10-09-04 #03 養老鉄道 養老駅 〔岐阜県〕
09 16, 2013 | 養老鉄道
6 Comments
2010年9月4日(土)、3年前の蔵出し近県私鉄散歩旅。
第3回、養老鉄道訪問で僕が最も楽しみにしていた、養老駅に到着。

大正2年に初代の養老鉄道の駅として開業、大正8年の養老線(桑名~揖斐)全通時に改築されたという駅舎が素晴らしい!当時の官設鉄道にも引けをとらない、擬洋風建築の名駅舎だと思います。

瓦屋根にツノ付きの半円形ドーマー窓をシンメトリックに配置。

車寄せの頂には、初代養老鉄道の社紋と思われる「Y」の文字が見受けられる鬼瓦。

車寄せの内側?も格天井と、とにかく手間ひまかけて凝ってます。そしてそれが現在も残ってるのが素晴らしい。

何気にホームも、歴史を感じさせるレンガ積み。

そして多分、当時の待合室を利用したっぽい喫茶店が併設されてます。

お昼時だったので確か、うどんか何か食ったんですけど(笑)、その間お店のご主人が「デンシャで養老公園に来る人は昔と違って少ないねぇ…」とか色々お話しして下さいました。背後は土産物の売店スペース。
駅員さんもちゃんと居るし、駅がこんな風に「生きてる」のがまたイイです。

駅前の、昭和チックなモニュメント。滝の水がお酒に変わる孝子物語の「養老の滝」をメインに養老山一帯が自然公園になってて、ここがその拠点駅なんですけど、駅前タクシーもヒマそうで確かにちょっと寂しい状況でした。そういえば僕も子供の頃、滝や「養老ランド」に遊びに来たことがあるけど、クルマで連れて来てもらったな(汗)。

そんな養老の滝にちなんだヒョウタンが無数に吊り下がった養老駅ホームで、また次のデンシャを待ちます。
(つづく)
撮影日:2010年9月4日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
