09-08-01 #08 JR香椎線 〔福岡県〕
08 26, 2013 | デンシャ旅 -九州(JR)
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2009年8月1日(土)、4年前の蔵出し九州旅行記・第8回。
JR香椎線(かしいせん)の旅をスタート。途中駅の長者原から17:15の便に乗車、
17:33、まずは南端の終着駅、宇美(うみ)に到着。

宇美駅舎。明治38年、香椎線の前身・博多湾鉄道の駅として開業。丹塗りの神社風なのは宇美八幡宮への参拝駅だからだとか。1985年に廃止になった勝田線(かつたせん)との連絡駅でもあったそうです。

宇美駅から17:50発の折り返し便に乗車。18:17、路線名でもある香椎駅で5分間停車中の写真。
ちなみに香椎駅はこの3年後(2012年)に再訪しています。

香椎駅は鹿児島本線との接続駅でもあり、乗客のほとんどが乗り換えてしまって閑散とする車内。

鹿児島本線、西鉄貝塚線としばらく並走しながら北上した後、香椎線だけが西へと進路を変え、博多湾の入り江に突き出た「海の中道(うみのなかみち)」を突っ切って行きます。ゆえに「海の中道線」の愛称がこの区間の香椎線に与えられています。

終点間際になってやっとその愛称に相応しい、博多湾が車窓いっぱいにひろがる光景が。

細い砂州の中心を通っているので、かつては両側の車窓に海を望めたそうですが、現在は整備された道路や防砂壁などでそれも叶わなくなっているようです。

18:47、もうひとつの終着駅・西戸崎(さいとざき)に到着。戸籍上はここが起点なんですが、ともかく両端が行き止まりの香椎線なのでした。

西戸崎駅舎。明治37年、博多湾鉄道の駅として開業。現在のこの駅舎はJR九州の車両デザインなどを手がける水戸岡鋭治さんの設計。

かつては石炭積み出し港の駅だったそうでホームからも博多湾が望めますが、この看板の高層マンションとやらも今では落成しているんでしょうか、そのうち海のそばの駅だということも忘れてしまうことになるのかもしれませんね。
(つづく)
撮影日:2009年8月1日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
