2010-03-20 #02 飯田線 湯谷温泉、野田城 〔愛知県〕
03 25, 2015 | デンシャ旅 -東海(JR)
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2010年3月20日(土)。
5年前のJR飯田線の旅、第2回。

9:31、湯谷温泉(ゆやおんせん)駅。

1923年(大正12年)2月1日、私鉄の鳳来寺(ほうらいじ)鉄道により湯谷停留場として開業。昭和18年の国有化を経てJR化後の1991年(平成3年)12月14日、現駅名に改称。


駅前の、営業してなさそうだったホテル。この翌年(2011年)に解体されたらしい。

豊川(とよがわ)水系の宇連川(うれがわ)。


10:01、上り528M。

119系電車内のドア開閉ボタン。

鳥居~長篠城(ながしのじょう)間、豊川を渡る。

10:29、東新町駅停車中。

10:38、野田城(のだじょう)駅。

1918年(大正7年)1月1日、豊川鉄道の駅として開業。



駅前風景。



下り517Mが到着、無人駅のため車掌さんが集札業務を行う。
新城駅での列車交換の後、奥三河と呼ばれる山間部にある3つ目の訪問駅、湯谷温泉に到着。線内の名駅舎として割と知られた駅なので楽しみにしていた。が、実際に目にしてみると全面板張りの誰が見ても古い木造駅舎なのに、武骨で何とも捉えどころがない。というか、そもそも駅舎に見えない。私鉄の鳳来寺鉄道が開業した当時は直営の宿として営業していたらしいが、車寄せがあったと思わしき部分が雑にトタンで覆われているのと、窓という窓が全部閉まっているのが建築物としてのバランスを壊しているのかもしれない。とにかく僕は何だかモヤモヤした感覚だけが残った。
駅舎はあまり熱心に撮らず、残り時間は周辺を散策した。宇連川沿いに宿が建ち並び、昭和な温泉郷の風情を感じさせるけれど、どこも廃墟のようにしか見えない。特急「伊那路」の停車駅なので現在も温泉地としてそれなりの名目を保っているんだと思うが。
10:01、上りの列車で豊橋方面へ引き返す。同じ時間で一つでも多く駅を巡ろうと思ったら上りと下りの便をうまく組み合わせるしかない。同じところを何度も行ったり来たりすることになるが、そのぶん路線の記憶は濃くなる。
4つ目の訪問駅、野田城は10:38着。この駅舎は一目で気に入った。
(つづく)
前回「2010年1月号のコンパス時刻表を参照」と記したが湯谷温泉駅からの528Mのダイヤが合致しない。3月のダイヤ改定で変化しているようだ。そういえばこの旅の最初、豊橋駅で中部版の小さな時刻表を買ったのだった。捨ててはいないハズだが見当たらないので止むを得ず2011年10月号のコンパス時刻表を代用する。
撮影日:2010年3月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 50mm F1.4D、Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D
