2010-11-22 #3 只見線-3 ~終点、小出 〔福島県~新潟県〕
11 17, 2012 | デンシャ旅 -東北(JR)
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2010年11月22日、東北旅2日目のJR只見線。
8:10、会津川口駅を出発。
※ 2012年11月現在、ここから只見駅までは昨年の豪雨災害により
不通区間となっており、バス代行輸送が行われています。

学生さんたちが会津川口でみんな降りてしまって閑散とする車内。

本名(ほんな)ダムの目の前に架かる第6只見川橋梁を通過中。
この翌年の豪雨災害でこの橋梁が流失しているニュース映像を見た時はショックでした。
2012年11月現在もまだ復旧していません…。

同じくここも流失してしまった、第7只見川橋梁に差しかかろうとしているところ。

8:53、只見駅に到着。列車行き違いもなく3分間の停車ですぐ発車。

只見駅から先、田子倉(たごくら)、六十里越(ろくじゅうりごえ)と
計1万メートルにもおよぶ2つの長いトンネルを抜けますが、
途中の田子倉駅手前で一瞬顔をのぞかせる田子倉湖(ダム)。

その2つのトンネルの途中にある、秘境駅として有名な田子倉(たごくら)駅。
冬季は閉鎖される臨時駅でしたが、豪雨災害から復旧した現在も列車は停車せず、
先日(2012年9月)、ついに廃止が発表されてしまいました…。

六十里越トンネルの中で只見川と福島県ともお別れ、新潟県へ。
トンネルを抜け山を降りてくると、風景も奥会津とはどこか違って見えます。

信濃川の支流・魚野(うおの)川を渡ってJR上越線(じょうえつせん)と合流すると、
終点の小出(こいで)駅はもうすぐそこ。

10:13、終点・小出駅に到着。
会津若松から135.2km、4時間14分の只見線の旅が終わりました。
特別 何がどうというワケでもないのに旅人を惹き付けて止まないこの路線の
人気の秘密が、たっぷり乗り通してみて初めて何となく分かった気がします。
末筆ながら、豪雨災害で被災された方へのお見舞いと、
只見線の一日も早い全線復旧をお祈り申し上げます。
(つづく)
撮影日:2010年11月22日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
