2014-04-03 #03 江差まで鈍行旅 盛岡~青森 〔岩手県~青森県〕
05 19, 2014 | IGRいわて銀河鉄道
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2014年4月3日(木)、青春18きっぷで京都から江差まで鈍行の旅2日目、第3回。
11:49到着の岩手県・盛岡駅で問題発生、青春18きっぷではこの先に進めない衝撃の事実が判明!
東北新幹線が盛岡から八戸(はちのへ)、のち新青森まで延伸、かつての東北本線が並行在来線として3セク化され、岩手県内はIGRいわて銀河鉄道、青森県内が青い森鉄道となりました。当然、JRの企画切符である青春18きっぷの対象「外」路線のため、このままでは乗車できないわけです。
…っていうか、勘違いしてたんですね僕。18きっぷにはいくつかの特例があって、その中に、この区間は通過するだけならOK、みたいなのがあった気がしてたんです。それは果たして半分は本当でしたが、青い森鉄道の八戸~青森間のみ、つまりは僕がウロ覚えの勝手な解釈で完全にナメてただけのハナシだったのです(汗)。

ということで、IGRいわて銀河鉄道は盛岡~目時(めとき)間全線、そして青い森鉄道も目時~八戸間、〆て3,040円也の別途運賃が必要となりました。折悪く消費税が増税されたばかりで、つい数日前なら2,960円でしたが(泣)、ともかく切符を購入して先へ進むことにしました。
盛岡12:10発、IGRいわて銀河鉄道線下り4529M、八戸行きに乗車。

車窓左手に岩手山。

右手には姫神山(ひめかみさん)。名峰に挟まれながら進むこの区間が僕はすごく好きなんですけど、そうかぁ、18きっぷ不可だったのかここ…(諦め悪い性格)

北上するにつれ、積雪の跡が目立ってきます。

いつか訪問したいと思い続けている奥中山高原も、峠のサミット駅というのもあって積雪量の多さを感じさせるたたずまいを見せていました。

2両編成で、JR花輪線(はなわせん)と分岐する好摩(こうま)あたりまでは地元の方でそれなりに混んでましたが、以降は静かなものでした。

東北新幹線駅でもある二戸(にのへ)駅に停車中。かと言って、新幹線からの乗り換え客があるわけでもなし…。
来年の北陸新幹線金沢延伸開業でJR北陸本線も複数の3セク鉄道に転換されますが、待っているのはこんな未来じゃ…(あと、マヌケな18きっぷ旅行者もね)。

13:31、目時駅。13県目の青森県に突入。ここからは青い森鉄道線となりますが、列車はそのまま直通します。

13:59、八戸駅に到着。東北新幹線がここ八戸止まりだったころは青森行きのJR特急の乗り換え客で賑わってたんですが…。

八戸駅(右手はホテルですが)。もう何度目の訪問になるのかな。駅前のホテルに泊まったこともあるし、いつだったかの旅の帰りには、ちょっと銭湯に寄って新幹線に乗り遅れそうになった思い出も(キホン、マヌケ笑)。

次のデンシャの時間が来たのでホームに戻ると、3月にデビューしたばかりというJR東日本のE721系をベースにした青い森鉄道703系車両がやってきました。

が、いまは関係なかったみたいで(苦笑)、見慣れた701系がこれから乗る14:33発、青い森鉄道線下り579M新青森行きでした。
ここ八戸からは今度こそ特例の青春18きっぷで通過OK、の区間です。

小川原(こがわら)駅付近、このあたりも線路脇に雪。本州の北の果てへ向かってる感じがします。まるで単線みたいな写真ですけど、右手の少し低い位置を上り線が通ってます。

15:18、野辺地(のへじ)駅。ここはJR大湊線(おおみなとせん)の分岐駅でもあり、青春18きっぷ利用時に途中下車が可能。

浅虫温泉(あさむしおんせん)駅の手前、陸奥湾(むつわん)を望むことができます。

京都から1,250kmあまり、ついに青森駅へ辿り着こうとしています。

16:07、青森駅に到着。当列車は新幹線駅の新青森までの運転。

青森駅。ここはさすがに「♪雪~の中~」じゃないんですね。

メモリアルシップ八甲田丸。青函連絡船の旅、一度でいいからしてみたかった…。
(つづく)
撮影日:2014年4月3日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
