2015-04-11 #05 加悦鉄道廃線跡サイクリング 〔京都府〕
04 30, 2015 | 加悦鉄道(廃線)
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2015年4月11日(土)、京都丹後鉄道(丹鉄)の旅 第5回
12:45到着の野田川改め与謝野駅

ここから少し丹鉄を離れ、30年前まで走っていたという加悦(かや)鉄道の廃線跡を与謝野駅のレンタサイクルで辿る

いかにも鉄道らしいカーブ

加悦鉄道は丹後山田(現・与謝野駅)から加悦までの5.7kmを結んでいた

廃線跡は、サイクリングロード「加悦岩滝自転車道線」として整備されている


加悦鉄道の終点、加悦駅
加悦鉄道が開業した1926年(大正15年)12月5日に終着駅として開業

当時の駅跡地に与謝野町役場加悦庁舎が建ったため、曳家工法で少し位置をずらせて移転、修復保存されている

内部は加悦鉄道資料館として開放されている




加悦鉄道はちょうど30年前の1985年(昭和60年)4月30日に営業運転を終了、翌5月1日廃止


水戸谷駅

加悦駅からさらに大江山ニッケル鉱山に続く貨物専用線が延びていた

当時の橋梁らしい橋があった
野田川から改称された与謝野駅。ちょうど30年前の1985年の4月30日まで、ここから南西へ約6kmの加悦(かや)町を結ぶ私鉄の加悦鉄道が走っていた。当時の加悦駅舎と、SL広場という施設に車両も残るという。サイクリングロードとして整備されている廃線跡を辿ってみることにした。
与謝野駅にて観光協会のレンタサイクルをお借りしてこぎ出す。変速機がなく終盤ひどく堪えたが、200円と格安なのはありがたかった。
もういい加減走っただろうと少し疲れかけた頃に、加悦鉄道のかつての終着駅、加悦の駅舎が現れた。内部は無料の加悦鉄道資料館となっていて、写真では載せ切れないほど充実した車両部品などのアイテムが丁寧に保存されていたが、僕自身はこうした場ではいつも当時の風景を記録した写真パネルの方に魅かれてしまう。水戸谷駅という小駅を写した一枚などは、加悦鉄道を訪れたことはおろか似た体験をしたわけでもないのに、胸を掻きむしられるような郷愁を覚えた。僕が鉄道に求めているのはこんな光景なのだ。そしてそれはもう今やほとんど叶わない。
加悦駅舎をあとに、さらに大江山ニッケル鉱山へと延びていた貨物専用線跡を辿る。その先にSL広場があるというのだが、しかし思った以上に遠い。加悦駅舎に寄り道したとはいえ、与謝野駅を発ってからもうかれこれ1時間だ。
(つづく)
撮影日:2015年4月11日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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