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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2015-05-04~06  GW 5年ぶりの四国旅 index

06 30, 2015 | 旅のindex

2 Comments
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2015年5月4日(月)

2015-05-04 #01  5年ぶりの四国  〔京都府~香川県〕
2015-05-04 #02  予讃線 宇多津~伊予西条  〔香川県~愛媛県〕
2015-05-04 #03  予讃線 伊予西条~松山  〔愛媛県〕
2015-05-04 #04  三津の渡し  〔愛媛県〕
2015-05-04 #05 END  伊予鉄道 高浜駅  〔愛媛県〕


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2015年5月5日(火)

2015-05-05 #01  伊予鉄道 高浜線 梅津寺、港山、三津  〔愛媛県〕
2015-05-05 #02  伊予鉄道 高浜線 山西、西衣山、衣山  〔愛媛県〕
2015-05-05 #03  伊予鉄道 高浜線 古町、大手町、松山市  〔愛媛県〕
2015-05-05 #04  伊予鉄道 横河原線 石手川公園、いよ立花、福音寺、北久米  〔愛媛県〕
2015-05-05 #05  伊予鉄道 横河原線 久米、鷹ノ子、平井、梅本  〔愛媛県〕
2015-05-05 #06  伊予鉄道 横河原線 牛渕団地前、牛渕、田窪、見奈良、愛大医学部南口  〔愛媛県〕
2015-05-05 #07  伊予鉄道 横河原線 横河原  〔愛媛県〕
2015-05-05 #08  伊予鉄道 郡中線 土橋、土居田、余戸、鎌田  〔愛媛県〕
2015-05-05 #09  伊予鉄道 郡中線 岡田、古泉、松前  〔愛媛県〕
2015-05-05 #10  伊予鉄道 郡中線 地蔵町、新川、郡中  〔愛媛県〕
2015-05-05 #11 END  郡中の町と郡中港駅  〔愛媛県〕


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2015年5月6日(水)

2015-05-06 #01  松山を去る  〔愛媛県〕
2015-05-06 #02  堀江駅と仁堀航路の堀江港  〔愛媛県〕
2015-05-06 #03  予讃線 堀江~菊間  〔愛媛県〕
2015-05-06 #04  菊間の町  〔愛媛県〕
2015-05-06 #05  予讃線 菊間~多喜浜  〔愛媛県〕
2015-05-06 #06  予讃線 伊予土居駅  〔愛媛県〕
2015-05-06 #07  予讃線 伊予土居~高松  〔愛媛県~香川県〕
2015-05-06 #08  ことでん 高松築港~琴電屋島  〔香川県〕
2015-05-06 #09  屋島山上へ  〔香川県〕
2015-05-06 #10  美しき廃墟、屋島山上駅  〔香川県〕
2015-05-06 #11 END  旅の終わり  〔香川県~京都府〕


撮影日:2015年5月4~6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #11 END  旅の終わり  〔香川県~京都府〕

06 29, 2015 | デンシャ旅 -関西(JR)

2 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終回
実質、屋島山上駅が今回の旅のゴール あとは帰るだけだ
屋島山上から15:05のシャトルバスで琴電屋島駅へ戻り、15:21のことでん志度線上り1056列車へ

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琴電屋島駅から望む屋島ケーブル廃線跡と屋島山上駅
さっきまであんなところに僕はいたんだ

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さらば屋島

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15:35到着の瓦町駅で15:38の琴平線上り44列車に乗り換え、15:43、高松築港駅へ戻る

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JR高松駅まで歩く

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JR高松駅エントランス

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ホームに、JR四国21年ぶりの新製特急車両8600系の姿が
昨年6月にデビューしたばかりで1日1往復しか運行されず、高松発は朝6:00のハズなのだが

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16:10発の瀬戸大橋線上り3146M快速マリンライナー46号岡山行きに乗車

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往きも還りも混んでいて、分かってはいるが腹が立つ
発車前にはグリーン/指定席も満席というアナウンスも

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瀬戸大橋を渡る 5年ぶりの四国の旅が終わった

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17:03、岡山着 17:08の山陽本線上り1328M姫路行きに乗り換え

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18:42、姫路着

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喫煙コーナー目当てで駅前へ出る

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久しぶりに訪れたが駅前も駅ビルも新しくなっていて驚く

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平成の大修理を終えた姫路城がライトアップされている

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18:56の山陽本線/東海道線上り3322M新快速米原行きが今回の旅のアンカー

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20:29、京都に帰着


一ヶ月以上も長々と、お付き合いいただいた方には心から感謝したい。

(終)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #10  美しき廃墟、屋島山上駅  〔香川県〕

06 28, 2015 | デンシャ旅 -四国(私鉄・三セク)

2 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第10回
僕を屋島へと誘った美しき廃墟、屋島ケーブル屋島山上駅

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1929年(昭和4年)4月21日、屋島登山鉄道の屋島南嶺(なんれい)駅として開業

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2004年(平成16年)10月16日、利用客の減少によるケーブルの営業休止
2005年(平成17年)8月31日、廃止

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駅前の両サイドにも廃屋がある

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引き続き屋島山上駅
本屋と同じ意匠のトイレ

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本屋左手に周ると規制ロープのない藪が

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藪をかき分けて乗り場を目の当たりにする

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廃ホテル甚五郎を後にして暗く細い遊歩道をさらに奥へと進んだ果てに、僕の屋島訪問の真の目的地、屋島ケーブルの山上駅廃駅舎があった。竣工はケーブルが開業した昭和初期。レトロフューチャー、という言葉がこれほど似合う建物もないだろう。現物を目の当たりにしている喜びをこれほど感じた建物もなかった。来てよかったと心底思った。

ところが駅舎の周囲には、リサーチしていた過去の写真等には見られない立ち入り規制のロープが張られ、脇には石材会社のプレハブ詰所が設置されている。誰もいないので事情を聞くこともできない。実は今回のGW旅の行先を考えていた際、ここは候補のひとつに過ぎなかった。だが、検討を重ねるうちに麓側の屋島登山口駅舎が昨年7月に解体撤去されてしまったことを知り、もしや山上駅も、という危惧から松山メインの旅程に屋島訪問を無理矢理ねじ込んだのだった。2009年に近代化産業遺産に認定もされている山上駅だから、保存に向けた動きならいいのだが…。
ケーブルが廃止になってからも10年。去り難く、いつまでも眺めていたい美しい廃墟だった。

(次回、ようやく最終回) 

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #09  屋島山上へ  〔香川県〕

06 27, 2015 | デンシャ旅 -四国(私鉄・三セク)

2 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第9回
琴電屋島駅前から「ことでん」の屋島山上シャトルバスに乗る

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13:45発 運賃は何と100円

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屋島ドライブウェイを通る というか車道はこれしかない

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上っているのに下り坂に見えてしまう、名物の「ミステリー坂」区間を走行中
(縦断勾配錯視という目の錯覚)

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眼下には高松の街と港が

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10分ほどで屋島山上駐車場に到着

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駐車場からすぐのところに四国八十八箇所第八十四番札所の屋島寺

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そこから少し歩くと僕の目的地のひとつである廃墟が現れた

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廃ホテル、甚五郎

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ガラスの割れ目から撮影

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1960年(昭和35年)開業、屋島を代表する老舗ホテルだったそうだ

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瀬戸大橋開通時の賑わいを最後に屋島の観光客が激減 ホテルは2002年に倒産、廃業 

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ホテル正面の眺望

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ホテル甚五郎を後に、さらに奥地へ

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僕を屋島へ誘った真打が登場


ことでん志度線で琴電屋島駅に到着、駅前から発着するシャトルバスで屋島山上へと向かう。ことでんグループのバスだけにデンシャとの連絡はすこぶる良好で、おまけに運賃は100円と正に破格の待遇。だが乗客は僕を含めてたったの4人。発車後すぐ、屋島山上へ至る唯一の車道・屋島ドライブウェイを通るのだが、クルマだと往復630円もかかる。我ら乗客4人は賢者だと思う。そしてシャトルバスは神だ。

10分ほどで山上に到着。名前から島なのかと思うが、屋島は地続きの溶岩台地(メサ地形というらしい)で、景勝地であり源平合戦などの史跡でもあり、台地上には四国遍路八十四番札所の屋島寺も在る。昭和47年のピーク時には年間246万人が訪れたという香川を代表する観光地なれど、現在は長期低落傾向が続いている。それを象徴するような、甚五郎という名の老舗ホテルの廃墟の存在が、僕が今回屋島を訪れた動機のひとつだった。同様の物件は他にも数軒あったが、いずれも2011年までに解体撤去されたらしい。こういうものはつまり、情報を感知したとき、見たいと思ったときに訪問しておかないとダメなのだ。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #08  ことでん 高松築港~琴電屋島  〔香川県〕

06 25, 2015 | 高松琴平電鉄(ことでん)

6 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第8回
それ自体が目的ではないが、高松築港(たかまつちっこう)駅から「ことでん(高松琴平電鉄)」に乗る
13:00発の琴平線下り29列車

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高松築港駅 JR高松駅の東、徒歩10分ほどのところにある
1948年(昭和23年)12月26日、築港駅として開業

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ホームは玉藻公園(たまもこうえん、高松城址)の堀端

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そのまま堀端を走る

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片原町(かたはらまち)駅

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13:05、瓦町(かわらまち)駅着

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イケメンすぎる那須与一(平安末期の武将)

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瓦町駅から分岐する志度線(しどせん)に乗り換える

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上り1042列車が志度線ホームに入線

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折り返し13:26発の下り1045列車になる

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松島二丁目駅で上り1044と列車交換

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車窓左手、徐々に存在感を増してくる屋島

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13:41、琴電屋島(ことでんやしま)駅に到着

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琴電屋島駅
1911年(明治44年)11月18日、東讃電気軌道の屋島駅として開業

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1929年(昭和4年)竣工の二代目駅舎

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駅前風景 眼前に屋島
これからその山上を目指す


JR高松駅に到着。旅の最後に、どうしても屋島に寄っておきたかった。JR高徳線(こうとくせん)でも行けるし、せっかくフリー切符もあるのだが、屋島山上への連絡バスと時間が合わないので私鉄の「ことでん」で向かう。「ことでん」は2009年11月に全線全駅訪問を果たしに来て以来だから6年ぶりになる。懐かしさと同時に、当ブログの訪問記が琴平線だけであとの2路線はお蔵入りしたままなのも思い出した。さてどうしたものか。
瓦町駅での乗り換え待ちで時間を取られたものの、実質20分ほどで屋島登山口の琴電屋島駅に到着。築90年近いレトロな味わいのイイ駅舎なのに、正気とは思えないファンシーな色に塗られている。2009年の初訪問時は大いに脱力したものだった。おまけに雨で傘まで壊れて、駅裏手のユニクロまで折り畳み傘をとぼとぼ買いに歩いた。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #07  予讃線 伊予土居~高松  〔愛媛県~香川県〕

06 24, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

0 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第7回
伊予土居駅から10:57の上り4520M観音寺行きに乗車

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車窓右手に石鎚(いしづち)山脈を遠望

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11:29、香川県は観音寺駅に到着

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11:36発の上り1602M多度津行きに乗り換え

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津嶋神社

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津嶋神社最寄りの臨時駅、津島ノ宮を通過中

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12:01、海岸寺駅
対向列車との交換待ちで12:04まで停車

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1913年(大正2年)10月20日開業
海岸寺駅舎 2010年以来の再訪

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下り1533Mと列車交換 旅の初日に乗った便だ

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12:08、多度津駅に到着

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12:10発の上り132M高松行きに乗り換え

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丸亀城

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瀬戸大橋のジャンクション部が車窓左手に

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坂出(さかいで)駅付近

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12:51、予讃線の起点・高松駅に到着

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4面9線の頭端式ホームのターミナル駅らしい佇まいが僕は好きだ

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駅前風景

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駅前風景を愛でた伊予土居駅からまた予讃線の車中の人となる。以降はもう線内で意識的な途中下車はしない。というか時間的にできない。旅の終わりの一抹の寂しさを感じる。
川之江駅の先で香川県へ入り、観音寺駅で乗り換え。海岸寺駅での交換待ちでやってきた対向列車は、初日に多度津から乗った便だ。そこに納まっている2日前の自分の姿を想像するとナゼかちょっと可笑しい。同時に、四国の旅が始まったばかりという境遇に嫉妬のような感情さえ湧いてくる。
多度津で予讃線内最後の乗り換え。終点の高松まで乗り通す。瀬戸大橋を渡らずに船で帰るとかそういうことではない。最後に一箇所だけ寄っておきたい場所が高松にあった。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #06  予讃線 伊予土居駅  〔愛媛県〕

06 23, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第6回
10:19着の伊予土居駅で途中下車

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1919年(大正8年)9月1日開業
伊予土居駅舎 何だこりゃ…

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駅前風景に魅かれて降りた

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旅館だった、と向かいのタクシー営業所の方から聞いた

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タクシー営業所隣の大衆食堂

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現在の半額、一箱220円と昭和末期の価格表示 もちろん稼働していない自販機

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和洋折衷な感じに魅かれて何の店か分からないまま撮ったが蔦廼家(つたのや)さんという現役の旅館だそうだ

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10:19、伊予土居駅で途中下車。数駅先は讃岐の国だから、伊予エリアもそろそろ尽きる位置にある。ここも菊間同様、過去に車窓から駅前風景を見初めて訪問したいと思っていた場所だった。何れも昭和レトロな味わいを醸す、木造旅館・看板建築のタクシー営業所・瓦屋根の大衆食堂がまるで映画のセットのごとく配された、僕には夢みたいな駅前風景だ。これで駅も相応に古びた木造駅舎なら泣いて喜んでいたハズだが、残念で泣きたくなるような改装が施されたシロモノだった。
予讃線と並行する讃岐街道に沿って形成されている集落の古い町並みも歩いてみてそれなりに楽しかった。だが、やはりここは駅前が抜群だ。鉄道模型趣味のない僕だが、ジオラマを作るとしたらこんな駅前風景を再現したいと思う。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #05  予讃線 菊間~多喜浜  〔愛媛県〕

06 22, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

2 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第5回
菊間駅から8:39の上り4518M伊予西条行きに乗車

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下り525Mと列車交換の後、発車

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9:02着、9:03発の今治

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9:18着の伊予三芳駅で1M特急「しおかぜ」1号との交換待ち

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1923年(大正12年)10月1日開業
意図不明な屋根の装飾が施されている伊予三芳駅舎

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駅前風景

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4518Mの終点、伊予西条駅に9:39着

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9:42発の130M 快速「サンポート南風リレー号」高松行きに乗り換え

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伊予西条駅に隣接する四国鉄道文化館、2014年に増設された南館に保存展示されているフリーゲージトレイン第二次試験車両の先頭車

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9:53着、10:01発の新居浜(にいはま)駅

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改修されながらも使い続けられている国鉄時代の駅舎は健在だが、駅前再開発でイメージが変化している

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駅前、7月18日オープン予定の「あかがねミュージアム(新居浜市総合文化施設)」が建設中だった

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10:05着の多喜浜駅

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1921年(大正10年)6月21日開業

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3M特急「しおかぜ」3号との交換待ち 多喜浜駅跨線橋から

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しばし峠越え

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とある駅でまた途中下車


菊間の町歩きを終え、また予讃線を東へ。今度の車両は単行のワンマンカー。そこそこの乗車率だったが今治でほとんど降りてしまった。下車して行った旅姿の女の子2人組が「しまなみ海道が楽しみ」と言っていた。誰もが素晴らしいと口を揃える人気のスポットのようだが、古い駅舎や町並みのように早く訪問しておかないと失くなる心配はないから、僕自身はどうも食指が動かない。
伊予三芳駅で対向の特急列車の交換待ち。駅舎側ホームに停車したので、待ち時間2分でも外に出て駅舎を見る。ここも変なリフォームが施された駅舎だ。JR四国のセンスは僕には全然分からない。

伊予西条駅で高松行きの快速「サンポート南風リレー号」に乗り換える。丸亀駅で土讃線の特急「南風」に連絡しているからリレー号らしい。ただ、「快速」となるのは香川県に入ってからという、愛媛の人にとっては詐欺に等しい運行形態の列車名だ。
新居浜駅では対向の普通列車との交換待ちも含め8分間の停車。駅の外へ。2010年以来5年ぶりだが、駅前が再開発ですっかり変わって見違えるようだった。
新居浜を発って次の多喜浜駅でもまた対向の特急列車との行き違い待ち。駅の外へ出て駅舎を眺める。壁の色が変だ。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #04  菊間の町  〔愛媛県〕

06 21, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

3 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第4回
8:01着の菊間(きくま)で町歩き
写真奥が菊間駅

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750年の歴史があるという菊間瓦が名産の菊間町 「瓦の町」をアピール

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駅前のコミュニティーホール

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菊間の港

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港の傍にある遍照院(へんじょういん)
「厄除け大師」と親しまれる弘法大師ゆかりの寺だそうだが四国八十八ヶ所番外

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かつてはタバコ屋さんだったようだ

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菊間祭は駅の南東にある加茂神社の祭礼だそう
正装した馬に小中学生が「乗子(のりこ)」となって駆け抜ける「お供馬の走り込み」を表した絵のようだ

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中を覗いたら空の商品棚しかなかったので廃店舗らしい

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駅に戻った頃、アンパンマン列車仕様の気動車特急「しおかぜ」10号が通過して行った


菊間駅で下車、菊間の町を歩いてみる。過去2度往復している予讃線の車窓で見初めていつか訪問したい町だと思っていたが、決定打は拙ブログとリンクしていただいている「懐かしい風景を求めて」の ねじまきさんという方の2012年訪問時のブログ記事。拝見して以来、必ず訪れたい、と切願するようになり、今回晴れて成就した。次の列車までの30分ほどの時間では駅の周辺をぐるっと周るぐらいのことしかできなかったけれど、期待を裏切らないイイ町並みだった。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #03  予讃線 堀江~菊間  〔愛媛県〕

06 19, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第3回
7:34、堀江駅から予讃線上り516M今治行きに乗車

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7:40、粟井(あわい)駅で下り517Mと列車交換

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7:45着の伊予北条駅で下り1041M 特急「いしづち」101号と列車交換

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大浦~浅海

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7:53着の浅海駅
下り519Mとの交換待ちで3分間停車

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浅海駅舎
1926年(大正14年)3月28日開業

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8:01、菊間駅

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1925年(大正14年)6月21日開業

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堀江駅から予讃線の旅を再開。堀江に降りる時はガラガラの列車だったが今度のは学生でいっぱいだ。ロングシート部に座れないこともないけれど、車窓写真も撮りたいので仕方なく先頭部に立つ。
列車の立て込む時間・区間とあって粟井、伊予北条、浅海と、交換設備のある駅でことごとく対向列車と行き違う。浅海では駅舎側のホームで3分停車だったので、駅舎を見に急いで外へ出る。先日、前回の堀江駅も含めた、国鉄時代の四国の古い駅舎写真を載せている素晴らしいサイトを見つけたのだが、その写真と比べると、何をどうイメージしてこんなリフォームになるのかとガッカリする残念な駅舎だった。

浅海で松山市が終わり、次の菊間駅からは今治市。その菊間で町歩きを予定していたので下車。車内の学生たちも一斉に降りたので驚く。クラブの試合か合宿か、駅前に整列して顧問らしい人物の訓示を受けたあと去って行った。余談だがサッカー部だった僕の高校時代、対外試合でこんな風に電車移動した覚えはあるが、当時デンシャにはまったく興味がなかったのもあって道中の記憶は何もない。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #02  堀江駅と仁堀航路の堀江港  〔愛媛県〕

06 17, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日第2回
6:53、堀江(ほりえ)駅で最初の途中下車

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1927年(昭和2年)4月3日開業

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"堀江は松山から三つ目の駅で、ここから呉(くれ)線の仁方まで国鉄の連絡船が出ている。"
宮脇俊三 著/『最長片道切符の旅』(1979年刊)より抜粋
(色付き文字は以下同じ)

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"堀江は無人駅であった。駅舎も改札口もあるが駅員はいない。"
現在も無人だが宮脇さん(故人)が昭和53年に旅された当時の駅舎はもうない

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北海道でよく見るような、廃貨車を再利用した簡易駅舎

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駅前風景

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旧駅舎の遺構? 古い駅舎の軒先によくある坪庭の跡だろうか

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"(無人の駅舎内に)「近距離切符は駅前の西村商店でお求めください」とあり、待合室の壁には堀江桟橋への道順を示した地図が掲げてある。"

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現在は切符販売は行っていないらしい

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堀江港まで歩いてみる

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"それ(待合室の地図)に従って国道を渡り、突き当たって左に曲がると、呉行のフェリーと国鉄航路の乗船場が並んでいた。"

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国鉄連絡船仁堀航路は1982年(昭和57年)7月1日廃止
フェリーの発着も2009年に終了、海の駅「うみてらす」が建っているだけ

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堀江港

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"まだ瀬戸丸は入港していない。岸壁に腰を下ろして海を見る。油の浮いていないきれいな海水である。"

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"海を見るだけでは時間を持て余すので、食堂と雑貨屋が一緒になったような店を覗く。"
列車との接続が悪く1時間以上連絡船を待たされた宮脇さんが立ち寄られた店だろうか

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左手奥に「仁堀航路跡」の碑があるのだが、この時は気付かなかった

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古びた浮き桟橋が国鉄連絡船の桟橋だったそうだ

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そんな当時のことを教えて下さった、近所の方

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駅への復路は違う道を通った 風情のある港町で気に入った


6:53、松山を発って10分、いきなり途中下車を堀江駅にて敢行。ここは国鉄時代、対岸の広島県・呉線は仁方(にがた)駅とを結ぶ「仁堀航路」の連絡船乗換駅だった。航路を利用したこともなければ、そもそも訪問の計画さえなかったのだが、この旅の初日に当駅前の「西村商店」の看板を目にしたことで急遽旅程に組み入れた。というのも、僕のデンシャ旅のバイブル、故・宮脇俊三氏の名著「最長片道切符の旅」にその商店の名が記されているのを覚えていて、国鉄時代からまだあるのか!と驚き、立ち寄らずにはいられなくなったのだった。

まだ朝の7時、西村商店は開いてないようだし、宮脇さんの頃の駅舎はもう存在しないが、それなりに色んな駅を訪問してきた経験から、駅前風景も含めた駅の佇まいというものはほとんど不変なのではと思える。昭和53年当時の氏と同じ場所に身を置いている感慨がじわりと湧いてくる。次のデンシャは40分後、もちろん堀江港にも足を伸ばしてみた。数人の釣り人がいるだけの静かな港だった。国鉄時代はこの仁堀航路と宇高(うこう=宇野・高松)航路が四国と本州を結ぶ鉄道扱いの懸け橋だった。仁堀航路の追体験はおろか、入口も出口も瀬戸大橋しかなくルートが重複する現在、氏のような四国を含めた最長片道切符の旅も不可能になってしまった。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-06 #01  松山を去る  〔愛媛県〕

06 16, 2015 | デンシャ旅 -四国(JR)

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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日の朝
JR松山駅

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宇和島行き特急「宇和海」…には乗らない

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「しおかぜ」にも乗らない

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松山6:42発、予讃線上り514M普通列車伊予西条行きに乗車

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松山を発ってすぐ、伊予鉄高浜線と並走する

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高浜線をオーバーパス

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6:46着の三津浜を経て6:50、伊予和気(いよわけ)

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6:53着の堀江で列車交換


2015年5月6日(水)、GW四国旅最終日の朝。
JR松山駅前のホテルをチェックアウトしてそのまま駅へ向かい、松山を去る。結局僕は、およそ普通の人には考えられない、いや、鉄道好きにもまずありえないような、伊予鉄郊外線の全駅訪問を果たすためだけに松山へ来たのだった。そしてその帰りも、またひたすら鈍行乗り継ぎの旅。こうして冷静に振り返ると正気の沙汰とは思えないのだが、やっている最中はまったく苦じゃないから不思議だ。

とはいえ、復路は少しだけ目先を変え、「四国再発見早トクきっぷ」という、2,060円でJR四国エリア内の普通・快速列車が土休日に限り1日乗り降り自由になるフリー切符を利用する。京都までの運賃がその分だけ少し安くあげられるし、通常(通算100km以上なら途中下車も可)の切符より心情的に気兼ねなく途中下車も楽しめる。ただ、購入条件が利用日前日までなので、初日の松山到着時に入手しておいた。ともあれ、まずは6:42のJR予讃線上り普通列車で松山を発つ。

(つづく)

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #11 END  郡中の町と郡中港駅  〔愛媛県〕

06 15, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 最終回
郡中線篇その4
郡中駅から郡中の町歩き

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最初の写真と共に、濱田屋さんというソースカツ丼で有名な店だそう

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明治22年築の藤村石油邸

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明治44年築、伊予農業銀行郡中支店として竣工した擬洋風建築物
現在は「郡中まち元気サロン・来良夢(コラム)」として利用されている

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昭和元年築、藤井内科医院

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、元文3年(江戸時代)築と云われる宮内小三郎邸

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戦後すぐの建築でいまも現役で営業中という、つたや旅館

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万延元年(江戸時代)に旅篭として建築されたという山惣商店

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郡中港(ぐんちゅうこう)駅

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1939年(昭和14年)5月10日、郡中駅からの延伸時に開業

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現在の駅舎は1981年(昭和56年)4月2日竣工

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郡中港18:14発の上りで18:38、松山市駅へ帰着

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松山市駅、駅ビルの いよてつ高島屋

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16:53着の郡中駅から、郡中の町歩き。駅の委託女性駅員さんがまた親切で気さくな方で、マップにパンフレット数冊、駅舎が好きだと言ったら昨年のスタンプラリーのスタンプ一覧表までひっぱり出してきてあれこれ下さった。おかげで2008年初訪問時には気付かなかった建築物に出会うこともできた。7年前と変わらずイイ町だったが、GWであることを忘れてしまうほどの人影のなさが気がかりになる。

そのまま歩いて18時過ぎに郡中港駅に到着。これで伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅が終わった。いつも自分でも思う。こんなことをして何になるのか、何が面白いのか。別に何もならない。だがやっぱり面白い。全部周ったのだからやり残したことはない、という充実感があるし、驚くほどその土地の空気に触れられる気がする。ただ、これで一日潰したせいで、かねがね訪れたいと思っている松山城へは今回も行けずじまいだった。

(最終日の旅につづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #10  伊予鉄道郡中線 地蔵町、新川、郡中  〔愛媛県〕

06 13, 2015 | 伊予鉄道

2 Comments
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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第10回
郡中線篇その3

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地蔵町(じぞうまち)駅

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1901年(明治34年)2月21日開業

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下り方面最後の列車交換可能駅

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駅前風景

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新川(しんかわ)駅

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1909年(明治42年)7月1日開業

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新川海水浴場まで歩いてみた

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郡中(ぐんちゅう)駅

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1896年(明治29年)7月4日、南予鉄道の終点として開業

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15:49、地蔵町駅。明治33年に伊予鉄道と南予鉄道が合併、郡中線となった翌年にできた線内では古株の駅だが、古い駅舎は残っていない。公園のトイレみたいなコンクリ駅舎が周辺の古い町並みから浮いていて残念だ。

16:06、新川駅。線路と完全に並走する県道22号線に張り付くように、薄く狭い駅舎が建っている。明治42年に新川海水浴場の利用客のために開設された駅らしい。駅から海は見えないが、スマホのマップで確認するとごく近いので歩いてみる。住宅街を抜けた先に砂浜が広がっていた。昼前に横河原線・鷹ノ子駅前のコンビニで買っておいたおにぎりに手を付けていないことを思い出し、海を眺めながら食べた。日中全線15分間隔の運転は駅訪問には好都合だが、食事のタイミングを計りかねてこんなことになってしまった。

新川の海辺で随分ゆっくりしたので、郡中駅に着いたのは16:53。2008年以来7年ぶりの再訪。駅舎も周辺も特に変化はなさそうだ。郡中線が南予鉄道として誕生した明治29年から郡中港へ延伸される昭和14年までは終着駅だった。南予鉄道は郡中の有志の面々が設立した鉄道だったそうで、誇りに満ちた立派な駅舎が在ったハズだが、現在の意図不明な意匠の駅舎からそうした歴史の重みが感じられないのを寂しく思う。

残り1駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #09  伊予鉄道郡中線 岡田、古泉、松前  〔愛媛県〕

06 12, 2015 | 伊予鉄道

3 Comments
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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第9回
郡中線篇その2

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岡田(おかだ)駅

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1910年(明治43年)7月18日開業

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右横書きを左横書きに上書きした形跡がうかがえる

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手小荷物窓口もあったようだ

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駅前は狭い三叉路になっている


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古泉(こいずみ)駅

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1967年(昭和42年)3月9日開業

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駅南側にエミフルMASAKIという複合商業施設がある

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駅南手

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松前(まさき)駅

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1896年(明治29年)7月4日、南予鉄道の駅として開業

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14:57、岡田駅。郡中線のルーツ・南予鉄道開業時の出合(であい)駅を明治末期に移転、改名した形で開業した駅らしいが、過去二度の伊予鉄訪問でどうして見落としていたのかと恥じ入るような、味わい深い木造駅舎の残る駅だった。気付かぬまま建て替えられていたりしたら、悔やんでも悔やみきれないところだ。

15:14、古泉駅。昭和42年と郡中線内では最も後年にできた駅。南手一帯に大きな郊外型複合商業施設がひろがり乗降客も多かったが、そんな実態に見合わない小駅なのは、開業当初は想定していなかった環境変化ゆえなのだろう。かと思えば、交換可能駅を想定して島式ホームで開業しながら単線のまま今日に至っているという、何ともちぐはぐな印象の拭えない、ある意味興味深い駅ではあった。

15:31、松前駅。2008年、2010年に次いで3度目の訪問。何度見ても惚れ惚れする素晴らしい木造駅舎が健在で嬉しい。郡中線のルーツ・南予鉄道開業時に設けられた駅のひとつで、他の余戸や郡中の駅舎が改築されてしまった現在、最後の砦といっていい存在だ。今後も、一日でも長い存続を願わずにいられない。

残り4駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #08  伊予鉄道郡中線 土橋、土居田、余戸、鎌田  〔愛媛県〕

06 11, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第8回
郡中線篇その1

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土橋(どばし)駅

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1953年(昭和28年)4月15開業
真新しい駅舎は昨年2月に改築されたもの

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駅前風景

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土居田(どいだ)駅

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1930年(昭和5年)3月6日開業

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余戸(ようご)駅

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1896年(明治29年)7月4日、郡中線のルーツ・南予鉄道の駅として開業
今年3月に建て替えられた新駅舎

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2008年2月訪問時の駅舎

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鎌田(かまた)駅

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1967年(昭和42年)2月15日開業

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伊予鉄郊外線の全駅訪問、残るは松山市駅を起点に郡中港駅までを結ぶ全長11.3kmの郡中線11駅。3線とも松山市駅を発着しながら、この郡中線だけはルーツ(南予鉄道)を異にする名残りか、線内折り返しの単独運転を行っている。

下り方面最初の停車駅は土橋。何と、前日の夕方に高浜線と間違って乗った列車で訪問。写真もその時のもの。松山市駅へ引き返す列車を待つかたわら駅名標など色々撮っていたら、これは外国の古レールを再利用したホーム上屋の柱だ、と委託の女性駅員さんが手招きしつつ教えて下さった。押しなべて伊予鉄の女性駅員さんは気さくで親切だ。

14:04着の土居田駅からは再び時間軸に沿う。伊予鉄島式ホーム駅の標準様式の駅舎を備えた列車交換可能駅。並行する県道326号は絶え間なくクルマが行き交う。

14:22、余戸駅。2008年2月訪問時に存在した素晴らしい木造駅舎が建て替わったことは知っていたが、実際に目にするとやはり悲しい。他の人が愛想が悪いわけではないが珍しく朗らかな男性駅員さんだったので、ついつい旧駅舎への哀惜を伝えたところ、実を言うと私も残念に思っているんですよ、とこっそり開陳して下さった。
皮肉にも駅前風景、殊に「駅前美容室」の店名を残す廃店舗は、「貸店舗」の不動産管理看板まで7年前と変わらずそっくりそのままだった。

14:39、鎌田駅。東京の蒲田駅と同音異字だが規模は比ぶべくもない無人駅で、伊予鉄では珍しい掲げ方の駅名看板がなければ道路側からは見落としそうだ。

残り7駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日(一部4日)
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #07  伊予鉄道横河原線 横河原  〔愛媛県〕

06 09, 2015 | 伊予鉄道

8 Comments
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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第7回
横河原線篇その4

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終点、横河原(よこがわら)駅

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1899年(明治32年)10月4日開業

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左の方が委託の駅員さん

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お願いして撮らせていただいた

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13:06、ついに横河原線終点の横河原駅に到着。当路線全駅コンプリートも嬉しいが、何より、駅舎が健在だったのが無上の喜びだ。当駅の所在地・東温市(とうおんし)が計画している横河原駅周辺整備事業の一環で建て替えがほぼ確実とみられているのだが、2008年2月の初訪問時と変わらぬ姿で迎えてくれた。
その辺どうなってるんですか、と委託の男性駅員さんに尋ねてみると、「だいぶ前から(建て替えの)話は来てるけど、全然さっぱりや」と具体的に何か進捗している様子はない。だが、予算総額9億円と伊予鉄渾身の新事業計画「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」も先日立ち上がったことだし、いざ動き出したら全てはきっとあっという間なのだろう。

今回の旅の発端、というか動機のほとんどすべてがこの横河原駅舎をもう一度目に焼き付けておくことだったので、すっかり得心したようなところもあったが、13:29発の上り便で13:58着の松山市駅へ折り返し、郊外線最後の1線、郡中線の駅めぐりへ。

残り11駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #06  伊予鉄道横河原線 牛渕団地前、牛渕、田窪、見奈良、愛大医学部南口  〔愛媛県〕

06 08, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第6回
横河原線篇その3

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牛渕団地前(うしぶちだんちまえ)駅

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1970年(昭和45年)5月1日開業

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牛渕(うしぶち)駅

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1899年(明治32年)10月4日、田窪(たのくぼ)駅として開業
1966年(昭和41年)11月1日、現駅名に改称

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駅前から東を

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田窪(たのくぼ)駅

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1967年(昭和42年)1月1日開業

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駅の近くにある隻手薬師(かたでやくし)こと香積寺(こうしゃくじ)


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見奈良(みなら)駅

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1938年(昭和13年)9月4日開業
1981年(昭和56年)7月20日、8月の高浜線直通運転に備えて93m松山市方へ移転、列車交換可能駅に

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ショーケースに入った駅長は珍しい

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愛大医学部南口(あいだいいがくぶみなみぐち)駅

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1981年(昭和56年)8月10日開業
2015年(平成27年)3月31日に駅舎が新築されたらしい

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11:41、牛渕団地前駅。駅前からは団地らしいものは見受けられなかったが、あとで地図を見ると南手の県道209号を挟んだところに県営牛渕団地が確かに存在する。なら利用客も見込めそうなのに、駅は島式ホームが1本あるだけの簡素過ぎるものだった。それでも一応、有人駅。

かと思えば、11:58着の牛渕駅は平井駅と瓜二つの駅舎を備えながら無人駅。出札窓口跡があるから、もちろんかつては人がいたんだろう。明治32年開業時の田窪という駅名を昭和42年新設の隣駅に譲ったり、何だか不憫にも思えてくるが、鄙びた駅前風景も含めて味わい深いイイ駅だと思う。

12:15、田窪。ホーム向かいの住宅のカオスな庭先のほかに特に見るべきものはない小駅だったが、北久米駅の委託の女性駅員さんが勧めて下さった隻手薬師(かたでやくし)とかいう、駅の近くの寺まで歩いてみる。弘法大師創建の高野山真言宗のお寺で本尊は秘仏らしいが、仏像好きの血も騒ぐしお参りだけでも、と思ったのだけれど、まだこの時点では全駅訪問を本日中に終える確かな見込みがなかったので、駅めぐりを優先して門前で引き返した。またの楽しみにしよう。

12:33、見奈良。駅舎内のショーケースに、仁王立ちのフィギュアのマジンガーZ。足元に「駅長」とあってちょっとウケてしまったが、駅の近くのアウトレットモール内に今年4月にオープンしたアニメ・特撮フィギュア専門のおもちゃミュージアムとの連動企画らしい。有人駅で、ちゃんと血の通った駅長さんも別に居る。

12:49、愛大医学部南口。昭和51年の愛媛大医学部と付属病院の設立に伴って昭和56年に新設された、横河原線内で最も後年にできた駅。駅舎が出来立てのようだと思ったら、本当に3月に新築されたばかりだった。元はホーム1本だけの駅だったようだ。

残り12駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #05  伊予鉄道横河原線 久米、鷹ノ子、平井、梅本  〔愛媛県〕

06 07, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第5回
横河原線篇その2

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久米(くめ)駅

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1893年(明治26年)5月7日開業
1981年(昭和56年)4月22日、8月の高浜線直通運転に備えて172m松山市方へ移転、列車交換可能駅に

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駅舎から見たホーム

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鷹ノ子(たかのこ)駅

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1967年(昭和42年)5月7日開業

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とにかくすべてが狭い


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平井(ひらい)駅

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1893年(明治26年)5月7日、平井河原駅として開業
1902年(明治35年)6月1日、現駅名に改称

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駅近くの溜池


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梅本(うめのもと)駅
「四国がんセンター前」の副駅名を持つ

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1935年(昭和10年)5月1日開業
1981年(昭和56年)5月11日、8月の高浜線直通運転に備えて168m横河原方に移転、列車交換可能駅に

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駅の南方に建つ独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター


10:32、久米駅。2008年2月以来7年ぶりの訪問。当時はここから浄土寺や繁多寺、石手寺を経て道後温泉までプチ遍路という、いま考えると意味不明な行動をとったが、もちろん今回は駅めぐりに専念、駅舎も駅周辺も特に変わった様子はなさそうなのを確認して次の駅へ進む。

10:49、鷹ノ子駅。住宅地の路地に無理矢理こしらえたような、すべてが狭い駅。驚くことに有人駅で、駅舎代わりの小屋も、律儀に設置されているトイレまで小さい。

11:07、平井駅。ここも2008年2月以来の再訪。小さな平屋建ての駅舎が健在でホッとした。明治26年の横河原線開業から同32年の横河原延伸時までは当駅が終点だったそうで、駅全体の佇まいもそんな気配がそこはかとなく漂っている気がする。ただ、現在の駅舎は昭和53年5月8日竣工と、かなり後年に建て替えられたものらしい。まったく関係ないが駅に着く直前に車内から土手が見えたので、川だと思って見に行ったらため池だった。

11:24、梅本駅。横河原線内は昭和56年8月の高浜線直通運転に伴って列車交換や列車編成数の対応のために移転させた駅が多いが、当駅もそのひとつ。さらにここは近年に駅舎も新しくしたようだが、何れもネットで調べても旧駅舎や移転前の風景といった画像がほとんど発見できないのは、僕の検索能力の低さを勘案してもどういうわけなのだろう。

残り17駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #04  伊予鉄道横河原線 石手川公園、いよ立花、福音寺、北久米  〔愛媛県〕

06 05, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第4回
横河原線篇その1

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石手川公園(いしてがわこうえん)駅

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1972年(昭和47年)6月14日開業

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石手川橋梁 2012年、土木学会選奨土木遺産に認定

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橋梁部分もホームになっている

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いよ立花(たちばな)駅

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1893年(明治26年)5月7日、立花駅として開業 1927年(昭和2年)3月1日、伊予立花駅に改称

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駅前の歩道橋から望む松山城


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福音寺(ふくおんじ)駅

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1968年(昭和43年)2月10日開業

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北久米(きたくめ)駅

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1967年(昭和42年)1月1日開業

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高浜線全駅訪問を終え、次は松山市駅を起点に横河原駅までを結ぶ全長13.2kmの横河原線へ。ここからは実際の訪問順と時間がリンクしている。松山市駅を発ったのは9:21だった。

9:23、横河原線内最初の訪問駅、石手川公園に到着。石手川を渡り終えてすぐのところにホームが1本あるだけの無人駅。面白いのは、石手川に架かるトラス橋の部分もホームである点。関西にも橋梁上がホームになっている阪神電鉄本線の武庫川(むこがわ)という駅がある。そのミニ版のように短い、しかもえらく狭いホームだ。昭和47年開業の駅と古いレンガ造りの橋脚が釣り合わないが、明治時代の路線開業時から永らく単に橋梁だったのを、後年の駅設置で無理矢理ホームに仕立てたということなのだろう。

9:40、いよ立花駅。やたら交通量の多い道路に面した、賑やかな場所にある駅だ。1965年(昭和40年)12月1日に廃止されるまではここから森松線という支線が分岐していたそうだ。あとで調べると、その交通量の多い道路、国道33号の駅から南方が廃線跡らしい。現在なら輸送需要を満たせそうな気もするのだが。車が途切れないので歩道橋を渡ると、案外近くに松山城が見えたので土地勘のない僕はちょっと驚いた。

9:57、福音寺駅。郊外線は3線とも日中は完全なパターンダイヤで15分間隔の運転だから、着いて次の列車までを滞在時間としてサクサクと駅訪問を進められるが、時間が足りないと思う駅もあれば、長く感じる駅もある。福音寺は後者で、駅舎も周辺も特に魅かれる要素がない。おまけに、駅前で迎えを待っているらしい女の子にやたら警戒されてしまい、なかなか駅舎写真が撮れずに苦労した。いや違うんですと説明するのもドツボだし、こんな状況が一番困る。

10:15、北久米駅。高浜線の山西駅や先ほどの いよ立花でも見た、独特の2階建て駅舎がホームの端に建っている。どうも伊予鉄島式ホーム駅の標準スタイルのようだ。話し好きの女性の委託駅員さんが、昔は2階部分に駅員が寝泊まりしていたと教えて下さった。

残り21駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #03  伊予鉄道高浜線 古町、大手町、松山市  〔愛媛県〕

06 03, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第3回
高浜線篇その3

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古町(こまち)駅

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1888年(明治21年)10月28日、三津口(みつぐち)駅として開業
1889年(明治22年)7月20日、現駅名に改称

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1977年(昭和52年)7月18日竣工の伊予鉄古町ビルの一角が駅出入口

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路面電車を含む伊予鉄の全車両を扱う車両基地、古町車両工場併設


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大手町(おおてまち)駅

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1927年(昭和2年)4月3日、江戸町(えどまち)駅として開業
1953年(昭和28年)7月1日、現駅名に改称

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気付いた限りでは駅名標が3種類もある

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駅前が有名な市内線との平面交差(ダイヤモンドクロス)の舞台

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先の平面交差を高浜線車内から


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松山市(まつやまし)駅

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1888年(明治21年)10月28日、松山駅として開業
1889年(明治22年)7月20日、外側(とがわ)駅に改称、1902年(明治35年)6月1日には再び松山駅に戻るも1927年(昭和2年)3月1日に現駅名に改称

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中央改札口 地下にも改札口がある

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高浜線終点、ならびに横河原線・郡中線の起点駅

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2008年2月の初訪問時に入手したICカード
当時は郊外線のフリー切符がなかったため利用した


伊予鉄高浜線8つ目の訪問駅は古町。2008年2月以来の再訪。路面電車(城北線/大手町線)も発着、車両基地も備える伊予鉄の要衝駅。四国最古の駅のひとつとして軽便鉄道時代に開業した当時は三津口と称し、ここから三津まで途中駅はなかった。現在、そんないにしえを偲ばせる光景は特に見受けられず、駅舎はビルだし、車庫を出入りする車両をずっと見ていられるほどデンシャ好きでもないので7年前と同様、すぐ退屈してしまった。

2008年、2010年と2度訪問している大手町駅は、駅前で市内線の路面電車との平面交差(ダイヤモンドクロス)が見られることでつとに有名。ビルの谷間の相対式ホームはえらく狭く、JRや路面電車からの乗り換え客などで溢れるとちょっと怖いが、そんなところがまた便利と安全一辺倒でない昔の駅の匂いがして僕には魅力的に映る。

10ヶ所目の松山市駅で高浜線全駅訪問を完遂。ここから三津までが明治21年に開通した四国最古の鉄路。ゆえに当駅のルーツも確かに高浜線に拠るが、現在は他の郊外線2線、横河原線と郡中線の起点駅でもある。次回からは高浜線と直通運転を行っている横河原線へと歩を進める。
ところで、前日の松山到着時にまず当駅へ赴き、併設の「いよてつチケットセンター」でフリー切符購入と、7年前のICカードの払戻しを行ったが、対応が明るく親切ですこぶる好感が持てた。最初の印象でその後の旅の質が左右されかねないから、旅人にとっては些細なようで重要なことだ。

残り25駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日(一部5月4日)
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #02  伊予鉄道高浜線 山西、西衣山、衣山  〔愛媛県〕

06 02, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)、伊予鉄道郊外線全駅訪問の旅 第2回
高浜線篇その2

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山西(やまにし)駅

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1927年(昭和2年)11月1日 開業

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西衣山(にしきぬやま)駅

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1968年(昭和43年)6月10日開業

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JR予讃線と並走する区間にある駅

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駅の西で予讃線はオーバークロス

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衣山(きぬやま)駅

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1927年(昭和2年)11月1日開業

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駅の東、古町(こまち)駅との間は高架化されている

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高架区間の車窓風景

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伊予鉄高浜線5つ目の訪問駅は山西。2008年2月以来の再訪。駅も駅周辺の風景も驚くほど変わっていない。高浜線内で利用客が最多の駅だそうで、駅前の自転車の数の多さも納得がいく。それはそうと、何とこの山西も駅名標を撮り忘れている。バカだ。

今回が初訪問の西衣山駅は昭和43年と高浜線内で最も後年にできた、相対式ホームがあるだけの無人駅。南側をJR予讃線が並走しているのだが、駅滞在中にJRのデンシャは通らなかった気がする。近くのコンビニの、外で飼い主を待つ犬の寂しい鳴き声だけがあたりにこだましていた。

衣山駅も初訪問。先の山西と開業日が同じなのに中途半端にというか妙に新しい駅だと思ったら、駅東側の区間が高架化された1995年に100mほど西の現在地へ移転新築したかららしい。

残り28駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2015-05-05 #01  伊予鉄道高浜線 梅津寺、港山、三津  〔愛媛県〕

06 01, 2015 | 伊予鉄道

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2015年5月5日(火)
伊予鉄道郊外線の全35駅を訪問する
まずは高浜線

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起点の高浜駅は前日訪れたので梅津寺(ばいしんじ)駅から

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1899年(明治32年)7月6日に夏季海水浴客のための臨時停車場が設けられ、1931年(昭和6年)5月1日に常設駅として開業

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2009年3月に閉園した梅津寺パーク跡地に、Jリーグ愛媛FCのクラブハウス兼練習場の「愛フィールド梅津寺」

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※写真のために集めたわけではない


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港山(みなとやま)駅

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1898年(明治31年)9月21日に貨物駅として開業後、1907年(明治40年)7月1日に一旦廃止されたが、1931年(昭和6年)5月1日に旅客駅として再設置された

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三津(みつ)駅

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1888年(明治21年)10月28日開業 四国最古の駅のひとつ

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2009年(平成21年)2月5日竣工の3代目駅舎 実態は待合室兼交流施設

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ホーム出入口に改札口、切符券売機や駅員も配置されているため、先の駅舎を通る必然性はない

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委託の駅員さんが先代駅舎の駅長室看板を見せて下さった


2015年5月5日(日)、旅の2日目。松山到着時に購入、前日も利用した「ALL IYOTETSU 2Day Pass」というフリー切符で伊予鉄道郊外線3線の全35駅を巡る。
まずは高浜駅を起点に松山市駅までを結ぶ全長9.4kmの高浜線。明治21年に軽便鉄道として松山(現・松山市)~三津間が開業、四国最古の鉄道路線。高浜駅は前日訪れたので梅津寺駅からのスタート。なお、実際は朝、JR松山駅前のホテルをチェックアウトして大手町駅から始めたのだが、時間軸に沿ってもあまり意味がないため、起点から終点へ辿るスタイルを採ることにする。

梅津寺駅は2008年2月以来の再訪。駅舎に見るべきものはないが、浜辺という駅自体の立地が出色。今回も青天に恵まれ、気持ちのいいことこの上ない。潮風に吹かれながら朝飯代わりのパンなど食べてつい長居してしまったが、7年前には梅津寺パークという小さな遊園地のあった場所が、サッカー練習場になっていたのはちょっと寂しかった。

今回が初訪問の港山駅は前日、「三津の渡し」のあとに訪れた。写真もその時のもの。「三津の渡し」は当駅からの方が断然近かった。およそ9時間の京都~松山鈍行旅で疲れていたのか、駅名標を撮り忘れるという痛恨のミスを犯してしまった。伊予鉄の新事業計画で駅名標などは早晩変更されそうだから、悔やんでも悔やみきれない。

三津駅は前日も訪れたが「三津の渡し」が目的ですぐに去ったので、この日もう一度訪問した。何れにせよ2010年のGWに、先代の素晴らしい木造駅舎が建て替わってしまったのを確認しに来て以来だが、旧駅舎を模していながら人間と人型ロボットぐらいの違和感がある現駅舎にやっぱりガッカリする。救いは、とても気さくな委託駅員さんと話しが弾み、秘蔵の旧駅舎駅長室看板まで見せていただけたこと。他の遺構も、旧駅舎解体時に気前よく進呈したり勝手に持って行かれたりしたのだそうだ。

残り31駅。

(つづく)

撮影日:2015年5月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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