2014-08-16 #01 氷見線 能町駅と越中中川駅 〔富山県〕
09 30, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)
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2014年8月16日(土)。お盆休みの旅3日目は朝から雨…。
この日は丸まる一日、JR氷見線(ひみせん)と城端線(じょうはなせん)の駅めぐりの予定。どちらも2008年に訪問済みの路線なれど、途中駅には一つも降りてなかったので楽しみにしていたんですけど…。
てか、本来はこの日を中心に2泊3日の旅だったので、計画通りだったらなおさらツイてなかったっていうか…。
ちなみに氷見線、城端線ともに来春の北陸新幹線開業後もJR線として残ります。ぶっちゃけ、慌てて記録に残す切迫した状況ではないとは思うんですが、北陸本線が3セク化されると訪問し難くなる気がしたので。

ともあれ、氷見線の起点・高岡駅を6:00発の下り523Dで出発。わずか8分で最初の訪問駅に到着。

能町駅。
駅名標も、まぁこのところの流れで載せることにしましょうか。

なかなか悪くない、平屋建ての能町駅舎。
能町駅は1900年(明治33年)12月29日、氷見線と城端線のルーツ、私鉄の中越鉄道の駅として開業。

駅の北には中越パルプ工業のプラント。

終日無人駅。この時は僕の他は誰も乗降客がいませんでしたが、雨の早朝6時過ぎに嬉々として駅をカメラに収めてるヤツがひとり、ってのも冷静に考えるとヤバいですよね(汗)。

駅舎と島式ホームが構内踏み切りで結ばれています。

1面2線の島式ホーム。

ただ、ここ能町駅はJR貨物の新湊線(しんみなとせん)起点駅でもあり、留置線も多数。構内はすごく広いです。

色褪せてますが駅舎にも旅客と貨物の、これがホントの二枚看板。かつてはJR貨物が窓口業務を受託する業務委託駅でもあったそうです。

滞在時間23分、6:31の上り520Dで次の駅へ。

ひと駅戻って訪問2駅目、越中中川。

1916年(大正5年)4月1日、中越鉄道の中川駅として開業。4年後の大正9年9月1日、中越鉄道国有化の際に現駅名に改称。

一応有人、地元のJR駅利用促進協議会が窓口業務を受託する簡易委託駅だそう。物腰の柔らかな、感じのいい初老の男性が対応して下さいました。

下見板張りの物凄くイイ木造駅舎なんですけど、利用促進策か何かでしょうか、高岡工芸高校デザイン科の方々の手によるものだというペイントが施されて保育園みたいです(苦笑)。
賛否はともかく、どうして日本人って古いイイものへのリスペクトが足りないんでしょう。国宝だ、世界遺産だ、ってなるとワーって詰め寄せてありがたがるクセに。

お盆の土曜日ですけど部活とか登校時間帯になったのか、学生さんたちがホームに現れはじめ、着いた列車からも大量に下車する光景が見受けられました。
(つづく)
撮影日:2014年8月16日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)
