2014-04-04 #06 惜別・江差線 神明駅 〔北海道〕
05 31, 2014 | デンシャ旅 -北海道(JR)
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2014年4月4日(金)、JR江差線惜別訪問・第6回。
江差線全線走破と江差の町の散策を終え、あとやりたいことと言ったらやっぱり駅めぐり。
江差駅に戻ってデンシャ旅の再開です。

13:07発の131D、江差線下り函館行きに乗車。キハ40の1792+808の2両編成でしたが、行列ができるほどの、かなりの乗車率。

江差線の車内から望む日本海もこれで見納め。さようなら…。

再び内陸部へ。

13:42、目的の駅に到着。

他に乗降客はなく、僕ひとりを残して131D列車は去っていきます。若干、心細い(苦笑)。

降りた駅の名は、神明。

北海道ならではの、板張りホームの駅を訪問してみたかったんです。その初体験が、廃駅となる運命の神明駅だなんて…。

神明駅全景。江差線全通から21年後の昭和32年(1957年)に開業。ホームと待合室しかない小さな無人駅です。(踏み切り脇からの撮影)

木造の待合室の中もとても綺麗な状態に保たれていました。

去り難い思いのするイイ駅です。
…とはいえ、次の列車は上り便が15:18、下りに至っては16:52までありません。周りは民家が数軒あるだけで、さすがにすることがなさ過ぎるので、隣駅の湯ノ岱(ゆのたい)まで歩くことに。これなら同じ時間で駅をもう一つ訪問できます。

湯ノ岱駅までの駅間距離は2.8km。いくら運転本数が少ないからって線路は歩いちゃダメなので、ほぼ並走する道道5号線を往きます。
ちなみに反対側の隣駅・吉堀(よしぼり)へは13.2kmと江差線内最長の駅間距離なのでハナから却下(苦笑)。


ごくたまにクルマが通るほかは、心ゆくまで北海道の自然を満喫できます(クマ出んといてや~)。

湯ノ岱の集落に入ったのかな、と思ったら…あれ?どう見ても廃屋…。

こっちは廃工場みたいだし…。まだ町外れのようです。

江差線も寄り添って走る天の川を渡ります。正式な登録名称は「天野川」のようで、和名の河川。

天の川支流を渡るこんな小さな橋梁も、廃線後は「遺構」となってしまうんですね…。

写真を撮りながらのんびり歩いて30分ほど、湯ノ岱の町が見えてきました。
(つづく)
撮影日:2014年4月4日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
