2014-04-04 #01 惜別・江差線 函館~木古内 〔北海道〕
05 22, 2014 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2014年4月4日(金)。
青春18きっぷで京都から2日間かけて辿り着いた北海道・函館。
それもこれもすべては、ラストランを5月11日に控え、あとひと月ほどで廃線になってしまうJR江差線のため。
この日はたっぷり一日、江差線との別れを惜しみたいと思っています。

まずはその函館から、6:53発の江差線上り120D列車に乗車。これを逃すと次は10:27まで普通列車の便はありません…。
単行のキハ40-1793が終点の江差まで直通します。廃線までまだ間もあるし平日だからと高を括ってたんですけど、カメラを手に明らかに僕同様、惜別訪問と思わしき人たちで9割方座席が埋まっていました…。

これから北海道を発つという乗客もいるかもしれないので、しばし後部のデッキで様子見。車内から見た函館駅前。
ちなみに左から2つ目が今回泊まったホテル、駅から激近&1泊3,000円と激安でめちゃ助かりました。

函館駅ホームと函館山(はこだてやま)。

朝から生憎の雨。天気予報通りだったんですが、何も、ひとが楽しみにしてた旅のメイン日に降るこたないだろ…。

6:59、五稜郭(ごりょうかく)駅。江差線の全便が函館発着ですが、正式な起点はここ五稜郭。函館~五稜郭間は函館本線(の一部)なのです。

7:03、七重浜(ななえはま)駅で列車番号1番、上野発・札幌行き寝台特急「北斗星」と行き違い。

時刻表には函館6:35着とあるので、定刻より遅れてたみたいです。
「あけぼの」なき現在、上野発着の唯一の定期夜行列車ですが、北海道新幹線開業に伴い2015年度末に廃止となる見通しだとか…。

上磯(かみいそ)~茂辺地(もへじ)間。函館湾に沿って進み、さっきまでいた函館の対岸に至ったことが確認できる、江差線最初のハイライト区間だと思います。

2年前の江差線初訪問時、対向列車待ち時間で降り立ったことのある渡島当別(おしまとうべつ)駅。当駅含め、五稜郭~木古内(きこない)間の途中駅の数は10。

さて、その五稜郭~木古内は青函連絡の津軽海峡線の一部でもあり、廃線対象とならなかった区間ですが、2015年度末予定の北海道新幹線、新青森~新函館間の開業に伴い並行在来線としてJR北海道から経営分離されることが決まっています。
先ほどの渡島当別なども3セク鉄道の駅となるワケですが、ほかにはどんな未来が待っているんでしょうか果たして…。

函館から1時間、7:54に木古内駅到着。

8:03着の4014M、特急「スーパー白鳥」14号の接続待ちなどで8:08まで停車。案の定、そちらへの乗り換え客が半数ほど出たため、ボックス席をバッチリ確保できました。ホッ。

駅舎は前夜見たけど暗かったし、タバコも喫いたい(喫煙コーナーが黒い車の位置にあります)ので駅の外へ。

雨が似合う(ちょっと寂しい)駅前風景。

木古内町HPの新幹線木古内駅周辺整備計画によれば、在来線駅舎も駅前も、綺麗キレイに「整備」されるみたいです。
(つづく)
撮影日:2014年4月4日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
