2013-01-12 #6 かやぶき屋根の湯野上温泉駅 〔福島県〕
02 27, 2013 | 会津鉄道
4 Comments
2013年1月12日、今年最初のデンシャ旅。
ネコ駅長のいる駅から2駅戻って、日本で唯一だという茅葺き屋根の駅舎で知られる
湯野上温泉(ゆのかみおんせん)駅を訪問しました。
(写真は構内踏切からの撮影です)

昭和7年、国鉄会津線の湯野上駅として開業、同62年の3セク化と共に改称。

14:27に到着。

近傍の、江戸時代の宿場「大内宿(おおうちじゅく)」にちなんだ3セク化後改築の駅舎。
そうした類の駅舎の中では僕は珍しく作為的な嫌味を感じなかったのですが、
土地の歴史に根差した建築様式の風景との調和、
ことに「本物の」茅葺き屋根の説得力がやはり大きい気がします。

改札脇にある囲炉裏も、雰囲気づくりのための形だけのものではなく、
茅葺き屋根の防虫・防水性を高める意味があるそうです。

温泉のあと、くつろぐためだけに駅舎を訪れたという県内の方々。
駅というより誰かの家みたいな気安さのある空間で、何か、分かる気がします。

駅舎の脇には無料の足湯も。
メディア等で会津鉄道といえば必ずセットで紹介されるような有名な駅なので
逆に醒めた目で見てやろうと訪れた天邪鬼(=僕)の心もほぐしてしまう、
イイお湯と駅舎でした。
(つづく)
撮影日:2013年1月12日
カメラ:Nikon D7000 + AF-S DX NIKKOR 18-200mm F3.5-5.6G IF-ED VR
