fc2ブログ
RSS
プロフィール

Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
リンク、そして古い記事でもコメントなど、お気軽にどうぞ。

※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


JWordクリック募金


recommend_bnr03.png

カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブログ内検索
リンク
メールフォーム
メールでのご意見・ご質問はお気軽にコチラへ

お名前:
アドレス:何か入力しないと送信できないみたいです
件名:
本文:

2012-05-06 #3  札沼線(学園都市線)  〔北海道〕

07 23, 2012 | デンシャ旅 -北海道(JR)

6 Comments
120506_15.jpg
2012年5月6日、GW北海道・フリーパスの旅最終日。
一週間かけてJR北海道の全線を乗り尽くすという今回の旅の、
実質最後の訪問路線は、「学園都市線」の愛称の方で通っている
札沼線(さっしょうせん)でした。

120506_16.jpg
新十津川(しんとつかわ)駅からの乗車。
かつては幌と留萌本線の石狩田を結んでいた札沼線、
現在は一日3回しか列車がやって来ないこの新十津川が終点。

120506_17.jpg
末端区間は、学園都市線の愛称と全然リンクしない長閑な風景がひたすら続きます。

120506_18.jpg
そんな見捨てられたようなエリアに残る味のある駅舎は、
ローカル線を偏愛する僕のような者には嬉しい光景です。札比内(さっぴない)駅で。

120506_19.jpg
知来乙(ちらいおつ)~月ヶ岡(つきがおか)間。
GW最終日でも雪が残ってるような場所を走るとは思いませんでした。

120506_20.jpg
今回の北海道旅で最後に見たダルマ駅。本中小屋(もとなかごや)駅で。

120506_21.jpg
新十津川から1時間半ほどで近代的な橋上駅の石狩当別(いしかりとうべつ)。
このあたりから路線の性格が劇的に変化します。

120506_22.jpg
札幌近郊の都市圏輸送を担う、「学園都市線」の愛称に相応しい様相に。

120506_23.jpg
高架の複線に、増して行く乗客の数。とても最初と同じ路線だと思えません。
ちなみにこのひと月ほど後の6月1日、都市部の区間が電化開業の日を迎えました。
っていうか、この風景の中を「きしゃ」が走ってたのが今となってはビックリですね(笑)。

120506_24.jpg
新十津川から2時間と10数分、この旅3度目(だったと思う)の札幌に到着。
ついに札沼線の旅も終わってしまいました。
(つづく)

撮影日:2012年5月6日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ 拍手も併せてありがとうございます




★旅メモ(つぶやきレベルの備忘録)

岩見沢から10:31、函館本線下り2149Mに乗車。
国鉄型の赤い711系デンシャだった。

120506s_32.jpg
11:13、滝川(たきかわ)着。

札沼線は札幌発着の盲腸線だが函館本線と石狩川を挟んで並走する形で、
この滝川と札沼線終点の新十津川は3kmほどしか離れていないため、
両駅間のショートカットは乗りテツの常套手段となっている。

120506s_33.jpg
僕もそれに倣って、滝川から徒歩での移動を試みる。
国道451号を西へ、石狩川を渡ろうとしているところ。

120506s_34.jpg
渡り終えると新十津川町。
どうでしょうファンにはおなじみ、カントリーサイン(笑)。
奈良の十津川村からの入植者が拓いた町なので、
関西人としては何か心に訴えるものがある。

120506s_35.jpg
国道275号との交差点に渋い造り酒屋の建物が。
やはり十津川村にルーツを持つ、金滴(きんてき)酒造さん。

120506s_36.jpg
国道275号を南下。
無性に甘いものが食べたくなったのでセイコーマートでスイ~ツなぞ調達(笑)。
道内滞在中はホントお世話になったなぁセイコーマート。
色々充実してる上に安いんだもの。関西への進出を切に希望。

120506s_37.jpg
徳富(とっぷ)川を新十津川橋で越えるといよいよ新十津川駅。

120506s_38.jpg
新十津川駅。
十分余裕があったつもりが、12:37着の5425Dが到着してた。
大学名を失念したが鉄道研究会だという団体がワラっと降りてきた。

120506s_39.jpg
写真はやはり必ずしも真を写しているとは限らない。
彼らをこうしてフレームから避けると、見事に人気のない終着駅だ。

120506s_40.jpg
40年ほども前に石狩沼田まで続いていたという線路は、
駅のすぐ先で途切れていた。

新十津川から12:57発の札沼線上り5428Dに乗車。

120506s_41.jpg
何と言っても驚いたのはこの女性の方。
朝の苫小牧駅と室蘭本線の車内でお見かけしていたのだけど、
この時間、この新十津川駅でこの列車に乗るには
僕と同じ行程を歩んでいない限りありえない!!
実際そうだったのだが、何でも最近、
フリーきっぷで乗り回るのが面白くなったという道内の方で、
特に鉄子さんというワケでもないがショートカットの件はご存知だったそうだ。
いるハズのない人の姿を見たという点で、
幽霊を見てしまったらきっとこんな気分かと思った一幕だった。

こんな女性に出会ったのは初めてで、
その後も何度かお話を伺ったりして僕は面白かったのだけど、
列車に気ままに揺られる感じがお好きなようだったので
お邪魔して申し訳なかったなと思う。お付き合いありがとうございました。

120506s_42.jpg
さて、列車は新十津川を離れ、13:04、下徳富(しもとっぷ)駅。

120506s_43.jpg
13:33、札比内(さっぴない)。

120506s_44.jpg
13:38、クマしか出そうにない秘境駅、豊ヶ岡。

120506s_45.jpg
13:45、石狩月形(いしかりつきがた)駅。

120506s_46.jpg
13:49、知来乙駅。

120506s_47.jpg
14:03、本中小屋駅。
隣の中小屋駅もまったく同型・同色のダルマ駅だった。

120506s_48.jpg
14:18、石狩当別(いしかりとうべつ)着。574Dに乗り換え。
14:29の発車まで駅前へ。

120506s_49.jpg
14:36、石狩太美(いしかりふとみ)駅。

120506s_50.jpg
石狩当別あたりまでともう全然景色が違う。
6月1日、起点の桑園(そうえん)駅~北海道医療大学駅間が電化開業。
この時点で既に架線のスタンバイも完了してる感じだ。

120506s_51.jpg
15:13、札幌着。

map (28+)
今回までで乗車済みの区間(赤線の部分)。
「乗りつぶしオンライン」にて作成。

« 2012-05-06 #4 END  長い旅の終わり  〔北海道~京都〕 2012-05-06 #2  室蘭本線 終点・岩見沢へ 〔北海道〕 »

6 Comments

いつも楽しく読ませてもらっていた北海道旅のレポート、
終わりが近づくにつれて何だか寂しくなってきますね^^;
kyoちゃんの写真と文章で私の知らない北海道を一緒に旅した気分になっていたので・・。

by uo | 07 23, 2012 - URLedit ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます

by | 07 23, 2012 - [ edit ]

こんにちは

3年前の夏休みに長男とこの路線往復しました 乗ってた人はテツばかり(^^;) 
来月また長男はこの路線をひとりで乗る予定です もちろんショートカットするそうです

20数年以上前 私がこの路線を大学生として通学に利用していましたときは 
今のような住宅街はなく大学と駅以外なにもない泥炭地で湿地 ヤチと呼ばれてもいたのです
 
いまや谷地と拓北と釜谷臼(かまやうす)は あいの里というおしゃれな地名になり・・・地名とともに土地の記憶も薄れ 私の記憶の衰えも感じます(^^;)




by jam | 07 24, 2012 - URL [ edit ]

★uoちん

お返事遅くなってゴメンなさい。
そんな風に感じていただけてブロガー冥利に尽きますが、
僕自身もあの旅を追体験してる感じだったので、
今また、めっちゃ寂しくなってます(苦笑)。

by Kyo-to | 07 25, 2012 - URL [ edit ]

★鍵コメさん

お返事遅くなって申し訳ありません。
ずっと見ていただけてたなんてホントに嬉しいです!

by Kyo-to | 07 25, 2012 - URL [ edit ]

★jamさん

こんばんは。
札沼線、乗り通すのはやっぱテツの方がほとんどでしょうね…。
って思ってたんですけど、僕がこの時乗った便は
地元の方らしきご老人数名が乗車されて、
ちゃんと土地の方の生活を支えてる(面もある)んだな、
って嬉しくなったりしたものでした。

先日電化された区間の沿線の変容っぷりは何となく想像できますが、
それにしても何と、そこまで何もなかったんですか!
あと、それがどれほど前のことか記すjamさんの正直さが好きです(笑)。
僕自身はデンシャ通学・通勤の体験がないので
そういう記憶を持つ方がちょっと羨ましいです。

by Kyo-to | 07 25, 2012 - URL [ edit ]

管理者にだけ表示を許可する
0 Trackbacks


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)