12-08-14 #8 JR筑肥線 駒鳴駅と西相知駅 〔佐賀県〕
09 26, 2012 | デンシャ旅 -九州(JR)
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風邪が完治したと言った尻からぶり返してまたダウンしてましたが、
2012年8月14日、お盆の旅3日目の続きです。
LMさん&Kさんに肥前長野駅の次にご案内いただいたのは、
同じくJR筑肥線(ちくひせん)の駒鳴(こまなき)駅。
ホームと待合スペースしかない無人駅なんですが…。

これが何と!森田芳光監督の遺作となった映画『僕達急行 A列車で行こう』のロケ地で、
そのことを示す看板も誇らしげに建っています。

今年3月公開の映画で、僕はまだ観てないんですが、
ここに主演の松山ケンイチさんと瑛太さんが来てたのかと思うとちょっと嬉しかったり。

ちょうど筑肥線の列車が到着、青年が一人降りてきました。
地元の人でも鉄ちゃんでもない感じだったので、ロケ地めぐりの方かな?

次に向かったのは、やはりJR筑肥線の西相知(にしおうち)駅。
LMさんもおっしゃってたように、現役とは思えない廃線の駅のような佇まい。
ここもホームと待合スペースしかありません。

国鉄マークの入ったゴミ箱と朽ちかけの木製ベンチ。
時間が止まってしまったような錯覚に陥りそうです。

かつては唐津(からつ)炭鉱で栄えたそうで、賑わったであろう構内の側線も剥がされ
使用されなくなったもう一つのホームも草に覆われた現在では見る影もありません。
先の駒鳴駅もそうですが、元々は駅舎があったそうで、
LMさんのブログ記事で在りし日の貴重な姿を見ることができます。

ホームの先の踏み切りも、誰のためのものか分からないような状態(笑)。

運転本数の少ない筑肥線ですが、この時もちょうど列車に遭遇。
ここはLMさんの「駅を撮る」という営みの原点となった場所だそうですが、
この、えも言われぬ情感を醸し出す光景には、共鳴させられるものが確かにありました。
そんな思い入れのある場所に案内いただけたことにもジーンとしてしまいました。

こちらはトイレ休憩で立ち寄った肥前久保(ひぜんくぼ)駅ホームにいたネコ。
トイレの無い無人駅は多いので、秘境駅ブームなどで気楽に駅訪問をお考えの方は
くれぐれもご注意を(笑)。
(つづく)
撮影日:2012年8月14日
カメラ:Nikon D3S + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
