2015-04-11 #07 加悦 ちりめん街道 〔京都府〕
05 03, 2015 | 京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道)
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2015年4月11日(土)、京都丹後鉄道(丹鉄)の旅 第7回
加悦SL広場からの復路は府道を通ってみた

「ちりめん街道」の看板のある脇道へそれると古い町並みが

丹後ちりめん発祥の地=ちりめん街道らしい







丹後の「丹」がモチーフだろうか

ちりめん商家 旧尾藤家住宅(内部) 端午の節句の幟が飾られていた
尾藤家はちりめん業だけでなく北前船を所有したり、11代頭首は加悦鉄道社長や加悦町長も務めた






旧加悦町役場庁舎

同上 現在は与謝野町観光協会


16時過ぎ、丹鉄の与謝野駅へ帰着
1時間ほど過ごした加悦SL広場からの復路は加悦鉄道廃線跡と並行する府道を通ってみる。鉄道が廃止になるような土地でもクルマの往来だけは盛んだ。いや、だからこそ鉄道が廃止になるのか。何れにせよ自転車では走りにくい。往路のサイクリングロードへ戻ろうかと思った頃、「ちりめん街道」の看板が目にとまり、そちらの脇道へそれてみた。途端に静かな、古い町並みが現れた。
あとで調べて分かったが、与謝野町加悦伝統的建造物群保存地区、いわゆる伝建エリアで、古来から当地で盛んだった絹織物を西陣から導入した技術で「丹後ちりめん」として定着、発展させ栄えた町並みが残されているというわけだ。加悦鉄道も、ちりめん輸送のために発生したといってもいい。とにかく右を向いても左を向いても素晴らしい家並が続いている。夢中で写真を撮っていると、旧尾藤家住宅という、本来なら拝観有料のちりめん商家の方が玄関先だけでも、と招いて下さった。SL広場を出た時点で既に予定の時間をオーバーしていたので、再訪を誓ってやむなく駅へ戻ったが本当にいい町だった。
SL広場到着時はこんなに疲れて時間がかかるなら路線バスにすべきだったと悔やんだが、廃線跡を楽しんだり、それにちりめん街道に気づくこともなかったと思うとやはりレンタサイクルでよかったと思う。
(つづく)
撮影日:2015年4月11日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
