2014-08-14 #07 信越本線 脇野田駅 〔新潟県〕
09 16, 2014 | デンシャ旅 -信越(JR)
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2014年8月14日(木)、お盆休みの旅初日・第7回。
JR信越本線、脇野田(わきのだ)駅。
この日の旅の目的は、ここへ来ることだったと言っても過言ではありませんでした。
どうしても見ておきたかった駅。もう二度と見れなくなってしまう駅だから。

南高田駅から17:40の信越本線上り8344M新井(あらい)行きで一駅戻って17:43着。

1918年(大正7年)11月1日、脇野田信号場として開設、1921年(大正10年)8月15日に昇格、脇野田駅が開業。
古い駅舎写真では瓦屋根に下見板張りの外壁ですが、基本的なフォルムは変わってないようです。

駅のすぐ南側で北陸新幹線高架がクロス。

脇野田駅のすぐ西側に北陸新幹線の新駅、「上越妙高(じょうえつみょうこう)駅」が誕生。

脇野田駅は上越妙高駅に吸収される形で移転、10月19日の始発便から新駅舎での営業が開始され、現在の駅舎はその後に解体撤去されてしまうんです。

355M列車内からの撮影。新幹線高架南側の手前から上越妙高駅脇の新駅舎へと至る新線も既に敷設済み。10月18日の21:30頃から19日始発までに新線への切替工事が実施されるそうです…。

その時点で現在の脇野田駅は93年の歴史にピリオド、新線へと切り替わる区間は廃線となるワケですが、ともあれギリギリ最後の、なおかつ さよならムードのお祭り騒ぎになる前の訪問が間に合って、ホントに良かった…。

1面2線の島式ホームと構内踏み切りで繋がる駅舎。

直江津駅管理の業務委託駅ですが、窓口業務は7:30~17:45とのことで、これまたギリギリ、有人の状態の脇野田駅を目にすることができました。

駅前風景。駅の移転後は解体撤去されるこの駅舎の位置自体が、整備されて上越妙高駅の駅前となるそうです…。

駅舎正面左手、1998年(平成10年)に北陸新幹線・長野~上越間の起工式を行った際に植樹されたという樹木とその旨を記す標柱。移転後はどうなるんでしょう。

まだ別の用途で置かれていると思われる重機も、何だか駅舎の解体を手ぐすね引いて待っているように見えてきます…。

移転後当分はこの上越妙高駅脇の新駅舎も「脇野田」を名乗るそうですが、来春の北陸新幹線開業後は信越本線自体も3セクの「えちごトキめき鉄道」に移管され、混乱を避けるため新幹線駅に合わせて「上越妙高」に駅名変更となるんだとか。さようなら、脇野田駅。
(つづく)
撮影日:2014年8月14日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + TAMRON 14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001)
