2014-04-26 #01 京阪石坂線 坂本 〔滋賀県〕
06 15, 2014 | 京阪電気鉄道
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2014年4月26日(土)。
江差線惜別の長距離旅を終えてから20日後。今度は近場なのに未だ乗ったことのなかった比叡山(ひえいざん)の坂本ケーブルカーを訪問してみようと思い立ったんですが、まずは京都の三条から京阪京津線(けいしんせん)、そしてここ浜大津(はまおおつ)駅から石坂線(いしざかせん=石山坂本線)で坂本へ。
っていうか、京阪電車は僕の最も馴染み深い鉄道で、全線制覇はおろか全駅訪問も果たしてるというのに、いまの今までカテゴリー欄に「京阪」さえ設けず、ないがしろにしてたことに自分でも驚きました(汗)。

近場なのでテキトーに出かけて、テキトーに来たデンシャに乗ったら近江神宮前(おうみじんぐうまえ)駅止まり。踏み切りでテキトーに電車の撮影なんかして次の坂本行きデンシャを待ちます。
最近はしかし何かというと萌え系アニメか「ゆるキャラ」か、ってなラッピング車流行りですなぁ…(辟易)。

僕が子供の頃に走ってたのはコイツ(京阪80形)でした。近江神宮前駅隣接の錦織(にしごおり)車庫に雨ざらしで保存されてる車両ですが。

さて、今度こそ坂本行きのデンシャに乗って出発。

滋賀里(しがさと)駅~穴太(あのお)駅間。琵琶湖が望めます。対岸の山は近江富士こと三上山(みかみやま)。

石坂線終点、坂本駅に到着。浜大津から直通のデンシャなら15分ほどで着きます。

京滋の桜は、この時分にはもうほとんどの場所で散ってました。

滋賀県といえば、飛び出し坊や(笑)。交通安全啓発看板の滋賀県版。久田工芸という県内の看板屋さん発祥のデザインで、これはコピーか修繕されたものっぽいですが、ホントに県内どこでも見かけます。

本題に戻って坂本ケーブルへ、といきたいところですが、京阪坂本駅と坂本ケーブルの乗り場は割と離れていて、途中の日吉大社(ひよしたいしゃ)に、せっかくなのでちょっと寄り道。
神仏習合の山王信仰に基づいた独特の山王鳥居があります。

日吉大社の神の使いはお猿さんなんですが、西本宮楼門屋根下の四隅には棟持猿(むなもちざる)の彫刻が。

ちょっと健気でカワユス(笑)。一体ずつポーズが違うので見比べてみるのも面白いです。

国宝の西本宮、採りたてのタケノコのお供え物が何か微笑ましい。

こちらも国宝の、東本宮。日吉大社は2つの本宮と5つの摂社からなり、平安京の表鬼門を護る「方除けのお社」でもあります。

東本宮では厳かに結婚式がとり行われてました。お幸せに。

安土城や彦根城の石垣を手がけて名をはせた坂本・穴太の石工集団「穴太衆」の手による穴太積みの石垣は、日吉大社はじめ坂本一帯で見受けられます。
(つづく)
撮影日:2014年4月26日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
