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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2014-08-16 #01  氷見線 能町駅と越中中川駅  〔富山県〕

09 30, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

2 Comments
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2014年8月16日(土)。お盆休みの旅3日目は朝から雨…。
この日は丸まる一日、JR氷見線(ひみせん)と城端線(じょうはなせん)の駅めぐりの予定。どちらも2008年に訪問済みの路線なれど、途中駅には一つも降りてなかったので楽しみにしていたんですけど…。
てか、本来はこの日を中心に2泊3日の旅だったので、計画通りだったらなおさらツイてなかったっていうか…。

ちなみに氷見線、城端線ともに来春の北陸新幹線開業後もJR線として残ります。ぶっちゃけ、慌てて記録に残す切迫した状況ではないとは思うんですが、北陸本線が3セク化されると訪問し難くなる気がしたので。

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ともあれ、氷見線の起点・高岡駅を6:00発の下り523Dで出発。わずか8分で最初の訪問駅に到着。

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能町駅。
駅名標も、まぁこのところの流れで載せることにしましょうか。

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なかなか悪くない、平屋建ての能町駅舎。
能町駅は1900年(明治33年)12月29日、氷見線と城端線のルーツ、私鉄の中越鉄道の駅として開業。

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駅の北には中越パルプ工業のプラント。

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終日無人駅。この時は僕の他は誰も乗降客がいませんでしたが、雨の早朝6時過ぎに嬉々として駅をカメラに収めてるヤツがひとり、ってのも冷静に考えるとヤバいですよね(汗)。

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駅舎と島式ホームが構内踏み切りで結ばれています。

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1面2線の島式ホーム。

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ただ、ここ能町駅はJR貨物の新湊線(しんみなとせん)起点駅でもあり、留置線も多数。構内はすごく広いです。

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色褪せてますが駅舎にも旅客と貨物の、これがホントの二枚看板。かつてはJR貨物が窓口業務を受託する業務委託駅でもあったそうです。

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滞在時間23分、6:31の上り520Dで次の駅へ。

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ひと駅戻って訪問2駅目、越中中川。

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1916年(大正5年)4月1日、中越鉄道の中川駅として開業。4年後の大正9年9月1日、中越鉄道国有化の際に現駅名に改称。

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一応有人、地元のJR駅利用促進協議会が窓口業務を受託する簡易委託駅だそう。物腰の柔らかな、感じのいい初老の男性が対応して下さいました。

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下見板張りの物凄くイイ木造駅舎なんですけど、利用促進策か何かでしょうか、高岡工芸高校デザイン科の方々の手によるものだというペイントが施されて保育園みたいです(苦笑)。
賛否はともかく、どうして日本人って古いイイものへのリスペクトが足りないんでしょう。国宝だ、世界遺産だ、ってなるとワーって詰め寄せてありがたがるクセに。

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お盆の土曜日ですけど部活とか登校時間帯になったのか、学生さんたちがホームに現れはじめ、着いた列車からも大量に下車する光景が見受けられました。

(つづく)

撮影日:2014年8月16日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-09-27  川瀬巴水と梅小路市電ひろば  〔京都府〕

09 28, 2014 | 京都

4 Comments
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2014年9月27日(土)。
京都・四条のタカシマヤに『川瀬巴水(かわせ はすい)展 ~郷愁の日本風景』を見に行ってきました。
「大正から昭和にかけて活躍し、生誕130年を迎える版画家・川瀬巴水(1883−1957)の回顧展」(タカシマヤWebサイトより)です。

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京都新聞の告知で「これは!!」と駆けつけたんですが、版画というと江戸時代の浮世絵みたいなのしか知らなかったので、この現代にも全然通じるセンスとモチーフの素晴らしさに、一目で虜になってしまいました。
面白かったのは、線画だけの一つの主版(おもはん)が、摺りの色を変えるだけで夕景にも雪景色にもなる、版画ならではの表現法。とはいえ、原画のスケッチや水彩などからも伝わる、確かな描写力やイメージがあった上での話。
それにつけても、巴水さんが旅された時代は美しい日本の風景がたくさん残ってたんやなぁ…。

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会場の、河原町(かわらまち)通りと四条通りの南西カドにある京都タカシマヤ。

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四条大橋から、鴨川河川敷を。9月も終わるっていうのにまだ床(ゆか=納涼床)出てたんや。

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帰りに、ちょっと梅小路(うめこうじ)公園へ。今年の春に「市電ひろば」ができたと聞いてたのに、まだ行ってなかったんです。

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京都に要る、要らないで訴訟問題にまで発展した末、梅小路公園内に2012年開館した京都水族館。

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その脇にこの春お目見えしたのが市電ひろば。うーん、役所の発想というか、ありがち…。

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しかも、こんなことになってるし!

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別の車両の中はグッズ売り場。子供向けの鉄道オモチャ系ばっかで、肝心の市電アイテムや関連書籍などは皆無。なに考えとんねん…。

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4両あるうちの奥の残り2両は辛うじてオリジナルの内部が公開されてました。

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ひろばに4両、ほかに2両の計6両の貴重な京都市電車両を集めて静態保存してもらえるのは嬉しいけど、何かあんまりリスペクトが感じられないし、どうにもなかなか足が向かなかった自分の直感は正しかったんだな、とか思いました。

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走行できる、N電と呼ばれた初代の市電が梅小路蒸気機関車館の方から市電ひろばまで路線延長したみたいですが、営業時間終わってたみたいでした。

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梅小路公園沿いの山陰本線(嵯峨野線)を特急列車が通り過ぎて行きました。京都鉄道博物館建設に併せて新駅つくれ、っていう話も浮上してますけど、梅小路公園はまだまだ変わりそうです。


撮影日:2014年9月27日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)
           + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8

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2014-08-15 #08 END  北陸本線の国鉄急行型475系  〔富山県〕

09 26, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

6 Comments
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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・最終回。
越中宮崎(えっちゅうみやざき)駅から乗った北陸本線上り560M金沢行きで17:38、富山駅に到着。

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560Mはここ富山駅で18:02の発車まで24分間も停車。とりあえずいったん車外に出て、半年後には引退してしまうデカ目が特徴の475系デンシャの姿を改めてカメラに収めておきます。
元は国鉄の急行列車用に開発された車両だそうで、1962年(昭和37年)から北陸本線で運転を開始、現在は普通列車として、こんなバカみたいな青一色に塗り替えられたりしつつも、半世紀にわたって無数の乗客を運び続けてくれました。

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もう別に急いでないんだけど、17:45発の高岡行き上り464Mという乗り継ぎ便が案内されているので一応乗り場へ向かってみると、ギャー! もうこの一編成しか残ってないという元々の急行列車時代カラーの475系!

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乗るしかないでしょ!と勢いで乗車したものの、車内のつくりは別にさっきまでの560Mと変わらないし混んでるしで、10分ほどで降りましたけども。ちなみにこの急行色は2005年(平成17年)のJR富山港線廃止記念イベントのためにリバイバル塗装されたものなんだとか。でもやっぱ似合ってますよねぇ。

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途中下車した駅は小杉。17:56着。GWに訪問済みの駅なんですが、駅名標をちゃんと撮ってなかったので。来春の3セク化で「あいの風とやま鉄道」のものに変わっちゃうんだから、こだわっておきたいポイントなんです。

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あと、駅舎ももっと引いた位置から見てみたかった。まぁそうしたところで大して見映えも変わらない、やっぱり印象の薄い駅舎なんですけど…。

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待合室ドアの取っ手が昭和な、何か懐かしい感じ。キホン国鉄時代の駅舎なので、当時のままなんでしょう。

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小杉駅ではついでに南口のショッピングセンターで買い物と晩メシを済ませ、19:15の564Mでこの日の宿泊地、高岡に19:23に到着してみたら、ギャー! さっきの急行色の475系!

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下り477M糸魚川行きとして19:33の発車を待っているようです。

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奥のホームには氷見線(ひみせん)や城端線(じょうはなせん)のディーゼルカーが。高岡駅、ひいては北陸本線のこんな風景が好きなんです僕は。

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全然ガラガラだし、また勢いで乗り込んでしまいそうな、抗いがたい旅情を覚える車両です…。

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いくら車両そのものにさして興味がない僕でも、やっぱり国鉄型は別。古いもの好きなのもありますけど、パソコンのCADソフトで設計されたような昨今のステンレス車にはない温もりを感じます。

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夜のホームで475系を見送るのは涙腺がヤバそうなぐらいなので、きびすを返して改札の外へ。という感じで2日目の旅は高岡にて幕。

(3日目の旅につづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #07  北陸本線 能生駅と越中宮崎駅  〔新潟県/富山県〕

09 25, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

2 Comments
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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第7回。
来春の北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる北陸本線の、GWに周れなかった駅を訪問中。

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青海(おうみ)駅から14:24の下り545M直江津行きで14:57、能生(のう)駅に到着。所在地は新潟県・糸魚川(いといがわ)市。

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1912年(大正元年)12月16日、国鉄信越線の駅として開業。翌年4月1日、全通した北陸本線に編入、同線所属駅に。線路移設の複線電化に伴い1969年(昭和44年)10月1日に現在地に移転。
来春は「えちごトキめき鉄道」、日本海ひすいラインの駅となります。

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側線がいくつもある、まるで何らかの拠点駅のような佇まいですが、現在は貨物の扱いも特急の停車もありません。線路の先、黒く口を開けているのは前回の筒石駅のある頸城(くびき)トンネル。
ともあれ、これで新潟県内の北陸本線駅は全て訪問できました。

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能生駅15:17の上り556M富山行きで次に訪ねたのは富山県、朝日町(あさひまち)にある越中宮崎駅。15:53着。

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9月末まで改良工事中だという長い島式ホームに、到着前から落ち始めた雨が強さを増して降り注いできました…。

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跨線橋を渡る最中、下り551M列車がホームに。乗降客は誰一人いないのに、激しい雨の中、ホームで安全確認を行う車掌さんにプロ魂と健気さを感じます…。

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同じく跨線橋から、越後湯沢発・金沢行きの上り1014M、特急「はくたか」14号の通過。先の475系普通列車もそうですが、半年後には見れなくなる光景です。

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越中宮崎駅。1957年(昭和32年)10月1日、国鉄北陸本線の越中宮崎信号場として開設、11月20日に駅に昇格。
半年後、来春の北陸新幹線開業時に3セクの「あいの風とやま鉄道」の駅となります。

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駅前の飲食店はお盆だからか何なのか閉まってます。コロ、というのはお店の名前のようです。

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駅のすぐ前が海水浴場なんですが、近くにオートキャンプ場ができたせいか、駅前の宿泊施設は廃墟になってます…。

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徒歩数秒の、その海水浴場へ。日本の渚百選にも選定されている、宮崎・境(みやざき・さかい)海岸が正式名で、浜でヒスイが見つかることから「ヒスイ海岸」とも呼ばれているそう。

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海も凪いでるし、写真ではまったく表現できてませんが雨はキツいわ、傘が煽られるほど風は強いわで浜に降りる気にもならず、次のデンシャまで1時間近くあるというのに大きな松の木の下で呆然と海を見つめることぐらいしかできませんでした…。

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16:46、ようやく待望の富山行き上り560Mがやって来ました。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #06  北陸本線 筒石駅と青海駅  〔新潟県〕

09 24, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

2 Comments
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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第6回。
信越本線の駅めぐりを終え、直江津駅から北陸本線へ。
やはり来春の北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる北陸本線、GWに周れなかった駅を訪問します。

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直江津駅の1番線、北陸本線専用の頭端式ホームから12:08発の上り550M富山行きに乗車。

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まずは筒石駅。12:26着。
来春は「えちごトキめき鉄道」、日本海ひすいラインの駅となります。

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トンネル駅、モグラ駅。そして秘境駅などなど、要は珍スポット扱いされている、鉄ちゃん以外にも割と名の知れた駅。今回初めて降りてみて分かったのは、上り下りの各ホームが互い違いに、また、トンネル断面をズラせたように配置されていたこと。そして、予想以上に涼しい。

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何かのシェルターのような待合室。扉を開ければすぐ先ほどのホーム。

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地上との連絡は、この階段のみ。

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本当にすべてがトンネルの中。

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地上にある筒石駅舎。筒石駅は1912年(大正元年)12月16日、国鉄信越線の駅として開業。翌年4月1日に北陸本線全通、同線所属駅に。度重なる地すべり災害や複線電化に伴い、頸城(くびき)トンネルの建設による新線への付け替えが行われ、1969年(昭和44年)10月1日に現在地に移転。

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そうした歴史的経緯を無視、あるいは知らずに「珍しい」「秘境だ」と騒ぐのは僕はバカみたいだといつも思ってるんですが…。

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筒石駅から13;30の上り552M富山行きで次に降り立ったのは、GWにも訪れた青海(おうみ)駅。
ここも来春は「えちごトキめき鉄道」、日本海ひすいラインの駅に。

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GWの訪問時が滞在時間たった5分と短すぎたのが心残りだったので。

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前回は断念した駅の南口にも行ってみました…が、単によくある橋上駅の出入口でした。

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同様に、前回行けなかった海岸。こちらは親不知(おやしらず)の、古くから難所と恐れられた天険断崖の一端を垣間見れました。

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駅と海岸の間の、漁村っぽい町並みも良かったし。

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タバコ屋さんだったらしい廃墟。でもドアや脇の窓の意匠がやけにモダンだと思ったら、このあと駅のホームで出会った地元の方のお話では、かつては床屋さんだったんだとか。

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センスな家具、ひとつくださいな。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #05  信越本線 高田駅、そして再び直江津  〔新潟県〕

09 23, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第5回。
北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる信越本線、長野~直江津間の駅めぐり中。
春日山駅から乗った10:17の上り3324M「妙高」4号長野行きを、わずか一駅で下車。
時間的にも最後の訪問駅となりそうです。

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高田駅。10:21着。
1886年(明治19年)8月15日、官設鉄道の駅として開業。所在地は上越市。来春は3セクの「えちごトキめき鉄道」、妙高はねうまラインの駅となります。

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高田駅舎…と言いたいところですが、駅および駅前の再開発事業で構築された、江戸時代の高田藩城下町をイメージした雁木型アーケードで駅舎自体も覆われてるんです。

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その雁木型アーケードの内側。駅舎は前回の新井駅のような国鉄コンクリート平屋型のままのようで、つまり「ガワ」だけ替えるという、なかなか大胆な発想で面白いと思いました。

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駅前風景。長野~直江津間の途中駅では最も「都会」なんじゃないでしょうか(笑)。駅前ホテルも数軒あるし、直江津に泊まるより便利だったかも?

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ただやっぱり、僕が見たいのはこういう町並み。駅前通りからちょっと脇にそれると、昔ながらの通りが残ってました。

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これが駅アーケードのモチーフになっている、雁木造(がんぎづくり)と呼ばれる雪よけの屋根。各戸の軒が連なってアーケード状になり積雪時の往来を可能にしている、雪国の知恵。

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こんな洋館風の廃墟(?)もあったりして、やっぱ古い町を歩くのは楽しいですなぁ。

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けれども、もうそろそろ信越本線の駅めぐりもタイムアップ。直江津へ戻るため、高田駅ホームへ。島式ホームの上屋が大きいのが印象的でした。

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駅舎側の1番ホームに、僕は写真でしか見たことのなかったジョイフルトレイン、「彩(いろどり)」が停まってました。前回の「くびき野」と同じ485系電車を、引くほどカッコ悪く 改造した車両だそう。臨時列車か何かだったんですかね。

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高田駅10:48の下り343Mで終点、直江津駅に10:58帰着(3分ほど遅れてた)。高田では雨もパラついたし、出発時とはほど遠い重い空に…。

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信越本線の普通列車や来春廃止になる北陸本線/北越急行特急「はくたか」。

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こちらも来春廃止が決定している、新潟~金沢間を走る特急「北越」。こんな直江津駅の風景も、あと半年限りなんですね…。

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この時までまったく気が付かなかった、2番ホームにあるゼロキロポストを示すプレート。明治19年(1886年)8月15日、直江津~関山間に鉄道が初めて通った「新潟県鉄道発祥のゼロ地点」を記念したものだとか。

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ちょっと早い昼食をとったあと、まだ時間があったので、これまで見たことのなかった駅南口へ。新潟労災病院や住宅地があるだけで、観光客はまず用がない出入口。

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なのにナゼか、かつて信越本線で活躍したD51のものだという動輪がこんなところにポツンと…。

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南口側の駅構内では車両整備の最中。ベテランが新入りさんに技術の継承、といった光景だったりするんでしょうか。

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南北自由通路の窓から。
本来の2泊3日の旅に一日追加できたことで信越本線の駅めぐりが叶ったワケなんですが、全ては周り切れなかったものの、充実した時間を過ごせました。さて、このあとは北陸本線へ。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #04  信越本線 新井駅と春日山駅  〔新潟県〕

09 22, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第4回。
北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる信越本線、長野~直江津間の駅めぐり中。
妙高高原駅から8:55の3321M、普通列車「妙高」1号で5つ目の訪問駅に到着。

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新井(あらい)駅。9:18着。

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1886年(明治19年)8月15日、官設鉄道の駅として開業。所在地は新潟県妙高市。
来春は3セクの「えちごトキめき鉄道」、妙高はねうまラインの駅となります。

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妙高高原駅と同じような国鉄型のコンクリート駅舎。

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妙高市の中心駅だそうで、乗降客も多く、客待ちタクシーや送迎の車で賑わっていた駅前風景。

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ホームも賑わっていましたが、この時はまた別の理由。

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ここ新井は快速「くびき野」の始発駅。僕がこれから乗る9:37発の3373M、快速「くびき野」3号新潟行きと先ほどの「妙高」の2大スター(?)が登場、ということでカメラを手にした人たちでごった返してたんです。

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新井駅で発車を待つ、国鉄カラーの特急形485系「くびき野」。
来春の北陸新幹線開業に伴って廃止になるなんて、ホントに悲しいですね…。

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「くびき野」で新井駅を発って、9:41の北新井(きたあらい)駅。待合室しかない駅で、今回の駅めぐりでは割愛しましたが、ここも来春は「えちごトキめき鉄道」の駅に。

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もちろん「くびき野」に乗るのが目的ではなかった(ちょっと惜しいけど)ので、次の訪問駅で下車。

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6つ目、9:56到着の春日山駅。所在地は上越市。
ここも来春は3セクの「えちごトキめき鉄道」、妙高はねうまラインの駅となります。

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1928年(昭和3年)10月26日、国鉄の駅として開業。2002年(平成14年)12月1日に直江津寄りの位置に駅を移転した際に建てたという、まるで仮設のようなプレハブ駅舎。トイレもコンテナを改造したようなのだし…。
(背後の建物は上越市役所とガス水道局)

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ただ乗降時とも利用客の数は多かったです。

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駅前風景。上杉謙信の居城・春日山城など観光スポットも点在するみたいですが、訪ね歩くほどの時間はなく、この上越市春日謙信交流館で涼ませてもらいましたが、異邦人の僕が本来目にするはずもない上越市の広報誌などを閲覧できたのは、信越本線の3セク化の話題なども豊富でちょっと楽しかったです。

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次の列車を待つ春日山駅の棒線ホームにやって来たのは、直江津で折り返してきた冒頭の妙高号でした。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #03  信越本線 黒姫駅と妙高高原駅  〔長野県/新潟県〕

09 21, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第3回。
北陸新幹線開業に伴って3セク鉄道になる信越本線、長野~直江津間の駅めぐり中。
関山駅から上り342M長野行きで3つ目の訪問駅に到着。

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黒姫(くろひめ)駅。
所在地は長野県、信濃町(しなのまち)。7:57着。

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1888年(明治21年)5月1日、官設鉄道の柏原(かしわばら)駅として開業。1968年(昭和43年)10月1日、現駅名に改称。
来春は3セクの「しなの鉄道」、北しなの線の駅となります。

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ホーム上屋に掲げられていた、昭和っぽいウェルカムボード。俳人・小林一茶の故郷だそうで、ホームにも駅前にも句碑がありました。

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待合室に像もあるナウマンゾウの化石が発掘された野尻湖(のじりこ)の最寄り駅。僕みたいなバス釣り好きには福島県の桧原湖(ひばらこ)と並ぶスモールマウスバスの聖地としても知られてます。

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黒姫駅前でひときわ目を引いたのが、この旅館「ふじのや」さんの建物!

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1910(明治43)年創業、ちょうど100年経った2010年(平成22年)には国の登録有形文化財に。いつか泊まってみたいですね。ちなみにHPなどの表記は「藤野屋旅館」となってるみたいです。

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黒姫8:20の下り2375Mで8:28着、訪問4駅目の妙高高原(みょうこうこうげん)駅。

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1888年(明治21年)5月1日、官設鉄道の田口(たぐち)駅として開業。1969年(昭和44年)10月1日、現駅名に。

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妙高高原駅舎。所在地は新潟県、妙高市。
来春は3セク鉄道、長野側の「しなの鉄道」北しなの線と、新潟側の「えちごトキめき鉄道」妙高はねうまラインの境界駅となります。駅の管理は後者となる模様。

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跨線橋で結ばれた計2面3線のホーム、特に古レールも活用した島式ホーム上屋が印象的でした。

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かつては特急「あさま」、「白山」、「みのり」(現在は全て廃止)などが停車したという、妙高観光やスキー・スノボの拠点駅。

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跨線橋の幅も団体客対応で広い。突き当りの昭和な看板を見ると、温泉もたくさんあるんですね。

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駅舎内にあった、田口駅と呼ばれていた昭和30年代の頃の駅前風景写真。

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次の駅へ向かうために乗る8:54の下り普通列車は、3321M、「妙高」1号でした。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #02  信越本線 牟礼駅と関山駅  〔長野県/新潟県〕

09 20, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目・第2回。
直江津駅から乗った3322M、快速「妙高」2号を下車。信越本線の駅めぐりをスタート。
ただ、都合で午前中だけなんですが、来春の北陸新幹線開業後の長野~直江津間の3セク化によって変貌も予想される駅の、JR時代最後の姿をできるだけ見て周りたいと思ってます。

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最初の訪問駅は6:25着の牟礼(むれ)。
長野県・飯綱町(いいづなまち)に位置し、来春には3セクの「しなの鉄道」、北しなの線の駅となります…。

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1888年(明治21年)5月1日、官設鉄道の駅として開業。

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ホームの様子。

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下り(直江津方面)ホームには飯綱の天狗伝説にちなんだ昭和テイストな像も。

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駅前通りの向こうにひかえるのが飯縄山。かつては修験道の山だったそうで、多分にもれず天狗伝説もそこからきてるんだと思います。

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6:52の下り341M直江津行きで次の駅へ。国鉄気分が満喫できる信越本線、やっぱ好きやなぁ。3セク鉄道になってしまうのがホントに惜しい…。

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2つめの訪問駅は、新潟県に戻って関山(せきやま)。所在地は妙高市。7:21着。

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隣の二本木(にほんぎ)駅と並ぶスイッチバック駅でしたが、こちらは1985年(昭和60年)に廃止されてしまいました…。
左手が引き込み線。見えているのはほんの入り口、この先には異様なほどの長さで、現在も保線車両などが使用する関係で残っています。当時のホーム跡も健在だそうで、滞在時間が足りずに探訪を断念したのが悔やまれます…。

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1886年(明治19年)8月15日、官設鉄道の駅として開業。この駅舎はスイッチバック廃止時に本線上に駅を移転した際に建てられたもの。80年代くさいファンシー感が…僕は正直ダメですね(苦笑)。
こちらは来春、3セクの「えちごトキめき鉄道」妙高はねうまラインの駅となります。

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駅前風景。妙高山の登山口でもあるそうで、駅舎にも登山届の記入提出箱が設置されてました。

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駅舎は1面2線の島式ホームと跨線橋で連絡。

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長野方面に長いホームが伸びています。

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7:39の上り342Mで、また次の駅へ。同じ時間でひとつでも多く駅を周れるよう上りと下りのダイヤを駆使し、いつものごとく行ったり来たりを以降も繰り返します。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-15 #01  3322M 快速「妙高」2号  〔新潟県~〕

09 19, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月15日(金)、お盆休みの旅2日目の朝です。
昨夜は駅からちょっと離れたホテルに泊まったので、線路沿いの道を歩いて直江津(なおえつ)駅へ。

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ということで、もちろんこの日の旅のスタートは直江津駅から。ようやく朝日が顔を出した早朝です。

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北陸本線の鈍行列車。始発便となるのを待つ、まだ通電もされてない状態で佇んでるさまなんて、ちょっとイイですね。

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さて、これから僕が乗るのは5:26発の信越本線上り3322M、快速「妙高」2号長野行き。

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国鉄カラーの特急形183系。この日も夏の青春18きっぷの旅ですが、快速列車なので乗車が可能。

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始発便に乗ろうと思ったら「妙高」だったってだけのハナシなんですけど、国鉄時代に憧れる古いモノ好きの僕なのでアガりますねやっぱ(笑)。

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ガラ空きで席も選び放題だし。サイコー。

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天面のフタを自分で開けなきゃいけない「くずもの入れ」とか、フォントも含めてたまりませんなぁ。
この快速「妙高」号、残念ながら来春の北陸新幹線開業時に廃止されることが公式にアナウンスされています…。

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当列車の名称にもなってる妙高山(みょうこうさん)も、山頂が雲に覆われちょっと残念。

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風土に根差したその土地ならではの家屋を車窓から目にするのも僕のデンシャ旅の楽しみ。

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別名「信濃富士」とも呼ばれる黒姫山(くろひめやま)もてっぺんは雲の中。でも昼から雨の予報でこれだけ晴れてくれてりゃ上出来です。

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長野県、古間(ふるま)駅停車中。駅前をおばあちゃんがワンコと散歩中。

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ところで、なんでまた前日乗って来た信越本線を長野方面へ向かってるのかというと、この日は駅めぐりを敢行する予定なのです。長野~直江津間は来春の北陸新幹線開業後「しなの鉄道」と「えちごトキめき鉄道」の2つの3セク鉄道になっちゃうので、国鉄直系のJR駅の内にできるだけ見て周ろうと、まぁいつもの調子です。
そんなワケで、この日最初の訪問駅に到着。

(つづく)

撮影日:2014年8月15日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #08 END  直江津  〔新潟県〕

09 17, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・最終回。
脇野田(わきのだ)駅に別れを告げ、JR信越本線下り8347M柿崎行きに乗車。

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脇野田駅を発ってしばらくすると、駅の移転に伴って10月19日に切り替わる新線が、あとはその時を待つだけという状態でスタンバってるのが確認できました(後方を振り返っての撮影)。

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もう日没の時間。

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進行方向左手から現れる北陸本線と合流、直江津(なおえつ)駅へ。

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18:24、直江津駅に到着。初日の宿泊地はここ直江津。

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直江津駅ホームから見送る8347Mは18:48着の柿崎が終点。

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あとは予約しといたホテルへ向かうだけなので、駅周辺をブラっと歩いてみます。懐かしい感じのするイイところだな。

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タバコ屋さん。古い家屋の夕暮れ時の蛍光灯というのは、どういうワケだか胸に迫るものがあります僕。

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古い洋品店、真ん中は何だか分からないけど右手には薬局。屋根の高さもまちまちだし、むかしの町は見てて楽しい。

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ついでに買い物も済ませようとショッピングセンターの看板目指して歩き続けてると、えっ!直江津にあったんだ「えちごトキめき鉄道株式会社」の社屋。来春の北陸新幹線開業時にJRから経営分離される在来線の新潟エリアを3セク方式で運営する会社です。

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マスコットキャラクター「トキテツくん」だそうです。ナメとんのか 親しみがわきますね~。

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ホテルのそばの橋から直江津駅を望む。実を言うと当初の計画は翌15日から2泊3日の旅だったのが、直前に一日付け足せることになって予定を変えたため、駅からこんな離れたホテルしか空いてなかったんですよね(苦笑)。
ともあれ、本来なら諦めていた南木曽や脇野田駅の訪問が叶って、満ち足りた気分で初日を終えることができました。

(2日目の旅につづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #07  信越本線 脇野田駅  〔新潟県〕

09 16, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第7回。
JR信越本線、脇野田(わきのだ)駅。
この日の旅の目的は、ここへ来ることだったと言っても過言ではありませんでした。
どうしても見ておきたかった駅。もう二度と見れなくなってしまう駅だから。

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南高田駅から17:40の信越本線上り8344M新井(あらい)行きで一駅戻って17:43着。

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1918年(大正7年)11月1日、脇野田信号場として開設、1921年(大正10年)8月15日に昇格、脇野田駅が開業。
古い駅舎写真では瓦屋根に下見板張りの外壁ですが、基本的なフォルムは変わってないようです。

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駅のすぐ南側で北陸新幹線高架がクロス。

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脇野田駅のすぐ西側に北陸新幹線の新駅、「上越妙高(じょうえつみょうこう)駅」が誕生。

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脇野田駅は上越妙高駅に吸収される形で移転、10月19日の始発便から新駅舎での営業が開始され、現在の駅舎はその後に解体撤去されてしまうんです。

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355M列車内からの撮影。新幹線高架南側の手前から上越妙高駅脇の新駅舎へと至る新線も既に敷設済み。10月18日の21:30頃から19日始発までに新線への切替工事が実施されるそうです…。

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その時点で現在の脇野田駅は93年の歴史にピリオド、新線へと切り替わる区間は廃線となるワケですが、ともあれギリギリ最後の、なおかつ さよならムードのお祭り騒ぎになる前の訪問が間に合って、ホントに良かった…。

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1面2線の島式ホームと構内踏み切りで繋がる駅舎。

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直江津駅管理の業務委託駅ですが、窓口業務は7:30~17:45とのことで、これまたギリギリ、有人の状態の脇野田駅を目にすることができました。

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駅前風景。駅の移転後は解体撤去されるこの駅舎の位置自体が、整備されて上越妙高駅の駅前となるそうです…。

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駅舎正面左手、1998年(平成10年)に北陸新幹線・長野~上越間の起工式を行った際に植樹されたという樹木とその旨を記す標柱。移転後はどうなるんでしょう。

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まだ別の用途で置かれていると思われる重機も、何だか駅舎の解体を手ぐすね引いて待っているように見えてきます…。

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移転後当分はこの上越妙高駅脇の新駅舎も「脇野田」を名乗るそうですが、来春の北陸新幹線開業後は信越本線自体も3セクの「えちごトキめき鉄道」に移管され、混乱を避けるため新幹線駅に合わせて「上越妙高」に駅名変更となるんだとか。さようなら、脇野田駅。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #06  信越本線 長野~南高田  〔長野県~新潟県〕

09 15, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第6回。
長野駅からは16:11発、JR信越本線下り355M直江津(なおえつ)行きに乗車。
名古屋から本州中部を縦断してきましたが、まだ北上を続けます。

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飯山線(いいやません)との分岐駅、豊野(とよの)付近。車窓右手に北陸新幹線高架。このあたりは元々、長野新幹線車両基地への回送線として存在してましたが、現在は新潟、そして金沢まで繋がり、既に試運転も始まっていよいよスタンバイ状態。

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妙高高原(みょうこうこうげん)~関山(せきやま)間、ついに列車は新潟県へ。塩尻からずっと天気は回復傾向で、午前中の雨の中央本線が遠い日のことのよう。

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何かモノスゴい体勢で爆睡してる人がいて、撮らずにはいられませんでした(苦笑)。

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17:11頃、列車はスイッチバック駅の二本木(にほんぎ)へ。

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既にスイッチバックを終えて駅に停車していた対向の上り352Mの発車と入れ違いに当列車がホームに入線。このあたりは単線だからなんですが、風情はあるものの、何もこんなメンドくさい駅で列車交換しなくても、と思ったりもしないでもない。

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17:13に発車、いったん長野方面の引き込み線にスイッチバックして右手の直江津方面の本線へ。急坂で非力なSLの時代の名残で、駅に停車するのにこんな面倒な手順を踏まないといけないワケなんですが、デンシャ旅においては貴重なアクセント。北陸新幹線開業時に3セク鉄道化されるこの区間、果たしてこんな「ムダ」が合理化の波に耐えきれるのか…。

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新潟県の平野部まで降りてくると、その北陸新幹線の高架が「もういつでもイケまっせ~」的なドヤ顔で再び車窓に。

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17:33、南高田(みなみたかだ)駅で途中下車。

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1961年(昭和36年)12月10日開業の、細長い単式ホームに待合室があるだけの駅。特筆すべき点は何もありません。

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なので、見たかったのは実はコレ!(笑)
ここを通るのは3度目ぐらいですが、ずっと気になってた駅脇のこの壁画を間近で拝みたかったんですね。ポーズも造形もビミョー過ぎですがインパクトだけは絶大。わざわざ見に来るな、ってハナシですけど(笑)。

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とまぁ、多少の時間的余裕で企てた余興はこのくらいにして、次こそはいよいよ、この日ここまでが余興と言えるくらいの大本命の駅へと向かいます。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #05  篠ノ井線・姨捨駅と信越本線・長野駅  〔長野県〕

09 14, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第5回。
塩尻からJR篠ノ井線(しののいせん)で長野へと移動中。
15:07、篠ノ井線のハイライト、姨捨(おばすて)駅に到着。

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眼下に広がる善光寺平(ぜんこうじだいら)。いわゆる「日本三大車窓」の一つですが、訪問回数が多いのもあるけど、僕はここが一番好きかも。
(あとの二つは根室本線・狩勝峠と肥薩線・矢岳越え)

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スイッチバック駅でもあるし、乗っても降りても楽しい場所だと思います。

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スイッチバックといえば、姨捨駅と稲荷山駅の間にある桑ノ原信号場もそう。この時も、対向する特急「ワイドビューしなの」18号の通過を、スイッチバックで進入した引き上げ線で待たされました。

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篠ノ井駅からは信越本線。長野駅到着直前、長野新幹線ホームに北陸新幹線用新型車両E7系の姿が。初めて見ました。

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15:41、村井駅から乗ってきた1539Mの終点・長野駅に到着。

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改札を出ると、あれ!?コンコース(東西自由通路)の様子が何か違う!
プレハブの建屋なんか無かったし、第一、善光寺口が塞がってるじゃありませんか。

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塞がれた善光寺口壁面のこの告知パネルで全てを理解しました。来春の北陸新幹線金沢延伸開業にあわせて新駅ビルに建て替え中なんだと。

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仮設の出入口から善光寺口へ出て、恐るおそる駅を振り返ると…。うわ、ホンマに建て替え真っ最中やん!

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てか、かなり進んでる様子。いつものごとくリサーチなしで旅する僕にはまったく寝耳に水の、ショッキングな「事件」でした。

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工事の囲いに展示されていた、長野駅前の移り変わりを記録した写真。中段左端と下段右端が3代目の仏閣型駅舎。北陸新幹線開業後、北陸方面からの観光客も増えると思いますが、これだったら絶対インパクトあると思うんですけどねぇ…。

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こないだまでの4代目も没個性な褒められた駅舎じゃなかったけど、ペデストリアンデッキから、精一杯都会のフリをしてるのにどこか長閑にも思えた駅前を眺めるのは好きでした。新駅ビルはそのペデストリアンデッキも取っ払うようです。
北陸新幹線延伸開業をチャンスとみたのか、「長野新幹線」の終着駅が「北陸新幹線」の途中駅に変わる危機感からか、慌てて化粧直しに大わらわな長野駅が、何だか僕にはとても痛々しく見えました。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #04  中央本線から篠ノ井線へ  〔長野県〕

09 13, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第4回。
南木曽(なぎそ)訪問を終え、再び青春18きっぷの鈍行旅に戻ってJR中央本線の普通列車へ。
12:20、南木曽から下り松本行き1831Mに乗車。特急「しなの」を利用してなかったら、特に用のない中津川で1時間も待たされて乗ることになってた便です。

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雨が激しさを増してきました。南木曽の土石流の惨状を見たあとだけに、一抹の不安を感じないでもない…。

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ほぼ中山道に沿う中央本線、時おり見える街道筋や宿場町の風情は魅力的。

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12:47頃、須原(すはら)駅で対向する特急「ワイドビューしなの」10号の通過待ち。4、5分遅れて来ました…。

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倉本~上松(あげまつ)間、中央西線車窓のハイライト、名勝「寝覚の床(ねざめのとこ)」。特急でも鈍行でも車窓からは一瞬なので、一度ゆっくり訪れてみたいです。

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須原駅での件が響き、3分ほど遅れて13:50ごろ塩尻駅に到着。ここからはJR東日本の管轄。

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といっても僕の乗る1831M列車はオレンジ帯のJR東海車両のまま、松本まで乗り入れます。乗務員交代や他の列車からの乗り換え客待ちもあって、13:57まで停車。

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13:53着の特急「ワイドビューしなの」11号が5分ほど遅れて到着、乗り換え客を待つため僕の1831Mの発車も遅れます(泣)。

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塩尻駅の南端、右手が中央西線(名古屋方面)、左手が中央東線(東京方面)と、この駅を境にスイッチバック形状で繋がる…というか分岐しています。直通列車はないので問題ないみたいですけど、これから僕が向かう篠ノ井線(しののいせん)や中央東線の辰野(たつの)支線、計4路線のジャンクションでもある塩尻駅独特の雰囲気が僕は結構好きです。

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さて、数分遅れで塩尻駅を出発、篠ノ井線に乗り入れましたが、わずか2駅目の村井(むらい)で途中下車。1831Mの終点・松本で乗り換える予定だった塩尻14:10発の1539Mとの時間差を利用してどこかの駅を訪問してみようと思い立ったからでした。

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1902年(明治35年)12月15日開業の、昔のオーソドックスなスタイルの駅舎で悪くはなかったですが、この駅前風景も含め、これといったインパクトもありませんでした(苦笑)。ただ松本の市街地に先の駅舎がいつまでも残ってるとは思えないので、そういう点では貴重かも。

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村井駅からは14:17の篠ノ井線下り1539M長野行きに乗車。

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14:27着の松本駅。ここで一気に乗客が増えるので、松本で乗り換えてたら間違いなく座席確保は無理でした。駅前の雰囲気も街も好きなので常に寄りたい気持ちにさせられるんですけども。

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西条(にしじょう)駅を発ったところ。そういえば、塩尻からこっちはずっと雨が上がってます。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #03  南木曽 土石流のあと  〔長野県〕

09 12, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第3回。
南木曽(なぎそ)を訪れたのは、7月の台風8号で土石流が発生、中央本線も寸断したというニュースに衝撃を受け、その現場をこの目で見てみたかったからでした。

『台風8号の北上に伴い、日本列島上空に停滞した梅雨前線が活発化、長野県南木曽町では7月9日午後、7月としては最大となる1時間当たり70ミリの雨を観測した。同日午後5時40分ごろ、同町読書の川で土石流が発生し、民家が流され1人が死亡した。県や国土交通省中部地方整備局によると、土石流が起きたのは木曽川支流の梨子沢。上流で発生した土石流が現場周辺の100メートル以上にわたって川からあふれ出し、住宅2棟が倒壊、近くを通るJR中央線の橋も流された。(2014年07月10日 時事通信)』

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土石流の起きた梨子沢(なしざわ)、奥の橋桁がJR中央本線。橋桁は流され、線路も300mにわたり土砂や流木で埋まったそうです。このため野尻(のじり)~坂下(さかした)間が8月5日まで不通となっていました。

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こんなのが土砂と共に押し寄せてきたら、ひとたまりもない…。

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ひしゃげた民家…。

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沢沿いの鉄工所らしき建物は、通り抜けた土石流のため1階部分が空っぽになっていました。

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梨子沢と木曽川の合流部、川幅の大部分が流れ出た土石流で埋まってしまった木曽川。

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被害状況を調査されているような場面にも遭遇しました。

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土石流発生から約一ヶ月、まだ復旧作業も始まったばかりといった感じでした。

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過去にも土石流災害に見舞われ、その流れ下る様子が蛇に見えることから「蛇(じゃ)抜け」と言い伝わる南木曽。その痕跡をこうして目にしただけでも恐怖を感じましたが、このあと、まさか広島でさらにあんな大きな土砂災害が起きるなんて…。そして、9月に入った現在も全国各地で豪雨が多発、災害発生の危険と背中合わせの状況が続いています…。

狭い国土の地形に沿って敷かれた鉄路を始終旅する僕も、いつか巻き込まれるんじゃないかと常々思ってるんですが、ちょっとぐらい不便でもみんなもう少し自然に寄り添う生活に戻って、何とか根本的に気候変動を食い止められたらなぁ、などと夢想しつつ、亡くなられた方のご冥福と一層の復興を祈りながら南木曽をあとにしました。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #02  JR中央本線 南木曽駅  〔長野県〕

09 10, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第2回。
名古屋から特急「ワイドビューしなの」7号できっかり1時間、11時ちょうどに南木曽駅に到着。

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快適な特急の旅もここまで。うまい具合にこの日最初の目的地までの時間短縮に利用できましたが、南木曽には停車しない便もあるのでご注意。

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数えるほどの下車客とともに、改札を抜けます。

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中山道・妻籠宿(つまごじゅく)観光の拠点駅だけあって、1980年(昭和55年)改築のコンクリ駅舎ながらなかなかの趣き。

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南木曽駅舎。1909年(明治42年)7月15日、官設鉄道の三留野(みどの)駅として開業。1968年(昭和43年)10月1日、現駅名に改称。

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駅は三留野宿に位置するそうで、駅前の家屋にも風情を感じます。かつては宿屋か何かだったと思われますが、売物件になってるのがちょっと悲しい…。

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細かい雨が降る中、駅前の通りを北へ。

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ほんのちょっと歩くと左手に現れたのがコレ、木曽川に架けられた大正時代の長大吊橋、「桃介橋(ももすけばし)」。廃橋寸前だったのを近年復元したものだそうですが、それだけの価値のある産業遺産だと思います。というのも当初の役目は発電所建設の資材運搬路。橋の中央の2本のスジも、当時のトロッコレールの痕跡を感じられるように復元されてます。

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橋の建築に尽力、木曽川に発電所を7つも造った電力王・福沢桃介(1868-1938)…なのに橋のたもとで何この雑な扱い!(笑)
何でも、橋の命名や水利権などでもめた経緯もあるそうで、もしかしてだけど今でも誰かに恨まれてる?

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木曽川沿い、国道19号から見た桃介橋。っていうか、よく考えたら南木曽には観光に来たんじゃなかったんでした。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-08-14 #01  2014年のお盆の旅  〔京都府~長野県〕

09 09, 2014 | デンシャ旅 -東海(JR)

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2014年8月14日(木)。
ついこの間、5年前のお盆の旅を掘り返したばかりですが、今度は最新、今年2014年の、でもやっぱりお盆の旅。終始、天気に悩まされた3泊4日の青春18きっぷ旅を振り返っていきます。
出発はもちろん、JR京都駅。まずは東海道線で東へ向かいますが、0番ホームからの発車とは珍しい。

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京都7:32の東海道本線(琵琶湖線)上り3404M、新快速米原行きでスタート。JR各社は概ね年末年始を除いてカレンダー通りの運行。よってお盆休み期間でも木曜のこの日は平日ダイヤなのです。
デンシャがブレてますが(汗)、右手のお互いに撮り合いっこしてる微笑ましい親子に意識がいっちゃったんですね。

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瀬田川を渡るこの一瞬しか琵琶湖が見えない琵琶湖線を東へ。まだこの時点では曇り空。

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国宝・彦根城が見えてきたら終点の米原はもうすぐ。

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8:30、米原に到着。JR東海にバトンタッチ、8:33発の東海道本線上り202F、大垣行き普通列車に乗り換えて9:05大垣着。短編成にメチャ混みでずっと立ってたので写真は一枚も撮らず。

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大垣9:11発、東海道本線上り2318F、新快速豊橋行きに乗り換え、9:43着の名古屋で下車。中央本線(中央西線)の列車に乗り換えるためです。

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名古屋から乗ったのは10:00ちょうど発の中央本線下り1007M、特急「ワイドビューしなの」7号。

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昨秋の家族デンシャ旅で利用したのと同じ便です。今回は自由席でしたが、お盆休みだというのに空席が目立つ、全然余裕の乗車率。

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もちろん特急は青春18きっぷでは乗車不可なので、発車前に車掌さんから乗車券&自由席特急券を発券してもらいました。この日最初の目的地、南木曽(なぎそ)まで、しめて2,840円。
普通列車で行くと途中の中津川(なかつがわ)で乗り継ぎ便を1時間近く待たされるので、その分を南木曽訪問に回そうと、時間を買うことにしたんです。

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名古屋駅を発って金山(かなやま)で東海道線と別れ、塩尻を目指して北東へ向かう中央西線。写真は鶴舞(つるまい)駅付近。

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岐阜県に入って多治見(たじみ)を過ぎたころ、心配していた雨が落ち始めてきました…。

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木曽の山中へ分け入るほどに、山の稜線も見えないくらいの雲行きに。

(つづく)

撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2014-09-07  近江鉄道 彦根口駅とJR稲枝駅  〔滋賀県〕

09 08, 2014 | 近江鉄道

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2014年9月7日(日)。
夏の青春18きっぷの残りで滋賀県内の北陸本線駅を周り、これで晴れて北陸本線全駅制覇を達成したんですけど、拙ブログにもリンクしていただいてる『懐かしい風景を求めて』の管理人、ねじまきさんに最近いただいたコメントで知った「近江鉄道・彦根口(ひこねぐち)駅舎解体」の報を思い出し、帰りに寄ってみることにしました。

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ホントだった…。

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6年前、2008年6月21日に訪問した時の、在りし日の彦根口駅舎。ボロくて落書きだらけだったけどイイ木造駅舎でした…。

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それがまったく影も形もなくなってました。遅かった…。

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ナゼか改札ラッチだけがポツンと。

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近江八幡(おうみはちまん)方面下りホームから。構内踏切の先に駅舎があったんです。

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どんな駅舎に生まれ変わるのか分かりませんが、今やこの駅の歴史を体現しているのはホーム上屋だけ。これもいずれ改築されちゃうんでしょうか。


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続いてこちらも滋賀県、JR東海道本線の稲枝(いなえ)駅。ここも、ねじまきさんのブログ記事で橋上駅舎への建て替え計画を知った駅。早いうちにいかねば!と思いつつ、もう9月になってしまってました。

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幸い、まだ駅舎は健在!僕自身は初訪問ですがホントに素晴らしい駅舎。建て替え需要があるぐらい利用者は多いみたいで、ひっきりなしに送迎のクルマが駅前を占拠してましたが、奇跡的にクリアになった一瞬の一枚。

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改築を報せる看板。9月第一週の作業行程表には「仮駅舎 基礎工事」とありました。

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駅舎脇(南西側)から。仮駅舎をここに作って現在の駅舎と跨線橋を解体撤去、橋上駅舎建築に移行、って感じでしょうか…。

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駅前で出会ったべっぴんさんのニャンコ。寂しい気持ちを癒してくれました。


撮影日:2014年9月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2009-08-13~08-15  お盆休み北信越の旅 index

09 06, 2014 | 旅のindex

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2009年お盆の蔵出し旅行記をお伝えしてきましたが、このとき北信越地方を走っていた(いまもまだ運行してますが)快速「くびき野」、「妙高」、特急「はくたか」、「北越」が来春2015年の北陸新幹線金沢延伸開業に伴って廃止になると先日発表がありました。北陸本線特急の「サンダーバード」、「しらさぎ」、それに「おはようエクスプレス」も金沢以東の運転がなくなるそうです。
僕はデンシャそのものへの興味は薄い方だと思いますが、それでもその土地の特色ある列車たちが軒並み消えて行ってしまうというのは寂しい思いがします。



2009年8月13日(木)


2009-08-13 #01  2009年のお盆の旅  〔京都府~福井県〕
2009-08-13 #02  福井鉄道 西武生駅(現・北府駅)  〔福井県〕
2009-08-13 #03  北陸本線 武生~魚津  〔福井県~富山県〕
2009-08-13 #04  北陸本線 魚津~直江津  〔富山県~新潟県〕
2009-08-13 #05  信越本線 快速「くびき野」  〔新潟県〕
2009-08-13 #06 END  信越本線 青海川駅  〔新潟県〕


2009年8月14日(金)


2009-08-14 #01  JR弥彦線  〔新潟県〕
2009-08-14 #02  弥彦駅と彌彦神社  〔新潟県〕
2009-08-14 #03  越後線、白新線、羽越本線  〔新潟県〕
2009-08-14 #04  信越本線 東三条~新潟 〔新潟県〕
2009-08-14 #05  新潟交通 月潟駅  〔新潟県〕
2009-08-14 #06 END  JR越後線 吉田~柏崎  〔新潟県〕


2009年8月15日(土)


2009-08-15 #01  宮内駅からJR飯山線へ  〔新潟県〕
2009-08-15 #02  飯山線 十日町~長野  〔新潟県~長野県〕
2009-08-15 #03  信越本線 長野~直江津  〔長野県~新潟県〕
2009-08-15 #04 END  赤レンガ車庫のあった糸魚川駅  〔新潟県〕



(1、2枚目)
撮影日:2009年8月13、15日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

(3、4枚目)
撮影日:2014年5月5日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

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2009-08-15 #04 END  赤レンガ車庫のあった糸魚川駅  〔新潟県〕

09 04, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2009年8月15日(土)。5年も前のお盆の蔵出し旅行記も、今回が最終回。
直江津からは往路と同じく北陸本線で帰ったようですが、途中の糸魚川駅で特急の先行を待つ間に撮った、赤レンガ車庫の写真が残っていました。

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直江津から13:12発の北陸本線上り554M、富山行きで糸魚川13:49着。13:59の発車までの10分間、ホームから望遠レンズで撮った写真でした。

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糸魚川駅構内の南側、現在は北陸新幹線駅が建ってしまった位置にあった総レンガ造りの車庫。1912年(大正元年)12月の竣工だったそう。

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この時、傍らに佇んでいたのは大糸線のキハ52-115。前年2008年の秋、僕が初めて大糸線を訪問した際にお世話になった車両でした。この翌年2010年に廃車され、現在は岡山県の津山扇形機関車庫に静態保存されているそうです。

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地元や有志の方々の懸命の保存活動も空しく、2010年の春に解体撤去されたレンガ車庫。出入口面の外壁のみ北陸新幹線の駅前に復元再築するそうですけど、もうそれは首だけの鹿の剥製のようなもので、そこから誰一人この世界遺産級の産業遺産の威容を想像できる者はいないんじゃないでしょうか…。

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直江津から乗って来た554M列車。北陸本線の大部分も来春には3セク鉄道に移管され、長い歴史の終焉の時を迎えます。

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糸魚川駅をあとにして、越中宮崎(えっちゅうみやざき)駅停車中。子供をダシにした稚拙なコピーに長らく目にするたび失笑させられたこの看板も、そういえば今年のGWに北陸本線の駅めぐりをした際にはもうなくなってましたね(苦笑)。

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15:11、富山着。富山から15:26発の440Mで16:28金沢着、16:38発の364Mで敦賀に19:07着。ところが敦賀から先の写真がメモ的なものすらなく(汗)、京都まで湖西線か東海道線、どちらを経由して帰ったのかも不明…。
なので、Exifの時間情報から福井県の王子保(おうしお)~南条(なんじょう)あたりの車窓夕景だと思われますが、この写真で今回の旅を締めさせていただきたいと思います。

5年も前の旅行記に長々とお付き合い下さって、ありがとうございました。

(おしまい)

撮影日:2009年8月15日
カメラ:Nikon D700 +
 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

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2009-08-15 #03  信越本線 長野~直江津  〔長野県~新潟県〕

09 03, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2009年8月15日(土)、5年前のお盆の旅最終日、第3回。
飯山線の列車で辿り着いた長野駅からは、この時点では未乗だったJR信越本線の長野~直江津(なおえつ)間へ。
乗車する便をホームで待っていると、何か来ました。「普通」ってなってるけど、え?コレ!?

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長野11:24発の下り345M普通列車は、時刻表には別に何の表記もないのに、やって来たのは国鉄特急型の車両でした。快速「くびき野」すら知らなかった僕には完全なサプライズでしたが、ホームがどうも浮き足立った雰囲気に満ちていたので、撮りテツの方々などは運用事情を把握されてたんでしょうね。

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とはいえ、18きっぷ旅ゆえ何かカン違いしてたら困るので、何度もホームの発車標(時刻や行先、列車種別などの案内表示)を確認しながら恐る恐る車内に足を踏み入れます(どんだけチキンやねん)。

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何事もなく定刻通りに長野を出発。普通列車なのでホントに各駅に停車していきます。飯山線の起点でもある、豊野(とよの)駅停車中のひとコマ。対向の列車も、18きっぷで乗れる「妙高」号でした。

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長野盆地ともお別れ。いまならまず間違うことはありませんが、この時は長野駅から列車がどっち向きに走り出すか分からず、うっかり進行方向を背にしたシートに、おまけに見知らぬオジさんと向かい合わせで座ってしまうハメに(泣)。

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でもそのオジさんは地元の方らしく、「あれが黒姫山」とか、車窓の案内などとても親切にして下さって、助かりましたし楽しかったです。

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やがて列車は、この区間のハイライトとも言える、スイッチバック駅の二本木(にほんぎ)へ。いまも入念なリサーチなしに旅に出る僕はそんなことは知る由もなく、やっぱりそのオジさんが説明して下さったんですが。

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二本木駅に入線してきた対向列車も、国鉄特急型の車両でした。この国鉄時代にタイムスリップしたような光景とスイッチバックのインパクトが強く印象に残り、3年後の2012年7月、この駅だけを目当てに再訪しています。

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再び新潟県の平野部へと降りてきました。多分オジさんに教えてもらったんでしょう、脇野田(わきのだ)駅付近の、まだ足場が組まれたばかりの北陸新幹線工事の様子を撮影してました。現在この位置には上越妙高駅が完成しています。

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何じゃこりゃ(笑)。
コレは完全に脱力ネタ好きの僕の趣味で撮ってます。南高田(みなみたかだ)駅付近。

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12:58、終点の直江津に到着。ここにも妙高号。
これで、この旅で信越本線の長野駅~新潟駅間を乗車することができました。篠ノ井駅~長野駅間は3セクに移管された「しなの鉄道」と共に前年2008年の秋に乗車済み、残る高崎駅~横川駅間はのちの2010年のお盆の旅で訪問、晴れて信越本線完乗を果たしています。

(つづく)

撮影日:2009年8月15日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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2009-08-15 #02  飯山線 十日町~長野  〔新潟県~長野県〕

09 02, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2009年8月15日(土)、5年前のお盆の旅最終日、第2回。
JR飯山線(いいやません)の旅の途中。
8:17到着の十日町(とおかまち)駅から、8:30発の上り164D列車に乗り継ぎ。この先は大正~昭和初期にかけて、私鉄の飯山鉄道が開業した区間です。

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戸狩野沢温泉(とがりのざわおんせん)行き。

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またしても単行のキハ110、既に座席は全部塞がってます(泣)。この次の便となると10:56、次が13:36…と、非常に厳しいダイヤとなってるので、18きっぷシーズンのお盆に乗客が集中するのも無理ないですね…。

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ということで、また車両先頭部に。どこか空けてもらって座れたとしても、車窓が見れないなら立ってた方がマシ、という性分なので。

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山と田畑。

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そんな中を、ポツリポツリと駅に停車していきます。写真は越後田沢(えちごたざわ)駅。

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列車は終始、信濃川に寄り添って走ります。

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急に先頭部まで写メを撮りに現れたおじいちゃん。川沿いの風景が琴線に触れたのか、あるいは思い出の地だったりするんでしょうか。

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この信濃川、同じ流れなのにこのあと長野県へ入ると千曲川(ちくまがわ)と呼び名が変わります。

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その長野県へ入って、森宮野原(もりみやのはら)駅。1945年(昭和20年)2月12日に7.85mの積雪を記録、「日本最高積雪地点」の標柱が建ってます。

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そんな豪雪地域の路線だからか、いくつか通り抜けたトンネルも、出入口にスノーシェルターが付いたようなあまり他で見たことのない様式のものでした。

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横倉(よこくら)駅。唱歌「ふるさと」が似合いそうなロケーションにたたずむイイ駅ですが、東日本大震災翌日、2011年3月12日の長野県北部地震によりこの駅舎が損傷、同年8月に待合室みたいな小さな駅舎に建て替えられてしまったそうです…。

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9:49、当列車の終点、戸狩野沢温泉駅に到着。右手に停車中の9:52発130D、長野行きに乗り換えます。

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130Dは2両編成だったのでようやく席にありつけました。

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10:03着、10:04発の飯山駅。この2年後のお盆の、長野電鉄木島駅跡を訪ねた際に再訪しています。
来春には北陸新幹線駅にもなり、現在はずいぶん様変わりしていることでしょうね…。

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千曲川に沿って。

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替佐(かえさ)駅。先ほどちょっと例えに出した「ふるさと」や「春の小川」「朧月夜」などの作詞家、高野辰之(たかのたつゆき)氏の出身地だそう。
車窓写真はここまでしかなく、あとは長野駅に近付くほどに乗客が増えて撮影が困難になったと思われます…。

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10:53、終点の長野駅に到着。飯山線は豊野(とよの)駅までなのですが、130Dに限らず全便が信越本線を経由して長野へ乗り入れます。

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長野駅を発っていく中央本線特急「しなの」。この時点では長野は前年の秋に初めて訪れて以来の再訪だったので感慨深かったらしく、他にも何だかんだと色々撮ってます(蛇足なのでもちろん割愛)。

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長野駅コンコース(東西自由通路)。

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長野駅前風景。飯山線乗車のあとだと、メガロポリスに思えてきます(笑)。

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長野駅善光寺口(東口)。
今年(2014年)のお盆に訪れたら、来春の北陸新幹線金沢延伸開業にあわせて新駅ビルに改修中でビックリしました。印象も薄いし何だかなぁと思ってたこの風景も、もう過去のものになってしまったんですね…。

(つづく)

撮影日:2009年8月15日
カメラ:Nikon D700 +
 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

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2009-08-15 #01  宮内駅からJR飯山線へ  〔新潟県〕

09 01, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)

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2009年8月15日(土)。
5年前のお盆の蔵出し旅行記、最終日の朝です。
2晩お世話になった宿泊地の長岡をあとにして、信越本線を西へ。
長岡駅7:05発の上り1326M、直江津行きに乗車…したものの、たった一駅で下車してます。

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7:09着の宮内駅。
信越本線所属ですが、群馬県は高崎駅起点の上越線(じょうえつせん)終点でもある駅。

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駅名標を撮って振り向くと、下り501M、急行「きたぐに」が新潟へ向け宮内駅を通過していきます。
この3年後、2012年3月のダイヤ改正で定期列車としての運転を終了、2013年1月に引退してしまった「きたぐに」。元々、車両への興味が薄いのもありますが、もっとちゃんと撮っておけばよかったなぁ…。

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それはともかく、宮内駅。古さも味もないので駅舎が目当てなワケじゃなさそうです。多分、この後に乗る長岡7:24発の飯山線(いいやません)上り列車の当駅到着までの時間差を利用して知らない駅を一つ訪問できる、と考えたんだと思います。

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宮内駅の開業は1898年(明治31年)12月27日。1920年(大正9年)11月1日には上越線の分岐駅に。現在の橋上駅舎になったのは1992年のことだそう。

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駅前(東口)通りから見た宮内駅。

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駅前の雰囲気は古く味があって、めちゃめちゃ好みです。付近に摂田屋(せったや)という醤油や酒の醸造業が盛んだった町があるそうで、4枚目の駅舎の前に写っている樽はその関連のようです。

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「盗られるれ!!」(笑) この地方の方言なんでしょうか。

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さて、宮内駅からは7:28の飯山線上り1120D、十日町(とおかまち)行きに乗車。
前述の、長岡7:24発の便です。単行のキハ110がトコトコやってきました。

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ただ、正確には飯山線は7:50着/発の、ここ越後川口(えちごかわぐち)駅から。1120Dは信越本線と上越線を経由して飯山線に乗り入れる運行形態の列車なのでした。

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というワケで、この日最初のお目当ての路線は、JR飯山線。長野県の豊野(とよの)駅を起点に新潟県の越後川口駅とを結ぶ、全長96.7kmの路線です。戸籍上の終点・越後川口を発って上越線と別れ、魚野川を渡ります。

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全線が非電化単線の、ローカル線らしいローカル線。

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途中下車する時間の余裕も運転本数もありませんが、駅名標だけでもそそられる、味のある途中駅が多そうです…。

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沿線の民家のたたずまいもイイ感じだし。

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この時が初訪問の飯山線。すぐに気に入ったんですけど、結構人気があるのか、1120Dが長岡発の単行列車ということもあって車内は満員。車両先頭部で立ちっぱなしになってしまったのが玉に瑕でした。宮内駅への寄り道は失敗だったかも…。

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そうこうするうちに、進行方向右手から3セク鉄道の北越急行ほくほく線が寄り添ってきて、間もなく当列車の終点、十日町駅へ。

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8:17着の十日町駅(東口)。
1927年(昭和2年)11月15日、 国鉄十日町線の駅として開業。1997年(平成9年)3月22日には北越急行が開業、ほくほく線の接続駅に。

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駅前風景。十日町市の中心駅だそうで、このとき町ではアートトリエンナーレも開催されてたりして楽しそうでしたが、8:30発の乗り継ぎ便で後ろ髪を引かれながら去ることに。

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十日町駅跨線橋から。右手の高架は北越急行ほくほく線。特急「はくたか」の最高160km/h運転に対応する高規格路線と飯山線の鈍行ディーゼルカーのコントラストが激し過ぎますが(苦笑)、先日、来春の北陸新幹線開業後の「はくたか」の廃止が決定したようで、今後は逆に、ほくほく線の虚しさが浮き彫りになってきそうな気が…。

(つづく)

撮影日:2009年8月15日
カメラ:Nikon D700 +
 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
 Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

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