2014-01-05 初詣2と琵琶湖線 〔京都府~滋賀県〕
01 08, 2014 | デンシャ旅 -関西(JR)
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2014年1月5日(日)。
休みが長かった割にはロクに更新もせず、あまつさえ仕事始めも済んでしまいましたが、正月休み最後の日のお話です(汗)。冬の青春18きっぷがまだ余ってたので、初詣その2と、ついでに足を伸ばしてみたJR琵琶湖線というよく分からない取り合わせを、福袋スペシャルとして写真27枚の大盤振る舞いでお届けします。(もうエエっちゅーねん…)
初詣その2、伏見稲荷大社。三が日を過ぎてるので空いてるかと思ったらさすがお稲荷さん、やっぱ混んでました(泣)。

18きっぷ消化のため、普段なら京阪電車を利用するところをJR奈良線で移動。

京都駅へ向かうつもりが、急に気が変わって東福寺(とうふくじ)駅で京阪に乗り換え、出町柳(でまちやなぎ)駅まで行って下鴨(しもがも)神社(賀茂御祖神社=かもみおやじんじゃ)にも。転居してるものの本籍はここ下鴨、心情的に氏神さんなので(笑)。

すっかり正午を回って京都駅。おとつい(3日)より遅いためトワイライト・エクスプレスは出てったあとで、0番ホームは特急サンダーバードのいるいつもの風景。

さて、ホントは駅に着いても3日の湖西線の続きをやるか琵琶湖線にするか、と迷ってたんですが、違う景色を見よう、ってことで後者に。ちなみに琵琶湖線というのは滋賀エリアの東海道本線の愛称。京阪神間を疾走する長編成の「新快速」が行き交う大幹線です。2010年デビューの225系もすっかり見慣れたカオになりました。(写真は守山駅の普通列車)

まずは滋賀県に入って最初の駅、大津(おおつ)。例の如く、駅めぐりです。

大津駅。大正10年開業、駅舎(横長の平べったい建物)は昭和50年(1975年)の国鉄時代のもの。琵琶湖線は腐るほど乗ってるけどここで降りたのは何とこの日が初めて!県都大津の中心駅なのに商業圏や観光面でもポイント的に立地がズレてるので寂れた感じだし降りる用がないんですもの!

以前に用があって降りたことのある膳所(ぜぜ)、石山(いしやま)、瀬田(せた)の3駅を飛ばして東へ。ちなみに「琵琶湖線」の愛称とは裏腹に、琵琶湖が望めるのは石山~瀬田間で瀬田川を渡るこの時だけです(爆)。湖西線の方がよっぽど琵琶湖が見えるってば。

次に降りたのは南草津(みなみくさつ)駅。この辺りはいまモリモリ発展してる地域で、当駅も平成6年(1995年)に出来た新しい駅ですが、新快速も停車する、乗降客のとても多い駅。

次、隣の草津駅。明治22年開業。草津線の分岐駅で、既に何度か訪問済みですが、「あ、そうやアレ(後述)を一度見に行ってみよう」と思い立ち、下車。

東口駅前のペデストリアンデッキの新しさに気をとられて今まで気付きませんでしたが、駅舎自体は橋上駅舎化された昭和42年(1967年)の国鉄時代のままのようです。

さきほどの「アレ」というのは、現在は流路が付け替えられて水は流れてませんが、天井川で有名だった旧草津川。

草津駅ホームから西を望むとトンネルをデンシャが行き交ってますけど、そのトンネルの上の部分が旧草津川。つまり、川が線路をオーバークロスしてる、まさに天井川なワケです。

先ほどと逆、天井川から草津駅を望んだところ。

すぐそばに、東海道五十三次の52番目の宿場、草津宿。写真右手前が本陣なんですが、何かマンションとかそびえ建ってるし、初めて来たけどあんまり風情が感じられずガッカリ…。

天井川の堤防沿いの通りの方がよっぽど情緒がありました。

草津駅周辺で随分時間を費やしましたが、駅めぐりに戻ってお次は栗東(りっとう)。ここも平成3年(1991年)開業の新しい駅。

次、守山(もりやま)駅。明治45年開業、駅舎は昭和48年(1973年)改築のものをリニュってる感じです。

守山を過ぎたあたりで車窓右手(東)に見える「近江富士」、三上山(みかみやま)。子供の頃、麓の「希望が丘文化公園」にはよく家族で遊びに来ました。生まれて初めてスケートをした「竜王スケート」ってのもあったんですが、2000年に潰れたみたいです(号泣)。

お次は野洲(やす)駅。写真の南口は駅前の整備中みたいです。何れにせよ橋上駅(線路を跨ぐ橋状部に改札のある、都会によくある駅のスタイル)ばっかでハッキリ言って駅舎を愛でる楽しみは皆無ですけど、いつも素通りばかりの駅をつぶさに見れる面白さはあります。

それに、いくら近県でも普段は用がないのでもう二度と訪れる機会も多分ないんでしょうし(苦笑)。とか言ってるうちにもう夕暮れ。暗くなるまで、と決めてたので周れるのはもうあと2駅ほどかな。

次は篠原(しのはら)駅。日本の大幹線・東海道本線の、しかも京都の近所にまだこんな駅舎が残ってたなんて!この日最大の発見でした。大正7年開設の篠原信号所を同10年に駅に格上げ開業。

跨線橋も相当古そうです。

普通列車が20分に1本ぐらいしか停まらないので駅前通りをブラついてたら、対岸の比良山もキレイに望めました。

この日最後の訪問駅は、近江八幡(おうみはちまん)。南草津からは順に辿ってきましたが、暗くなってきたのでここらで打ち止めとします。2日前の湖西線に続き、またも中途半端な終わり方ですけど、まぁお隣の県なのでいつかまたユルく再開するでしょう。

明治22年開業と歴史も古く大きな駅です。南北両サイドに規模の大きな商業施設(写真は南口)などがありますが、八幡掘や水郷めぐりなどの観光スポットからはかなり離れた場所に位置しています。

近江鉄道の八日市線(ようかいちせん)がここを発着しています。たった2両編成でポツンとホームにたたずむ車両を見ると何だか不憫で思わず飛び乗りたくなります(笑)。まぁ翌日から仕事が始まるのでいい加減帰りましたけども。
撮影日:2014年1月5日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
