2012-12-23 #4 流鉄 流山駅 〔千葉県〕
02 03, 2013 | 流鉄
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2012年12月23日。
幸谷駅から流鉄の終点、流山(ながれやま)駅へやって来ました。

流山駅舎。大正5年、流山軽便鉄道の駅として開業。

駅名標は幸谷駅とは異なるカタチでしたが、
他には柱の縦書きのものしか見つけられませんでした。

手旗で発車の合図を送る駅員さん。
自動券売機こそあるものの、切符の回収などもすべて手作業で温もりを感じます。

昭和12年に改築され、以後も改修など施されているそうですが、なかなか味のあるイイ駅舎。

木製だったら申しぶんないけど、柵の感じとか味わい深さが随所に。

駅の奥には小さいながらも検車区。
僕は鉄道模型の趣味はないけど、何かそんなローカル駅の鉄道ジオラマを見てる感じ。

駅前風景。

新撰組の近藤勇陣屋跡が徒歩数分のところにあるというので来てみました。
新政府軍との戦いで敗走を重ねた末に流山に陣を構えた新撰組でしたが、
ほどなく近藤勇は捕らえられ処刑、結果的にここが盟友・土方歳三との
永遠の別れの地となったとのことです。
京の町を傍若無人にふるまった新撰組のことは、実は僕も含め京都人は
あんまり快く思ってないんですが(苦笑)、これはちょっと泣けるなぁ…。

っていうか、都会の中のローカル線、ということで訪れてみた流鉄。
そんな新撰組ゆかりの地に思いがけず出会えたり、
何より路線の雰囲気がチョー気に入ってしまったので、
最初は馬橋まで折り返すだけのつもりでしたが、全駅訪問してみることに決めました。
(つづく)
撮影日:2012年12月23日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
