12-07-14 #03 JR信越本線 二本木駅 〔新潟県〕
07 15, 2013 | デンシャ旅 -信越(JR)
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2012年7月14日(土)、昨年7月3連休の蔵出し旅行記。
初日第3回目の舞台は、JR信越本線で10:22に途中下車した二本木(にほんぎ)駅。
前回の最後の写真から続いてるんですが、僕を降ろしたデンシャが長野方面へ一旦バックして引き上げ線へ入り…。

今度こそ本当に直江津方面へと去って行きました。

そんなスイッチバック構造が残る駅、二本木。

明治44年、国鉄の駅として開業した二本木駅。駅舎もなかなかイイんですよ。手持ちの昭和時代の駅舎写真集では瓦屋根ですが、形は変わってないみたいです。建物財産標には明治43年9月築とありました。

2015年春予定の北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、JRから3セクの「えちごトキめき鉄道」へ経営移管、このJR東日本の駅名標が見れるのも今のうちです…。

日本曹達(ソーダ)二本木工場の貨物専用線と、SLが25‰(パーミル)の急坂の途中で停車できるスペース確保がスイッチバック駅・二本木の存在理由でしたが、2007年に貨物輸送も廃止された現在それは完全に失われてしまいました。

ホームと駅舎を結ぶ地下通路、駅舎側の上屋は木造。

駅舎の脇にはレンガ造りの古いランプ小屋。

3セク化後さらに合理化が推し進められた時、もはや必然性のないスイッチバックの手間も本線上に駅を移転するだけで解消、なんてことにならないよう祈るばかりです。

長野方面からデンシャが坂を降りてきました。これに乗ってスイッチバックを経て直江津へと向かいます。
この「儀式」と風情は、失うにはあまりに惜しいと僕はホントに思います。
(つづく)
撮影日:2012年7月14日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
