さよなら、北近畿タンゴ鉄道
04 01, 2015 | 京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)
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京都府北部の丹後地方を走る3セク鉄道、KTRこと北近畿タンゴ鉄道。本日、4月1日(水)から『京都丹後鉄道』に生まれ変わる。もちろんエイプリルフールではない。
経営改善のため上下分離方式を採り、公募で選ばれた大手高速バス会社のWILLER ALLIANCE(ウィラー・アライアンス)が設立したWILLER TRAINSを運行事業者として再出発をはかる形だ。僕も何度かお世話になっている、ピンクの車体と豊富なシートタイプで知られるWILLER EXPRESSの高速バス事業で培ったコスト管理や新たな発想で、赤字額日本一の3セク鉄道の汚名返上を期待したいところだが、早速、鉄道の名称以外にも大きな変更点が二つアナウンスされている。
一つは、これまでの「宮津線」の西舞鶴~宮津の区間を「宮舞線」、宮津~豊岡の区間を「宮豊線」とそれぞれ通称名を新設(宮福線はそのまま)。
そしてもう一つが、駅フリークの僕には少し寂しいハナシだが、7つの駅名が変更される。
07年と08年にKTR全駅を訪問した際の写真で、今後もう見れなくなってしまう駅名と共にどう変わるのか見ていこう。


宮津線・野田川駅→宮豊線・与謝野(よさの)駅


宮津線・丹後大宮駅→宮豊線・京丹後大宮(きょうたんごおおみや)駅


宮津線・木津温泉駅→宮豊線・夕日ヶ浦木津温泉(ゆうひがうらきつおんせん)駅


宮津線・丹後神野駅→宮豊線・小天橋(しょうてんきょう)駅


宮津線・甲山駅→宮豊線・かぶと山駅


宮福線・厚中問屋駅→同・福知山市民病院口(ふくちやましみんびょういんぐち)駅


宮津線・但馬三江駅→宮豊線・コウノトリの郷(さと)駅
個人的には、旧国名を冠した美しい駅名と国鉄宮津線時代の木造駅舎が残る但馬三江が「コウノトリの郷」なんぞに変わってしまうのはいかにも3セク臭くて残念だ…。この調子だとそのうち駅舎も建て替えられてしまうのだろう。
地元京都の鉄道の話題なので前向きでいたかったが結局はいつものごとくネガティブかつブルーに。その流れで追記部分(下部の「続きを読む>>」)にも残り全駅のKTR時代の駅名標&駅舎写真を記録しておくことにする。

宮津線


宮津線起点 JR舞鶴線接続駅












宮福線との分岐駅




(野田川駅、本文参照)
(丹後大宮駅、同上)




(木津温泉駅、本文参照)
(丹後神野駅、同上)
(甲山駅、同上)


(但馬三江駅、本文参照)



宮津線終点 JR山陰本線接続駅
宮福線
(起点・宮津駅)






















(厚中問屋駅、本文参照)


宮福線終点 JR山陰本線/福知山線接続駅 写真は地上駅時代

そのうち、駅の注意書きの肝心な部分が劣化して消えてたようなKTRのドン臭さが懐かしくなるんだろうか

消えてないヤツ
※ 写真はすべて2007年/2008年のもの