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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2010-03-20 #05 END  飯田線 伊那八幡、飯田  〔長野県〕

03 30, 2015 | デンシャ旅 -信越(JR)

2 Comments
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2010年3月20日(土) 5年前のJR飯田線の旅、第5回
16:42ごろ、平岡駅で上り24M、特急「ワイドビュー伊那路4号」との列車交換

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門島(かどしま)~唐笠(からかさ)間

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17:16、天竜峡駅 17:18発の251Mに乗り換え

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17:32、伊那八幡で下車

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対向の上り1514M

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伊那八幡駅舎
1926年(大正15年)12月17日、私鉄の伊那電気鉄道の駅として開業

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駅脇の通り

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18:04、下り253Mに乗車

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18:15、飯田駅に到着

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飯田駅舎
1923年(大正12年)8月3日、伊那電気鉄道の駅として開業

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駅前風景

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飯田線、初日の旅も終盤。再び小和田駅を過ぎると長野県へと入る。運転系統の大きく変わる天竜峡駅での乗り換えを経て、この日最後の訪問駅、伊那八幡へ。化粧直しされてはいるものの、大正レトロな洋館風建築のイイ駅舎が迎えてくれた。

18:15到着の飯田駅が初日のゴール。起点の豊橋から129.3km、全体の2/3ほどを乗り終えたことになる。寄り道しなければ一日で乗り通すことも可能な飯田線だが、寄り道できた駅も10かそこらに過ぎず、何れにせよ長くて運転本数が少ない。筋金入りのローカル線だ。

(2日目の旅につづく)

撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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2010-03-20 #04  飯田線 小和田、上市場、出馬、水窪  〔静岡県〕

03 29, 2015 | デンシャ旅 -東海(JR)

2 Comments
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2010年3月20日(土)
5年前のJR飯田線の旅、第4回

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下り519Mで13:19、小和田駅

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1936年(昭和11年)12月30日、三信鉄道の駅として開業。

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「秘境駅」に魅かれて愛知県から来たという女性二人組

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上り544Mで14:20、上市場

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1935年(昭和10年)6月12日、三信鉄道の停留場として開業

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下り548Mで15:18、出馬
1934年(昭和9年)11月11日、三信鉄道の駅として開業

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15:29、527M

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16:03、水窪

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1955年(昭和30年)11月11日、国鉄時代の佐久間ダム建設による経路変更に伴って新線上に開業

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対向の上り554Mと列車交換


13:19、秘境駅として名高い小和田駅に到着。「秘境駅」というコンセプトを生み出した牛山隆信氏には敬意を表するが、僕自身は秘境かどうかはどうでもいい。古いイイ木造駅舎があるから来ただけのことだ。何につけてもこの国はそうした「世界遺産」「日本で最も~」などのお墨付きをありがたがる人が多すぎる気がする。その時点で思考停止して、どうして秘境駅なら秘境になってしまったかに思いを馳せることもなく、訪問自体に満足したり自慢しても意味がない、と僕は思うのだが。

20分ほどの滞在の後、上り列車でかなり戻って上市場駅へ。トイレが我慢できなくなったのだが駅には無く、県道沿いの廃業したレストラン脇のトイレまで歩いた。そのまま次の上り便で隣の出馬(いずんま)駅へ。両駅間距離は線内最短の600mとのことで歩いてもよかったのだが、このときは知らなかった。何れにせよ両駅とも駅舎もなく無駄な時間を過ごした気でいたが、振り返ると意外とこういう場面の方が記憶に鮮明に残っていたりする。

出馬から乗った列車で再び長野方面へと進む。水窪(みさくぼ)駅では列車交換待ちの時間で駅舎を見に出る。佐久間ダムに沈んだ旧線の代わりに付け替えられた新線にできた駅だそうで、町は吊り橋を渡った対岸にある。

(つづく)

撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D、Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

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2010-03-20 #03  飯田線 新城、本長篠  〔愛知県〕

03 27, 2015 | デンシャ旅 -東海(JR)

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2010年3月20日(土)
5年前のJR飯田線の旅、第3回

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10:48、新城(しんしろ)駅

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1898年(明治31年)4月25日、豊川鉄道の駅として開業。

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駅前通り

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新城駅から11:25の519Mへ

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11:42、長篠城駅 1997年まで木造駅舎があったそうだ
市街地なら橋上駅、ローカル線だとこうした残念な待合室に建て替わるのが最近の通例

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11:45、本長篠(ほんながしの)駅

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1923年(大正12年)2月1日、鳳来寺鉄道の鳳来寺駅として開業

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対向の22M、特急「ワイドビュー伊那路」2号

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12:35、東栄(とうえい)駅 この先は静岡県

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12:48、中部天竜駅 構内にある佐久間レールパーク
この前年、2009年11月に閉館

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10:48、野田城駅から乗った下り517Mの運行上の終点、新城駅へ。豊橋からここまでは比較的運転本数が多い。牛久保駅に似たイイ駅舎が目当てで元々訪問するつもりだったが、先へ進むには11:25まで待たねばならない。駅周辺を散策して過ごした。新城市の中心市街地だそうだが町はイイ感じに古く、逆に時間が足りなく感じるくらいだった。

519Mで新城をあとにする。11:45着の本長篠駅で13分間、特急列車との交換待ち。鬼気迫る車両の画一化やリニア推進などJR東海は僕には合理主義の権化みたいな印象なのだけど、そんな鉄道会社が飯田線のようなローカル線にも特急を走らせてるのかと驚いたが、このときも現在も一日2往復のみの運行のようだ。

再び湯谷温泉駅を経て、東栄駅を最後に愛知県から静岡県へ。12:48、中部天竜駅まで辿り着く。この旅の前年に閉園した佐久間レールパークが併設されていた駅で、まだ看板なども残る施設の雰囲気だけでも味わってみたかったが、本長篠からは運転本数が激減、ここで降りてしまうと次は15:42まで便がないから諦めた。ちなみに当園に展示されていた車両群は名古屋市港区の「リニア・鉄道館」に移されたそうだ。

(つづく)

撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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2010-03-20 #02  飯田線 湯谷温泉、野田城  〔愛知県〕

03 25, 2015 | デンシャ旅 -東海(JR)

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2010年3月20日(土)。
5年前のJR飯田線の旅、第2回。

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9:31、湯谷温泉(ゆやおんせん)駅。

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1923年(大正12年)2月1日、私鉄の鳳来寺(ほうらいじ)鉄道により湯谷停留場として開業。昭和18年の国有化を経てJR化後の1991年(平成3年)12月14日、現駅名に改称。

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駅前の、営業してなさそうだったホテル。この翌年(2011年)に解体されたらしい。

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豊川(とよがわ)水系の宇連川(うれがわ)。

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10:01、上り528M。

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119系電車内のドア開閉ボタン。

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鳥居~長篠城(ながしのじょう)間、豊川を渡る。

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10:29、東新町駅停車中。

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10:38、野田城(のだじょう)駅。

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1918年(大正7年)1月1日、豊川鉄道の駅として開業。

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駅前風景。

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下り517Mが到着、無人駅のため車掌さんが集札業務を行う。


新城駅での列車交換の後、奥三河と呼ばれる山間部にある3つ目の訪問駅、湯谷温泉に到着。線内の名駅舎として割と知られた駅なので楽しみにしていた。が、実際に目にしてみると全面板張りの誰が見ても古い木造駅舎なのに、武骨で何とも捉えどころがない。というか、そもそも駅舎に見えない。私鉄の鳳来寺鉄道が開業した当時は直営の宿として営業していたらしいが、車寄せがあったと思わしき部分が雑にトタンで覆われているのと、窓という窓が全部閉まっているのが建築物としてのバランスを壊しているのかもしれない。とにかく僕は何だかモヤモヤした感覚だけが残った。

駅舎はあまり熱心に撮らず、残り時間は周辺を散策した。宇連川沿いに宿が建ち並び、昭和な温泉郷の風情を感じさせるけれど、どこも廃墟のようにしか見えない。特急「伊那路」の停車駅なので現在も温泉地としてそれなりの名目を保っているんだと思うが。
10:01、上りの列車で豊橋方面へ引き返す。同じ時間で一つでも多く駅を巡ろうと思ったら上りと下りの便をうまく組み合わせるしかない。同じところを何度も行ったり来たりすることになるが、そのぶん路線の記憶は濃くなる。

4つ目の訪問駅、野田城は10:38着。この駅舎は一目で気に入った。

(つづく)

前回「2010年1月号のコンパス時刻表を参照」と記したが湯谷温泉駅からの528Mのダイヤが合致しない。3月のダイヤ改定で変化しているようだ。そういえばこの旅の最初、豊橋駅で中部版の小さな時刻表を買ったのだった。捨ててはいないハズだが見当たらないので止むを得ず2011年10月号のコンパス時刻表を代用する。


撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D、Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

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2010-03-20 #01  飯田線 牛久保、三河一宮  〔愛知県〕

03 24, 2015 | デンシャ旅 -東海(JR)

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2010年3月20日(土)。
お蔵入りになっていた5年前のJR飯田線(いいだせん)の旅、第1回。

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起点の豊橋駅、8:04発の3407M。

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8:14、牛久保駅。

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牛久保駅舎。1897年(明治30年)7月15日、私鉄の豊橋鉄道の駅として開業。

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やりたいことだけやり散らかすバカはどこにでもいる。僕も喫煙者だがこういうのは本当に腹が立つ。写真を撮ったあと毒づきながらも全部片付けた。

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8:21、511M。

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8:24、豊川駅。

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8:30ごろ、三河一宮(みかわいちのみや)駅。8:37まで列車交換待ち。

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三河一宮駅舎。1897年(明治30年)7月22日、豊川鉄道の一ノ宮駅として開業。1916年(大正5年)1月1日、現駅名に改称。

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東上(とうじょう)駅での列車交換待ち。

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駅舎がない駅なのでホームで梅など撮って暇を持て余している。

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野田城駅付近の車窓。

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新城(しんしろ)駅でも列車交換。


2010年3月20日、いまからちょうど5年前のJR飯田線、青春18きっぷ旅。
飯田線は豊橋~辰野(たつの)間195.7kmを愛知・静岡・長野の三県にまたがって結ぶローカル線。秘境駅が数多く点在することでも知られている。このときが初めての訪問で、目的は全線走破と駅めぐり。ただ後者は、予め断わっておくが秘境駅目当てではない。僕にとっての駅めぐり=駅舎を愛でに行くこと。

起点の豊橋駅から朝8:04のスタートだったが、京都からは時間を買って新幹線で豊橋入りしている。飯田線に乗車して僅か10分で最初の訪問駅、牛久保駅に。昭和18年改築時のものという大柄な木造モルタル駅舎にいきなり好感触。

次の列車で豊川を経て三河一宮駅。もちろん計画に織り込み済みの、列車交換待ち時間を利用しての駅舎訪問。フリー切符利用の単線の駅めぐりでは常套手段だが、先を急ぎたい人や日々の利用客には憂鬱な待ち時間だろう。三河国一宮の砥鹿神社(とがじんじゃ)の参宮駅ということで寺社建築風の駅舎。

そのあと、東上、新城とこまめに駅での列車交換待ちが続く。まだこのあたりは運転本数が多いためだ。

(つづく)

なお、列車番号・時刻等の情報はこの旅で使用した2010年1月号のコンパス時刻表(交通新聞社刊)を参照している。


撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D

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19日放送の「和風総本家」に写真を使っていただいた

03 20, 2015 | その他

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昨日、19日19:58からTV東京系列で放送された『和風総本家』の2時間スペシャル、「日本を支えるスゴイ機械」。長良川鉄道の除雪用モーターカー・MCR-600を紹介するパートで、拙ブログの下記2点の写真を使っていただいた。沿線の豪雪ぶりを説明するための一瞬だけの登場だったけど、僕のこんな旅の写真が誰かの何かの役に立てたのなら素直に嬉しいと思う。

局の方から連絡があったのは当日だったので、告知などできずにすみませんでした。

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撮影日:09年12月19日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

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2015-03-14  江若鉄道 近江今津駅舎  〔滋賀県〕

03 18, 2015 | デンシャ旅 -関西(私鉄・三セク)

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2015年3月14日(土)。
江若(こうじゃく)鉄道、近江今津駅舎。
大正10年開業、昭和44年に廃止された江若鉄道、唯一の忘れ形見。

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現役時代の近江今津駅。

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たまたま出会ったおじさんが現役時代の駅の様子を話してくださった。

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JR湖西線の車窓。


まったく予定もしていなかった江若鉄道の近江今津駅舎を訪問することになった。というか、駅舎の存在すら知らなかったのだが、大津市歴史博物館で開催中の企画展『江若鉄道の思い出』を見に行き、京都市電の写真展に何度かお誘いいただいている福田静二さんの「江若、最後の二日間を追って」という講演も拝聴していたところ、現在唯一残る江若鉄道の遺構である近江今津駅舎も近々取り壊されると耳にした、とおっしゃったからだった。

江若鉄道は僕の生まれる前に既になくなっていた鉄道なので実際に目にしたことはないし、廃線跡は現在のJR湖西線とほぼ重なっていて当時を偲ばせるものも皆無と言っていい。それでも、浜大津から近江今津までの長い距離をせいぜい2両ほどの気動車がのんびり走っていたという事実は僕の心を惹きつけて止まない。そのたった一つの遺構が駅舎という確かな形で残っていて、しかも間もなく消える運命にあると聞いては行かずにはいられない。本来の予定を不意にして往復2時間は少々ヘビーな気もしたが、大津京駅から湖西線に乗ってJRの近江今津駅へ向かった。

JR駅から徒歩数分で特徴的な三角屋根を持つ江若鉄道近江今津駅舎に辿り着く。正直、ずいぶん昔に潰れた趣味の悪い喫茶店か何かにしか見えず、知らずに通りかかっていても駅舎とは気付かなかっただろう。それでもスマホの画面に表示させた往時の写真と比べてみると意外に「そのまま」なことが分かって面白かった。結局、小一時間ほど滞在、昭和6年からここに建つ貴重な歴史的建築物の喪失を惜しむ気持ちでいっぱいになったのだが、通り過ぎる地元の人々は視線をちらりと向けることさえなく誰も気に留めていない様子だった。


撮影日:2015年3月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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回想 僕のJR北陸本線 2011-2015

03 16, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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前回の続き、2011年~2015年。

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2011年8月16日、糸魚川駅旧駅舎

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2011年8月16日、北陸新幹線&在来線高架化工事の始まった富山駅

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2012年7月14日、直江津駅

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2013年5月4日、東滑川~魚津間

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2013年5月6日、新幹線駅工事の進む糸魚川駅

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2013年5月6日、新駅舎&駅前再開発工事中の高岡駅

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2013年5月6日、呉羽駅
この年、北陸本線は全通から100周年を迎えた

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2013年5月6日、金沢駅付近、線路と架線柱が備わった北陸新幹線高架

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2014年5月5日、高岡駅

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2014年5月5日、倶利伽羅駅

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2014年5月6日、富山駅

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2014年5月6日、魚津駅

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2014年5月6日、泊駅

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2014年8月15日、直江津駅

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2014年8月15日、越中宮崎駅

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2014年8月15日、富山駅

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2015年1月11日、越前花堂駅

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2015年1月11日、浦本駅

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2015年1月12日、生地~西入善間



ラストの写真が僕の最後の訪問日となったが、3月14日(土)、ついに終焉の時を迎えたJR北陸本線、金沢~直江津間。ニュースやワイドショーの類はどんな風に伝えるのか注目してみたけれど、僕が見た限りではどれもあきれるほど北陸新幹線開業の祝賀ムード一色で、北陸本線の「ほ」の字も出ないばかりか転換された3セク鉄道の船出シーンのひとつさえも流れなかった。地元としても、わざわざ負の側面を取り上げて水を差されたくないのかもしれない。だが新幹線を通した代わりに並行在来線の維持を負担し続けていくことになる事実は変わらない。
ここまで寂しい終わり方になるとは思わなかったが僕は本当に好きだった。さらば北陸本線。



撮影日:2011年~2015年
カメラ:Nikon D3s(2011年~)、Olympus O-MD E-M1(2014年8月~)

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回想 僕のJR北陸本線 2008-2010

03 13, 2015 | デンシャ旅 -北陸(JR)

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2008年7月19日、金沢駅

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同上

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2008年7月19日、高岡駅

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高岡駅旧駅舎

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2008年7月19日、仮設になる前の富山駅ホーム

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2008年7月20日、滑川~東滑川

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2008年7月21日、高岡駅

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高岡駅前

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高岡駅

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2008年7月21日、敦賀駅

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2008年11月22日、寝台急行「きたぐに」

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「きたぐに」寝台

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2008年11月22日、糸魚川駅レンガ車庫

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2009年5月1日、金沢駅

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2009年5月1日、西金沢駅旧駅舎

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2009年8月15日、糸魚川駅

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2009年8月15日、越中宮崎駅

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2010年10月9日、富山駅

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2010年10月10日、呉羽駅

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2010年10月10日、金沢駅付近、まだ線路が敷設されていない北陸新幹線高架

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2010年10月10日、北陸新幹線回送線の高架が建ちはじめた松任駅付近

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2010年10月10日、美川駅


いよいよ14日(土)に3セク鉄道に移管されてしまうJR北陸本線(金沢~直江津間)。
2007年からデンシャ旅を始めた僕には、たかだか7、8年間の記憶しかないが、哀惜の念を込めて僕なりの旅の思い出のシーンを振り返っておきたいと思う。今回は2008年から2010年。

(つづく)

撮影日:2008年~2010年
カメラ:Nikon D300(2008年)、D700(2009年~)

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2015-02-28/03-07  トワイライトEXP.にさよならを

03 12, 2015 | デンシャ旅 -関西(JR)

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2月28日(土)、京都駅

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0番ホーム

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下り8001

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7番ホーム、上り8002

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上り8002は約70分ほどの遅れだった




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3月7日(土)、大阪駅

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10番ホーム、下り8001

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本日12日出発便がラストランとなるトワイライトエクスプレスとの別れを惜しみに、2週連続で京都駅と大阪駅へ出向いた。僕自身は北陸本線や湖西線でよく出会ったというだけで一度も乗ったことはないが、鮮やかなヘッドマークを掲げた専用塗色の車体が現れると居合わせた人みんなが高揚し笑顔になる、華やいだ雰囲気が好きだった。

荒天により10日、11日と連続で運休しているそうで、ラストランも予断を許さない状況だという。とんでもない展開になってしまったが、何とか有終の美を飾って欲しいと願わずにはいられない。


撮影日:2015年2月28日、3月7日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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こだまでしょうか

03 11, 2015 | その他

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東日本大震災からもう丸4年。
その秋から毎年、被災地の路線の復旧状況などを見に行っていたのに、昨年は行かなかった。JR東日本のフリー切符のルールが変わって関西人の僕には入手が難しくなったのと、旅に対するモチベーション自体が下がっていたのもあるが、そんなことで行かなくなってしまうのは、あの震災を忘れたのと同じだ。
ACジャパンの「こだまでしょうか」のCMばかりTVから流れていたあの震災発生直後の何とも形容しがたい感覚を僕も、認めたくないけれどもう忘れているんだきっと。

そうしてまた原発も動こうとしている。僕の原発に対するスタンスは感情的に「No」だ。恨みもある。もう間もなくJR全線走破が叶うというころにあんなことになって、もう元の常磐線には乗れない。いまだに汚染水問題など隠蔽体質も変わってないし、何度ハゲ頭を並べて謝られても何も戻ってこない。


撮影日:2015年2月28日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2008-02-10~02-11  初の四国、伊予鉄道の旅 index

03 07, 2015 | 旅のindex

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2008年2月10日(日)

2008-02-10 #01  初の四国、松山へ  〔愛媛県〕
2008-02-10 #02  伊予鉄道 三津駅  〔愛媛県〕
2008-02-10 #03  伊予鉄道高浜線 山西、梅津寺、高浜  〔愛媛県〕
2008-02-10 #04  伊予鉄道 横河原、平井、余戸  〔愛媛県〕
2008-02-10 #05  伊予鉄道 郡中港、郡中、松前  〔愛媛県〕
2008-02-10 #06 END  三津駅ふたたび  〔愛媛県〕

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2008年2月11日(月)

2008-02-11 #01  3/88  〔愛媛県〕
2008-02-11 #02 END  伊予鉄道市内線  〔愛媛県〕


伊予鉄道 公式HP


撮影日:2008年2月10~11日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-11 #02 END  伊予鉄道市内線  〔愛媛県〕

03 06, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月11日(月)。初の四国旅、最終回。
伊予鉄道市内線(路面電車)。

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大手町のダイヤモンドクロス(平面交差)。

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元京都市電の2000形。

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坊ちゃん列車。

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特急「しおかぜ」28号で帰路に就いた。


旅の2日目午後からは伊予鉄道市内線を乗り回った。細分化すると5つになる路線を全線走破もしたし、坊ちゃん列車にも乗ってみた。大手町で郊外線と市内線が平面交差する名所も楽しんだし、元は京都市電だった2000形に逢って乗ることもできて嬉しかった。
が。全国の路面電車訪問がメインテーマだった当時の僕には相当充実したコンテンツだったハズなのに、旅の印象は初日の郊外線の方が遥かに勝っている。三津駅舎のインパクトが強烈すぎた。というか、初めての四国の旅とかいう感慨すらも吹っ飛んで、やはりこの旅は徹頭徹尾、解体前の三津駅舎を心に刻むためのものだったと思う。

余談だが、この時使用した伊予鉄道のIC乗車券はデポジット(預り金)制で、また再訪するつもりで所持し続けているのだけれど、いざ再訪した2010年GWには携帯するのを忘れ、そのまま現在に至っている。

(おわり)

撮影日:2008年2月11日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-11 #01  3/88  〔愛媛県〕

03 04, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月11日(月)。旅の2日目。

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伊予鉄道横河原線、久米(くめ)駅。

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浄土寺。

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繁多寺。

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繁多寺付近から望む松山市内中心部。

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石手寺。

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伊予鉄道市内線、道後温泉駅。


7年前、2008年2月の旅2日目。初日は伊予鉄道の郊外線、そしてこの日は市内線(路面電車)訪問に充てていた。
…と思っていたのだけれど写真を見返して驚いたことに、午前中は寺めぐりに時間を割いている。四国といえば八十八ヶ所霊場札所巡り、だがもちろん全部周るつもりも時間もあるはずがなく、単に好きなTVバラエティ番組「水曜どうでしょう」の企画のロケ地に寄ってみたい、というだけのことだった。横河原線の久米駅から市内線の道後温泉駅までの間を歩き遍路。たった三ヶ所、3/88だから「プチ遍路」などと呼ぶのもおこがましいが、それでも地図で見ると結構な距離だ。

訪れたのは49番札所の浄土寺、50番繁多寺(はんだじ)、51番石手寺(いしてじ)。遍路道は普通の住宅街や、浄土寺から繁多寺の間などはお墓の中を通っていたりと何だか変な具合だった。札所には必ず白装束の遍路姿で一心に参拝されている人がいた。僕はといえば数珠一つ持たず、そのTV番組を思い浮かべ、特に繁多寺なんかは広い境内を目にするだけで可笑しくなるほどなので、気味の悪い闖入者だったに違いない。

(つづく)

撮影日:2008年2月11日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-10 #06 END  三津駅ふたたび  〔愛媛県〕

03 02, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月10日(日)。夕方、ふたたび三津駅。

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三津浜港の最奥部。

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2008年2月の伊予鉄道郊外線の旅の終わり、ふたたび高浜線の三津駅を訪れている。もう一度目に、写真に焼き付けておきたかったのだ。日が沈むころに着いて港の方へ少し歩いたあと、夕闇に沈もうとする駅舎の内外をこれでもか、というぐらいカメラに収めている。ただ悲しいかな、もう10年近く前のモデルになるコンパクトデジカメの非力さに加え、シャッタースピードなど根本的なカメラの知識もなかったため、光量が足りずにブレた写真が大半で、見られるのはここに挙げた数枚しかない。しかも画像処理ソフトで手を加えてやっと、というレベルだ。

こんなに「撮りたい、写真にキレイに残したい」という思いで溢れているのに、機械が思うように応えてくれない、という事態が当時の僕にはショックで、これが一眼を手にする転機となったと言え、事実この旅のあとに最初の一眼を購入している。別にいまも何が何でも一眼が正義だと信じているワケではないが、撮影条件の悪いときに何とかできる可能性と確率の高さを備えているのは間違いなく一眼だと思う。しかし何れにせよ、これからも、どれだけ性能や描写力が上がろうが、この三津駅舎を撮れるカメラなど現れるハズもない。もうこの世に存在しない駅舎なのだ。

暗くなっていい加減あきらめ、松山市内のホテルにチェックインしたあと道後温泉本館までひと風呂浴びに行っている。写真もやはりブレているし、この日の旅は三津駅に始まり三津駅に終わったと思うので割愛する。

(次の日の旅につづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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2008-02-10 #05  伊予鉄道 郡中港、郡中、松前  〔愛媛県〕

03 01, 2015 | 伊予鉄道

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2008年2月10日(日)。
伊予鉄道・郡中線の終点、郡中港(ぐんちゅうこう)駅。

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JR予讃線・伊予市駅。

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郡中線、郡中駅。

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郡中線、松前(まさき)駅。

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7年前、2008年2月の伊予鉄道の旅。郡中線の終点・郡中港(ぐんちゅうこう)駅に到着。郊外線の3路線すべてを乗り終えたことになる。夕方4時をまわっていた。
郡中港駅のはす向かいにJR伊予市駅があり、予讃線の普通列車を物珍しく眺めたりはしつつも乗ったりはせず、港を見に行ったり郡中線と並行する古い商店街を郡中駅まで歩いている。特に商店街は昭和な空気に満ちている上に、時おり現れる江戸時代の商家がアクセントとなり、どこまでも歩き続けたくなる楽しい場所だった。

郡中駅から再びデンシャに乗り、松前(まさき)駅へ。訪問前から伊予鉄の名駅舎として知識があったのは三津駅とこの松前駅で、楽しみに残していたのかクライマックス的な位置づけで訪問したようだ。果たして期待を裏切らなかったその素晴らしい木造駅舎は、訪れた時間もよかったのか夕陽を浴びて輝いているように僕には見えた。このときの印象が強烈で、2年後の2010年GWに四国を一周した際にも再訪している。

(つづく)

撮影日:2008年2月10日
カメラ:Canon IXY DIGITAL 900IS

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