10-09-04 #08 END 樽見鉄道終点 樽見駅 〔岐阜県〕
09 29, 2013 | 樽見鉄道
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2010年9月4日(土)、3年前の蔵出し近県私鉄散歩旅も、今回が最終回。
名鉄谷汲駅跡への寄り道を終え、再び樽見鉄道の谷汲口駅から終点の樽見駅を目指します。
まだ9月のはじめとはいえ、もう夕方5時過ぎ。時間的にも樽見鉄道の旅は終点までの往復で終わりそうです。

谷汲口駅から乗ったのは、2008年3月末に廃線になった兵庫県の三木(みき)鉄道からやって来た車両。車体側面にラッピング広告など入っているものの、基本的に車内も含めて三木鉄道の頃のままで、ちょっと嬉しかったです。

山間の集落にも夕暮れが迫っています。

ずっと寄り添ってきた根尾川も、「渓流」と呼べるほどの上流域まで遡ってきたようです。

そして終点・樽見駅に到着。起点の大垣駅からは1時間ほど。

駅は樽見の集落を見下ろす位置にあります。

駅前はバスロータリーと待合所的なものしかなく、この写真の右手にあった駅舎も2007年春に不審火で全焼してしまったという、ちょっと寂しい場所。

大垣から34.5km、行き止まりの終点。大正時代は何と金沢まで繋ぐ計画もあったそうですが、国鉄樽見線時代の終点・神海(こうみ)駅からここまで延伸されたのでさえ平成元年(1989年)のことでした。

滞在時間わずか10分ほどでまた同じデンシャで大垣へと折り返します。

国鉄時代の終点・神海駅(当時は美濃神海駅)で列車の行き違い待ち。ここはぜひ訪問したかった駅なんですが、国鉄な雰囲気の残るホームに降り立てただけでよしとして、次回の楽しみに。

大垣に近い平野部へ戻ってきた頃にはもう夕闇が迫っていました。

大垣駅に帰着。折り返す便にそれなりの乗客の列ができているのはホッとする光景です。

これにて今回の養老・樽見の2私鉄の旅は終了。大垣駅からの帰りはJR東海道線経由で。
日帰り旅なので10回以内に収めようとしてそれは叶ったものの、更新間隔が間延びした結果、やはりいつも通り冗長な印象になってしまったと思われますが(汗)、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回からは久々にお蔵入りモノではない「最新」旅の模様をお伝えできるかと思います。
(おわり)
撮影日:2010年9月4日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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