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Kyo-to (キョート)

Author:Kyo-to (キョート)

線路を走るのは何でも「デンシャ」ぐらいのユルさで鉄道旅を通して出会った風景や人、古い駅舎や古い町並みを記録していきたいと思っています。時々、地元京都。
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※万が一、写真を気に入ってもらえて、私的な保存などは構いませんが、改変・転載等は勘弁してください。


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2015-05-06 #10  美しき廃墟、屋島山上駅  〔香川県〕

06 28, 2015 | デンシャ旅 -四国(私鉄・三セク)

2 Comments
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2015年5月6日(水)、GW5年ぶりの四国旅最終日 第10回
僕を屋島へと誘った美しき廃墟、屋島ケーブル屋島山上駅

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1929年(昭和4年)4月21日、屋島登山鉄道の屋島南嶺(なんれい)駅として開業

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2004年(平成16年)10月16日、利用客の減少によるケーブルの営業休止
2005年(平成17年)8月31日、廃止

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駅前の両サイドにも廃屋がある

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引き続き屋島山上駅
本屋と同じ意匠のトイレ

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本屋左手に周ると規制ロープのない藪が

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藪をかき分けて乗り場を目の当たりにする

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廃ホテル甚五郎を後にして暗く細い遊歩道をさらに奥へと進んだ果てに、僕の屋島訪問の真の目的地、屋島ケーブルの山上駅廃駅舎があった。竣工はケーブルが開業した昭和初期。レトロフューチャー、という言葉がこれほど似合う建物もないだろう。現物を目の当たりにしている喜びをこれほど感じた建物もなかった。来てよかったと心底思った。

ところが駅舎の周囲には、リサーチしていた過去の写真等には見られない立ち入り規制のロープが張られ、脇には石材会社のプレハブ詰所が設置されている。誰もいないので事情を聞くこともできない。実は今回のGW旅の行先を考えていた際、ここは候補のひとつに過ぎなかった。だが、検討を重ねるうちに麓側の屋島登山口駅舎が昨年7月に解体撤去されてしまったことを知り、もしや山上駅も、という危惧から松山メインの旅程に屋島訪問を無理矢理ねじ込んだのだった。2009年に近代化産業遺産に認定もされている山上駅だから、保存に向けた動きならいいのだが…。
ケーブルが廃止になってからも10年。去り難く、いつまでも眺めていたい美しい廃墟だった。

(次回、ようやく最終回) 

撮影日:2015年5月6日
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mm F2.8 PRO
+ OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

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2 Comments

こんばんは。

うまい言い方が見つからないんですが、廃墟って、あるゾーンにうまく入らないと存在しないと言いましょうか?

かつては繁栄していた、何かの都合で急に廃れた、撤去する費用もない、、、等々。

結局、そこにあるものは人の都合だったりするんだろうか、と、うすらボンヤリ思っていて、翻弄された建造物だけが残る。

僕も訪問してみたいです。

by 宿はなし | 06 29, 2015 - URLedit ]

★宿はなしさん

こんばんは。
言われてみればそうですね、廃墟にも廃墟なりの成立条件が当然あるんですよね。
っていうか、大好きな古い駅舎や町並みの延長みたいな感覚で接してたので、
廃墟の定義すらも考えたことなかったです(汗)。

時々、あさっての方を向いてるような気がすることもあるんですが
基本的に宿はなしさんの思考回路はとても興味深いので
ぜひご訪問の暁には宿はなしさんの屋島考を伺いたいです(笑、てか何この上から目線)

by Kyo-to | 06 29, 2015 - URL [ edit ]

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