2013-12-29 #01 JR阪和線 紀伊中ノ島駅 〔和歌山県〕
01 20, 2014 | デンシャ旅 -関西(JR)
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2013年12月29日(日)。昨年末、和歌山電鐵に乗りに行った時の話です。
和歌山までは冬の青春18きっぷを使ってJR奈良線、関西本線、阪和線(はんわせん)と乗り継いで行ったんですが、阪和線終点の和歌山駅の一つ手前に、以前から訪問したい駅があったのでちょっと寄り道しました。

その駅の名は、紀伊中ノ島。

訪問の動機は、もちろん駅舎。

僕の駅めぐり旅のバイブルとも言える、『駅旅のススメ』(JTBパブリッシング刊)の著者、杉崎行恭(すぎざき ゆきやす)さんも「類似するデザインがないほど個性的な駅舎」と賞賛されてます。

駅舎内から駅前を。

昭和7年(1932年)、阪和線の前身・阪和電気鉄道の中之島(なかのしま)駅として開業。昭和10年に国鉄が和歌山線の接続駅として建てた当時の駅舎。

築堤上のホームへ至る階段は上りと下りでそれぞれ分かれています。

和歌山線が田井ノ瀬(たいのせ)から紀和(きわ)に直進していた時代のホーム跡が残っています。

かつては手荷物扱いの窓口(右手)もあったみたいですが、出札窓口と共に塞がれていることからもお分かりのように、無人駅です。

駅前の自転車の数からも利用者は多そうで、その割にキレイに保たれていることから、手をかけておられる方の存在を感じます。ターミナルの和歌山駅の隣にあることが信じられないほど素晴らしい、今後も変わらぬ姿で残り続けてほしいと強く願わずにいられない駅舎でした。
撮影日:2013年12月29日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
