を終えたからといってあとはただ帰るだけ、というのもつまらないので、色々と寄り道を考えてます。
というワケでまずは富山駅から6:32の上り(金沢行き)鈍行列車でスタート。

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車内から振り返る富山駅。北陸新幹線と共に在来線も高架化されるとのことですが、この勢いだと地上駅の姿も今回が見納めかな…。

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着実に進む北陸新幹線工事(呉羽~小杉間)。これが開通した暁には僕がいま乗っているこのJR北陸本線は平行在来線として3セク化され、富山県内は何と「あいの風とやま鉄道」となってしまうんだとか!

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そんなポエムみたいな鉄道に変わり果てる前に「北陸本線」を少しでも心に刻んでおこう、ということでこの「北陸おでかけパス」を駆使してフリーエリア内を巡ろうというのがこの日の腹づもりなのでした。

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と言っても僕の場合、結局は駅めぐりなんですけどね(苦笑)。
最初の訪問先は、越中大門(えっちゅうだいもん)駅。大正12年開業。背後は日本電工北陸工場。

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もういまは使われていないらしい、奥の重厚長大な貨物用上屋に北陸本線の歴史の一端を垣間見る思い。

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駅前の看板。「一日も早く走りたい!!」
もぉ~、新幹線ったらせっかちさん☆

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昔の駅前によくある円形の植え込みのところに、昭和9年の庄川大水害の記憶を留めた洪水水位標が。こちらで越中大門駅が浸水してる写真などが閲覧できます。

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さびれた駅前通り。北陸新幹線全通で果たして何か変わるでしょうか。

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古そうな、見たこともない飲料の広告を掲げたこの食品店も、朝の散歩で通りがかった方にお聞きしたところもう営業してないとのことでした。

(つづく)

撮影日:2013年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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山形のさくらんぼ

06 27, 2013 | その他

4 Comments
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山形の友人からさくらんぼが届きました。
毎年、ホンマにありがたい。そしてホンマに美味いっ!

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「これ、この辺のヤツ、完熟ちゃいますか」

いや、キミ(飼い猫イッキュー)に言われんでも分かってるって(笑)。


撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D7000 + Nikon Ai AF Nikkor 35mm F2D

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13-05-05 #15 END  地鉄本線/不二越線 稲荷町駅  〔富山県〕

06 25, 2013 | 富山地方鉄道

4 Comments
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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・最終回。
最後の途中下車駅は地鉄本線と不二越線(ふじこしせん)の分岐駅、稲荷町(いなりまち)。再訪
大正3年、富山軽便鉄道の駅として開業、昭和6年には富山電鉄が路線を併設、共同使用駅に。

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3面あるホームと駅舎は地下道で結ばれています。

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駅舎を含め、5年前と変わらぬ駅の姿を確認しに来たのもあったんですが、駅前のショッピングセンターで翌日のための買い物をしておこうかなと(笑)。ペットボトル飲料にしたって自販機で150円のものが90円前後で買えるんですから、旅費をちょっとでも浮かせたい僕のような貧民トリッパーにはこうした商業施設はありがたい存在です。大抵は駅から遠い幹線道路沿いにあったりするので、駅前だとなおさら。

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買い物を済ませ、再び稲荷町駅ホームへ。都合3日間お世話になった地鉄の、僕にとってこれがラストトレイン。カボチャ色(あんま好きじゃないんだけど・苦笑)の地鉄オリジナル車両でした。

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電鉄富山駅に到着。地鉄再訪駅めぐり旅もこれにて幕。


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あ、この写真、気に入ってたのに織り込み損ねたので最後に載せときます(汗)。
立山線・千垣~有峰口間、千垣橋梁からの眺め。

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そんなワケで、初日の路面電車を除いて2日間合計で39駅、連日スタート&ゴール駅の電鉄富山も含めると40駅訪問することができました。これで5年前とあわせて、地鉄の、それも古い駅舎のある駅はほぼ訪問が叶ったと思います。
ただ、たった一つだけとてつもなく大きな心残りが…。それは、立山線・五百石駅。2011年3月に100年近い歴史を誇る駅舎がもうまったくの別物に建て替わってしまっていたのです。それまでに訪れておかなかった自分を呪いながら、訪問リストから外すよりありませんでした。

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わずか5年の間にもいくつか消えたとはいえ、まだまだ地鉄は古く素晴らしい駅舎の宝庫です。これほど多様で歴史的な経緯にも富む古駅舎群を擁する鉄道は本当に貴重な存在で、世界遺産になってもいいぐらいだと思うほどですが、それこそそうしたお墨付きや保全義務でも与えられない限り、変化を止めることはできず僕の思いはノスタルジーのままなんでしょう。
まぁいつか消えてしまう儚さを感じるからこそ追い求めたくなるとも言えるので、僕はまたこの先も地鉄を訪れることになるハズです。

ともあれ、いつにも増して冗長な、中には毎度古い駅舎しか出てこず業を煮やして見るのをやめた方もおられるかもしれませんが、最後までお付き合いいただいた方には本当に、心より厚くお礼申し上げます。

(おわり …ですが、今回の旅の最終日につづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
     Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (2、6枚目)

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13-05-05 #14  地鉄本線 越中泉駅  〔富山県〕

06 24, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編は終わったんですが。
この日の訪問17駅目、ナゼか地鉄本線の越中泉(えっちゅういずみ)駅。初訪問。
昭和6年、富山電気鉄道の泉駅として開業した、ご覧の通りホームとプレハブの待合室しかない駅なので駅舎を目当てに降りたというワケではないんです。

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駅から南へ、ちょっとした集落を抜けると…。

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一面の水田と、その向こうに剱岳(つるぎだけ)を中心に立山連峰が広がっています。

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剱岳をクローズアップ。

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前回の立山線・本宮駅からの帰路、夕日を浴びる剱岳があまりにキレイで、どこかでさっさと降りればよかったんですが踏ん切りがつかないまま寺田駅まで戻ってきてしまい、やむなく本線に乗り換えてこんな日没寸前の越中泉で何とか夕映えの剱岳を拝むことができたというワケなんです。

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駅へ戻る途中とっさに撮ったものであまりイイ写真じゃないけど、夕陽と本線をいく地鉄のデンシャ。

(次回、ようやく最終回)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-05 #13  地鉄立山線 本宮駅  〔富山県〕

06 22, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
16駅目、予定していた最後の駅は立山線、本宮(ほんぐう)駅。初訪問。

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昭和12年、富山兼営鉄道の駅として開業。

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現在は無人駅。

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この先は終点の立山駅、というところまでまた戻ってきたワケなんですが。フリー切符なればこその愚行。

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かつては列車の行き違い可能駅で、先ほどの写真にも相対式ホームと線路スペースの残存が認められます。いまや意味を成さない番線表示。対面ホームへの案内は駅舎内にうちやられています(左隅)。

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構内踏切だけでなく2番線の枕木の跡もまだ見受けられます。

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駅東側の踏切にも線路の痕跡が。

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踏み切りのところから常願寺川の河原が見えましたが、水辺には遠そうでした。

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朽ちそうに古い木造駅舎でも異彩を放つ駅でもありませんが、佇まいに何とも言えない雰囲気があって僕の中では気に入った駅のひとつです。

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これにて立山線の駅めぐりも終了。電鉄富山駅へ戻るデンシャを待ちます。

(でもつづく)


撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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13-05-05 #12  地鉄立山線 釜ヶ淵駅  〔富山県〕

06 21, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
15駅目は立山線、釜ヶ淵(かまがふち)駅。初訪問。

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大正10年、立山鉄道の駅として開業。
地鉄本線の浜加積駅西魚津駅と瓜二つと言えるほど似た意匠の駅舎です。が、それらは昭和10年代の富山電鉄の駅だったので、設計者が同じか当時の流行りでなければ富山電鉄がマネしたことになりますねぇ。この釜ヶ淵こそがこの型の駅舎のオリジンだったのかも。

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ただ、前述の駅舎たちと違い近年リニューアルされて端正すぎるせいか、正直に告白すると僕にはグッとくる感じがなかった駅舎でした…。全面改築されたといっては嘆き散らし、いたわりで改装されてもコレジャナイと難癖をつける…。まったく難儀なヤツですね僕は。

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前回の下段駅とホームの光景はほとんど一緒です。列車の行き違い可能駅だった頃の痕跡以外は。

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かつての相対式ホーム上に、「花ぷらっと 釜ヶ淵駅をよくする会」の看板と共にプランターが並んでいます。駅を大事にされてる方々の努力には頭が下がります。駅舎がイマイチとか言ってゴメンなさい。

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駅舎から回廊でホームに繋がる光景も下段駅と同じ。

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無人駅ですが、とても手入れが行き届いてます。

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駐輪場の長さや自転車の数を見ても利用客が多めな駅だということがうかがえます。僕に帰る田舎はありませんが、帰省して降り立つ駅がこんなだったらなと夢想してしまう、好みのタイプの駅前風景。

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駅舎脇の、平成5年度に当時中学3年生(!)が描いたという力作の環境美化啓発看板。

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さて、延々続くかと思われた今シリーズも、いよいよクライマックス。次回が訪問を予定していた最後の駅となります。もっとも、記事の構成など考えずダイヤの都合で巡ってただけなので、劇的な終わりとかそれに相応しい駅舎とか用意してるワケじゃないんですが。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
      Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (4、5、7、9、10枚目)

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13-05-05 #11  地鉄立山線 下段駅  〔富山県〕

06 20, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
14駅目は立山線、下段(しただん)駅。初訪問。
建て替えられてしまわないか心配な、古さと「木造」感の素晴らしい駅舎。

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昭和11年、立山鉄道の駅として開業。無人駅。

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げだん、じゃないんです。

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ホームから見える、トタン波板のつぎはぎがハンパない駅舎の裏手。これぐらいになって初めて"老朽化"って言えるよね。

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ホームと駅舎を結ぶ回廊の窓。

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駅舎正面右手、花壇…でもないし、トイレでも建ってた跡でしょうかね。ちなみに現在この駅にはトイレはありません。

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駅前で、次に乗るのと逆方面行きのデンシャを撮影。線路脇でデンシャだけを撮るようなことはまずない僕なので、こんな風に接するとデンシャってデカいなぁ、って今さらながら感じます。

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(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
          Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (1枚目)

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13-05-05 #10  地鉄立山線 榎町駅  〔富山県〕

06 19, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
13駅目は立山線、榎町(えのきまち)駅。初訪問。

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大正10年、立山鉄道の駅として開業。

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色々と補修/改修は施されているものの、オリジナルの姿を留めていると思われる駅舎。

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駅舎とトイレの間に、駅舎の長さ分はあろうかという大木。榎…じゃないみたいですが。
余談ですが、地鉄ではトイレのない(もしくは使用不能)駅も多いのでご注意を。

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木製ラッチの残る改札から一段高いホームへ。

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ホームとそこから見える風景。

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駅前から見える煙突が気になってそちらへ少し歩いてみることに。近付くとどうも廃屋のよう。

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回り込んでみてもよく分からず、誰とも出会わないので何か訊くことも出来ず、正体は不明のまま…。どなたかご存知の方はぜひ教えて下さい。ずっと気になってます。

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駅へ戻る途中の民家の軒先で。ちょっとしたものを洗ったりするんだと思いますが、こういうのを見るとやっぱ富山は水に恵まれた土地だなぁと感じます。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-05 #9  地鉄立山線 横江駅と田添駅  〔富山県〕

06 18, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、まだまだつづくGWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
11駅目は立山線、横江(よこえ)駅。初訪問。
ホーム側から見た駅舎の姿は、よくぞ残ってくれてると感動すら覚えるほどの、現役木造駅舎としては類を見ないほどのボロっちさ。ここも訪問を楽しみにしていた駅舎です。

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駅舎正面。
昭和6年、富山県営鉄道の尖山(とがりやま)駅として開業。地鉄統合後の昭和40年に現駅名に改称。

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駅舎右側面(南面)。
よく見ると庇の下の一部は固定スタンド式の駐輪場になってます。

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駅舎待合室。無人駅ですが比較的キレイに保たれています。

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駅舎からホームへは構内踏切を渡る。

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近年まで列車の行き違いの出来る駅だったそうですが、現在は駅舎側の線路は剥がされ構内踏切も島式ホームも意味を成していません。

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ホームの木造待合室越しに立山方面へ去る列車を。
この数100m先に、大正10年開業・のちに上横江駅と改称され平成9年に廃駅になった旧・横江駅があったそうです。


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12駅目、田添(たぞえ)駅。初訪問。
昭和6年、富山電気鉄道の駅として開業。

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ホームと木造の待合室があるだけの駅。
(脇の踏切を渡った先の田んぼの畦からの撮影)

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次の訪問先へ折り返すための短い滞在時間で済む駅として選んだとはいえ、すぐ南(写真と逆方面)を北陸自動車道がオーバークロスしていて、見た目と裏腹に騒々しくて落ち着かない駅です…。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
          Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (1、7枚目)

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13-05-05 #8  地鉄立山線 有峰口駅  〔富山県〕

06 17, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
10駅目は立山線、有峰口(ありみねぐち)駅。初訪問。
ご覧の通りの、僕好みの素晴らしくボロい駅舎を擁する、今回の地鉄再訪で最も楽しみにしていたと言っても過言ではない駅。訪問し損ねたことを気に病み続けたこの5年の間にもし建て替わってたりなんかしてたら悔やんでも悔やみきれませんでしたが、健在でホントによかった…。

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昭和12年、富山県営鉄道の小見(おみ)駅として開業。「見」が欠落した旧駅名表示が残っています。現駅名に改称されたのは、地鉄に統合後の昭和45年のこと。

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1枚目の写真と反対の角度から。正面からは一見、切妻屋根をシンメトリーに配した様式かと思いきや、ナゼかこちら側の一方だけ入母屋(いりもや)造。

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左右で異なる妻面装飾の意匠。ホーム側も同様で、見れば見るほど不思議で味のある駅舎です。

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木枠の窓。

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出入り口と改札の戸がサッシなのが残念。無人駅ですが手入れは行き届いています。

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出札窓口上部に、音声案内用の新旧のスピーカー?
旧い方はヴィンテージのギターアンプとかラジオみたいな味わいのルックス。

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駅舎から見たホーム。

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構内踏切で島式ホームへ。

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かなり長い島式ホーム。終点の立山駅方面を望む。
左手のホーム跡ともう1本ぶんの線路スペースは、有峰ダム建設用資材を搬入していた頃の名残りだそうです。

めちゃめちゃイイ駅やなぁと感動しっぱなしだったのに、それをどう表現すれば得心がいくか見出せず、結局ありきたりのアングルの写真しか撮れなかったことにしばらくヘコみました…。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
          Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (2、5、7枚目)

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13-05-05 #7  地鉄立山線 立山駅と千垣駅  〔富山県〕

06 16, 2013 | 富山地方鉄道

2 Comments
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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
8駅目は立山線の終着駅、立山(たてやま)駅。再訪

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昭和29年、立山開発鉄道の仮駅→翌年、現在地に千寿ヶ原(せんじゅがはら)駅として開業。
次の訪問駅への折り返し点として寄ったに過ぎず、滞在時間は数分だったので5年前と違う出入り口(西口)に出てみてこんな中途半端な写真を撮っただけですぐまたデンシャに戻りました。
いずれ立山黒部アルペンルートでここから室堂(むろどう)・黒部ダムを経て長野県の信濃大町(しなのおおまち)へ抜けてみたいと思っています。


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9駅目は、千垣(ちがき)駅。初訪問。
大正12年、延伸した富山県営鉄道の終着駅として開業。

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立山へ向かうクルマや観光バスがひっきりなしに行き交う県道6号の脇にひっそり佇む駅舎。

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県道側から見た駅舎。道路のせいで駅舎が削られたようにも見えますが、金属系サイディングを施される以前の写真をネットで見る限り、駅名を記した切妻部との連続性が壁面にうかがえるので、元からこうだったみたいです。

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ホームも狭いし、イイ感じに全景を収めるのが難しい駅舎です。
立ち位置が非常に限定されるため、ネットで見かける他の方の写真も上の3点のどれかになってる率が高いですね(笑)。

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妻面は3面とも丸い換気口とハーフティンバー(柱や梁をあえて露出させる様式)風の装飾が施されていて、遊び心のある設計のイイ駅舎です。それだけに、合理性だけで処理した現在の道路側の壁面が残念でなりません。

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待合室も、雰囲気よくキレイに保たれているのでなおさら。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-05 #extra  地鉄 岩峅寺駅で  〔富山県〕

06 14, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
…の途中ですが、ここ数日、クッソ暑くってヤル気ゼロ(泣)。6月で35℃越えですよ京都。
暑いのが大っ嫌いな僕はそれをガマンしてるだけで疲れ果て、PCに触れる気すら失せます…。

それでも今日は何とかPCを立ち上げてモニターに向かってみたんですが、あえなく挫折。
前回のエントリーで漏れた写真でもアップしてお茶を濁す魂胆です。すいません。

上の1枚目、この日は立山線の普通列車として走っていたアルプスエキスプレス。
ナゼかこの元・西武レッドアローとは僕は相性が悪くて、5年前も今回も
ほとんど乗り合わせる機会に恵まれませんでした。

130505_62.jpg
対照的に元・京阪の車両は、在籍数が多いのもありますが終始お世話になりました。
1編成しかなく運用シフトも定かでない特急カラーのヤツにしたって、
あえて追いかけてるワケでもないのに連日僕を色んな駅へ連れてってくれましたし。
やっぱ京阪、好きやわぁ(笑)。
ただ、線路の規格とかも異なるので台車など足回りは京阪のと違うらしいですね。

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駅員さんの写真、こっちの方がよかったかな。
アップしてから「やっぱり」って思うことはしょっちゅうです。
毎度、腐るほど写真撮ってるので、記事用に候補として絞った写真だけでも
恐ろしいほどの数にのぼります(汗)。いつも一番悩むのは写真の選択ですね…。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
          Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (3枚目)

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13-05-05 #6  地鉄立山線/上滝線 岩峅寺駅  〔富山県〕

06 12, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
7駅目は上滝線終点、立山線との合流駅でもある岩峅寺(いわくらじ)駅。
5年前は乗換えに利用しただけなので駅舎を見るための訪問は今回が初。

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まず目を奪われるのは、駅舎のものとは思えない重厚な唐破風(からはふ)屋根の車寄せ。立山を御神体とする雄山(おやま)神社にちなんだ意匠でしょうか。駅近くに雄山神社 前立社壇(まえだてしゃだん)があり、その前身が神仏習合の「岩峅寺」だったんだそうです。

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大正10年3月、立山鉄道の立山(たちやま)駅として開業、同年8月、富山県営鉄道が上滝駅から延伸・合流した際に岩峅寺駅に。
2009年公開の映画、『劒岳 点の記』で明治時代の富山駅として撮影ロケに使用されたのもうなずける、堂々たる駅舎です。

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改札口。

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立山線1番ホーム。左手が駅舎。

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立山線1番ホームのイカす駅名標。

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立山線ホームから連絡通路で上滝線ホームへ。よく見ると上滝線と立山線が直通していた頃のレール跡が残ってます。

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上滝線ホーム。現在、不二越・上滝線の列車はすべてここで折り返すので、立山線との連絡は乗り換えが必須。(連絡通路からの撮影)

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上滝線ホーム西側の、かつては変電所だったらしい建物もシブイです。表札には「保線グループ富山 岩峅寺ルーム」と記されていて、現在は保線関係の詰所&倉庫のようです。

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『剣岳~』の映画のロケの話(駅前に砂利を敷き詰めて明治時代を再現したとか)など色々お話を聞かせて下さった駅員さん。どうもありがとうございました。

今回で不二越・上滝線の駅めぐりは終了。不二越線はこの旅初日訪問の南富山駅ぐらいしか目ぼしい駅舎がなかったので悪しからず。残るは立山線のみです。
(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
          Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D (3、4、10枚目)

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13-05-05 #5  地鉄上滝線 大川寺駅と上滝駅  〔富山県〕

06 11, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
5駅目は上滝線、大川寺(だいせんじ)駅。初訪問。
トンネルと言ってもいいような、コンクリのスノーシェルターでホームが覆われた、地鉄きっての変り種駅。

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昭和4年、富山県営鉄道の上滝公園下駅として開業。

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ホームへのエントランス部にちょっとした駅舎風の待合室があるだけの無人駅。
この背後の小高い山の上に昭和33年~平成8年まで地鉄の経営による遊園地「大川寺遊園」があり、当時は駅名もそれを名乗っていたそう(開園当初は「大川寺公園駅」)。ちなみに現在、遊園地跡にはほとんど何も残ってないみたいです。

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駅の東側、常願寺川(じょうがんじがわ)を渡るトラス橋がシェルターと連なるように続いています。

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トラス橋を渡る地鉄のデンシャ。(ホーム東端からの撮影)


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6駅目、上滝(かみだき)駅。初訪問。
大正10年、富山県営鉄道の終着駅として開業。
現駅舎は地鉄に統合後の昭和33年改築のものだそうですが、同様の他の改築駅舎には見られない異質なデザイン。左手のかつての駅務室部分にクリーニング店が入居してます。

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現在の上滝線終点・岩峅寺(いわくらじ)駅へ延伸するまでの拠点だった名残りか、何だかよく分からない短いホーム跡なども残る、かなり広い構内を擁する駅だったようです。

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現在使用されているホームはこの一面のみですが、かつては右手の道路部分も線路だったらしく、形状は島式。

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昭和30年代ごろの流行りだったのか柱などタイル貼りになっている部分が多く見受けられます。

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年季の入った、壁面据え付けの木製ベンチがイイ味出してます。リサーチ時、ネットの写真で見た印象より存外に気に入った駅でした。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
          Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D(2枚目)

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13-05-05 #4  地鉄上滝線 開発駅  〔富山県〕

06 10, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
4駅目は上滝線、開発(かいほつ)駅。再訪
付け庇(下段の屋根)が葺き替えられたかな?でも5年前と変わらず健在で、感無量です。

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" かいつ "です。
大正10年、富山県営鉄道の駅として開業。無人駅。

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富山県営鉄道のスタンダード駅舎だったんでしょうか、上堀駅とほぼ同じ様式。(ホーム側から)

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改めてよく見るとその上堀駅と同様に寸詰まりの印象。ということは、やっぱり元々こういう意匠だった?

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でも妻側(写真手前)の付け庇の取って付けた感とか、現在は駐輪場(青屋根の部分)になっているスペースを考慮すると、もちろん昨日今日の話じゃありませんが切り詰められた駅舎という気がしてなりません。

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駅舎からホームを。かつては手前にも線路があり、列車の行き違いが可能な駅でした。このホームの向こうにも現在は使用されていないホームの跡が残っていて、往時は結構規模の大きな駅だったことがうかがえます。

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ホーム待合室の内部。

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月岡駅から乗ってきたデンシャを見送った際の写真ですが、電鉄富山駅方面へ去って行く車両をホームから。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
          Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (4、10枚目)

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13-05-05 #3  地鉄上滝線 月岡駅  〔富山県〕

06 09, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
3駅目は上滝線、月岡(つきおか)駅。初訪問。

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大正10年、富山県営鉄道の駅として開業。無人駅。

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島式ホームから構内踏切で駅舎へ。デンシャで降り立つ駅めぐりで僕が一番好きなスタイル。

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高さ方向に若干 間延びした感じと出入り口が二つあること以外、特に目立った特徴はないものの、外壁が全面板張りならもっとイイ感じだったろうな、という駅舎の外観。もしかするとコンクリかモルタルのツートンだったかも。

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すべての妻面に施されている換気口のデザインもカッコいいし、なおさら金属系外装材によるリフォームが惜しい…。

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ホームの待合室は下見板張り。駅舎と同時代のものだと思いますが、やっぱ「木」のままの方が古く見えますよね。

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待合室の中。

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待合室妻面の乗り場案内板は、文字判別が困難なほど年季の入ったもの。僕には嬉しいですけども。
左が「不二越 電鉄富山方面」、右「上滝 有峰口 立山方面」と書かれています。

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ホームからの眺め、というか駅のロケーションが最高です。広々してて、彼方には立山連峰。
気に入ったなぁここ。

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ここ月岡で僕を降ろして去った京阪特急カラーの10030形(冒頭の写真)が上滝線終点の岩峅寺(いわくらじ)駅から戻ってきました。これでまた次の駅へ向かいます。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
          Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR (9、10枚目)

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13-05-05 #2  地鉄上滝線 上堀駅  〔富山県〕

06 08, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・支線編。
2駅目は上滝線、上堀(かみほり)駅。再訪
大正10年、富山県営鉄道の駅として開業。無人駅。

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絵に描いたような、いわゆる木造駅舎らしい駅舎。
5年前とまったくと言っていいほど変わらぬ姿に再会できてホントに嬉しかったです。

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でも今回、駅前の道路側から角度を変えて駅舎を見てみたら、案外、不恰好なことに気付きました。
左側の屋根が寄棟なのに対して右側は切妻で、まるで駅舎を途中でぶった切ったようにも見えます。そうした駅舎はこれまでいくつも見て来たし、写真右手に不自然なスペースが広がってることを考えても多分、何らかの理由で駅舎を切り詰めたんだと思います。

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イイな、やっぱイイ駅舎だな、って飽きることなくシャッターを切り続けるんですが、気付けば類型的な写真ばかりになってしまってるのが歯痒いところ(苦笑)。

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かつての相対式ホームが残ってて、今回は構内踏切の痕跡をじっくり探してみました(線路には入ってませんよ)が、もうすっかり消え失せてますねやっぱり。

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次の駅へ向かう列車を待っていると、前日は本線を走っていた京阪特急カラーの10030形(元京阪旧3000系)が。よくよく縁があるのか、地鉄さんの粋な計らいか(なワケないけど)。とにかく今日も会えて嬉しいな。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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13-05-05 #1  地鉄上滝線 布市駅  〔富山県〕

06 07, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月5日(日)。
GW富山地方鉄道再訪の旅3日目、駅めぐりは2日目となりますが、本日も電鉄富山駅からスタート。
『地鉄電車2日ふりーきっぷ』で前日の本線以外の残り3路線、立山線(たてやません)、不二越線(ふじこしせん)、上滝線(かみだきせん)の駅を訪問しまくる予定です。

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電鉄富山駅の隣、車両基地を備える稲荷町(いなりまち)駅で本線と分岐、不二越線へ。

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今日もいい天気。

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小杉(こすぎ)駅で、GWの日曜だというのに学生さんたちがたくさん降りて行きます。
ちなみに小杉は上滝線の駅。戸籍上、不二越線と上滝線は南富山駅を境に別路線となっていますが、すべての列車が直通運転され、地鉄でも「不二越・上滝線」と一つの路線のように案内されています。

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さて、この日最初の訪問駅に到着。

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上滝線、布市(ぬのいち)駅。初訪問。
大正10年、上滝線の前身・富山県営鉄道の駅として開業。

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水田の用水路が線路とホームの下を通っていて、水音が心地良い駅でした。

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大き目の待合室かと思いきや、出札窓口と改札ラッチを備えた、駅舎と呼べるスタイルの建物。
正直、次の本命駅への折り返しのためのワンクッション的な訪問でしたが、存外に味わい深い駅でした。

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看板が色褪せるほど長きに渡ってこんな注意が必要とは、うーむ、けしからん。
ちかん、不審者、即刻通報すべし。

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早速、不審者発見!証拠写真をカメラに収めて直ちに110番…ってオレですがな。
周囲に浮かび上がる文字はそんな当人を的確に表現しているようにも思えますが、鏡のラクガキです。
ちかんも落書きも、ならぬことはならぬものです。

(つづく)

撮影日:2013年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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13-05-04 #16 END  地鉄本線  〔富山県〕

06 05, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月4日(土)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・本線編、ようやく最終回。
初回で「ひたすら駅舎の姿を追い求めるブログとなりますので悪しからず」と述べた通り、それ以外の要素はほとんどカットしてしまったので、最後くらいは印象に残った車窓風景などをいくつか載せておくことにします。

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まずはトピック的なネタから。16010形(元西武5000系レッドアロー)をJR九州の車両デザインなどでお馴染みの水戸岡鋭治さんがリモデルした観光列車「アルプスエキスプレス」が2011年に登場。中加積(なかかづみ)駅で。

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新駅が誕生、「新庄田中(しんじょうたなか)駅」。2012年12月21日、稲荷町~東新庄間に開業。ただ、真新しいホームだけの駅なので僕自身はまったくそそられず、今回の訪問駅候補には入れていませんでした。

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さて、車窓風景。5年前の夏は霞んでいた立山連峰がとにかくキレイで目を奪われっぱなしでした。

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昨年(2012年)旅した北海道に通ずるものがあるように思います。

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滑川(なめりかわ)~魚津(うおづ)あたりはJR北陸本線と並走する区間。

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同区間は富山湾と能登半島も望めます。内陸側に目を転じると先ほどの立山連峰の写真の風景。結局今回載せたのはこの区間の写真がほとんどで、自分でもこのあたりが一番お気に入りの車窓風景なんだなと いま気付きました(笑)。

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富山は何度か訪問してるのに今回が初の富山ブラック(ラーメン)。「大喜」って店だったかな。濃いっていうかビックリするぐらいしょっぱかったですが駅を周り倒して疲れた身体には丁度よかったです。また食べたくなってきた。

(3日目の怒涛の駅めぐり旅・立山線ほか編につづきます)

撮影日:2013年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
      + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D(4、5、10枚目)

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13-05-04 #15 地鉄本線 越中荏原、越中三郷、東新庄駅 〔富山県〕

06 04, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月4日(土)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・本線編。
もうほとんどスタート地点の電鉄富山駅付近まで戻ってるんですが、往生際悪くあと3つほど懐かしい駅舎との再会を画策しています。

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というワケで、本日19ヶ所目の訪問駅は越中荏原(えっちゅうえばら)。
昭和6年、富山電鉄の島村(しまむら)駅として開業。
もちろん再訪、なんですが…建て替わってしまってたんですね新しい駅舎に…。

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2010年3月19日、老朽化と地域の利用客の要望で全面改築されたんだそうです。
キレイで安心な駅になったんだとは思いますが、悲しいなぁ僕にとっては。イイ駅舎だったのにな…。

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ホームもきっちりバリアフリー対応に。駅の何もかもがそっくり新しくなってました。
正しい変化、ですよね。でも、もう今後僕が訪れる理由は何もなくなってしまいました…。


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20駅目、越中三郷(えっちゅうさんごう)駅。再訪
昭和6年、富山電鉄の駅として開業。
ここは何もかも5年前の訪問時と変わらず健在で嬉しくなりました。

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荏原駅のことがあったのでなおさら嬉しくて、心に沁みましたねこの光景は。

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時間の都合ですぐ折り返してしまったのが心残り。
(構内踏切横断時の一瞬の撮影です)


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21駅目、この日ホントに最後の(途中下車)訪問駅は、東新庄(ひがししんじょう)。再訪
昭和6年、富山電鉄の駅として開業。
独特の存在感を放つデザインの駅舎は健在で、寄らずに素通りなんてやはりできませんでした。

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2番線の上り(電鉄富山方面行き)ホームが改修されていました。

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駅舎正面のインパクトは再訪しても変わりませんでした。

(次回最終回)

撮影日:2013年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-04 #14  地鉄本線 長屋駅と下立駅  〔富山県〕

06 03, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月4日(土)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・本線編。
17駅目は、長屋(ながや)駅。初訪問。
大正11年、黒部鉄道の駅として開業。

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物置き小屋のような、小さな待合室があるだけの駅。

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事情は不明ですが、駅名標が消失してます…。

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駅のすぐ側に明治43年創業の酒造メーカー、銀盤酒造の工場があります。

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ホームから西を望むと、水を張ったばかりの田んぼが夕空を映してキレイでした。


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18駅目、下立(おりたて)駅。
大正11年、黒部鉄道の駅として開業。
この日、目星をつけておいた中では最後の訪問駅となりました。

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「降り立て!」と僕のようなデンシャで駅めぐりをする人間へのエール…のように思えなくもない。

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ここも駅舎はなく、ホームに待合室があるだけの駅。

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多分、地域の方々の篤志によるものだという気がするんですが、とても手入れが行き届いた美しい待合室。夕暮れ時の柔らかい光に包まれて、別に何もないけどこのままずっと留まっていたいような気持ちになりました。

(あとちょっとつづきます)

撮影日:2013年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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13-05-04 #13  地鉄本線 舌山駅  〔富山県〕

06 02, 2013 | 富山地方鉄道

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2013年5月4日(土)、GWの地鉄再訪駅めぐり旅・本線編。
黒部渓谷鉄道訪問が未遂に終わり、失意のまま地鉄駅めぐりを続けます(苦笑)。
16駅目は、舌山(したやま)駅。初訪問。
大正11年、黒部鉄道の駅として開業。

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うーん…イイ駅舎なのに、内も外も何でこんな色に塗り直したんでしょうか…。
(ネット上ではいわゆるフツーの「木造駅舎」の頃の写真が散見できます)

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ホーム待合室もご丁寧に同色で統一。(構内踏切からの撮影)

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駅全体の雰囲気も申しぶんないんですが、色だけが僕自身はまったく残念でなりません。

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それはそうと、ホームから駅の西側に大きな構造物が見受けられます。工事中の北陸新幹線です。時間もあることだし左手の道路を辿って見に行くことにします。

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地鉄の線路をオーバークロス。奥は北陸自動車道。(踏切からの撮影)

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巨大構造物の全景を望める場所まで来ると、にわかに暗雲立ち込め、風まで強くなりました。まるで懐古趣味な僕のような人間を拒むかのように。

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中加積~西加積駅間で見たのは単に新幹線高架でしたが、ここで建設されているのは駅。「新黒部(仮称)」と発表されている北陸新幹線駅です。開業前の駅舎をこんなにしげしげと目にするのは僕も初めて。
これに呼応して、地鉄の方でも連絡する新駅の設置を計画しているそうで、宇奈月温泉や魚津・滑川(なめりかわ)両市への新幹線利用客のアクセスが見込めると期待が寄せられています。
地鉄にとって大きなプラス要素で、大好きな地鉄が潤えば僕も嬉しいんですけど、それによって現在のこの夢のような鉄道風景や古い駅舎群が失われることになるんじゃないかという危惧の念も拭い去れないんですよね…。

※「新黒部(仮称)」の正式名称が「黒部宇奈月温泉駅」に決定しました(6/8追記)

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ともあれ、また舌山駅に戻って次の列車へ。悔いのないよう今見れる駅舎は一駅でも多く見ておこう。そう思えば、黒部渓谷鉄道訪問が今回叶わなかったのはかえって良かったのかも。

(つづく)

撮影日:2013年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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