13-05-06 #3 JR北陸本線 呉羽駅と東富山駅 〔富山県〕
07 01, 2013 | デンシャ旅 -北陸(JR)
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2013年5月6日(月)、GW旅最終日。
来年度中の北陸新幹線開通の暁にはJRじゃなくなっちゃう北陸本線の駅を、今のうちに出来る限り見てまわってます。
3駅目、呉羽(くれは)駅。明治41年、官設鉄道の駅として開業。
名前から連想する、クレラップなどの「クレハ」の母体だった呉羽紡績の創業地です。

改修はされているものの、外観も内部も古い駅舎の面影をよく留めていると思います。
呉羽紡績(現・東洋紡)の工場があった頃は駅員数十名、駅前も映画館なども存在し賑わったそうです。

ホームから富山方面を望むと、オーバークロスする北陸新幹線が城壁のごとく立ちはだかっているようにさえ見えます。

詳しい方はもうお気づきでしょうが、前回の高岡駅からまた富山駅方面へ戻ってきてます。呉羽駅は富山駅の西隣の駅。北陸本線の急行列車として力走していた頃のカラーをまとったデンシャで何とまた富山駅へ。

再びの富山駅を過ぎ、前日までお世話になった地鉄のデンシャと並走しながらなおも東へ。

晴れてるのにちょっと見通しが悪いですが、剱岳をはじめ立山連峰の雄大な姿をこの日も拝めました。

4駅目、東富山(ひがしとやま)駅。
文字通り富山駅の東隣の駅ですが、明治41年、官設鉄道の東岩瀬駅として開業、昭和25年、富山港線(現・富山ライトレール)の越中岩瀬駅が同名に改称されたため現駅名に。

呉羽駅にしてもそうですが、高架化され北陸新幹線駅にもなる富山駅の両隣が古色蒼然とした駅舎を持つ駅だったという事実に今さらながら驚きます。

若く愛想のいい駅員さんが駅舎内の掃除から列車案内のアナウンスまでテキパキとこなされていました。JR西のグループ会社による委託業務だそうですが、「あいの風とやま鉄道」としての3セク化後がどうなるのか気になります。

駅舎側のホームに、レンガ造りの古い灯室(ランプ小屋=電気がない頃の信号灯やその燃料などの保管庫)。建物財産標には明治41年とあり、駅開業当時のもののようです。
(つづく)
撮影日:2013年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
