2012-05-04 #5 江差線 終点・江差へ 〔北海道〕
07 01, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2012年5月4日、GW北海道・フリーパスの旅5日目。
降りしきる雨の中、木古内(きこない)から終点の江差(えさし)へ、江差線後半の旅です。
この区間は2015年度の北海道新幹線開通に伴い経営分離される予定で、
第3セクター鉄道としての存続が今年になって合意に至ったそうですが、
沿線自治体の財政負担は重く、まだまだ予断を許さない状況です…。

ともあれ列車は雪の残る峠を越え、松前半島を横断していきます。

路線に沿って流れる天の川(あまのがわ)も、
名前はロマンチックですけど、やっぱ濁流と化してるんですよね…。

行ったはイイけど帰れるんかな…。

何とか無事に木古内から1時間強で終点の江差に到着。

行き止まりの終着駅。
山越えで海沿いの終点へ至る、留萌本線によく似た構造と雰囲気の盲腸線でした。

この日の朝、小樽付近でお別れしたはずの日本海と駅前の小道で再会。

ニシン漁や北前船の寄港地として栄えた江差の町の中心は駅から離れていて、
今回は小道の突き当たりから海と共に眺めただけに終わりましたが、
また鉄道で再訪できることを願いつつ、折り返しの列車に乗り込みました。
(つづく)
撮影日:2012年5月4日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

函館からの132Dが4174Dへ列車番号を変え、14:44、木古内を発車。
津軽海峡線から分岐するような形で内陸部へ。

車窓風景は田園風景から徐々に山間へ。

トンネルかと思ったらスノーシェルターをいくつも抜けていく。

雪がまだちらほら残っているのを見ても、雪の多い区間なんだろう。

車内は閑散としている。
函館で満員だったのがウソのようで、それも函館から数駅の範囲のことだった。
3セク化されたとしても、こんな状況では果たして…。

15:20、湯ノ岱(ゆのたい)駅。
保線員らしき方々が脇のトラック(右)で待機しているのが不安を煽る。

なぜなら、さっきから線路に沿って流れる天の川がご覧のような状況で、
いつストップがかかっても不思議じゃないからで。
いま仮に大丈夫でも、帰りもそうだという保証はない。

宮越(みやこし)駅。
ほとんどがこのような、ホームに待合室がオマケで付いてるような駅ばかりだった。

道内最西端の駅だという上ノ国(かみのくに)を過ぎると
しばらく日本海に沿って進む。

15:51、終点・江差に到着。

終端の車止めの先の光景は、特に旅情を誘われるようなものではなかった。

有人の改札口とは別に、臨時の改札口らしきものも。
リサーチしてないので分からないが、ここが必要な機会があるんだろうか。

駅前風景。

16:16、4177D(もちろん函館から乗ってきた同じ車両)で折り返す。
雨が上がり、雲間から日差しさえも。
17:22、木古内着。無事往復することができた(感涙)。

今回までで乗車済みの区間(赤線の部分)。
「乗りつぶしオンライン」にて作成。