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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2008-02-10 #04  伊予鉄道 横河原、平井、余戸  〔愛媛県〕

02 28, 2015 | 伊予鉄道

4 Comments
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2008年2月10日(日)。伊予鉄道横河原線の終点、横河原(よこがわら)駅。

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横河原線、平井(ひらい)駅。

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郡中線、余戸(ようご)駅。

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伊予鉄道郊外線の旅は続く。北の端の高浜駅から折り返しのデンシャに乗り、今度は東の果ての横河原駅へ。屋根ばかりが目立つ、単純な切妻造の平屋建てだが古い木造駅舎が迎えてくれた。降りる人もまばらで、哀愁漂う終着駅といった風情が申しぶんないが、周辺自治体の都市再生整備計画の一環で近々建て替えられてしまうそうだ。

折り返しのデンシャで横河原線の途中駅、平井にも寄っている。写真を見るまで訪問したことを忘れていた。駅舎も悪くはないが、ここは多分、駅から続く線路脇の柵もない小路が当時の僕には珍しかったんだろうと思う。

横河原線を往復したあとは、西南へ延びる郡中線(ぐんちゅうせん)へ。途中、まずは余戸(ようご)という変わった名前の駅で降りている。この寄棟造の木造平屋建て駅舎は今年2015年の今月、新しい駅舎に建て替えられてしまったようだ。残念だけど、このとき訪問しておけてよかった、と思うしかない。

(つづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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売り切れる時刻表

02 26, 2015 | その他

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そろそろ春の青春18きっぷシーズン。まだどこへ行くか未定だが、今春は北陸新幹線開業など大きなダイヤ改定があるから、時刻表は1月に買ったヤツでは不都合が出るといけないし購入しておくか、と最新の3月号をネットで注文しようとして驚いた。軒並み売り切れている。
そうだった。
こんなエポックメイキングなダイヤ改定時の時刻表をマニアが放っておくはずがない。転売目的で買った者も多いのだろう。事実、オークションなどには大きく値の吊り上がったものが既に多数出品されている。
書店や駅の売店に行けばまだ在るだろうし、無いならもう別にスマホで時刻表サイトを確認すればいいだけのことだが、ああコンチクショー、こういう熱狂を僕は本当に鬱陶しく感じてしまう。時刻表ぐらいでこうだから、この春の新幹線開業や北斗星など大物列車の引退シーンはとんでもない修羅場にならないかと憂慮する。

その春期の青春18きっぷだが、既に20日から発売されていて、利用開始は3月1日から。11,850円。
大きな変更点として、北陸新幹線開業に伴い第3セクターに移管されるJR信越本線・長野~直江津、JR北陸本線・金沢~直江津の区間は3月14日から乗れなくなる。特例として、富山~高岡と津幡~金沢の区間のみ、途中下車をしない場合に限り、第3セクター路線で18きっぷを利用できる。
下記の記事は図解が分かりやすいと思う。

Yahoo!地図ブログ 『北陸新幹線開業で「さらば?青春18きっぷ。」~北陸信越第三セクター物語』

北陸新幹線開業ばかり持てはやされ、3セク化される並行在来線について一般的に周知が行き届いているとは思えない。18きっぷシーズンしかデンシャに乗らないような人たちにこんな複雑な事情が果たして呑み込めるのか。3月半ばからの駅員さんや車掌さんなど現場の方々の苦労が思いやられる。



写真:1月の北陸旅の際に買った時刻表
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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2008-02-10 #03  伊予鉄道高浜線 山西、梅津寺、高浜  〔愛媛県〕

02 25, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月10日(日)。伊予鉄道高浜線。

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山西(やまにし)駅。

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梅津寺(ばいしんじ)駅。

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梅津寺パーク。

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当時、郊外線のフリー切符はなかったのでIC乗車券で周った。

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終点・高浜駅。

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初の四国、松山で真っ先に駆け付けた三津駅は去り難い場所だったが、せっかく来たのだからとこのあと伊予鉄道郊外線を乗りつぶすつもりでいた。そして目ぼしい駅には降りてみる。
三津駅から市駅方面へ一駅戻って、山西。ホームしかないような駅で、いまとなってはナゼ訪問したのか自分でも分かりかねるが、多分、三津駅同様に自転車であふれる生活感いっぱいの駅の周りの雰囲気が気に入ったんだろう。

再び三津駅を通り過ぎ、次は梅津寺。浜辺に建つ、気持ちのいい駅だった。ホームに「東京ラブストーリー ロケ地」の文字。いまから四半世紀近く前のドラマで、近年CSで放送されたのを僕も観たが、ここ梅津寺が確かに最終回の舞台となっていた。劇中、この駅で主人公の二人が一足違いで別れることになるのだが、実際に訪れて単線の盲腸線であることや駅の位置関係が判るとその設定に矛盾があることに気付き、可笑しくなってくる。かように鉄道なんかに詳しくなるとドラマひとつ単純に楽しめなくなる。もっとも、東山の寺を出た次の一瞬でそこは嵐山、というような京都が舞台の映像作品も山のようにあるから、鉄道に限った話ではないけれど。
ともあれ、その「東京~」にも映っていてこの時僕も目にした、駅の傍の遊園地「梅津寺パーク」も、この翌年2009年に閉園してしまったのだそうだ。

梅津寺の北隣の駅が高浜線の終点、高浜駅。戸籍上は起点らしいが、松山市中心部から見れば高浜線の北の果てだ。三津駅と同時期の建築と云われる駅舎が素晴らしい。駅前は瀬戸内の島へ渡る船乗り場で、寅さんか金田一耕助がふらりと現れてもおかしくないような昭和な空気が流れていた。この時点で僕はもうすっかり伊予鉄が好きになっていた。

(つづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-10 #02  伊予鉄道 三津駅  〔愛媛県〕

02 24, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月10日(日)。
伊予鉄道高浜線、三津(みつ)駅。2015年現在、この駅舎はもうない。

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7年前、2008年2月に松山を訪ねたのは、伊予鉄道高浜線の三津駅を見ておくことが全て、といっても過言ではなかった。ソースが何だったかもう思い出せないが、この三津の木造駅舎が建て替えられてしまうことを知り、間に合ってくれ、と祈る思いで駆けつけたのだった。実際、この年の夏には解体されてしまった。

駅舎内の掃除は行き届いているものの、外観はあちこち傷みが目立ち、何よりそこらじゅう自転車だらけで恐ろしく雑然としていたけれど、本当に使い込まれた木造駅舎というものが在るがままに残っていることがとにかく素晴らしかった。古い駅舎に心底魅了されるようになったのはこの三津駅がきっかけだったといま思う。
とにかく興奮し、凄いモノを見た、来てよかった、これがなくなってしまうのは惜しい、と、多分委託だったと思われるフツーのおじさんにしか見えない窓口の方に伝えたところ、ワシにはわからんわ、と言って苦笑しながらかぶりを振られてしまった。土地の人なら愛着なり哀惜の念でいっぱいだろうと信じて疑わなかったのでこれも衝撃だった。

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2年後、2010年に再訪した時の三津駅舎。もう別物だ。あのおじさんはどう思っているんだろうか。

(つづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-10 #01  初の四国、松山へ  〔愛媛県〕

02 23, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

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2008年2月10日(日)。
雪の京都から新幹線で西へ。

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岡山駅。特急「しおかぜ」3号。

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瀬戸大橋を渡り、四国へ。

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JR予讃線、松山駅に到着。

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伊予鉄道市内線の路面電車に乗る。

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伊予鉄道、松山市駅。

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松山市駅からは郊外線へ。

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これからしばらくお伝えするのは、7年前、2008年のお蔵入り旅。2月の連休、愛媛県の松山を訪れた。デンシャ旅2年目、四国へ足を踏み入れたのはこの時が初めてだった。現在では出来るだけ安く、2泊以上しないと旅に出た気がしないが、このときは1泊2日、往復に新幹線と特急を使っている。カメラはまだコンパクトデジカメしか持っておらず、それで十分だとも思っていた。

ともかく振り返って行こう。京都から朝、山陽新幹線で岡山へ。岡山からは特急「しおかぜ」3号に乗車。初めての瀬戸大橋、初めての予讃線。松山まであっという間だったことを覚えている。京都は雪だったのに松山はまるで春の陽気で、やっぱり四国は暖かいんだ、などとも感じた。

JR松山駅前からは伊予鉄道の市内線路面電車。全国の路面電車訪問がこのころの僕の旅の主題だったので、もちろん松山へは伊予鉄に乗りに来たのだが、市内線は後回しにしてまずは「郊外線」と呼ばれる、いわゆる普通の鉄道線に乗るため、松山市駅まで。土地の人は「しえき=市駅」と呼ぶらしいこの松山市駅から3方向へ郊外線が延びている。その一つ、高浜線のとある駅を訪れることがこの旅の最大の目的といってもよかった。

(つづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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無題

02 22, 2015 | その他

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ウチの猫 19(イッキュー)

撮影日:2014年6月28日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)

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2015-02-07  信楽高原鐵道再訪の旅 index

02 21, 2015 | 旅のindex

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2015年2月7日(土)

2015-02-07 #01  復活・信楽高原鐵道  〔滋賀県〕

2015-02-07 #02  SKR全駅 貴生川、紫香楽宮跡  〔滋賀県〕

2015-02-07 #03  SKR全駅 雲井、勅旨  〔滋賀県〕

2015-02-07 #04  SKR全駅 玉桂寺前、信楽  〔滋賀県〕

2015-02-07 #05 END  悲劇を乗り越えて  〔滋賀県〕



撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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2015-02-07 #05 END  悲劇を乗り越えて  〔滋賀県〕

02 20, 2015 | 信楽高原鐵道

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信楽高原鐵道には、忘れてはならない場所がある。

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1991年(平成3年)5月14日の列車正面衝突事故

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信楽高原鐵道(SKR)には、忘れてはならない場所がある。貴生川~紫香楽宮跡間で1991年(平成3年)5月14日に発生した、列車正面衝突事故現場だ。当時「世界陶芸祭」にあわせてJR西日本から乗り入れていた臨時快速列車と、SKRの普通列車が正面衝突。42名もの乗客乗員が亡くなり、614名が重軽傷を負う大惨事だった。そこには現在、慰霊碑が建っている。走行する車内からも見える。

関西では毎年、事故の起きた日にここで行われる追悼法要の模様が必ずニュースで流れる。なので僕も忘れずにいられるのだが、全国的にはどうだろう。せっかく台風の災禍から復活を遂げたSKRの、暗い過去を蒸し返して貶めたりするつもりは毛頭ないけれど、これは何もSKRだけの問題ではないし、僕がいまデンシャ旅などと称して無邪気に全国で鉄道旅行を楽しんでいられるのも、こうした事例を踏まえて安全性が高まったおかげだ。あの日この場所で突然人生が終わってしまった方々に手を合わせるぐらいのことはしたいと思い、この度ようやくここを訪れた。

(おわり)

撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-02-07 #04  SKR全駅 玉桂寺前、信楽  〔滋賀県〕

02 19, 2015 | 信楽高原鐵道

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2015年2月7日(土)、信楽高原鐵道(SKR)再訪と駅めぐり。
勅旨~玉桂寺前、第一大戸川橋梁(登録有形文化財)を渡る。

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玉桂寺前駅。

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玉桂寺前駅は1987年(昭和62年)7月13日、信楽線3セク転換時の開業。高野山真言宗の玉桂寺最寄り駅だが、ホームからも見える、大戸川(だいどがわ)に架かる吊り橋を渡らないといけない。それ以外は何もないと言えるほど寂しい場所に駅はある。国の登録有形文化財だという第一大戸川橋梁を見に行ってみたが、何の変哲もないコンクリートの橋だった。本邦初の本格的なプレストレストコンクリート橋、ということで歴史的に価値はあるらしい。


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終点、信楽駅。

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信楽駅は貴生川から14.7km、SKR信楽線の終点。1933年(昭和8年)5月8日の国鉄信楽線開業時の駅ではあるが、現在の駅舎は3セク転換時の新設。構内にある車両基地も同時に新設された。線内唯一の有人駅で、SKRのグッズや土産品の売店もある。
というワケでSKRは、ごく短い行き止まりの盲腸線、駅も全部で6つしかない。国鉄信楽線開業当初は途中駅が雲井だけだったというから驚く。

(つづく)

撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-02-07 #03  SKR全駅 雲井、勅旨  〔滋賀県〕

02 18, 2015 | 信楽高原鐵道

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2015年2月7日(土)、信楽高原鐵道(SKR)再訪と駅めぐり。
国鉄信楽線時代からの駅舎が残る雲井駅。

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雲井駅。1933年(昭和8年)5月8日の国鉄信楽線開業時の駅。駅舎も当時の面影を残しているものと思われる。2008年の初訪問のときと比べても待合室の壁などが塗り直されていたりと大事にされているようだ。もとよりSKRの途中駅で駅舎を備えているのは当駅だけだし、それがこのような古い駅舎のまま置いてもらえているというのはとても稀有で貴重だ。


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勅旨駅。

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勅旨駅も国鉄信楽線時代の駅だが、開業は1963年(昭和38年)6月1日。ホームが1本あるだけの簡素な駅で、片流れ屋根の付いた木製ベンチは国鉄時代からのものらしく古そうだ。ホームが長いのも、かつて草津線経由で長編成の列車が乗り入れていた名残だろう。古い民家の並ぶ集落の開けた場所に在って、駅の佇まいとしては僕はここが一番好きかもしれない。

(つづく)

撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-02-07 #02  SKR全駅 貴生川、紫香楽宮跡  〔滋賀県〕

02 17, 2015 | 信楽高原鐵道

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2015年2月7日(土)、信楽高原鐵道(SKR)再訪。今回は全ての駅を訪れてみた。
起点の貴生川駅。

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JR草津線・貴生川駅の南端ホームから信楽高原鐵道(SKR)の旅は始まる。SKRが国鉄信楽線として開業したのは1933年(昭和8年)5月8日のことだが、貴生川駅自体は草津線の前身・私鉄の関西鉄道の駅として1900年(明治33年)12月28日と110数年以上も前に誕生している。駅舎はどこにでもあるような橋上駅舎。駅北側に近江鉄道も発着している。


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紫香楽宮跡駅。

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紫香楽宮跡駅は1987年(昭和62年)7月13日の3セク化と同時に開業。カーブの途中にホームが1本だけの駅。駅前スペースは広く、トイレや東屋、自販機に駐車場など備わっているのはありがたいが、何の予備知識もなしに降りると途方に暮れる。駅名になっている史跡・紫香楽宮もどこにあるのか分からない。というか、ありそうなミステリアスなムードがまったくない。

(つづく)

撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-02-07 #01  復活・信楽高原鐵道  〔滋賀県〕

02 16, 2015 | 信楽高原鐵道

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2015年2月7日(土)。
一昨年9月の台風18号による豪雨災害から昨年11月に復活した信楽高原鐵道を訪問。

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豪雨で流出、架け替えられた杣川(そまがわ)橋梁

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橋梁通過時の車内から

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かつての国鉄信楽線を3セク方式で継承した信楽高原鐵道。2013年9月16日の台風18号の豪雨災害により、杣川橋梁の流出をはじめ、沿線各所で土砂崩れや路盤流失が発生。以来、全線で運休を余儀なくされ、一時は復旧費用の問題から廃線さえ検討されながらも何とか国からの補助を受け、翌2014年11月29日に運行再開を果たした。

ニュースでは知っていたものの何のアクションも起こさず、2008年の初訪問以来の再訪という僕が何かを述べる資格はないけれど、小川と言っていい規模の杣川が鉄橋を橋脚ごと流してしまう昨今の豪雨の破壊力と恐怖は、新しくなった橋梁を実際に見て初めて想像できたような気がした。近場の鉄道なのだから、災害発生時からもっときちんと受け止めておけばよかった。

(つづく)

撮影日:2015年2月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-10~01-12  福鉄再訪、北陸本線惜別の旅 index

02 15, 2015 | 旅のindex

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2015年1月10日(土)

2015-01-10 #01  2015年最初の旅  〔京都府~福井県〕
2015-01-10 #02  福井鉄道 200形デンシャ  〔福井県〕
2015-01-10 #03  福井鉄道 北府駅  〔福井県〕
2015-01-10 #04  福鉄 家久駅、スポーツ公園駅、西鯖江駅  〔福井県〕
2015-01-10 #05  福鉄 神明駅、木田四ツ辻駅  〔福井県〕
2015-01-10 #06  花堂でトワイライトエクスプレスに逢いに行く  〔福井県〕
2015-01-10 #07  福井鉄道 田原町駅  〔福井県〕
2015-01-10 #08 END  福鉄 市役所前駅、福井駅前駅  〔福井県〕


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2015年1月11日(日)

2015-01-11 #01  北陸本線 小松駅と土居原ボンネット広場  〔石川県〕
2015-01-11 #02  北陸本線 細呂木、松任、金沢  〔福井県、石川県〕
2015-01-11 #03  北陸本線 泊、黒部  〔富山県〕
2015-01-11 #04  北陸本線 親不知、市振  〔新潟県〕
2015-01-11 #05  北陸本線 浦本駅  〔新潟県〕
2015-01-11 #06 END  北陸本線 富山、滑川  〔富山県〕


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2015年1月12日(月)

2015-01-12 #01  北陸本線 滑川~泊  〔富山県〕
2015-01-12 #02  北陸本線 泊~糸魚川  〔富山県~新潟県〕
2015-01-12 #03  糸魚川駅 アルプス口  〔新潟県〕
2015-01-12 #04  北陸本線 有間川駅  〔新潟県〕
2015-01-12 #05  北陸本線 有間川~金沢  〔新潟県~石川県〕
2015-01-12 #06  北陸本線 美川駅  〔石川県〕
2015-01-12 #07 END  北陸本線 福井~敦賀  〔福井県〕


撮影日:2015年1月10日~12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #07 END  北陸本線 福井~敦賀  〔福井県〕

02 14, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 最終回。福井駅、240M。

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武生~王子保

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南条駅

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今庄駅付近

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敦賀駅、湖西線4846M

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敦賀駅、4032M 特急「サンダーバード」32号

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湖西線、永原~マキノ

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近江今津駅

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近江今津、湖西線1833M


美川駅から14:20の上り346M福井行きに乗車。ノートパソコンでパズルゲームをしている人の隣の座席が空いていたので座る。旅の往路なら立つのも苦にならないが、帰るだけとなるとテンションも下がり、どうしても着席したくなる。加賀温泉駅でまとめて降車があり、空いた席へ移って景色の見える窓際へ。15:24、福井駅着。

2日ぶりの福井駅。ダメ押しで福井鉄道の電停へ200形の姿がないか探しに行きたかったのに、突如腹痛に襲われて20分間の待ち時間をトイレで過ごすハメに。無念。こういう時に限って600形はいたかもしれない。縁がない。

福井駅からは15:45発の上り240M敦賀行きに。比較的空いている方だったが対面のボックス席しか空いておらず、スマホに見入って貧乏ゆすりをしている学生らしき少年と向かい合わせで座る。スマホをいじってない人を探す方が難しいぐらいのご時世ではあるけれど、少年の多くが貧乏ゆすりをしているのが気にかかる。それも、bpm300ぐらいのハイテンポの。もはや痙攣だ。世界中が行き詰ってヒステリックに痙攣しているのとシンクロ…などという考えが浮かんだりもしたが、窓の外の一面の雪景色を眺めているうちにどうでもよくなった。

16:14、南条駅に停車。ここも駅名標を撮り忘れている駅で、ここを押さえればJR北陸本線全駅名標コンプリート、となる。当然、降りてそれを達成するつもりだったのに、直前で気が変わった。上手く言えないけれど、何もかも全部やってしまうと本当に僕の中で「北陸本線」が終わってしまう気がしたのだった。

そのまま240Mを乗り通し、16:37、敦賀に到着。計画より早く着き過ぎてしまったが、17:00発の湖西線経由4846Mに乗ればギリギリ明るい内に琵琶湖を見ながら帰れるかもしれない、と思い直す。「北陸おでかけパス」の南限は北陸本線では長浜、湖西線なら近江塩津なので、敦賀駅のみどりの窓口で近江塩津から京都までの切符を作ってもらう。ついでに駅の外にも出てみたが、相変わらず駅前は工事中のままだ。一向に進まないのはどうしてなのか。

17:00、敦賀駅を発って4846Mは湖西線へ。17:36着の近江今津止まりの便で、17:43発1833M京都行に乗り継ぐ。永原あたりまで何とか外の景色が見えたが、肝心の琵琶湖沿岸を走る頃にはもうすっかり真っ暗だった。
18:51、京都駅着。こうして今年最初の旅が終わった。

(おわり)


撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #06  北陸本線 美川駅  〔石川県〕

02 12, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第6回。美川駅。

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金沢駅からは13:29発の上り640M小松行きに乗車。13:48、美川駅で降りる。過去に駅名標を撮り忘れていたという、ただそれだけのことで。北陸線鈍行の旅では特急の通過を待たされることの多い駅で、そんな機会ぐらい何度もあったハズなのに、そういえば駅名標を見た覚えがない。道理で、列車の停車範囲外の、ホームのはずれに立っていた。

降りたはいいが次のデンシャまで30分。他に用はないので困ったが、とりあえず外に出てみる。改札口の時刻表で次の便の再確認をしていると、窓口の方から「よかったらどうぞ」と簡易の時刻表をいただいた。券面を一瞥して無言で引っ込むような駅員も多いのに、親切だ。

駅舎も駅前も整い、以前の訪問時は何の感慨も湧かなかったけれど、改めて周りを見渡すと町は古そうだ。駅前の坂道をちょっと上っただけで、古い家や店の連なる筋がいくつも現れる。あとで調べて、北前船の寄港地として栄えた歴史があることを知った。30分ではとても足りない、また再訪すべき場所だった。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #05  北陸本線 有間川~金沢  〔新潟県~石川県〕

02 11, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第5回。有間川駅、544M。

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筒石駅

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浦本駅

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糸魚川駅 えちごトキめき鉄道の車両

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青海駅

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親不知駅

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市振駅

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市振~越中宮崎

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北陸地域鉄道部富山運転センター

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富山駅、1011M 特急「はくたか」11号

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544M

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高岡駅 城端線ホーム

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高岡~西高岡

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金沢駅


9:56の上り544M富山行きで有間川から北陸本線を折り返す。「北陸おでかけパス」の北限が谷浜までなのもあって直江津には行かなかった。心残りがあるくらいの方がいいだろう。
昨日も、そして往路も目にした車窓風景を、飽かずに眺めながら戻る。フツーの人には馬鹿げた振舞いかも知れないが、こうして「北陸本線」を体に沁み込ませているつもりなのだ。とはいえ廃線で消えるワケではないので、ここに至っても正直それほど悲しい感情も、3月に3セク鉄道になってしまう実感も湧かなかった。糸魚川駅構内の留置線上に「えちごトキめき鉄道」の車両を認めるまでは。「カタチ」として見せられて初めて、大きな衝撃を受けた。

11:50、544Mの終点・富山に着き、12:19発の546Mに乗り継ぐ。国鉄型車両の旅が終わり、ステンレスの521系で金沢へ。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #04  北陸本線 有間川駅  〔新潟県〕

02 10, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第4回。有間川(ありまがわ)駅、529M。

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1052M、特急「北越」2号。

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1005M、特急「はくたか」5号。


9:27、有間川駅で529Mを下車。2年前のGWに訪れて気に入った海沿いに立つ駅で、さぞ冬景色が似合うだろうと思っていたが、期待に違わぬ光景で迎えてくれた。ただ、駅舎外壁の大半が白く塗り直され、得も言われぬ寂びた風情が削がれてしまっていたのは少し残念だった。

実質的に今回の旅の最終目的地でもあったので、ここで独り北陸本線との別れを静かに惜しもうと思っていたのだが、いきなり列車の撮影に静岡から来ているという方に気さくに話しかけられ、それも台無し、ということはないけれどすっかり計算が狂ってしまった。それにつけても静岡の方にはこれまでの旅でもパンやらミカンやら頂いたり何かとお世話になったし本当に気安くて親切な人が多い。今回の方も、クルマで来てるから良ければ直江津まで一緒にどうかなどと事もなげにおっしゃる。時間的に無理なのでやむなく辞退せざるを得なかったが、気持ちが嬉しかった。普段滅多にしないカメラ談義も楽しかった。
イメージしていた終わり方ではなかったが、有間川を僕の北陸本線ラストランの旅の「終点」に選んで良かったと思う。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #03  糸魚川駅 アルプス口  〔新潟県〕

02 09, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第3回。糸魚川駅、529M。

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昨年9月に開通した南北自由通路のアルプス口。

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糸魚川駅アルプス口(新幹線)駅舎。

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糸魚川駅 日本海口駅舎。

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初代の糸魚川駅舎(自由通路開通記念写真展の一部)。

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8:22着の糸魚川(いといがわ)駅で36分間の停車。ガラガラの車内の座席にバックパックを置いて駅の外へ。改札を出ると、昨年夏には行き止まりだった自由通路のアルプス口(新幹線駅舎側、南口)が開通していた。いい暇つぶしになる、と迷わずそちらへ出てみる。各種資料やアナウンスには「日本海と北アルプスをイメージ云々」と謳われていても、写真でも見ないときっと思い出せないようなご立派な新幹線駅舎も完成している。

その出入口部分が悲しい。世界遺産級の歴史的価値があったと言っても過言でない、あの赤レンガ車庫がアーチ開口部のある正面だけ書き割りのように加工されて立っている。動物の剥製、それももっと趣味の悪い、応接間のシカの首だけのものを見せられているようだ。これならいっそ、永久に消えてくれた方がよかった。

その奥には展示の目玉らしい、大糸線を引退したキハ52が仕舞われていた。一度だけ僕が乗ったヤツかと思ったが、車番から現役当時は朱色一色だったのをツートンに塗り直したもののようだ。ナゼかこの一瞬だけ日が差し、照らされたキハ52が外へ出たがってるように見えた。もちろんただの偶然と、僕の感傷的な解釈に過ぎない。

自由通路を通り直して、北口の日本海口へも出てみる。駅前の古い旅館だったか店だったかのあった場所はすっかり更地になっていた。糸魚川は僕にとっては何も見るべきものがない駅になってしまった。

8:58、到着時と変わらずガラガラの529Mが再び走り出す。行く手はまた暗雲が立ち込め、海も荒れてきた。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #02  北陸本線 泊~糸魚川  〔富山県~新潟県〕

02 08, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第2回。泊駅、529M。

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1051M、特急「北越」1号。

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親不知駅。

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姫川。

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糸魚川駅。


泊駅で特急退避。時刻表を見ると1051M「北越」1号とあるが、やって来たのは国鉄色の編成だった。昨晩、富山駅で見た車両だろうか。雪の白、ひいては日本の風景によく似合っている。今しか見れないと思うと余計にそう強く感じる。
北越発車後の7:54、僕の乗る529Mが再び走り出す。越中宮崎から先は海また海。昨日も見た風景なのに表情が違う。この微妙な差異を味わうには新幹線では速過ぎる。

姫川を渡り終えて8:22、糸魚川(いといがわ)駅着。8:58の発車まで36分も停車する。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-12 #01  北陸本線 滑川~泊  〔富山県〕

02 07, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月12日(月)、今年最初の旅 最終日 第1回。滑川駅、529M。

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東滑川駅。

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泊駅。


旅の最終日。
引き続き「北陸おでかけパス」で北陸本線を巡る。3セク化される3月までに訪問の機会はなさそうだから、今日が僕の北陸本線乗り納めとなるだろう。
雪の舞う滑川駅から7:06の富山発直江津行きの下り529Mに乗車。車窓は望んでいた、一面銀世界の北陸本線。生地(いくじ)~西入善(にしにゅうぜん)間で上りのトワイライトエクスプレスとすれ違う。7:40ごろ、泊駅に着く。特急退避で10数分停車する。

(つづく)

撮影日:2015年1月12日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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ひさびさ嵐電  〔京都〕

02 05, 2015 | 京福電鉄(嵐電)

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2015年1月24日(土)。
ひさびさに嵐電に乗りに。

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京都市西部には普段まず用がない。嵐電も「よし、乗りに行こう」と思わない限りつい疎遠になって、カメラを手に訪れたのは気付けば5年ぶりぐらいかもしれない。京紫カラーの車両が増えたほかは特に変化がなさそうだ。

最近、ブログの体裁というか文体を変えた。別に宮脇俊三さんのような鉄道紀行文を気取ってるワケでも、急に何か目覚めたのでもない。随分前から、写真に逐一キャプション、それもネットで調べれば出てくるような説明に「(笑)」「(汗)」まで付けてくだけた旅レポート風に仕立てるスタイルに自分でウンザリしていた。
ですます調までやめるとどうしても硬く冷たい印象になるので、気楽に見たかったという方には申し訳ないが、元々そんな楽しい人間でもないし、いまの方が僕らしい気がする。いや、こうありたい、と願う姿なのかもしれないけれど。


撮影日:2015年1月24日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-11 #06 END  北陸本線 富山、滑川  〔富山県〕

02 03, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月11日(日)、今年最初の旅 2日目 最終回。富山駅。

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1058M、特急「北越」8号。

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JR富山駅。

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富山地方鉄道市内線。

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滑川駅、561M。

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宿。

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上り562Mで18:11、富山駅に到着。雪が強く降って来た。その様をデンシャを絡めてカメラに収めようとしていると、鉄道を撮ることの何が面白いのか聞いてくる、ちょっとめんどくさい感じの話し好きなニイちゃんに絡まれた。ホーム端の喫煙コーナーへ移って一服しながら、もうすぐ北陸本線がJRじゃなくなるから云々、などと説明するも伝わってないだろうなぁとか思ってるうちに、3月で引退する、しかも国鉄色の特急「北越」が入線してきた。ニイちゃんに逢ってなかったら今頃「北越」にも気付かず改札を出ていたハズだ。感謝しなくては。

富山駅は北陸新幹線ホームがもうほぼ完成しているようだ。在来線の高架工事は依然後回しで、いまだにホームから改札まで長い回廊を歩かされる。腹が減ってアタマの中は富山のブラックラーメンのことでいっぱいだが、傘を差して歩くのもままならないほど激しい雪のため本格的なのを食える店まで行くのは諦め、駅前地下の、京都駅ビルにも店舗のあるチェーン店へ。いつだったかも一度来たが、相変わらず大して旨くない。腹だけ満たして、翌日のための買物なども済ませてから富山駅をあとにする。

19:12発の下り561Mで3駅先の滑川(なめりかわ)へ。素直に富山にすればよさそうなものを、滑川に宿をとっていた。滑川駅の目の前に建つホテルが、昨年GWの駅めぐり旅の際に見た時も静かそうだったし、後にも先にも多分、滑川で泊まるようなこともないだろうと思ったからだ。果たして、駅以外に明るい場所が見受けられない滑川の夜は静かで落ち着けた上に、空いていたからか厚意でツインルームをあてがってもらえ、広々と過ごすことができた。
そんなことも含め、乗ったデンシャも全部国鉄型だったし、北陸本線富山以東はしみじみイイなと思える記憶がまた積み重なる。

(つづく)

撮影日:2015年1月11日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
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2015-01-11 #05  北陸本線 浦本駅  〔新潟県〕

02 02, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月11日(日)、今年最初の旅 2日目 第5回。市振駅、551M。

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16:26、浦本駅。

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16:38、562M。

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駅で出会ったおじさん。

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糸魚川駅、1016Mはくたか16号。

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糸魚川駅停車中の562M。


市振駅から15:59の下り551M直江津行きに乗車。2~3分遅れていた。時間的にも次が今日の最後の訪問先になる。梶屋敷(かじやしき)か浦本(うらもと)か迷ったが、浦本で降りた。
高台の長くカーブしたホーム。そこから見下ろす駅舎、瓦屋根の集落。海。滞在時間は12分しかとれず、ちょっと駅前に出たあと上り線ホームに移っただけだが、何もかも好ましく、もしかすると北陸本線の中で一番好きな駅かもしれない。

ひと足先に上りホームに上がっていたおじさんが「どこから?」と声をかけてくれて話が弾み、16:38の上り562Mに一緒に乗り込む。線路の除雪をされている方だそうで、北陸新幹線の雪の心配や、過去の大糸線の大雪の話などを聞かせてもらった。いつも不思議といい駅にはいい出会いがある。

16:52着の糸魚川(いといがわ)でおじさんは降り、はくたか16号の退避で562Mは6分停車。「北陸おでかけパス」の北限は直江津手前の谷浜なので、今日は何かと便利な富山まで戻る。

(つづく)

撮影日:2015年1月11日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-01-11 #04  北陸本線 親不知、市振  〔新潟県〕

02 01, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2015年1月11日(日)、今年最初の旅 2日目 第4回。547M。

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親不知駅

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556M

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市振駅

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黒部駅から14:52の下り547M糸魚川行きに乗車。15:24、親不知(おやしらず)駅で下車。もう一人、駅めぐりらしき方も降りた。撮影に忙しそうで声はかけなかったが、会釈を返してもらえただけで安心できる。この人には感情が、いや、そもそも他人を認識してるのか、と思うようなワケのわからないのもたくさん見てきた。雨の中、あとからとぼとぼ歩いて駅にやって来た人も旅行者のようだが、こちらは他者と関わりたくないオーラを全身で放っている。まぁ色々いる。僕は他の人にはどう映っているんだろう。

親不知15:42の上り556Mで一駅戻って市振(いちぶり)へ。15:48着。駆け出しらしい車掌さんの大きな声の指差喚呼と共に556Mが去っていく。今度は誰も降りなかった。雨も小止みになった。親不知では荒れていた海も落ち着いたように見える。
親不知も市振も、取りたてて秀でた魅力があるという駅でもないのだけど、北陸本線を訪れたならひととき身を置いてみたくなる雰囲気がある。

(つづく)

撮影日:2015年1月11日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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