2012-12-24 #5 京浜急行電鉄 逗子線 〔神奈川県〕
02 16, 2013 | 京浜急行電鉄
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2012年12月24日、京急全線走破の旅。
支線、3本目は金沢八景(かなざわはっけい)駅から分岐して
三浦半島の付け根を横断する逗子線(ずしせん)。

金沢八景駅。

どこか懐かしい感じのする駅前通り。通りの先の横須賀街道を渡ると
横浜新都市交通金沢シーサイドラインの金沢八景駅もあります。

駅ホーム西側には茅葺屋根の建物が!
横浜市のHPによれば、かつて円通寺の客殿だったという歴史的な建築物。
HPの記述通りだとすると築200年以上ということになりますが。
北側にもう一棟あったのが、2010年に火災で全焼したんだそうです…。

さて、金沢八景駅を発ってすぐ本線と分岐した列車は進路を西へ。
対向車線(右手)の線路が「三線軌条」というのが逗子線の名物のようです。
「三線~」というのはレール幅の異なる車両との共用を可能にした特殊な線路。
金沢八景駅の北にある、元は東急車輌製造で現在はJRの子会社、総合車両製作所から
JR横須賀線への回送線を兼ねるために導入された策なんだとか。

写真の神武寺(じんむじ)駅で回送線は逗子線と分岐(右手)、三線軌条も終わります。
この右手は米軍池子(いけご)住宅で、写真右端にチラっと写ってるのが、
米軍の許可を受けないと「一般人」は利用できない専用の改札口だそうですよ。

鉄道トリビア的なネタは結構豊富な逗子線ですが、路線自体は5.6kmと短いので
あっという間に終点の新逗子駅に到着です。

乗ってきたデンシャは羽田空港行きとなって折り返していきました。

新逗子駅も何か妙な駅で、こちら南口駅舎。

そして結構長い連絡橋で北口の駅舎と結ばれています。
こちらは1985年まで京浜逗子駅だった場所だそうで、
それまで南口の先にあった逗子海岸駅と統合されて現在の形になったようです。
(つづく)
撮影日:2012年12月24日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
