09-08-01 #05 日田彦山線終点 夜明駅 〔大分県〕
08 22, 2013 | デンシャ旅 -九州(JR)
9 Comments
2009年8月1日(土)、4年前の九州蔵出し旅行記。
第5回は、前回の田川伊田駅から一気に日田彦山線の終点、夜明駅へ。
この年の6月にも通り過ぎる形では訪れていて、(きちんとした)再訪を楽しみにしていた駅でした。

ホーム側から見た夜明駅舎。
昭和7年、国鉄の駅として開業。分岐するJR久大本線(きゅうだいほんせん)の駅でもあります。

夜明駅舎。味のある素晴らしい木造駅舎なんですが、この翌年(2010年)3月に建て替えられてしまいました…。

駅舎内。無人駅で、窓口も塞がれています。

駅前に引きのスペースがなく撮りづらいせいもありますが、思ったより写真が残ってないんですよね…。建て替えを知ってたらもっと必死に撮ってたのに(泣)。

駅舎とホームは少し高台にあるので、階段を上り下りしないといけません。

駅前、道路を挟んで向かいに一軒の商店があります。

坂本商店さん。無人の夜明駅、JRの委託を受けて乗車券類の販売をされていました。お店のおばあちゃんがまた気さくで可愛らしい。

1981年公開の『男はつらいよ 寅次郎紙風船』のロケがこちらで行われたそうで、渥美清さんのサインや当時の写真などがお店の壁に。

筑後川を望めるいいロケーションなので、かつては食堂としても営業されてたそうです。

いま(2013年)この記事を作成するにあたってWikipedia等を参照してみると、切符の委託販売どころか商店そのものも廃業されたとあり、かなりショックを受けてます…。せめておばあちゃんがお元気だといいのですが。

味わい深い木造駅舎も人情味のあるお店も失くなってしまった今となっては、僕が夜明駅を再訪することはもう多分ないでしょう。
(つづく)
撮影日:2009年8月1日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
