山陰本線完全制覇の旅 【1】 小倉~幡生 〔福岡県~山口県〕
09 18, 2008 | デンシャ旅 -中国(JR)
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今年の夏の青春18きっぷ最後の旅は、現在のJRの営業キロ日本最長という山陰本線を乗り通す、僕の好きな「水曜どうでしょう」風に題すれば『山陰本線 幡生~京都 673.8km 完全制覇の旅』にしてみました。
決行日は9月の6、7日。
もちろん7月の富山の旅以降も色々出かけましたが、最も行程の長いこの旅を早めに始末しておかないと詳細を忘れそうなので(苦笑)。
まずは第1回、北九州の小倉(こくら)から山口県の下関を経て、山陰本線の西の起点、幡生(はたぶ)まで。





1枚目=スタートはJR小倉(こくら)駅。旅を西から始めたかったので、深夜バスで早朝6時に到着。
2枚目=小倉6:14発、下関行きの5222M列車。
3枚目=6:30着、下関駅で。手前が小倉から乗ってきた415系。
4枚目=下関からは6:35発、滝部(たきべ)行きの822D列車に乗り換え。3両編成で、観光列車「みすゞ潮彩」号2両+普通の車両。僕は普通の車両に乗りました。
5枚目=幡生(はたぶ)駅で。交換待ちか何かで数分停車。ここからいよいよ山陰本線に突入です。
撮影日:9月6日
カメラ:Nikon D300 + AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

余談のコーナー。
京都に住んでるんだから素直に京都から出発すれば良さそうなもんですが、新幹線か何かで帰ってくるのが何か興醒め。バカみたいだけど西から旅をはじめて山陰線完乗の達成感と「帰ってきた!」という気分を同時に味わおうと思いました。
で、選んだのが前夜から深夜バスで幡生近辺まで行くという手段。現実的には博多行きの便で、小倉で降りれるものを探しました。それが今回の、京阪と西鉄共同運営の「きょうと号」。
三列独立シートで快適そうな印象でしたが、そこは水曜どうでしょうでもおなじみの深夜バス。やはりヤラレました。途中から腰(っていうかケツ)が痛くてほとんど寝れない(泣)。

しかし真の問題は到着時刻。予定では6:05小倉着でしたが、ダイヤの薄い山陰本線の中でも初っ端の区間、幡生~益田間は特に薄く、小倉6:14発のデンシャに乗れないと長門市で数時間も足止めを喰らう恐れが!
そんな不安をよそに、バスは定刻に小倉に到着。昨年10月の島原鉄道の旅以来の小倉駅にちょっと懐かしさを感じ…る暇もなく、すぐに幡生へ向けて出発です。冷静に考えると京都へ戻るために九州の小倉までツライ思いで辿り着いてるんですからバカな話です。
■小倉6:14~下関6:30
門司(もじ)を過ぎて少しすると関門トンネル。あっという間に九州とお別れです。関門トンネルに入る瞬間などカメラに収めようかとも思いましたが、415系は前面の窓が小さくてあきらめました。
■下関6:35~幡生6:40ごろ
下関で5分の慌しい乗り換え。山陽本線に乗り換える人や降りてくる人や九州へ向かう人やらで朝から活気がありました。僕は缶コーヒーを買って目的の列車へ。写真の「みすゞ潮彩」号車両は海側に面した席が窓の方を向いていてちょっと魅力的でしたが、指定席券が要るのとそんなに観光気分を味わいたいわけでもなかったのでパス。実際、通学の生徒たちで賑やかな普通の車両の方が僕には楽しかったです。

幡生では5、6分停車。山陽本線は運転本数が多いのか上り下りが行き来してました。天気がイマイチだけど雨が降らなくてよかったなぁ、とかあまり眠ってないボンヤリした頭で、ホームの喫煙コーナーでタバコを吸いながらそんな様子を眺めていました。

(つづく)