2014-05-06 #05 北陸本線 梶屋敷駅と青海駅 〔新潟県〕
07 22, 2014 | デンシャ旅 -北陸(JR)
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2014年5月6日(火)、GWの北陸本線駅めぐり3日目・第5回。
ついに新潟県へ、来春の北陸新幹線延伸開業で3セクの「えちごトキめき鉄道」となる区間に突入。

この旅通算51ヶ所目の訪問駅、梶屋敷(かじやしき)。
富山県の生地駅から10:18の537M、下り直江津行きで11:03着。

1912年(大正元年)12月16日、国鉄信越線(の一部だった)の名立~糸魚川間延伸時に開業。
改装されてはいるものの、オーソドックスなスタイルの木造駅舎が残ってます。

入口に掲げられている達筆の駅名板。駅員さんのお話によれば、地元のお寺さんの揮毫(きごう)だとか。

Wikipediaなどには無人駅とありますが、この時はめちゃめちゃ愛想のいい駅員さんがおられました。

駅舎側は果てしなく長い下りホーム、跨線橋で結ばれた上りホームは島式で短い、変なバランス。この先の上り方面、糸魚川駅との間にデッドセクション(電化方式の切り替え死電区間)があり、当駅~直江津側は直流電化区間。

駅前の、正体がよく分からないひと気のない建物が気になるので、タイミングよくデンシャに乗りに来た方(ここが地元の金沢の大学生でした)に聞くと、随分前に潰れた会社が解体撤去費用が出せずに放置したものだそう。

この駅舎にも、漁村っぽい周辺の集落とも調和してない社屋だけでもヘンテコな企業センス。そりゃ潰れるわ…。てか置いてくなよ(泣)。

52駅目、青海(おうみ)駅。
梶屋敷駅から11:14の546M、上り富山行きで11:26着。

1912年(大正元年)10月15日、国鉄北陸本線の泊~青海間延伸時に終着駅として開業。
駅舎は1968年(昭和43年)9月に建て替えた国鉄時代の橋上駅舎。

昭和な感じの駅案内。右手の矢印は全部「階段を上がれ」ってことなので、1本で済む上にほとんど意味がない…。

改札口。簡易委託の有人駅。

さっきの窓口もこの待合室もレトロ。床の感じに、古い学校とか図書館のような妙な懐かしさを覚えます。

改札口のある橋上駅舎最上階から見た駅前風景。滞在時間5分じゃなければ海まで行けたのになぁ。

貨物やセメント輸送で賑わっていたという、広い構内。

専用線など側線も多数。背後にそびえるのは黒姫山(長野県の黒姫山とは別モノなんだそう)。

また次の駅へ。と言っても最終日のお昼前に新潟にいるようではもう今回の旅もそろそろ潮時。
(つづく)
撮影日:2014年5月6日
カメラ:Nikon D3s + Nikon AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
