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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2013-10-15 #02   黒部ダム   〔富山県〕

11 29, 2013 | 立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光/関西電力)

4 Comments
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2013年10月15日(火)、家族デンシャ旅2日目・第2回。
立山黒部アルペンルートを長野県側からアタック!(by 登山家大泉さん)
扇沢から15分ほどトロリーバスに揺られただけでもうハイライトのひとつ、黒部ダムに着きました。
言い忘れてましたが、もうここは富山県。

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トロリーバスの黒部ダム駅から、220段の階段を登ってダム展望台へ。直接ダムサイトへ出るルートもあり、両親は階段は無理そうなのでそちらへ。

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弟と眺める黒部ダム。

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黒部ダムは1963年(昭和38年)の完成から今年でちょうど50年。戦後の急速な経済復興による関西の電力不足解消のため、7年の歳月と513億円の工費(当時)、延べ1,000万人の人手、171名の尊い犠牲により完成、とのこと(黒部ダムパンフレットより)。

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ダム下流部を望む。しっかし、よくこんなところにダム造ったよなぁ…。

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放水量・毎秒10立方メートル以上(と言われてもピンとこないけど)という観光放水。今年は6/26から始まり、奇しくもこの日、10/15が最終日でした。

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ダムサイトで両親と合流。高所恐怖症でビビりながら撮影してる左の男はオレです(撮影・弟)。

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「やっぱスゴかったなぁ」とか言いながら次の乗り物、ケーブルカーの乗り場へ。ダムサイトを渡り切ったところにあります。

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ここも行列です。(撮影・弟)

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立山黒部貫光・黒部ケーブルカー、黒部湖駅。くろべこ=黒い牛じゃないですよ、オッサンが言いそうですけど(オレか)。

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平衡感覚がおかしくなるぐらいの急坂をケーブルカーが下りてきました。乗り込んで次は黒部平(くろべだいら)へ向かいます。

(つづく)

撮影日:2013年10月15日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-10-15 #01  立山黒部アルペンルート  〔長野県~富山県〕

11 27, 2013 | 立山黒部アルペンルート(立山黒部貫光/関西電力)

2 Comments
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2013年10月15日(火)、家族デンシャ旅・2日目の朝。
ホテルの部屋から望む朝日。ですがこの日、太陽を見たのはこの時だけでした。残念ながら天気は下り坂の予報。というか、伊豆大島に甚大な被害をもたらしたあの台風26号が日本に接近しようとしていた日だったんですよね…。

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ともあれ、2日目の旅が始まりました。大町温泉郷から7:23のバスで立山黒部アルペンルートへ!

前日の松本・安曇野観光はいわば余興、この立山黒部アルペンルートこそがこの旅の本題だったんです。行先は任せた今回の家族旅行、彼らが導き出した答えがこれでした。胸や膝を患っている両親でもほぼ乗り物移動だけで大自然を満喫できるなかなかのプランだと思いましたし、僕自身のデンシャ旅的観点からもいつか走破すべき対象だったので、まさに一石二鳥な感じです。

で、今ごろタネ明かし的情報ですが、今回の旅で利用したのが「立山黒部アルペンきっぷ」。京都からの新幹線、中央線特急(共に指定席)に始まり、アルペンルート内だけでも1万円ほどする運賃まで込みのすごくお得な切符です。

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そんなワケで、長野県側からだと信濃大町駅が起点となるアルペンルートの路線バスでまずは扇沢(おうぎさわ)へ向け、山中へと分け入って行きます。

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7:40ごろ、扇沢駅に到着。スッキリとはしませんが、天気はまだ全然大丈夫。

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扇沢から本格的にアルペンルートの旅に。これから6つほど乗り物を乗り継ぐんですが、いきなり混んでますね…。

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最初に乗るのは、関電トンネルトロリーバス。
「水曜どうでしょう」ファンなら「トローリー!」「オー!」という掛け声と登山家大泉さんをすぐ想起されることでしょう(笑)。アルペンルートは「サイコロの旅4」の舞台のひとつでもあるのです(今回と逆ルートですが)。

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トロリーポールで架線から集電して走るバスです。

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8:00ちょうどに扇沢駅を出発。3台ほど連なってます(連結されてはいません)が、立ち客も出るほど。アルペンルート内は自家用車など一般車両は通行禁止のため、このような用意された乗り物を利用する他ありません。

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最盛期は各乗り物に1時間待ちなどはザラだそう。実はこの日は連休明けの平日。両親の身体も考慮し、仕事を休んで連休を外したワケなんですが、それでも先ほどのような具合です。ホテルの方の話によれば「平日は個人客は減るけど団体さんが増える」んだそうです(泣)。

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トロリーバスは、関西電力黒部川第四発電所関連施設の建設のため昭和33年に貫通したトンネル内を進みます。

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15分ほどで終点(途中駅はありません)・黒部ダム駅に到着。

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オカン撮影のトロリーバス。正式には「無軌条電車」と呼ばれる、電車の仲間なんだそうです。

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そんなワケで、いきなりハイライトの黒部ダムへ。何でも、この日が観光放水の最終日なんだとか。

(つづく)

撮影日:2013年10月15日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-10-14 #04 END  家族で大糸線  〔長野県〕

11 25, 2013 | デンシャ旅 -信越(JR)

4 Comments
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2013年10月14日(月)、家族デンシャ旅1日目、もう最終回。
16:27、穂高駅からJR大糸線(おおいとせん)普通列車の旅を再開。

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国鉄型の車両なのでクロスシート、それに窓が全開にできることをみんな喜んでました。

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オカンは脳と口が直結してるような人で(笑)、旅のテンションもプラスされてこの日は普段以上の賑やかさ。ビデオを見るとオカンの声ばっかりで、目にしたものを片っ端から口にしてる感じでした(笑)。

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大糸線のロケーションと鈍行のユルさが夕暮れ時とマッチして、まったりした時間が流れてました。後日、弟も今回の旅でここが一番良かったかも、とか言ってました。

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16:58、列車の終点・信濃大町(しなのおおまち)駅に到着。

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この日のデンシャの旅もここが終点。

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信濃大町駅。大糸線の前身・私鉄の信濃鉄道の駅として大正5年に開業。駅舎は3年前の2010年に改築したみたいです。

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駅前からバスで今宵の宿のある大町温泉郷へ。

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バス車内。(撮影:弟)

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20分ほどで大町温泉郷入り口のバス停に到着。宿の送迎バスが待ってくれてたので乗り換えます。

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いつもの駅前ビジホのデンシャ旅ではありえない破格の宿をご用意いたしました(笑)。立山プリンスホテル

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こんな晩メシも、写真はないけど広い風呂も、いつもの旅との違いを満喫できたのは良かったんですが、こんな機会だからと子供の頃以来の家族4人で枕を並べて寝たのだけは大失敗でしたね。オヤジのイビキとトイレの頻度がハンパなく、ほとんど眠れずに「明日、どんな時刻表トリックで葬ってやろうか」とマジで殺意すら覚えたほどだったからです!

(2日目の旅につづく)

撮影日:2013年10月14日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-10-14 #03  家族で安曇野  〔長野県〕

11 23, 2013 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2013年10月14日(月)、家族デンシャ旅・第3回。
再び松本駅から、14:09発のJR大糸線(おおいとせん)普通列車に乗車します。

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14:36、安曇野(あづみの)観光の拠点、穂高(ほたか)駅で下車。

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穂高駅。大糸線の前身・私鉄の信濃鉄道の駅として大正4年に開業。
それはともかく、ここで降りたからにはお次は安曇野観光です。

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またタクシーに乗ってやって来たのは、大王わさび農場。東京ドーム11個分もある日本一広いわさび畑だそう。

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家族の希望で訪れましたが、定番の観光地らしくたくさんの人で賑わっていました。普段の僕のデンシャ旅なら多分スルーしてたと思います(笑)。

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わさび田を眺める両親と弟。みんなで「本わさびソフトクリーム」も食べました。

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ここは故・黒澤明監督の映画「夢」のロケ地になった水車小屋もあります。弟はこれを見たがってたようです。

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めっちゃイイ雰囲気ですが、川下りのラフティングボートが行ったり来たりするのでブチ壊しな瞬間も多々ありました(苦笑)。

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安曇野といえば道祖神。市町村単位での数が日本一なんだそうです。

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これはどうなんだろう(笑)。わさびモニュメント。

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北アルプスの山々がちょっと霞んでるのが残念でしたが、やっぱイイところですね安曇野。個人的にはレンタサイクルで駆け回って風景を心ゆくまで堪能したい場所でした。

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往路のタクシー車内からの撮影ですが、イイ感じの町並みもあるみたいだし、またぜひ再訪したいです。

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早めに穂高駅へ戻って、駅のそばの穂高神社にも寄ってみました。穂高駅の駅舎が神社風なのはここへの参詣駅だからのようです。

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普段ならギリギリまでうろついてますが、両親のことを考えると余裕をたっぷりみて動かないといけないので、そんなガッツりは観光できてないんですよねこれが(苦笑)。もう夕暮れが近付いてきました。

(つづく)

撮影日:2013年10月14日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-10-14 #02  家族で松本城  〔長野県〕

11 21, 2013 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2013年10月14日(月)、家族デンシャ旅・第2回。
JR松本駅に到着、向かった先はお約束の松本城。僕自身はもう4度目ぐらいの訪問になりますが、家族のみんなは初めて。大好きな場所なので僕がリクエストした訪問先です。

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足が悪いオカンのために駅からタクシーに乗りましたが、お城周辺が今日は歩行者天国だというのですぐそばまでは行けず、若干歩くハメに(苦笑)。

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城内に足を踏み入れるとすごい人出。門の横断幕に「お城まつり」とあります。歩行者天国もそれでか…。

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くわえて、「信州・松本そば祭り」という長野県内外から数多くのそば処が集結するフードイベントも催されていて、清閑な雰囲気で家族にお城を味わってもらいたかった僕の目論見は完全に崩壊(泣)。

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でもまぁ、「キレイなお城やなぁ!」と喜んでくれてはいたみたいです。シャッターボタンをグニーっと力を込めて押すので常に写真が傾くオカンが、奇跡的にちゃんと撮れた一枚(笑)。

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オヤジの写真。同じ位置から撮ってるので同じ構図なのはご愛嬌。

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天守閣に上るつもりでしたが、混雑で入場も拝観も時間がかかりそうなので断念…。ただ、本丸庭園が無料開放されてて、これまで見たことのなかった光景が拝めたのは僕にとってはちょっと救いでした。

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そんなこんなでしたが家族は松本を、キレイで大きな街やな、という印象と共に好感を抱いたようです。

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次の目的地へ向かうため、再びタクシーで松本駅へ戻ります。

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駅の東西自由通路西端で、信州の山並みを眺めるオヤジと弟。

(つづく)

撮影日:2013年10月14日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-10-14 #01  家族デンシャ旅!?  〔京都府~長野県〕

11 19, 2013 | デンシャ旅 -東海(JR)

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ようおこしやした。Kyo-toはんの新シリーズが始まるそうどすけど、何や、いつもと毛色が違うらしいどすえ。

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2013年10月14日(月)、今回の旅は東海道新幹線の京都駅ホームから始まります。
さっきの舞妓さんは新幹線コンコースの人形ですけど、あんなキモコワいのがあったなんて知らなかった…。

それはともかく、そう、今回の旅はいつもと違うんです。何と、家族旅行
キッカケは、今年春ごろのネガスキャン。子供の頃は本当にあちこち家族旅行へ出かけたんだな、と懐かしさと両親への感謝の念がわいて来て、じゃあ今やってみたらどうだろう?と思い立ち、気候のいい10月に決行する運びに。メンツは僕と弟、そして両親。

で、問題は手段と行先です。全員クルマも免許も持ってますが何か気分的にデンシャで、ということになったのはイイんですけど、ここで僕が張り切って仕切るのもみんな鬱陶しいだろうし(笑)僕も面白くないので、行先(まだヒミツ)は任せて僕は切符の手配やカメラ/ビデオの記録係に徹することにしました。

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そんなワケで当日の朝、まずは京都駅に集合、8:53の「のぞみ」2号で旅をスタート。手前の青い服はオカン、その前の帽子がオヤジです(笑)。多分、ダンゴっ鼻の0系新幹線の頃以来の乗車らしく「全然違うんやな!」と興奮しまくってました。

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いつものデンシャ旅ではへばり付いて離れない窓際座席も弟に譲ります(笑)。

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9:31、名古屋に到着。今回は家族が撮った写真も織り交ぜてお送りするつもりですが、これは弟が撮ったもの。

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10:00ちょうど発の中央本線特急「ワイドビューしなの」7号に乗り換えます。新幹線は名古屋への移動だけ。家族は僕以外、非テツですが、何でも珍しいので弟も車両をカメラにおさめております(右手)。

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名古屋駅での乗り換え時間が30分もありますが、オヤジは心臓、オカンは足が悪いため、余裕を十分過ぎるほどとったためです。

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僕自身は久々の中央本線(西線)。天気も上々でひと安心。(撮影:弟)

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一応、要所では見どころを案内したんですが、オヤジが撮り逃した「寝覚の床(ねざめのとこ)」。(撮影:オヤジ)

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12:03、松本駅に到着。

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終点・長野へ向かう「ワイドビュー(なのかコレ?)しなの」7号を見送ります。左下で必死にビデオ撮影してるのが僕。こうして見るとキモいなぁ~(号泣)。ちなみに奥は知らない人です。(撮影:オヤジ)

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何だか分かりませんが、「回送」の国鉄色の特急車両が停まってました。

(つづく)

撮影日:2013年10月14日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-11-04  古本まつりときらら  〔京都府〕

11 17, 2013 | 叡山電鉄

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ひっさびさの地元京都ネタ。
2013年11月4日(月)、連休だというのに旅にも出ず、京都市左京区の百万遍(ひゃくまんべん)にある知恩寺(ちおんじ)で毎年行われている「古本まつり」にブラっと出かけた時の様子です。

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境内に、10数軒の古書店ブースが並びます。傾向としては、やっぱ京都らしく仏教書とか美術書が充実してる感じです。僕は特に目当てがあるワケでもなく、何かオモロい本があったらエエなぁ、ぐらいに各ブースを冷やかして回ってただけなんですが、 まさかの!ハートを鷲掴みにするお宝本に出会ってしまいました。

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それがこちら、『日本の山河 天と地の旅』(国書刊行会/刊)という、70年代後半~80年初頭の県別の空撮写真集。絶版。

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函と背はヤケてボロい感じですが中身は新品同様。47都道府県、東京と北海道が上下巻に分けてあるため全49冊、がセットで1万円。当時の定価は2,500円/冊なので十分安いけどちょっと待て、焦るな、とスマホでAmazonやネットオークションの相場を探ってみてもこれ以上の買い得品は見当たらず、意を決して購入!一応、値切ってみたら9,000円にしてくれました(笑)。後日、ネットであと1,000円安い古書店を見つけてしまいましたが(泣)。

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ともあれ、僕がデンシャ旅で常に追い求めてる昭和50年代の日本の風景が、空撮という現在ではあまり試みられない手法でたっぷりと楽しめるんです!
これは「22巻 京都」の、五条付近の写真ですが、京阪電車はまだ鴨川沿いの地上を走ってるし、瓦屋根の民家もまだまだたくさんあったことがよく分かります。

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いまはなき、伏見桃山城キャッスルランド(遊園地)の全盛期の姿も。天守閣部分は現在も残ってますが、耐震性等の問題で立ち入り禁止。

さすがに近畿地方以外となると、元がどうだったか知らないので細かな違いを探す楽しみは半減しますけど、大きな鉄道駅には必ずと言っていいほど扇形車庫がまだあったり、駅舎や駅前の建物に時代を感じつつも風景としての印象は案外変わらないモンだなぁ、とかデンシャ旅で全国を周ったおかげで思った以上に楽しめました。
まだまだイケイケの時代だったんでしょうか、工業地帯や原発、高速道のインターチェンジとかが存外にクローズアップされてるのも何か笑えます。

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普段はよっぽど読みたい内容でもない限り買わない鉄道雑誌類ですが、100円均一コーナーで見つけて手にしてみました。1982年の「鉄道ジャーナル」6月号。

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「鉄道旅行の魅力をさぐる」という特集タイトルに魅かれたんですけど、巻頭には2009年に逝去された鉄道写真の大家・真島満秀(ましま みつひで)さんのこんな素晴らしい写真、そして鉄道紀行文学の巨匠、故・宮脇俊三さんの「汽車旅讃歌」という3ページに渡る寄稿文まで載ってるし、ホントに贅沢な時代だったんだなぁ、と思いました。こんなだったら毎月買うよ(笑)。

『交通機関は目的地へ行くための手段である。そのかぎりでは「文明」にすぎない。しかし、車窓を楽しみ、街道をたどった昔の人に思いをはせれば「文化」の趣を呈してくる。鉄道旅行には、その余地が残されている。』
(宮脇俊三『汽車旅讃歌』より一部抜粋)

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知恩寺から西へちょっと歩けば出町柳(でまちやなぎ)、ということで久々に叡電(叡山電車)にお邪魔してみます。

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叡電のカオ、展望列車「きらら」。特別料金は不要ですが2編成しかないのが玉に瑕。

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何となく修学院(しゅうがくいん)駅で降りて、付近の踏切で「きらら」を撮ったりしてみただけなんですが。この時期は鞍馬(くらま)、貴船(きぶね)付近の紅葉の中を走る姿が定番ですけど、僕自身は宝ヶ池までの市街地区間の風情が好きです。

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このエントリーを綴ってる11月16日現在も京都市内の紅葉はまだまだ、といった感じなので、「きらら」の車体エンブレムでどうぞ。


撮影日:2013年11月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
    (書籍の写真は Nikon Coolpix P300)

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2013-09-21~09-23  2013年9月みちのく三連休旅index

11 15, 2013 | その他

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2013年9月21日(土)

2013-09-21 #01  9月、久々に旅に出る  〔京都府~宮城県〕
2013-09-21 #02  仙石線ふたたび  〔宮城県〕
2013-09-21 #03  仙石線代行バス区間ふたたび  〔宮城県〕
2013-09-21 #04  仙石線 矢本~石巻ふたたび  〔宮城県〕
2013-09-21 #05  復活!JR石巻線  〔宮城県〕
2013-09-21 #06  石越へ くりでん廃線跡  〔宮城県〕
2013-09-21 #07  くりでん若柳駅跡  〔宮城県〕
2013-09-21 #08 END  今年2度目の盛岡へ  〔宮城県~岩手県〕


2013年9月22日(日)

2013-09-22 #01  JR花輪線   〔岩手県〕
2013-09-22 #02  花輪線 鹿角花輪へ  〔岩手県~秋田県〕
2013-09-22 #03  鹿角花輪  〔秋田県〕
2013-09-22 #04  旧関善酒店  〔秋田県〕
2013-09-22 #05  ガッカリ沢鉱山  〔秋田県〕
2013-09-22 #06  花の湯 そしてさよなら花輪  〔秋田県〕
2013-09-22 #07  花輪線、終点大館へ  〔秋田県〕
2013-09-22 #08 END  サイクリング大館 to 東大館  〔秋田県〕


2013年9月23日(月)

2013-09-23 #01  最終日の朝  〔秋田県〕
2013-09-23 #02  秋田内陸縦貫鉄道  〔秋田県〕
2013-09-23 #03  秋田内陸線 米内沢駅  〔秋田県〕
2013-09-23 #04  秋田内陸線 前田南駅  〔秋田県〕
2013-09-23 #05  秋田内陸線 阿仁合駅  〔秋田県〕
2013-09-23 #06  秋田内陸線 比立内駅へ  〔秋田県〕
2013-09-23 #07  内陸線終点、角館駅へ  〔秋田県〕
2013-09-23 #08  チャリで角館  〔秋田県〕
2013-09-23 #09 END  みちのく三連休旅の終わり 〔秋田県~京都府〕


この旅で完乗した鉄道:
JR花輪線 秋田内陸縦貫鉄道

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #09 END みちのく三連休旅の終わり 〔秋田県~京都府〕

11 13, 2013 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・最終回。
ついに、あとは帰るだけ、となってしまいました(寂)。
角館からは「三連休乗車券」の旅に戻って、JR秋田新幹線(田沢湖線)に。

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JR角館駅。大正10年、生保内軽便線(おぼないけいべんせん)の駅として開業。ちなみに秋田内陸縦貫鉄道の角館駅はこの左手にあります。

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今年3月にデビューした秋田新幹線・E6系「スーパーこまち」は鉄ちゃんじゃない人たちにも人気。角館駅ホームで。

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でも僕がこれから乗る「こまち86号」は見慣れたE3系でした。車両に特にこだわりはないけど、どうせなら乗ってみたかった(泣)。

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15:19、角館を発車。さようなら、2日間目にし続けた秋田の田園風景。

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岩手県に入ったあたりだと思いますが、8月の豪雨の爪痕が。秋田新幹線/田沢湖線も一時不通となり、再開後も徐行運転が続いていました。

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いつの間にか災害列島になってしまった日本。少なくとも、昨今の豪雨災害は温暖化による人災、僕らはもうこの先ずっと合理性や快適さを追い求めた代償を払い続けるしかないのか神よ!…というようなことを、合理性と快適さを追求した新幹線の座席にふんぞりかえって考えました。

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「…中二病かオマエは」とでも言いたげに雲中にアタマを隠してしまった、前日の花輪線の旅の冒頭で目にして以来の岩手山。花輪線、内陸線、田沢湖線と3つの路線でぐるっと一周してきたワケです。

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16:08着の盛岡駅で東北新幹線「はやて86号」と連結、16:09、東京へ向け東北新幹線を南へひた走ります。

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一ノ関~くりこま高原駅間で、初日に訪れた「くりはら田園鉄道」の廃線跡をオーバーパス。

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「かくさん」にお会いした仙台を経て大宮、上野、そして18:36、東京駅に到着。

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東京駅で19:20発の東海道新幹線「のぞみ257号」に乗り換え。いつもならここから夜行バスなんですけど、今年は何か体調崩しがちなのでその日のうちに帰って家でちゃんと寝よう、と(苦笑)。

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関係ないけど、東京駅の東海道新幹線ホームって行き止まりになってたんですね。デンシャ旅7年目にして初めて見た…。

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夜のデンシャは景色が見えないから退屈。旅の最中は必要に迫られたとき以外ほとんど見ないスマホなどいじってやり過ごしましたが、ようやく僕にとって故郷の灯りとも言うべき京都タワーが車窓に。

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21:38、京都駅に帰着。

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2分間も停まるんやね。21:40に新大阪(どまり)へ向け発車していく「のぞみ257号」を見送り、これにて今回の旅も全行程が終了しました。

この、みちのく9月三連休旅はほとんど1月のリベンジが主題となってしまいましたが、被災地の路線も本当はもっと訪れたかったんです。例えば、石巻線同様、部分的に復活した三陸鉄道・南リアス線。まぁでも「あまちゃん」ブームに沸く最中にわざわざ行くこともないかな、それが去った後にこそ支えるのが本物の乗りテツ(という自覚はないんですが)だ、というようなワケの分からない理由でやめちゃったんですけども。
何はともあれ、花輪線完乗をもってこんな僕なりに全国のJR路線を全部訪問できたという節目を、ちょっと祝福してもらえたような(誰に?)、3日間ずっと好天に恵まれた素晴らしい旅でした。
いつもながら冗長な旅記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

(おわり)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #08  チャリで角館  〔秋田県〕

11 12, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第8回。
秋田内陸縦貫鉄道の旅を終え、終点の角館(かくのだて)駅から歩いて角館観光。
…と思ってたんですが、観光案内所の裏手にレンタサイクル店を発見。鹿角花輪、大館に続いてここでもやっぱりチャリンコのお世話になることに。

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駅前から快調に漕ぎ出しましたが、ん? これが「みちのくの小京都」角館なのか!?
まぁこれはこれで僕は好きですけど。

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あ、ありました。いわゆる「角館」なイメージの武家屋敷通りの町並み。

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武家屋敷通り。駅から歩ける距離ですけど、思ったより遠い感じ。

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数軒点在する、一般公開されている武家屋敷。こちらは石黒家。

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青柳家の武器蔵。

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確かにイイ町並みなんですけど、観光客が多いしクルマが結構走ってて鬱陶しいしで、何か気分的にはイマイチ盛り上がらない。もし僕が、京都以外の土地で生まれ育って京都観光に来たら、きっとこんな感覚なのかも、とか思いながら桧木内川の畔で駅前コンビニで買ったおにぎりを食べました(侘しい…)。

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とりあえずもう一度武家屋敷通りに戻ってみると、さっきは気付かなかったネコの看板のお店が目に止まり、入ってみたらネコが「いらっしゃい」。

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『ねこのみせ 滑川』さんという、ネコをモチーフにした雑貨を扱うお店。カメラ目線はくれないんだけど(笑)店主さんとのラブラブっぷりは存分に発揮する看板ネコくん(名前忘れた!)に癒やされるひと時を過ごさせていただきました。

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『ねこのみせ 滑川』さん。ネコらしく気まぐれに不定休だそうです(笑)。

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武家町の南の、商家が建ち並ぶ区域にも寄ってみました。ちょっとくたびれた感じですけど、こっちの方がやっぱ僕好みかなぁ。

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区域南端の安藤家、明治時代の蔵。

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安藤家は嘉永6年創業の味噌・醤油の醸造元。蔵は火災に備えて建てられた蔵座敷なんだそうです。

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駅へ戻る途中に見つけた、映画館か何かだったっぽい劇場の廃墟。やっぱどうしてもこういうのに目が向いちゃうんですよね(苦笑)。

ちゃんとした角館観光情報はこちら↓
一般社団法人 角館町観光協会のホームページ

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #07  内陸線終点、角館駅へ  〔秋田県〕

11 11, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第7回。
秋田内陸縦貫鉄道の旅もいよいよ終盤。
(写真は上桧木内駅の構内踏切からの撮影)

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比立内駅を発って、次の駅が奥阿仁(おくあに)。ここからは国鉄から3セク鉄道として引き継いだ3年後の平成元年(1989年)に開通した区間。

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実際の訪問順序とは異なりますが、次の阿仁マタギ駅にも降りてみました。

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阿仁マタギ駅。平成元年開業のホームと待合室しかない駅で、先の奥阿仁駅をはじめ新規開業区間の駅はスタイルが統一されている感じです。

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駅前風景。ちなみに「マタギ」とは北東北に古から続く固有の文化を持った狩猟者集団のことで、このあたりはそのマタギ発祥の地だそうです。

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列車で乗り合わせた、前日100キロマラソンに参加されたというご一行が、駅近くの打当(うっとう)温泉へ送迎バス(予約が必要)で向かわれるところ。「一緒にどう?」とお誘いいただいて有難かったんですが、僕は駅めぐり旅のため泣く泣く断念、お見送りしました。

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さて、記事の構成上としては列車はさらに進み、2駅先の上桧木内(かみひのきない)駅。10数分ほど対向列車の行き違い待ち時間があるというので、駅前へ。

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ヒマを持て余して一緒に駅前へ出てきた方をふと見ると、何と先の阿仁マタギ駅で温泉にお誘いいただいた一行のお一人(笑)。この再会まで実際は僕がいくつも他の駅を巡っていただけの時間が経過しています。

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行き違い相手の急行「もりよし」が上桧木内駅に到着。かつては専用車両が用意されていたという急行列車も、現在は「看板」と運用方法を変えてるだけのようです。よく見ると僕がこの日最初に乗った車両(笑)。

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上桧木内駅を発ち、やがて列車は松葉(まつば)駅へ。昭和46年、国鉄角館線(かくのだてせん)の終着駅として開業、18年の時を経て平成元年に北の阿仁合線と繋がり、3セクの秋田内陸線として1本の路線となったワケです。
それはそうと、この時点で車内は激混みだというのに、ここでさらに中国からの観光ツアー客らしき方々が大量に乗車。昨今の社会情勢と内陸線の現状を考えると喜ばしいことですが、車内はすし詰めの修羅場に(汗)。

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寄り添う川はいつの間にか「桧木内川」になっていて、八津(やつ)~西明寺(さいみょうじ)駅間でそれを渡っているところ。

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写真では以前に1点しかご紹介してませんが、いくつか点在していて、これが最後に見た田んぼアート。

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13:21、終点の角館(かくのだて)駅に到着。これにて完乗、内陸線の旅も終わりました。ちなみに左手はJR田沢湖線(たざわこせん、秋田新幹線でもあります)の角館駅ホーム。

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秋田内陸線の角館駅舎。大正10年開業のJR駅舎とは別に昭和61年の秋田内陸縦貫鉄道への3セク転換時にできた駅舎のようです。
ここで車中で顔見知りになった100キロマラソン参加者の方々や、相席になって色々楽しくお話しさせていただいたこちらにご実家のあるという女性ともお別れして、せっかくなので角館を観光することにします。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #06  秋田内陸線 比立内駅へ  〔秋田県〕

11 08, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第6回。
秋田内陸縦貫鉄道の旅、阿仁合駅を出発してさらに南下します。

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阿仁川に寄り添いながら。

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萱草(かやくさ)駅に、こんな案内が。

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これがその大又川橋梁。橋を望める場所へ先の萱草駅からは徒歩10数分ぐらいで来れるみたいです。

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内陸線の絶景ポイントらしく、徐行運転で阿仁川の渓谷美を堪能させてくれます。

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大又川橋梁を渡ってしばらく進むと、難読駅の笑内(おかしない)。アイヌ語の「オ・カシ・ナイ=(漁師)小屋のある沢の意」が語源だそうです。アイヌと言えば北海道だとばかり思っていた僕ですが、その昔「蝦夷(えぞ)」と呼ばれていた東北の人やマタギのルーツはアイヌ、もしくはアイヌと文化を共有していたという説があり、ならばこうして地名として残っていても何もおかしないな~、とオヤジギャグをかましつつ考えを改めたのでした。

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岩野目(いわのめ)駅。このあたりの駅は山中で乗降客が少ないからか全部こんな感じ。国鉄時代からこうだったみたいです。

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そして、比立内(ひたちない)駅に到着。国鉄阿仁合線だった頃の終着駅です。
(写真は阿仁合方面へ戻る車内からの、駅南側からの撮影)

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比立内駅舎。昭和38年、国鉄阿仁合線の駅として開業。改装された駅舎はありますが、無人駅。

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手元の国鉄時代の資料には「保線区の詰所を設置」とありますが、右手の廃墟がそうでしょうか。

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平成元年の内陸線延伸・全通時に途中駅となりましたが、国鉄阿仁合線の終着駅だった頃の風情はいまも感じることができました。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #05  秋田内陸線 阿仁合駅  〔秋田県〕

11 07, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第5回。
秋田内陸縦貫鉄道の旅、前田南駅をあとにします。

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内陸線名物、田んぼアート。小渕(こぶち)駅~阿仁合(あにあい)間。

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一部の列車は観光アテンダントさんの添乗で、そんな田んぼアートの解説や徐行運転も。
(※ 稲刈りが済んでしまった11月現在は、当然このサービスはありません)

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阿仁合(あにあい)駅に到着。昭和11年、国鉄阿仁合線の駅として開業、昭和61年に3セク化、秋田内陸縦貫鉄道の中核駅に。

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阿仁合駅舎。

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ホーム側から。左右・表裏が対称というちょっと珍しい駅舎です。手元にある資料の国鉄時代の駅舎も三角屋根が特徴なのでデザインを継承したんだと思いますが、フレーム部分が「A」にも見えるし、中央部を「I」に見立てると「A」が2つに「I」で、ひょっとして「A2I=あにあい」の駄洒落!?

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広々とした構内。

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本社と、車両基地を備えています。内陸線全通時に急行「もりよし」専用として投入された車両が、定期運用を離れた現在は臨時列車などの出番を待ちながらたたずんでいました。

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ホームの電柱。かつて日本三大銅山の一つに数えられたという阿仁鉱山や秋田杉の生産で栄えた頃を見届けてきた国鉄時代のものでしょうか。

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アテンダントさんたちに見送られて阿仁合駅を出発します。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #04  秋田内陸線 前田南駅  〔秋田県〕

11 05, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第4回。
8:44、米内沢駅から秋田内陸縦貫鉄道の旅を再開。

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米内沢から乗った便は、2両編成にも関わらず満席に近い状態。出で立ちから、どうやら前日開催の100キロマラソンの参加者がゴール地点の鷹巣から多数乗られているようです。

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9:00ちょうど、阿仁前田(あにまえだ)駅。

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鷹巣方面からの最初の大きな駅。日帰り温泉施設「クウィンス森吉(もりよし)」が併設されてるんだそうですが、こういう施設を何かと言うとすぐトンガリ屋根のメルヘン調に仕立てたがるところに僕は3セクだなぁ、っていうかハコモノ行政臭さを感じてしまいます…。

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さて、次の訪問駅に到着。デンシャの色が変わりましたが、ここからは路線図の駅順に準じて訪問駅をご紹介しようという方針により、行ったり来たりを繰り返した実際の行程の時間軸とズレが生じたためです(苦笑)。

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駅の名は、前田南(まえだみなみ)。阿仁前田の隣駅で、国鉄阿仁合線の駅として昭和38年に開業した、ホームと待合室しかない駅です。

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実際の訪問時間は10:57~11:09。いちど通り過ぎた際、田んぼの中にポツンと存在する「何もなさ」が妙に清々しく感じられ、降りてみたくなって戻ってきたというワケです。

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駅前通り(笑)。

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少し離れたところに集落があって、まったく何もないワケではありません。

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駅の傍の踏み切り。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #03  秋田内陸線 米内沢駅  〔秋田県〕

11 04, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第3回。
秋田内陸縦貫鉄道、最初の途中下車駅は米内沢(よないざわ)。

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昭和9年の国鉄阿仁合線開業時(最初に開通した区間)の終着駅。そんな雰囲気は残ってる気がします。

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現在は使用されていない向かいのホーム。吊り下がった看板にもあるように、ここ米内沢は「浜辺の歌」や「かなりや」の作曲者、成田為三(なりたためぞう)の生誕地なんだそう。

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限られた時間で、ぜひ3セク化前の国鉄時代の駅(舎)を見ておきたかったんですが、米内沢は相応のイイ趣きを持った駅だったと思います。

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駅前風景も味があってイイですし。右手の商店以外閉まってる感じが残念ですが…。

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ただ、内陸線は運転本数が少ないので、ここで過ごした時間は何と7:29から8:44の、およそ1時間15分。

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委託の駅員さんがおられるんですが、デンシャが来ない時間は「朝ご飯を食べに」と自宅に戻られてました(笑)。

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途中からこちらのご夫婦が話し相手になって下さってホント助かりました。何でも前日に行われた、ほぼこの内陸線に沿って走る100キロマラソン(!)への参加で関東から来られたんだそう。これから五能線へ寄られるんだとか。

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先のお二人が乗られる鷹巣行きの列車が到着。僕もこのあとの角館方面行きで米内沢をあとにしました。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #02  秋田内陸縦貫鉄道  〔秋田県〕

11 03, 2013 | 秋田内陸縦貫鉄道

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅最終日・第2回。
1月のリベンジ旅その2、第3セクターの秋田内陸縦貫鉄道を訪問します。

文字通り秋田県の内陸を南北に縦貫する鉄道ですが、かつては国鉄の、北から阿仁合線(あにあいせん)、南からは角館線(かくのだてせん)として建設されたものの、繋がることなく赤字で廃止になる運命だった路線を3セク方式で引き継ぎ開業、のち全通させたという経緯があります。

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起点の鷹巣(たかのす)駅。JR鷹ノ巣駅(表記が違います)の西隣に建っていて、国鉄阿仁合線から3セク転換された昭和61年に誕生した駅舎。

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改札が始まったようです。今回の旅で利用しているJR東日本「三連休乗車券」では乗れないので、秋田内陸縦貫鉄道の一日乗車券「ホリデーフリーきっぷ」(2,000円)を購入して僕も列車へ向かいます。

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列車最後尾から駅舎の方を見たところ。JRとホームは繋がってるのでそのまま乗り換えもできます。

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平成元年の全線開通時に投入されたというAN-8800形の車内。

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さて、7:05発の列車でいよいよ鷹巣駅を出発。すぐに奥羽本線と別れて左手の内陸線は南下を始めます。

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全線単線・非電化の「THE ローカル線」のたたずまい。

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7:21、最初の列車行き違い。

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合川(あいかわ)駅。昭和9年、国鉄阿仁合線の羽後上大野(うごかみおおの)として開業した駅。ここ、降りて見てみたかった駅舎なんですが…。

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とりあえず先に進みます。

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途中、駅でも何でもないところで停車、運転士さんが降りてったのでビックリしましたが、線路上にお米の袋か何か落ちてて運転上の支障になったので退けに行ったんだそう(苦笑)。

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7:29、内陸線最初の途中下車を敢行します。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2013-09-23 #01  最終日の朝  〔秋田県〕

11 01, 2013 | デンシャ旅 -東北(JR)

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2013年9月23日(月)、みちのく9月の三連休旅も最終日の朝を迎えました。
朝日を浴びるJR大館駅。この日も好天に恵まれました。

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ひと晩過ごした大館の街を離れます。ハチ公にも、さよなら。

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大館が始発駅の6:32発JR奥羽本線(おううほんせん)上り列車に乗車。前日の花輪線の旅をもってJR全線訪問を果たしたため、もうJRではどこへ行こうと未知の路線へのワクワク感を味わえないと思うと若干寂しさが。

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大館駅~早口(はやぐち)駅の間は単線。「本線」といいつつ、輸送需要と建設費用の兼ね合いで複線化されずに残ってしまっている単線区間が奥羽本線には結構点在するのです。

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まぁ、そんなことはフツーに乗ってる限りは関係ないんですけども。ともあれ列車は西へ。

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糠沢(ぬかざわ)駅に停車中、ふと目をやると太鼓のカタチの駅舎というか待合室が。奥羽本線は一度往復してるのに目にした覚えがないし、できれば今も見なかったことにしたい…。

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6:50、鷹ノ巣(たかのす)駅で下車。

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ホームに、こんなものが。あー、それでさっきの糠沢駅も太鼓か!

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何でも、ギネスブックにも認定された世界一の大太鼓、綴子大太鼓(つづれこおおだいこ)がこちら北秋田市の伝統芸能なのだそう。

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機会があればそれも見てみたいですが、この日鷹ノ巣駅を訪れたのは他でもありません。ここを起点とする第3セクター鉄道、秋田内陸縦貫鉄道に乗るためです。

(つづく)

撮影日:2013年9月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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