12-08-12 #3 山陰本線【3】 豊岡~浜坂~鳥取 〔兵庫県~鳥取県〕
08 25, 2012 | デンシャ旅 -関西(JR)
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2012年8月12日、青春18きっぷでJR山陰本線走破の旅・第3回。
豊岡駅で2度目の乗り換え、っていうか乗り継いでいくワケですが、
9:55発の列車番号167D、山陰本線下り浜坂行きに乗車。
(写真は城崎温泉駅で)
豆知識。時刻表にも載ってる列車番号ですが、基本的に偶数が上り、奇数が下り。
末尾のアルファベット、Mは電車、Dが気動車(ディーゼルカー)を表してます。
というワケでついに「D」の登場、非電化区間に入ります。

10:07、城崎温泉(きのさきおんせん)駅に到着。
有馬(ありま)温泉なんかと並んで、僕ら関西人にはポピュラーな温泉郷。
山陰本線も京都からここまでは電化されてて電車特急も走ってます。
ここで半分ぐらいの乗客が下車したかな。

っていうか何の都合か知らないけど、この時期の167Dは
ここ城崎温泉駅で20分も停車するんですよ(泣)。
気分転換の休憩には長いし、駅前の外湯に浸かるには短いし…。

外湯の脇の、奉納下駄なんか撮ったりしながら何となく時間潰しましたけども。
(乗り継ぎの関係でこうなるのか過去何度もここで同様の経験してますが)

さて、10:27に城崎温泉を発った167D、竹野(たけの)を過ぎたあたりで
ついに日本海と初コンタクトすることになりますが、
やっぱりこの区間のハイライトは余部(あまるべ)橋梁と、そこからの日本海。

まぁ、名物のあの美しかった鉄橋は2010年に架け替えられてしまったんですが。
安全かつ強風等による運行の支障も排除されたようですけど、見た目が…(号泣)。
旧橋の遺構が一部保存されてるのが逆に、失ったものの大きさをより強く感じさせます…。
(今回は適当な写真が撮れなかったので以上2枚は昨年9月訪問時のもの)

さてさて、写真はその先の居組(いぐみ)駅ですが、
11:23到着の浜坂(はまさか)駅で本日3度目の乗り換え。
ここが全線通して最大の難所というかサイアクの地獄でした。
11:26発の鳥取行き531K、という列車なんですが、
写真隅のミラーに写ってるキハ121という、超カッコ悪い(私見)車両がたったの1両。
城崎温泉駅で思ったより減らなかった2両分の乗客が無理矢理詰め込まれる様は、
「走る押し寿司」と表現するほかないような惨劇以外の何ものでもありませんでした(合掌)。
…って僕もその中の一人なんですけど。

スイッチバック式の待避線のある滝山信号場。
かつて特急も頻繁に行き交ったために設けられた施設もお蔵入りになるほど、
今やここは県境の閑散区間。普段は1両でも問題ないんでしょうけどねぇ…。

というワケで、どうせ席がなくて立つなら、と車両前面に張り付いて耐えてましたが、
やっと、やっと次の乗り継ぎ地点、12:10到着の鳥取駅高架ホームが見えてきました。
(つづく)
撮影日:2012年8月12日(5・6枚目のみ2011年9月10日)
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
