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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2014-05-10 #04  南海高野線 下古沢駅と上古沢駅  〔和歌山県〕

07 31, 2014 | 南海電鉄

2 Comments
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2014年5月10日(土)、南海高野線の駅めぐり第4回。
高野下駅から先は、かつての高野山電気鉄道が開通させた、最大50‰(パーミル)の急勾配区間。2つの「古沢」駅が続きます。まずは下古沢(しもこさわ)。

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1928年(昭和3年)6月18日、前述の高野山電気鉄道の高野下~神谷(現・紀伊神谷)開通時に開業。
余談ですが、ここだけ駅名標がこれ1枚しかなく、隣駅の上下関係の「向き」を合わせられないことに今頃気付きました…。

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駅舎は開業当時のもののようですが、車寄せの方杖(ほうづえ=庇を支える補強材)がちょっと気を利かせてる以外、外観は目立った特徴のない実用本位の印象。

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学文路(かむろ)駅同様、駅前に引きのスペースがなく全景を収めにくい。

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というのも、もうほとんど崖の上に駅がある、といった立地だから。手持ちの飲料が尽きて眼下の集落へ買いに行ったんですが、戻るときのキツイことといったら!
しかも自販機さえ見当たらず、出会った方に「高野下駅付近のガソリンスタンドにしかない」と聞いてガックシ(泣)。

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駅前へ勢いよく飛び出すと身投げになってしまう駅です(苦笑)。通勤・通学で毎日利用されてる方がいるとしたら、頭が下がります。

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ここも無人駅。

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1線剥がされ、現在は駅舎側のホームしか使用されていません。なので、本来向かいのホームにもあるハズの駅名標まで省かれてしまってるようです。
(かつての構内踏み切りからの撮影)

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では、もうひとつの「古沢」駅へ。
(※ 実際の訪問順と異なるので写ってるのは上り列車ですが…)

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上古沢(かみこさわ)駅。
この辺り一帯「古沢」という地名らしく、駅はありませんがあと一つ、「中古沢」の3地区で構成されているようです。

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下古沢と同じく、1928年(昭和3年)6月18日の開業。

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純和風といっていい、峠の茶屋のような可愛らしい駅舎。
前身の会社も違いますが、明らかに高野下駅までの大正時代のものとは建築様式が異なってて面白い。

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駅舎側面。白いです。塗り替えた?塗り直した?

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駅舎内の天井は、かつて照明が下げられていた部分も含め、意匠が共通。ちなみにここにきてやっと有人(業務委託)駅。

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ここも崖の上の駅。駅舎の窓の外がこんなにパノラミック。

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ところで、この駅舎ひょっとして。
もしかしてだけど、もしかしてだけど~、レンズの歪みを差し引いたとしても傾いてるんじゃないの~!?

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ほら、やっぱり。出入口が歪んでます。

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決定的なのは、ホームから見たこの光景。手前の駅付属の建物や左手の架線柱と比べても明らかに…。

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ちなみにホームは駅舎から独立した相対式。高野線の山岳区間は単線なので列車の行き違い待ちが生じ、時にはこんな風に特急が普通列車を待ったりすることも。

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傾き疑惑も含めて強く印象に残った上古沢駅。僕はすごく好きになっちゃったので、問題なければこのまま残って欲しいなぁ…。

(つづく)

撮影日:2014年5月10日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

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2014-05-10 #03  南海高野線 高野下駅  〔和歌山県〕

07 29, 2014 | 南海電鉄

2 Comments
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2014年5月10日(土)、南海高野線の駅めぐり第3回。
橋本駅からスタートした山岳区間、九度山に続いては高野下(こうやした)駅。

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1925年(大正14年)7月30日、九度山駅からの延伸時に終着駅として開業。当初は「高野山」だったのが、9月11日には現駅名に改称。何れにせよ紛らわしい駅名ですが、高野山はまだまだ先なのでお参りの方はお間違えなきよう。

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なかなか立派な高野下駅舎。開業当時はここで高野山電気鉄道と接続しており、前身の南海鉄道としては実質ターミナル駅だったからでは、と推測しますが、そう考えるとこの駅名もうなずける気がします。

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駅舎の下が道路になっていて奥の集落への連絡通路かと思ったら、明治の終わりごろから昭和34年まで走っていた高野山森林鉄道の線路跡を転用したものなんだとか。

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不動谷川沿いの山肌に張り付くような高野下駅西側の集落。

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駅前の国道370号沿いの廃屋。

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駅のすぐ南、不動谷川に架かる橋梁を特急「こうや」が駆け抜けていきます。

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駅舎へ至る階段の回廊側面は、駅舎に合わせた下見板張り。

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駅舎およびホームへのアクセスはこの階段のみ。風情は満点ですが、エスカレーターもエレベーターもなく、バリアフリーという面では厳しい…。

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この駅も昨年4月1日に無人化。「天空」とか観光列車に力を入れた代わりに途中駅は切り捨てたんですかね南海さん(泣)。

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ホーム上屋の駅名標と、ホームから見た駅舎。

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島式1面2線のホーム。ホーム上には2010年の高野線全通80周年記念、「南海思い出ミュージアム」として多数の鉄道資料が展示されてますが、煩雑すぎるように思えて割愛しました(撮影してはいるんですけど)。

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人って結局、自分の見たいものしか見てないんですよね。
…というスタンスでこれからもお送りします。

(つづく)

撮影日:2014年5月10日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

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2014-05-10 #02  南海高野線 学文路駅と九度山駅  〔和歌山県〕

07 28, 2014 | 南海電鉄

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2014年5月10日(土)、南海高野線の駅めぐり第2回。
橋本駅からスタートした山岳区間、紀伊清水に続いては学文路(かむろ)駅。

※ 本シリーズは実際に訪れた順序ではなく、駅番号順にご紹介します。

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1924年(大正13年)11月1日開業。駅名は、高野詣りの宿場町として栄えた旧学文路村にちなむものだとか。

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駅前の国道370号からコンクリートの階段を上がった高台に駅舎があります。

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素晴らしい駅舎なんですけど、ご覧のように引きのスペースに乏しいので全景を撮るのが難しい…。

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駅舎正面の付け庇。渦巻き状の金具は旗などを立てるためのもの。

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駅出入口から見た駅前風景。

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駅舎内。木枠の窓に広告入りの鏡、木の壁、ベンチ…やっぱエエなぁ。

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昭和50年頃から、駅名と最寄りの天満宮の縁起をかついだ入場券が受験生に人気だそうで、近年は「滑らない砂」まで登場、合格後に返納する際の「納箱」が観光列車「天空」のカタチで改札脇に。
ただ、昨年春から無人駅になってしまったため、入場券類は橋本駅で販売する旨の張り紙がありました。

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紀伊清水もそうでしたが、相対式の学文路駅ホーム。

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ホーム上屋の駅名標。書体からして古そうです。

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ホームのベンチも年季入り。

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高野線の特急「こうや」。橋本~極楽橋間の途中駅には停まりません。

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さて、次の駅は九度山(くどやま)。

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1924年(大正13年)12月25日開業。

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紀伊清水、学文路と意匠に共通部分は多いものの、それぞれ微妙に違うのが面白い。

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ここも昨年春に無人化されてます。

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駅前風景。真田幸村ゆかりの地だそうで、ハイキングコースの案内板も。右手に見えるのは保線基地。

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構内踏み切りで連絡する相対式ホーム、上り(橋本方面)側に駅舎、という構造もこれまでの駅と同じ。

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ここから先、極楽橋方面へ本格的な上り勾配区間となります。

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山岳区間用22000系「ズームカー」を観光列車に改造した「天空」。2009年デビューですが、僕はこの日初めて見ました(汗)。

(つづく)

撮影日:2014年5月10日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

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2014-05-10 #01  南海高野線 橋本駅と紀伊清水駅  〔和歌山県〕

07 27, 2014 | 南海電鉄

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2014年5月10日(土)。
GWの北陸本線駅めぐり旅を終えた週末、今度は地元関西の私鉄、南海電鉄の駅めぐり。
1回分余ってた春期の「スルッとKANSAI 3dayチケット」の有効期限が迫ってたので、ターゲットを高野線(こうやせん)の山岳区間に選定。早く訪問せねば、と思いつつ後回しになってた、古いイイ駅舎が多数残るエリアなんです。

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南海高野線は汐見橋(しおみばし)駅~極楽橋(ごくらくばし)駅間 64.4kmを結ぶ路線ですが、今回の対象は和歌山県の橋本駅~極楽橋までの19.8km、世界遺産・高野山へと向かう標高差443mの山岳区間。

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まずは橋本駅から。京都からは2時間ぐらいの距離、ユルめの出発だったので着いたのは正午前。

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JR(和歌山線)との共同使用駅で、元からの駅舎はJR線側にありますが、2011年3月に南海の橋上駅舎も完成。

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橋本駅からの最初の訪問駅は、紀伊清水(きいしみず)。いきなりシブい!

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1925年(大正14年)3月15日開業。

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駅舎は開業当時のもののようです。ネットで見かけた数年前の写真では、左手の自販機のスペースは売店でした。

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2010年4月1日に無人化されたそうです。

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駅前風景。紀ノ川沿いの、JR和歌山線沿線とも共通する感じの長閑さ。

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駅舎側に遮断機の付いた構内踏み切りで上下線のホームが結ばれてます。

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下り(極楽橋方面)ホームに、放置されて久しい駅庭が。

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ホームの上屋には古いタイプの駅名標も。撤去せずに2012年導入の駅番号を追加(もしくはパネルを変更)してるところが古い駅舎を安易に建て替えたりしない南海さんのイイところ。

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高野線自体は高野山訪問で既に二、三度往復の経験がありますが、初っ端でこれだから、やっぱ駅めぐりに訪れた甲斐がありました。ワクワクしながら次の駅へ。

(つづく)

撮影日:2014年5月10日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

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2014-05-04~05-06   JR北陸本線 駅めぐり旅 index

07 26, 2014 | 旅のindex

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2014年5月4日(日)

2014-05-04 #01  GWは北陸本線  〔滋賀県~〕
2014-05-04 #02  北陸本線 田村駅と長浜駅  〔滋賀県〕
2014-05-04 #03  北陸本線 新疋田駅  〔福井県〕
2014-05-04 #04  北陸本線 敦賀駅  〔福井県〕
2014-05-04 #05  北陸本線 王子保駅と今庄駅  〔福井県〕
2014-05-04 #06  北陸本線 南条駅、湯尾駅、福井駅  〔福井県〕
2014-05-04 #07  北陸本線 北鯖江駅と大土呂駅  〔福井県〕
2014-05-04 #08  北陸本線 越前花堂駅  〔福井県〕
2014-05-04 #09  北陸本線 牛ノ谷駅と春江駅  〔福井県〕
2014-05-04 #10 END  北陸本線 丸岡駅、森田駅、武生駅、鯖江駅  〔福井県〕

2014年5月5日(月)

2014-05-05 #01  北陸本線 鯖江駅、粟津駅、加賀温泉駅  〔福井県~石川県〕
2014-05-05 #02  北陸本線 動橋駅、大聖寺駅、細呂木駅、小松駅  〔石川県、福井県〕
2014-05-05 #03  北陸本線 小舞子駅、寺井駅、明峰駅  〔石川県〕
2014-05-05 #04  北陸本線 加賀笠間駅、(金沢駅)、野々市駅、西金沢駅  〔石川県〕
2014-05-05 #05  北陸本線 西高岡駅、石動駅、小杉駅、福岡駅  〔富山県〕
2014-05-05 #06  北陸本線 富山駅と高岡駅  〔富山県〕
2014-05-05 #07  北陸本線 倶利伽羅駅  〔石川県〕
2014-05-05 #08 END  北陸本線 森本駅、津幡駅、東金沢駅、金沢駅  〔石川県〕

2014年5月6日(火)

2014-05-06 #01  北陸本線 黒部駅と魚津駅  〔富山県〕
2014-05-06 #02  北陸本線 東滑川駅と水橋駅  〔富山県〕
2014-05-06 #03  北陸本線 滑川駅、入善駅、西入善駅  〔富山県〕
2014-05-06 #04  北陸本線 泊駅と生地駅  〔富山県〕
2014-05-06 #05  北陸本線 梶屋敷駅と青海駅  〔新潟県〕
2014-05-06 #06  北陸本線 糸魚川駅と浦本駅  〔新潟県〕
2014-05-06 #07  北陸本線 帰路  〔新潟県~石川県〕
2014-05-06 #08 END  北陸本線 芦原温泉駅、そして旅の終わり  〔福井県~京都府〕


訪問駅一覧
今回訪問した駅 それ以前(2007年~) 未訪問

【 滋賀県 】 米原 - 坂田 - 田村 - 長浜 - 虎姫 - 河毛 - 高月 - 木ノ本 - 余呉 - 近江塩津 -
【 福井県 】 新疋田 - 敦賀 - 南今庄 - 今庄 - 湯尾 - 南条 - 王子保 - 武生 - 鯖江 - 北鯖江 - 大土呂 - 越前花堂 - 福井 - 森田 - 春江 - 丸岡 - 芦原温泉 - 細呂木 - 牛ノ谷 -
【 石川県 】 大聖寺 - 加賀温泉 - 動橋 - 粟津 - 小松 - 明峰 - 寺井 - 小舞子 - 美川 - 加賀笠間 - 松任 - 野々市 - 西金沢 - 金沢 - 東金沢 - 森本 - 津幡 - 倶利伽羅 -
【 富山県 】 石動 - 福岡 - 西高岡 - 高岡 - 越中大門 - 小杉 - 呉羽 - 富山 - 東富山 - 水橋 - 滑川 - 東滑川 - 魚津 - 黒部 - 生地 - 西入善 - 入善 - - 越中宮崎 -
【 新潟県 】 市振 - 親不知 - 青海 - 糸魚川 - 梶屋敷 - 浦本 - 能生 - 筒石 - 名立 - 有間川 - 谷浜 - 直江津


撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #08 END  北陸本線 芦原温泉駅、そして旅の終わり  〔福井県~京都府〕

07 25, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり旅も、ようやく最終日の最終回までこぎつけました。
ここまでお付き合いいただけた方にはホントに感謝します。
京都へ帰ってる途中ですが、最後のひと足掻き、芦原温泉(あわらおんせん)駅へ寄り道。
最後の最後まで、温泉ではなく「駅」です。

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前回の加賀温泉駅を350Mで16:26に発ち、16:43着。東隣の細呂木駅からは福井県。
この旅通算55ヶ所目の訪問駅。

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1897年(明治30年)9月20日、官設鉄道北陸線の福井~小松間延伸時に金津(かなづ)駅として開業。1972年(昭和47年)3月15日、現駅名に改称。駅舎は同年11月に建て替えられた、国鉄時代の橋上駅舎。
北陸新幹線駅となる計画もあるようです。

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ホームの様子。1972年(昭和47年)に廃止されるまで、国鉄三国線(みくにせん)も分岐していたそうです。

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『ちはやふる』の綿谷 新の出身地なのだ!…って観たことないから知らんけど(汗)。

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駅舎内には大河の黒田官兵衛。もう…何か…カオス。

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加賀温泉郷と並ぶ温泉地、芦原温泉や名勝・東尋坊(とうじんぼう)などへのアクセス拠点駅なので、特急もホイホイ停まります。

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芦原温泉そのものは駅から車で10分ほどと離れているため、宿の送迎バスなどが多数待機、そんな光景も含めて駅前は昭和の温泉駅の風情が残ってます。

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営業してるのかしてないのか不明な物件も併せて、いつも車内から面白そうだと指をくわえて見ていた駅前をじっくり味わえて満足。

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芦原温泉駅からは17:15発の352M、上り敦賀(つるが)行きに乗車。352Mは当駅始発の便で、温泉客は特急に乗るため空いていて敦賀までの座席は安泰。

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芦原温泉駅を発ち、福井駅の手前でえちぜん鉄道に遭遇。

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17:32、福井駅に到着。17:45の発車まで13分間停車、喫煙スペースのある駅前へ。

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地元のTV局FBC福井放送による、「ナオリュウ」っていう、これまた地元福井の女性シンガーの生ライブ中継が行われてました。

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さて、18:37、352Mの終点・敦賀駅に到着。

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敦賀駅構内に残るSL時代の給水塔。

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敦賀からは18:49発の3333M、東海道線経由の新快速姫路行きに乗り換え。

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敦賀駅~新疋田(しんひきだ)駅間の上り便は勾配緩和の鳩原(はつはら)ループ線を通ります。トンネルとトンネルの間の一瞬ですが、一度背にしたハズの敦賀の街と敦賀湾が眼下にひろがる見逃せない光景を目にすることができます。進行方向左手、要チェキ。

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19:29、滋賀県の長浜駅で下車。今回の旅で利用した企画切符「北陸おでかけパス」の南限なので、ここで京都までの切符を買います。予め北陸線内で手続きしたり、京都駅で乗り越し分を支払えばいいのかもしれませんが、お腹も減ったことだし晩メシを兼ねて降りてみるのもいいかなと。

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往路では気付かなかった、万城目学(まきめ まなぶ)原作の滋賀県が舞台の映画『偉大なる、しゅららぼん』の記念ブースが。

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長浜19:57発の3335M、新快速網干(あぼし)行きに乗車、米原から東海道線経由で21:07、京都に帰着。


というワケで、3日間で北陸本線全78駅中、55駅も訪問することができました。駅しか出てこない、果てしなく続くように思えた今回の駅めぐり旅もこれでおしまい。行ったり来たりで地域性がボヤケた嫌いがあり、やっぱ起点から順に並べた方が良かった気もするし、それ以前に多分みなさん飽きてたと思いますが(汗)、自分でもブレなかった点だけは褒めたい、かな。
来春の北陸新幹線金沢延伸開業までの「北陸本線」のうちに全駅制覇、が当初の目標だったので、続きはまた必ずやります。ともあれ、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

(おしまい)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #07  北陸本線 帰路  〔新潟県~石川県〕

07 24, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第7回。
ついに今回の旅も実質的に終わりの時を迎えてしまいました。
京都へ向け、浦本駅から12:38の550M、上り富山行きに乗車。
もう下り列車に乗ることはない事実が寂しい…。

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この旅でお世話になった「北陸おでかけパス」。南限の長浜まで戻ります。

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12:41、ちょっと前に訪問した梶屋敷駅を横目に。最終日に最も遠い場所へ行くなんて、普通に考えると馬鹿げてますけど、訪問した駅をこうして見ながら帰ることができて僕は嬉しい。

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12:47、再び糸魚川駅。12:58の発車まで11分の停車。

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13:09、昨年のGWに訪れた親不知駅

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13:20、越中宮崎(えっちゅうみやざき)駅からは富山県。今回訪問できなかった駅の一つです…。

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14:10、富山駅に到着。14:13発の450M、上り金沢行きに乗り継ぎ。

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14:24、小杉駅で特急「サンダーバード」30号を先に行かせるため10分間停車。前日訪問した時の滞在時間より長いくらいで、その時は割愛した駅の南口へ出てみました。やっぱこっちの方が駅前は賑やか。

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北口の駅舎と比べると、いかにも後年、簡易的に造った出入口といった感じの南口(1996年開設)。

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高岡~西高岡間、通る度いつも気になるこの「国民の国鉄」。それ以外はほとんど消えかかってて、「ローカル線切捨て反対/国鉄運賃 公共料金 物価値上げ反対/国労北陸高岡支部」とありますが、少なくともJRになる前から貼ってあるってことですよね(苦笑)。

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14:56、石動(いするぎ)駅で今度は特急「はくたか」10号退避のため、15:03まで停車。まぁ僕なんかは喫煙コーナーに行く時間ができて嬉しいんですが、3セク化後に特急もなくなったとしたら、こんなのんびりした時間も消えてしまうんでしょうかね。

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駅舎側の下りホームには「しらさぎ」7号が入線。

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15:09、石川県に入って倶利伽羅(くりから)駅。右手にのんびりしたオバちゃんが写ってますが、このあとお仲間のハイカーらしき一団と慌てて跨線橋を渡ろうとするんです。もちろん間に合いませんでしたが、時間を勘違いでもしてたんでしょうか(苦笑)。

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15:27、この日早朝に出発した金沢駅に10時間ぶりに帰還。ですが15:30発の350M、上り福井行きに乗り継ぎ。

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金沢発の上り便で座れたためしはなく、この時も北陸新幹線白山総合車両所なんかをこうして先頭部に立って眺めています…。

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16:02の小松駅で結構降りたので着席。前日訪れた際、駅名標を撮り忘れたため車内から押さえようとしたものの、こりゃダメだ…。

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16:06頃、粟津(あわづ)駅で特急「しらさぎ」62号退避のため、16:12まで停車。

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時間が微妙で前日見た駅舎との再会は諦め、ホーム端の喫煙コーナーで「しらさぎ」62号を見送ります。

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粟津~動橋(いぶりはし)間、あまりクリアではありませんが、進行方向左手に白山(はくさん)の麗しい姿が。

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そして今度は右手にこれが見えてきたら、加賀温泉駅。

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その加賀温泉駅でも16:20到着から16:26の発車まで、特急「サンダーバード」34号の先行を待たされます。つくづく特急優先のダイヤですけど、今日は珍しく遅れがなく乱れてないだけマシです(苦笑)。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #06  北陸本線 糸魚川駅と浦本駅  〔新潟県〕

07 23, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第6回。
この旅通算53駅目の糸魚川(いといがわ)に到着。
直江津から先、北越急行ほくほく線を経由して越後湯沢へ向かう特急「はくたか」9号もほぼ同時刻に入線。

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青海駅から11:31の539M、下り直江津行きで11:38着。何と539Mはここ糸魚川で12:15の発車まで37分も停車するため、その間を利用して駅訪問を敢行。

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来春、北陸新幹線駅となる糸魚川。新幹線高架ホーム(左)はほぼ完成した模様。代わりにこちら側、在来線は3セクの「えちごトキめき鉄道」に。
しかしこのネーミング、僕の地元で例えるなら「きょうと古都コト鉄道」みたいなモンでしょ?もうほとんど羞恥プレイ…。

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糸魚川駅到着直前の車内から。新幹線高架ができる前、富山寄りのこの位置には素晴らしい赤レンガ車庫がありました。

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すっかり新しくなった糸魚川駅。
1912年(大正元年)12月16日、国鉄信越線の名立~糸魚川間の延伸時に終着駅として開業。翌年4月1日、青海から延伸した北陸本線に編入、全通。以来、北陸本線所属の途中駅に。

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2011年(平成23年)11月8日に着工、2013年(平成25年)12月1日に完成した橋上駅舎。まだ新幹線口には通じていません。

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駅舎から見た駅前(北口)。駅前の整備はまだまだ途上のようです。

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糸魚川は世界ジオパークにも認定され、縄文時代から世界的にも珍しい翡翠(ひすい)の産地。改札口に翡翠の勾玉のモニュメント。

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長野県・松本から延びるJR大糸線の終着駅でもある糸魚川駅。大糸線ホームで佇むキハ120。来春の北陸本線3セク化後は飛び地路線となるため、JR西日本は南小谷駅~糸魚川駅間を廃止したかったみたいですが…。

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糸魚川駅を発ってまた次の駅へ。

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54駅目、浦本(うらもと)。糸魚川12:15の539Mで12:24着。

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1950年(昭和25年)1月28日、国鉄北陸本線の駅として開業。

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戦後に地元の人々の請願で開業、500万円の資金を借りて住民が駅を作ったんだそう。そんな思いのこもった駅舎も開業当時のもののようで、3セク化後もぜひ残して欲しいです。

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現在は無人駅。

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駅前がすぐ日本海。井上陽水の「少年時代」を口ずさみたくなる風景。

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ホーム。昔の幹線駅ホームはどこも、こんな小駅でさえもめちゃめちゃ長くて改めてビックリします。

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下りホーム側に駅舎があって、階段で繋がっています。

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上りホームとの連絡は線路をくぐってスロープで。夜とか大雪の時はちょっと怖そう…。

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昨年のGWも日本海を望める有間川駅を訪れて北陸駅の白眉だと思ったんですが、何か、こっちの方が気に入っちゃったなぁ。
それはそうと、もうホントに今回の北陸本線駅めぐり旅の東進もここらでおしまい。京都へ帰らねば…。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #05  北陸本線 梶屋敷駅と青海駅  〔新潟県〕

07 22, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第5回。
ついに新潟県へ、来春の北陸新幹線延伸開業で3セクの「えちごトキめき鉄道」となる区間に突入。

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この旅通算51ヶ所目の訪問駅、梶屋敷(かじやしき)。
富山県の生地駅から10:18の537M、下り直江津行きで11:03着。

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1912年(大正元年)12月16日、国鉄信越線(の一部だった)の名立~糸魚川間延伸時に開業。
改装されてはいるものの、オーソドックスなスタイルの木造駅舎が残ってます。

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入口に掲げられている達筆の駅名板。駅員さんのお話によれば、地元のお寺さんの揮毫(きごう)だとか。

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Wikipediaなどには無人駅とありますが、この時はめちゃめちゃ愛想のいい駅員さんがおられました。

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駅舎側は果てしなく長い下りホーム、跨線橋で結ばれた上りホームは島式で短い、変なバランス。この先の上り方面、糸魚川駅との間にデッドセクション(電化方式の切り替え死電区間)があり、当駅~直江津側は直流電化区間。

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駅前の、正体がよく分からないひと気のない建物が気になるので、タイミングよくデンシャに乗りに来た方(ここが地元の金沢の大学生でした)に聞くと、随分前に潰れた会社が解体撤去費用が出せずに放置したものだそう。

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この駅舎にも、漁村っぽい周辺の集落とも調和してない社屋だけでもヘンテコな企業センス。そりゃ潰れるわ…。てか置いてくなよ(泣)。

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52駅目、青海(おうみ)駅。
梶屋敷駅から11:14の546M、上り富山行きで11:26着。

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1912年(大正元年)10月15日、国鉄北陸本線の泊~青海間延伸時に終着駅として開業。
駅舎は1968年(昭和43年)9月に建て替えた国鉄時代の橋上駅舎。

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昭和な感じの駅案内。右手の矢印は全部「階段を上がれ」ってことなので、1本で済む上にほとんど意味がない…。

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改札口。簡易委託の有人駅。

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さっきの窓口もこの待合室もレトロ。床の感じに、古い学校とか図書館のような妙な懐かしさを覚えます。

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改札口のある橋上駅舎最上階から見た駅前風景。滞在時間5分じゃなければ海まで行けたのになぁ。

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貨物やセメント輸送で賑わっていたという、広い構内。

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専用線など側線も多数。背後にそびえるのは黒姫山(長野県の黒姫山とは別モノなんだそう)。

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また次の駅へ。と言っても最終日のお昼前に新潟にいるようではもう今回の旅もそろそろ潮時。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #04  北陸本線 泊駅と生地駅  〔富山県〕

07 21, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第4回。
この旅通算49ヶ所目の訪問駅は、泊(とまり)。

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西入善駅から9:37の535M、下り泊行きで9:46着。

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1910年(明治43年)4月16日、国鉄北陸本線の魚津~泊間延伸時に終着駅として開業。駅舎は1973年(昭和48年)改築の国鉄時代のもの。前年発行の「日本の駅」の写真では素朴な木造駅舎だったのが驚きです。

余談ですが、2012年放送の中山美穂&佐藤浩市主演ドラマ『終着駅~トワイライトエクスプレスの恋』で、当駅が羽越本線のとある駅という設定で登場しました。「トワイライト」に釣られて観ちゃったんですよね僕(苦笑)。

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かつてはある種の拠点駅だったのか、広めの構内にSL時代の給水塔なども。

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その給水塔の脇を特急「はくたか」2号が駆け抜けていきます。「北越」の一部を除いて特急の停車もありません。辛うじて、平日朝の通勤特急「おはようエクスプレス」の金沢行き始発駅ではあります。

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普通列車は金沢・富山方面からの折り返し便の設定があり、僕が乗って来た535Mも上りの540Mとして折り返すためそのまま停留しています。

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跨線橋を渡って駅舎側のホームへ。来春の3セク化でどう変わるか分かりませんが、富山駅以東はホントに(僕の勝手な)イメージ通りの「北陸本線」な雰囲気がよく残ってる気がします。

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改札口。みどりの窓口もある有人駅です。

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駅前風景。古本で入手した国鉄時代の書籍には、この先にかつての宿場町があり、「紋佐」という料亭が太平洋戦争末期の特高による弾圧事件「横浜事件」の舞台となった旨の記述があって時代を感じますが、気付けばまたそうも言ってられない状況が迫っているのかもしれません…。なんつって。

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めっちゃ昭和な家族の銅像が「希望」と題されて駅前に立ってるのも何か皮肉な感じですけども。

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さて、泊駅からは9:57の540M、上り富山行きで次の駅に到着。

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ついに50駅目、生地(いくじ)。10:10着。

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朝の黒部駅で犯したつまらないミスで、危うく訪問し損ねかけた生地駅です。おかげで滞在時間は8分ですが、何とかねじ込むことができました。

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泊駅と同様、1910年(明治43年)4月16日の国鉄北陸本線魚津~泊間延伸時の開業。
前述の国鉄時代の書籍には、12世紀の半ばに新治(にいはる)と呼ばれた村が津波で破壊され、再興した人々によってこの地が「生地」と名づけられた、とあります。

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駅舎は1975年(昭和50年)改築の国鉄時代のままのようです。

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簡易委託ですが有人駅。

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駅前風景。左手は黒部市村椿(むらつばき)公民館。反対側の駅裏手はYKK黒部工場の広大な敷地がひろがってます。

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ここにも昭和な銅像が。

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ホームの様子。

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国鉄時代は2面3線の構造でしたが、現在は1線撤去されています。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #03  北陸本線 滑川駅、入善駅、西入善駅  〔富山県〕

07 20, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第3回。

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この旅通算46ヶ所目の訪問駅、滑川(なめりかわ)。水橋駅から8:19の427M、下り黒部行きで8:24着。

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ホタルイカの産地として有名な滑川。あと、蜃気楼も見れるそうです。

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1908年(明治31年)11月16日、官設鉄道北陸線の富山~魚津間延伸時の開業。駅舎は昭和43年(1968年)7月改築の国鉄時代のもの。みどりの窓口もある有人駅です。

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駅前の道の突き当りが富山湾のようですが、時間が微妙で行けずじまい…。

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直江津方面側の駅舎脇の留置線が半分、駅関係者の方のだと思うんですがクルマ置き場になってました(笑)。車止めは右手前にあるんですが。

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駅の南側には地鉄こと富山地方鉄道の滑川駅があります。かつては跨線橋で結ばれていたそうですが、現在は改札外の地下道で連絡。

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47駅目、入善(にゅうぜん)。

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滑川駅から8:41の533M、下り糸魚川行きで9:07着。

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1910年(明治43年)4月16日、国鉄北陸本線の魚津~泊間延伸時に開業。みどりの窓口もある有人(業務委託)駅。

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昭和46年(1971年)12月改築の国鉄駅舎。時代を感じる駅名フォントがイイっすね。

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駅の裏手(北側)には京セラの関連会社(KCS富山入善工場)、そしていつも通る度に気になってた「入善海洋深層水」の看板。どうやら、町を挙げて産業活用や製品化にこれを広く推進したい入善町のPR活動の一環のようです。

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駅前風景。関係ないけど、同じ車内から同じタイミングで改札を出た女の子に明らかにめっちゃ意識されてエラく困りました(苦笑)。いやお嬢さん違うんです、と言いたいところですが、ホントにそんなことをすればさらにドツボです。幸い今まで通報も職質も受けたことはないけど、駅めぐり旅の唯一の難点がこういうシチュエーションです…。

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こういう時、花には癒されるなぁ。ホームにも花壇があったし、花がキレイな駅という印象の入善でした。

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9:22の538M、上り富山行きで次の駅へ。利用客も多い入善駅です。

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48駅目、その名のごとく入善の西隣の駅、西入善(にしにゅうぜん)。9:26着。

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1959年(昭和34年)3月31日、国鉄北陸本線の西入善信号場として開設、翌年7月1日、駅に昇格。無人駅。
駅舎は開業当時のもののようです。

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駅前風景。

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ホーム。

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ホーム同士は跨線橋で結ばれています。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-07-17  祇園祭 山鉾巡行前祭  〔京都府〕

07 18, 2014 | 京都

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2014年7月17日(木)。
平日なので諦めてましたが思いがけず時間ができたので、祇園祭のハイライト・山鉾巡行を新町通で見ることができました。

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祇園祭は、疫病退散を祈願した「衹園御霊会(ごりょうえ)」をルーツとした、1,100年以上続く八坂神社の祭礼。

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祭自体は7月まるまる一ヵ月間おこなわれますが、そのハイライトが山鉾巡行。今年は何と49年ぶりに「前祭(さきまつり)と「後祭(あとまつり)」が復活、巡行が2回に別れる本来の姿に戻りました。

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新町通は鉾がギリギリ通れる狭さなので、「屋根方(やねかた)」が電線や電柱との接触を、時にはこんな風に力尽くで回避したりもします。

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見物客のオバちゃんが熱中症で救急搬送される事態にも遭遇。ただでさえ眩暈がするほど暑いので、24日の後祭に来られる方はホンマに気を付けて下さい。

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長刀鉾以外の鉾に乗るのは稚児人形なんですが、放下鉾(ほうかぼこ)は唯一、操り人形。人形使いの方々の手で稚児舞いが披露されます。

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鉾の進路を微調整する車方(くるまかた)。

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巡行が終わると山や鉾はすぐ解体されます(写真は四条通の函谷鉾)。交通規制も解除されて日常に戻る感じがいつも寂しい…。
しかし、今年はまだ後祭があります。1週間後の24日(木)ですが、幕末以来の復興を遂げる大船鉾も出るし、どうせならそっちの方に行きたかった…。


撮影日:2014年7月17日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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Tag,京都

2014-05-06 #02  北陸本線 東滑川駅と水橋駅  〔富山県〕

07 17, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第2回。
本日3つ目、この旅通算44ヶ所目の訪問駅は東滑川(ひがしなめりかわ)。
改めて触れておきますが、富山県内の北陸本線は来春「あいの風とやま鉄道」となる予定です。

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朝イチからつまらないミスで段取りを間違え、本来なら生地駅から乗るハズだった上り526Mで7:35着。

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1943年(昭和18年)10月1日に国鉄北陸本線の早月(はやつき)信号場として開設、1964年(昭和39年)11月20日、駅に昇格、東滑川駅として開業。無人駅。
手元の古書の国鉄時代の駅舎写真と比べると、どうも左側半分を取り壊して出入口部分だけ残した感じです。

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上りと下りそれぞれの棒線ホームを構内踏み切りで繋いだだけの駅。

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ただ、僕もデンシャの接近で気が付きましたが上りホームの脇を地鉄こと富山地方鉄道の本線が通っています。地鉄の駅ではないので乗車はできませんが。

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駅前からは富山湾も望めます。

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浜まで歩いてみようか迷っていると、ニャンコに遭遇。

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デンシャの音で駅を振り返ると、地鉄の特急、元西武鉄道レッドアロー!

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立て続けに今度は北陸本線を、上り大阪行きのトワイライトエクスプレスが!

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青一色のヤツだけど国鉄型の普通列車も。いわゆる「撮りテツ」じゃない僕ですが、しまったなぁ、こんなことならずっとホームにいればよかった…。

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結局、浜へ行くのは諦めましたが、上りホームから立山連峰も望める、存外に気に入った小駅でした。

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さて、東滑川駅から7:58の上り528Mで次の駅に到着。富山駅以東は旅情を感じる国鉄型ばかりで嬉しいな。

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45駅目、水橋(みずはし)。8:08着。

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1908年(明治41年)11月16日、官設鉄道北陸線の富山~魚津間延伸時に開業。壁面などが改装されてるだけで国鉄時代と変わりない木造駅舎。

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ホームから見た駅舎。相対するホームは跨線橋で結ばれています。

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業務委託の有人駅。営業時間は7:00~19:00と案内がありました。

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駅名のハンコがいっぱいで思わず撮らせていただきましたが、もう今さら切符に押すこともないんだろうし、よく考えたら用途をお聞きすべきでした…。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-06 #01  北陸本線 黒部駅と魚津駅  〔富山県〕

07 16, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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楽しみだったW杯ブラジル大会も終わり、抜け殻になりかけてましたが続けましょう。
2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり旅。
最終日の朝を迎えました。金沢駅(写真は西口)からのスタートです。

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5:25発の421M、下り富山行きに乗車。
この日は富山以東を巡るつもりなので、宿の都合とはいえ金沢泊は効率が悪すぎ。その分、下りの始発に乗るようなハメに…。

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朝もやに包まれた倶利伽羅駅などを経て富山県へ。

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6:20、富山駅に到着。6:23発の525M、下り直江津(なおえつ)行きに乗り継ぎます。
右手が525M、左は上りの422Mだと思いますが、国鉄型車両が並ぶこれぞ北陸本線な光景。もう来春には見れなくなるんでしょうね…。

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6:54、525Mを下車。

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この日最初の訪問駅は、黒部(くろべ)。

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1910年(明治43年)4月16日、国鉄北陸本線の魚津~泊間延伸時に三日市(みっかいち)駅として開業。1956年(昭和31年)4月10日、2年前の黒部市誕生に伴って現駅名に改称。

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1967年(昭和42年)7月改築の平屋建て国鉄型コンクリート駅舎が現役。

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駅前風景。街の中心部は、1kmほど離れた富山地方鉄道・電鉄黒部駅の方なので、ちょっと寂しい印象。

…と、ここでいきなりトラブル発生。次は7:07の下り527Mで生地(いくじ)駅へ行く段取りだったんですが、まだ半分寝ボケてたんでしょうね、列車到着アナウンスに急かされて飛び乗ったのは6:58の上り524M。アホや…。

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ということで慌てて隣駅、7:03着の魚津(うおづ)で下車。ここは2009年8月の北信越の旅(記事化できてませんが)の際に訪問したことがあるので今回は割愛するつもりだったんですが…。

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1908年(明治41年)11月16日、官設鉄道北陸線の富山~魚津間延伸時に開業。富山地方鉄道・新魚津駅も隣接、地下道で連絡しています。

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駅前から望む立山連峰。

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朝の魚津駅ホーム。

(つづく)

撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #08 END  北陸本線 森本駅、津幡駅、東金沢駅、金沢駅  〔石川県〕

07 13, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・最終回。
日没間際の残り少ない時間で訪問したのは、この車内吊り広告の「IRいしかわ鉄道」となる区間のすべての駅。前回の倶利伽羅(くりから)駅も含まれます。

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まずは森本(もりもと)駅。
倶利伽羅駅から17:25の458M、上り金沢行きで17:37着。

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1911年(明治44年)11月1日、国鉄北陸本線の駅として開業。北陸新幹線高架の真下に橋上駅舎。

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森本駅から乗った17:46の467M、下り糸魚川(いといがわ)行きは国鉄型車両でした。

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通算39駅目、津幡(つばた)駅。467Mで17:52着。

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1898年(明治31年)11月1日、官設鉄道北陸線の金沢~高岡間延伸時に開業。

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JR七尾線(ななおせん)との分岐駅でもあり、この津幡は2010年の七尾線&のと鉄道訪問時に一度訪問したことがあります。

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駅の跨線橋から見た津幡駅前。駅前が再整備されてるみたいで、フェンスで囲われていました。

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また次の駅へ。

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40駅目、東金沢(ひがしかなざわ)駅。
津幡駅から18:02の460M、上り金沢行きで18:12着。

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1925年(大正14年)8月1日、国鉄北陸本線の小坂信号場として開設され、1933年(昭和8年)8月1日、駅に昇格、東金沢駅として開業。

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2002年(平成14年)10月21日には、北陸新幹線建設に伴い北寄りに移転、橋上駅舎に。同様に移設されたJR貨物の金沢貨物ターミナル駅も当駅のすぐ南西に。

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駅の東口を出たところに新幹線高架とショッピングセンター。前日同様、また翌日のための買物をここで済ますことに。

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通算41ヶ所目の訪問駅は金沢駅。
東金沢駅19:06の858M、上り金沢行きで19:10着。
1898年(明治31年)4月1日、官設鉄道北陸線の小松~金沢間延伸時に開業。
駅が高架化されたのは1990年(平成2年)、この東口に「もてなしドーム」と鼓門ができたのは2005年(平成17年)のこと。

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地下には北陸鉄道・浅野川線(あさのがわせん)の北鉄金沢駅もあります。

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今宵はここ、金沢で打ち止め。金沢駅前で一泊。

(最終日の旅につづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #07  北陸本線 倶利伽羅駅  〔石川県〕

07 11, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第7回。
今回の旅通算37ヶ所目の訪問駅は、ふたたび石川県へ戻って倶利伽羅(くりから)。
高岡駅から16:33の456M、上り金沢行きで16:53着。

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鉄道紀行作家で故人の宮脇俊三氏はこの駅の名をこよなく愛され、著作にも折に触れ登場するので、いつしか僕も憧れの駅となっていました。処女作にして名著、「時刻表2万キロ」の第一章、高岡発10時30分の米原行特急「加越3号」に乗車した宮脇氏はこんな風に記されています。

(倶利伽羅峠の)トンネルを出て二キロほどの地点に倶利伽羅駅がある。北陸本線屈指の小駅で、急行券なしで乗れる列車にさえ通過される気の毒な駅である。が、駅名の魅力においては北陸本線随一だと私は思っている。だから、いつもながら駅名標をしかと見ておきたい。右側の窓に頬を近づけて待機していると、下り線との間隔が少し広くなったなと思うまもなく、特急電車は一気に通過する。飛び去る駅名標に合わせてすばやく首を振るようにすると、「くりから 倶利伽羅」という文字がはっきり見えた。一つ、二つ、もう一つ見たいと思ったら、もう駅はなかった。

1975年(昭和50年)の乗車記なので現在は「加越3号」も「急行」もありませんし、氏が目にされた駅名標も国鉄時代の木製のものだと思われますが。

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ともかく、今回初めてこの駅に降り立つことができて、天気は優れませんが清々しい気分。
1908年(明治41年)12月16日、官設鉄道北陸線の倶利伽羅信号所として開設され、翌年6月15日に駅に昇格。駅舎はかなり改装されてはいるものの、基本的に開業当時のものだそうです。

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無人駅。待合室にはナゼかランチュウの水槽…。

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駅前で出会ったおばあちゃんとワンコ(名前お聞きしたのに、何だったっけな…)。

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駅舎と島式ホームが、跨線橋で結ばれています。

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跨線橋、ホーム側の階段。季節や時間によっては手書きのメッセージが逆に怖く感じることもあるかも(苦笑)。

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長い島式ホームには上屋と風よけの付いたベンチ、奥(富山方面)に詰所の建屋があるだけ。ネットで見かけた少し前の写真では木造の待合室が見受けられたんですが、撤去されたみたいです。

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貨物を取り扱っていた頃のものでしょうか、使用されていないホームの跡も。

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下りの特急「北越」7号が通過していきます。

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同じく下りの特急「しらさぎ」9号。

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下りの普通列車、富山行き467M。やっぱ北陸本線の鈍行といえばこの色、このカオ!旅2日目の夕方にしてやっと会えました。乗る列車じゃないのが残念ですが…。

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石川と富山の県境の駅、倶利伽羅。来春の北陸新幹線延伸開業時に3セク鉄道の「IRいしかわ鉄道」と「あいの風とやま鉄道」の営業上の境界駅となる予定です。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #06  北陸本線 富山駅と高岡駅  〔富山県〕

07 10, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第6回。
福岡駅から14:59の下り457M列車で15:34、この旅通算35駅目の富山(とやま)に到着。
やっと国鉄型の車両(右手)に逢えたと思ったら、JR西の合理化策による単色塗装の寂しいタイプ…。

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1899年(明治32年)3月20日、官設鉄道北陸線の駅として開業。来春、北陸新幹線駅に。
JR高山本線(たかやまほんせん)との接続駅でもあり、かつてのJR富山港線(とやまこうせん)を3セク化した富山ライトレール、私鉄の富山地方鉄道も駅前を発着しています。

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っていうか、昨年10月に家族で行った立山黒部アルペンルートの旅の際、ここから特急で帰って以来半年ぶりの訪問。来春の北陸新幹線延伸開業に向け、駅舎(左手)の工事などがさらに進んでる様子。

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駅の外の工事フェンスの隙間から見ても、あの時は骨組みだけだったのがこうですから。

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永らく続いたこの仮駅舎も、いよいよお役御免の時が近づいてるみたいですね。

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仮駅舎からホームへの長い通路の壁も、北陸新幹線開業PRで埋め尽くされてます。

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北陸本線が並行在来線として3セク化され「あいの風とやま鉄道」となる告知は、その端にひっそり…。地元の多くの方にはこっちの方が重要な意味を持つと思われるんですけど。

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富山駅からは15:53発の456M、上り金沢行きに乗車。また西へ戻ります。

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36駅目、高岡(たかおか)に16:10着。
456Mはここで特急を3本ほど先に行かせるため何と16:33の発車まで23分も停車するので、その間を利用して駅訪問。これまでも既に何度か訪れている駅ではあるんですけども。

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1898年(明治31年)1月2日、私鉄の中越鉄道(ちゅうえつてつどう=現在のJR城端線)の駅として開業、同年11月1日、金沢から延伸した官設鉄道北陸線の駅に。

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接続するJR城端線(じょうはなせん)の気動車。JR氷見線(ひみせん)も当駅を発着してます。

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駅弁スタンドが健在で、僕はそんな高岡駅ホームの雰囲気が大好きです。

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何やらホームが騒がしいと思ったら、下り札幌行きのトワイライトエクスプレスの入線でした。まだこの時は来春の廃止を知る由もなかったので、一応僕も撮っとくか、ぐらいの感じだったんですが。

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と、そこへ今度は上り線ホームにこんな列車が。

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特急「北越」6号でしたが、485系の国鉄色で、往年の「雷鳥」を彷彿とさせます(涙)。
そっか、ヤケにホームが浮き足立った空気だと思ってたんですが、トワイライトとコレだったんですね。いや、僕はデンシャそのものは二の次、三の次なヤツなので、調べてまで列車撮影に時間を合わせることはないため、今回のこれはホントに偶然。
でも。ここでようやく往時の「北陸本線」の光景に出合えた気がします。

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さて、僕の興味の一番の対象はやはり駅舎。高岡駅もちょっと見ないうちに何かデッキができてるし。

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北口(古城公園口)の駅舎もこんな風に完成してたんや…。
っていうか、今年3月29日にステーションビル「Curun TAKAOKA」としてオープンしたんだとか。
北陸新幹線は少し離れた場所に「新高岡」駅ができるので直接は関係ないんですが、でも新幹線開業に併せた駅全体のリニューアルの一環みたいですね。

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同様に北口の金沢寄りのロータリーもキレイになったな…。

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富山寄りの方もまだこれから変わりそうな雰囲気ですね。右手奥、昭和な感じのアドニスビルの運命は果たして…。

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そういえば北口駅前の万葉線(路面電車)乗り場はどこへ!?と思ったら、ステーションビルの1階に乗り入れる形で移転してました。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #05  北陸本線 西高岡駅、石動駅、小杉駅、福岡駅  〔富山県〕

07 09, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第5回。
西金沢駅から12:37の641Mで12:42着、再び金沢駅。
これから向かう金沢以東は来春、北陸新幹線延伸開業に伴って3セク鉄道化される区間。JR北陸本線として存在するのは今年度限りなのでしっかり目に焼き付けようと思います。
行程の都合でまずは「あいの風とやま鉄道」となる富山県エリアへ。

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31駅目、西高岡(にしたかおか)。
金沢駅から12:55発の453M、下り富山行きで13:27着。

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1956年(昭和31年)11月19日、国鉄北陸本線の西高岡信号場として開設、翌1957年4月25日、駅に昇格。

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駅前風景。

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富山第二の都市・高岡の隣駅と思えない、ローカルムード漂うイイ駅でした。

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32駅目、難読駅の石動(いするぎ)。
西高岡駅から13:44の446M、上り金沢行きで13:53着。
西隣の倶利伽羅(くりから)駅は石川県。

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1898年(明治31年)11月1日、官設鉄道北陸線の駅として開業。駅舎は1968年(昭和43年)改築の国鉄時代のコンクリート平屋建て。

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1972年(昭和47年)までは私鉄の加越能(かえつのう)鉄道・加越線が当駅を発着していたそうです。

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下りの特急「北越」5号が通過していきます。どうも北陸新幹線開業時に廃止になるみたいですね…。

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こちらは上りの特急「はくたか」8号。特急も一部停車する石動駅ですが、ほとんど通過していきます。
奥に見える北陸新幹線も、すぐ南を通っているというだけで当駅とは関係がありません。

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石動駅の片隅にて。

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33駅目、小杉(こすぎ)。
石動駅から14:08の455M、下り富山行きで14:29着。

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1899年(明治32年)3月20日、官設鉄道北陸線の駅として開業。

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古本で入手した昭和47年発行の「日本の駅」掲載写真では木造駅舎だったので、それ以降に建て替えられたようですが、意匠の感触は昭和50年代の国鉄駅。

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駅舎のある北口よりも、裏手にあたる南口の方が大型ショッピングセンターが建ち並ぶなど、賑わいがありそうな感じ。滞在時が5分しかなかったので確かめられませんでしたが。

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34駅目、富山にあるのに福岡(ふくおか)駅。
小杉駅から14:34の450M、上り金沢行きで14:51着。

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1898年(明治31年)11月1日、官設鉄道北陸線の駅として開業。前述の「日本の駅」写真では小さそうな木造駅舎でしたが、2000年(平成12年)3月にこんな立派な駅舎に。

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駅前風景。異邦人には駅舎のバランス感覚が腑に落ちません…。郊外に新興住宅地とかがあって、利用者は結構多いのかも。

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また次の駅へ。それにしても、乗れども乗れども普通列車はこのタイプの車両ばかり。国鉄型はもう絶滅したんでしょうか。北陸本線な感じがしません…。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #04  北陸本線 加賀笠間駅、(金沢駅)、野々市駅、西金沢駅  〔石川県〕

07 08, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第4回。
28駅目、加賀笠間(かがかさま)。

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明峰駅から10:51の331M、下り金沢行きで11:09着。

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1923年(大正12年)8月1日、国鉄北陸本線の駅として開業。金沢近郊とは思えないイイ木造駅舎が残ってます。

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見た目も構造もオーソドックスな、(僕の思う)駅らしい駅。

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駅前の自転車屋さん。周辺は結構新しい住宅が立ち並んでいて、北陸新幹線・白山総合車両基地も近いことから新幹線新駅設置要望も出るなど、今後の動向が気になります。

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加賀笠間駅からは11:26の9641M、下り金沢行きに乗車。金沢が近づくと、城壁のように北陸新幹線・白山総合車両基地への回送線高架が在来線に並行。

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11:42、金沢駅に到着。

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加賀百万石の城下町・北陸随一の大都市だけに、駅もいつ来ても混雑してます。っていうか久々に大量の人を見た気が(苦笑)。
ここで運転系統が変わる関係でこのあとも何度か訪れることになるので、とりあえず訪問駅としてのカウントは後回しにします。

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29駅目は、野々市(ののいち)。
金沢駅から12:02発の342M、上り福井行きで12:09着。

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1968年(昭和43年)3月25日と、国鉄北陸本線の駅として割と後年に開業。
写真は北口で、駅舎だと思って撮った写真ですが、いま調べたら公共施設「野々市北口プラザ」併設、ということみたいです。

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改札口に相当する場所にも確かに「北口プラザ」って書いてある(汗)。撮ってる時は細かい点は大して気に留めてないんですよね…。

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ホーム、金沢方面を望む。新幹線高架がかなり圧迫感あります。

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30駅目、西金沢(にしかなざわ)。
野々市駅から12:17の237M、下り金沢行きで12:20着。

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1912年(大正元年)8月1日、国鉄北陸本線の駅として開業。
2011年10月2日に橋上駅舎に建て替わってしまったみたいですが、新幹線高架の主張が強すぎて、駅舎全景と呼ぶには意味不明すぎる写真に…。

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ここは2009年のGWに訪問したことがあります。その時の西金沢駅。この駅舎のあった場所にいま、新幹線の高架が建ってます。

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ホームから見える景色も全然変わってしまいました…。

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駅前風景。整備が途上のようで、雑然としてますが、向こうのロータリーの風景は変わってない気がします。

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そしてこの西金沢駅前には、私鉄の北陸鉄道・石川線の新西金沢(しんにしかなざわ)駅があります。5年前はこれを目当てに訪問したんですが、こちらはほとんどその時のままのようでホッとしました。

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1915年(大正4年)6月22日の新西金沢駅。フラっと北陸鉄道に寄り道したくなります。

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駅を去ろうとしたころ、北陸鉄道のデンシャがやってきました。石川線終点の加賀一の宮駅へ行った時と同じデンシャで懐かしかったですが、そういえば末端区間の廃止で加賀一の宮駅もなくなってしまったんでしたね…。
(駅舎自体はまだ辛うじて存在してるそうですが)

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #03  北陸本線 小舞子駅、寺井駅、明峰駅  〔石川県〕

07 07, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第3回。
この日7つ目、今回の旅通算25ヶ所目の訪問駅は、小舞子(こまいこ)。

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小松駅から9:31の233M、下り金沢行きで9:42着。2両編成の車内がオニのように混んでて地獄でした…。

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それはともかく小舞子駅。1903年(明治36年)6月20日、官設鉄道北陸線の海水浴客の仮停車場として開業、1964年(昭和39年)4月10日、駅に昇格(国鉄時代の書籍には昭和17年4月1日との記述も?)。
現在は無人駅。

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駅舎は国鉄時代のままみたいです。

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日本の渚百選の小舞子海岸が近いようです。ただ、駅や車内からは見えません。時間があれば浜まで行ってみたかったんですが…。

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小舞子駅から9:51の634M、上り小松行きで9:54、次の訪問駅に到着。ん?何か工事中?

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26駅目、寺井(てらい)。1912年(大正元年)12月20日、国鉄北陸本線の駅として開業。
かつては私鉄の北陸鉄道・能美線(のみせん)も接続していたそうです(昭和55年廃止)。

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何と!今年3月9日に新しい駅舎に建て替わってしまってました…。

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旧駅舎は国鉄型の平屋コンクリート製だったみたいですが、よくある橋上駅に。しまった…もっと早く訪問しておくんだった…(泣)。

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しかも、2015年春の北陸新幹線金沢延伸開業にあわせ、元々の所在地名をとって駅名も「能美根上(のみねあがり)」に改称されるんだとか。

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旧駅舎からホームへの地下通路でしょうか、まだ変に残ってるところが悲しい…。

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駅前のメインストリートは「ホームラン通り」とあり、何のこっちゃ?と思ったんですが。

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どうもここ寺井駅のある能美市(のみし)根上(ねあがり)地区(旧・根上町)はメジャーリーガーだった松井秀喜選手の出身地だそうです。松井秀喜ベースボールミュージアムもあり、今年1月には能美市の名誉観光大使にも就任されたそう。

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27駅目、明峰(めいほう)。
寺井駅から10:25の338M、上り福井行きで10:29着。

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1988年(昭和63年)10月1日、「JR」になってから周辺住民の要望で設置された新しい駅。

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ホームと待合室しかありません。

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上りと下りのホーム間は、地下道で結ばれています。通路の壁画は、開業当時の地元中学生たちの作品。

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駅から見える建物が気になったので行ってみたら、地域の体育館でした。北陸新幹線の駅舎も、どうせならこんな風にすればいいのに。

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駅からずいぶん遠くに、ショッピングセンターなどが見えます。全国どこでも、いまや人が集まるのは鉄道より幹線道路沿い、なんでしょうね。

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小松空港が近いので、着陸/離陸する航空機もよく見かけました。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #02  北陸本線 動橋駅、大聖寺駅、細呂木駅、小松駅  〔石川県、福井県〕

07 06, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第2回。
この日3つ目、今回の旅通算21ヶ所目の訪問駅は、難読駅の動橋(いぶりはし)。所在地は石川県。

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西隣の加賀温泉駅から8:19の下り227M金沢行きで8:22着。
明治30年(1897年)9月20日、官設鉄道北陸線の福井駅~小松駅間延伸時に開業。以降、今回紹介する駅の開業年月日はすべて同じです。

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古本で入手した昭和47年鉄道ジャーナル社発行の「日本の駅」では昭和26年4月改築とあり、掲載写真とほぼそのままのナイスな駅舎。

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加賀温泉駅に一本化されるまで、大聖寺駅と特急停車&温泉客の激しい争奪戦を繰り広げていたという当駅。現在では普通列車しか停まらない完全な無人駅に…。

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駅前風景。かつてはこの右手から私鉄の北陸鉄道・山代線(やましろせん)が山代温泉へ、駅の裏手(北側)からは片山津線(かたやまづせん)が片山津温泉へと続いていたそうですが、ともに昭和46年までに廃止されました。

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駅前の通りを集落の中心部へ向かうとこんな感じで、散策すると面白そうな古い町並みでしたが残念ながら時間切れ…。

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22駅目、大聖寺(だいしょうじ)。
動橋から8:34の上り332M福井行きで8:41着。前日訪れた西隣の牛ノ谷駅は福井県。

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大聖寺駅。くだんの「日本の駅」によれば昭和28年5月に全面改築された際の駅舎のようです。

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動橋駅とかつて特急停車&温泉客を激しく奪い合っていた当駅ですが、こちらは現在、加賀市の玄関駅ということでみどりの窓口もある有人(業務委託)駅、朝晩に一部特急停車も。

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大聖寺は古九谷(こくたに=焼き物)発祥の地だそうで、そんな感じの駅の銘板が平成9年の駅開業100周年記念に設置されたようです。

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駅前風景。

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1番ホーム、改札口の脇には昔の駅にはよくあったらしい坪庭(?)が。

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ホームに戻っても、さっき乗って来た332M福井行きがまだいます。実は特急退避(追い抜かれるのを待つこと)による8:48発車までの数分間を利用して僕は駅前にでていたのでした。

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332Mを待たせて通過していく特急サンダーバード12号。
かつてこの3番線側に北陸鉄道の山中線が山中温泉/山代温泉方面へと延びていたそうですが、昭和46年に廃止。

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さて、23駅目はちょっと福井県へ戻って細呂木(ほそろぎ)駅。
朝寝坊して計画から外したんですけど、諦めきれずに無理矢理ねじ込みました(苦笑)。ただ、先ほどの大聖寺駅からの上り332Mで8:57着、8:59の下り233Mで引き返すまでの2分間しか滞在時間がなく、駅舎の写真しか撮れなかったのでやはり寝坊の代償は大きかった…。

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24駅目、再び石川県へ戻って小松(こまつ)駅。
細呂木駅から8:59の下り233M金沢行きで9:20着。9:31発車までの時間を利用して駅前へ。
特急も停車する小松市の玄関駅。2002年高架化された今様の駅舎(西口)。

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西口の駅前風景。
小松は北陸新幹線駅となる予定で、こちら側に新幹線駅舎ができるらしいですが…。

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東口の駅前には建設機械の最大手「KOMATSU」の小松製作所関連の施設が。
かつてこちらの駅前からは昭和52年廃止の尾小屋鉄道(おごやてつどう)や昭和61年廃止の北陸鉄道小松線が発着していたそうです。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-05 #01  北陸本線 鯖江駅、粟津駅、加賀温泉駅  〔福井県~石川県〕

07 04, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月5日(月)、GWの北陸本線駅めぐり2日目・第1回。
メガネフレームの国内シェア96%のメガネ産地、福井県は鯖江からスタート。
この日はいよいよ、来春の北陸新幹線延伸開業により並行在来線として3セク鉄道化される、石川県の金沢から東にも足を踏み入れます。

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鯖江駅。明治29年(1896年)7月15日、官設鉄道北陸線の駅として開業。

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鯖江駅から6:40の下り223M金沢行きに乗車。

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福井駅6:55着、7:02の発車まで7分停車。

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この日は朝から生憎の天気。でもまぁ、北陸のイメージには合うので、土砂降り以外は許容範囲としたいところ。

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実を言うと1本前の列車、221Mに乗るつもりが寝坊してしまって、この日最初の訪問駅となるハズだった細呂木(ほそろぎ)をカットするハメに…(泣)。

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ということでいきなり計画変更、本日最初の訪問駅、この旅通算19駅目は粟津(あわづ)。所在地は石川県。
7:45着。

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明治40年(1907年)11月16日、官設鉄道北陸線の駅として開業。改装されてはいるものの、手元の国鉄時代の書籍の写真と比べても基本的には変化のないイイ駅舎です。

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粟津温泉の最寄り駅ですが特急も停まらず、駅前も特に温泉地を大々的にアピールする感じでもありませんでした。

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駅舎からホームへは地下道で、またその回廊は雪国仕様。

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粟津駅から7:54の上り大聖寺(だいしょうじ)行きで8:02、次の訪問駅に到着。

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20駅目、加賀温泉(かがおんせん)。

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こちらは先の粟津駅と違ってかなりアピールしてます。ただ、「加賀温泉」はいくつかの温泉地の便宜上の総称。両隣の駅による温泉客と特急停車の争奪戦の激化の末、折衷案としてこの駅に温泉地の玄関駅としての機能を集約したんだとか。

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加賀温泉駅。昭和18年(1943年)10月1日に開設された作見(さくみ)信号場が翌19年10月11日に作見駅に昇格。先ほど述べたような理由で昭和45年(1970年)10月1日 、特急停車駅となるとともに現駅名に改称。
信号場から特急停車駅に出世した珍しい駅で、北陸新幹線駅となる話も浮上しています。

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朝8時なのでひと気もありませんが、実はここ、小さい頃の家族旅行で山中温泉へ行った際に降りたことがあり、おぼろげな記憶では平屋の駅舎は多分そのままに、駅前風景がすっかり変わってます。こんな神殿みたいな巨大な車寄せ(?)もなく空地のようなロータリーがひろがってるだけで、子供心に殺風景な場所だなぁと思ったものでした。

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駅の裏手には、巨大観音。いつも通るたびに気にはなってましたが、どうもバブル時代のあだ花、いまや廃墟に近いB級スポット的なシロモノのようです。

(つづく)

撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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山形のさくらんぼ

07 03, 2014 | その他

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いまは山形に住む幼馴染みの友人から今年もさくらんぼが届きました。
肉厚で甘くてウマウマです。ありがとう。
気付けばもう3年もご無沙汰してるけど、久々に友人に会いに山形に行きたくなりました。


撮影日:2014年7月1日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

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2014-05-04 #10 END  北陸本線 丸岡駅、森田駅、武生駅、鯖江駅  〔福井県〕

07 02, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月4日(日)、GWの北陸本線駅めぐり初日・最終回。
春江駅から17:14の下り345M金沢行きに乗車。

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15駅目、丸岡(まるおか)。17:18着。
明治30年(1897年)9月20日、官設鉄道の新庄駅として開業。明治35年、現駅名に改称。

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丸岡駅舎。昭和23年の福井地震で全壊、のちに再建された駅舎を4年前にリニューアルしたものだとか。古い写真と見比べても基本的には変わってないようです。

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駅舎内にギャラリースペースがあり、昔の駅前写真なども展示されていました。

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現在の駅前。活気が全然違う…(苦笑)。
ちなみにここ丸岡駅の所在地は丸岡城のある丸岡町ではなく坂井町。北陸線建設時に城下町丸岡の住民が鉄道を忌避したとの説もありますが、のちに京福電鉄丸岡線がこの駅で接続、丸岡まで延びていたそうです。が、それもいまはありません(昭和43年廃線)。

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16駅目、森田(もりた)。
丸岡駅から上り354M福井行きで17:47着。

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森田駅。明治30年(1897年)9月20日、官設鉄道の駅として開業。駅舎はやはり福井地震後の再建、昭和47年ごろの写真では車寄せの部分は先ほどの丸岡駅のような形状で屋根と一体でした。

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駅前風景。この日いちにち福井の駅を巡ってましたが、とにかく駅前にいわゆる大手のコンビニというものがない(苦笑)。

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駅舎待合室にはかなり古そうな木製の長椅子が残ってました。

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ホームから見る風景は北陸新幹線駅ともなる福井駅の隣駅とは思えない長閑さ。
隣駅といえば、東隣の春江駅と併せると「森田 春江」と人名になる小ネタは鉄ちゃんの間では割と有名。同様の例として、九州・日豊本線の「重岡 宗太郎」は白眉。

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17駅目、武生(たけふ)。
森田駅から上り356M敦賀行きでかなり西へ戻って18:36着。

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武生駅。明治29年(1896年)7月15日、官設鉄道の駅として開業。特急も停車する越前市の玄関駅。すぐ北側には福井鉄道の越前武生駅(4年前に武生新から改称)もあります。

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福井鉄道乗車の際に何度か下車してる訪問済みの駅なので、今回はこのホームからも見えるアルプラザ(スーパーマーケット)での買い物が目当て(苦笑)。だってどこもコンビニすらないんですから(泣)。

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18駅目、鯖江(さばえ)。
武生駅から19:11の下り261M福井行きで19:15着。

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261Mは19:24の発車までナゼか10分近くも停車、先を急ぐ方にはイラっとする展開ですが、ここがこの日の最終目的地の僕は下車します。

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鯖江駅。特急も一部停車する割と大きな駅ですけど、この時間で駅の売店などは閉まってます(苦笑)。駅前にコンビニなどもないという情報も入手していたので、隣の武生駅で翌日の食料など予め調達しておいたワケなのです。

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今宵はこの鯖江駅前のホテルで一泊。GW終盤もいいところですが、まだこの日まではどこも宿が塞がっていて、場所としては中途半端な位置にある鯖江に投宿することになったのでした(苦笑)。

とりあえず18駅、巡ることができましたが、まだ初日が終わっただけ。「もうエエわ!」という声も聞こえてきそうですが(汗)、引き続き残り2日分の旅もお付き合いいただけたら幸いです。

(2日目の旅につづく)

撮影日:2014年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2014-05-04 #09  北陸本線 牛ノ谷駅と春江駅  〔福井県〕

07 01, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2014年5月4日(日)、GWの北陸本線駅めぐり初日・第9回。
福井駅から15:45発の341M、下り金沢行きに乗車。

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13ヶ所目の訪問駅、牛ノ谷(うしのや)に16:10到着。

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牛ノ谷駅。石川県との県境にある福井県最北の駅。
大正10年(1921年)4月15日開業。昭和23年6月28日発生の福井地震では駅舎が傾いたそうで、こんな広範囲に被害が及ぶなんて、当時原発がなくてホンマに良かったですね…(苦笑)。

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小ぢんまりしたイイ木造駅舎だと思いますが、昨年、古本で入手した「国鉄全線各駅停車(7) 北陸・山陰510駅」(昭和59年 小学館)の写真では横幅が倍ぐらいあるので、無人化の際などに正面右半分を取り壊して切り詰めたと思われます。

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ということで、無人駅。窓口の跡すらない一番寂しいタイプの。

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駅舎の脇から見たホーム。この位置からだと分かりにくいですが10‰(パーミル)の勾配上にあってしかもカーブしてます。

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駅前風景。長閑に見えて、突き当りの土手の上は北陸自動車道。クルマの走行音が割と耳障りです。

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そして、特急だけは頻繁に通り過ぎていく北陸本線。
(駅舎脇からの望遠撮影)


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牛ノ谷駅から16:36の上り350M列車でまた福井駅方面へ戻って16:52、春江(はるえ)駅。

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駅前通りから見た春江駅舎(左手の建物)。

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大正15年(1926年)5月1日開業。ここも福井地震の際に駅舎が全壊したんだそうです。

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有人(業務委託)駅で、利用者の姿も結構多かったです。

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駅舎とホームが完全に分離してて、跨線橋で島式ホームへ渡らないといけない急いでる時にはメンドくさいタイプの構造。

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跨線橋から見た春江の町。かつては織物が盛んだったそうです。

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駅前風景はちょっと寂しい感じに映ります。

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駅舎の正面右手、貨物などを取り扱っていたスペースでしょうか。

(つづく)

撮影日:2014年5月4日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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