伊良湖岬 〔愛知県〕
09 02, 2009 | デンシャ旅 -東海(私鉄・三セク)
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Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)
豊橋鉄道・渥美線の終点、三河田原駅前から豊鉄の路線バスで
片道約1時間と1,040円を費やし、たどり着いた伊良湖(いらご)岬。
そこまでして来てみたかったのは、子供の頃に家族旅行で訪れたことがあって、
今の僕の目でどんな場所だったか見てみたかったからでした。

エラく荒涼とした場所に見えますが、実際はバス停のある道の駅から整備された遊歩道が
灯台の方へ伸びていて、これもその道中の光景です。
霞の向こうに浮かぶ島は、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台として有名な神島(かみしま)。
Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

遊歩道からちょっと外れた高台から撮影した伊良湖岬灯台と伊勢湾、それに神島。
灯台自体は浜辺の水面スレスレと言ってもいいぐらいの場所に建っています。
Nikon Ai AF Nikkor 35mm F2D

昭和4(1929年)に設置された、「日本の灯台50選」にも選ばれている灯台です。
Nikon Ai AF Nikkor 35mm F2D

灯台から遊歩道をさらに東へ行くと、恋路ヶ浜が拡がっています。
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ」と詠われる
島崎藤村の「椰子の実」の詩の舞台です。
Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

浜辺には、思い思いに水と戯れる人たち。
Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

帰りのバスの後ろの窓から。
先ほどの恋路ヶ浜を見下ろす地に建つホテルのある丘が遠ざかっていきます。
結局子供の頃の記憶はおぼろげで、すべてが初めて見るような新鮮さでしたが、
改めて来た甲斐があったと思える、イイところでした。
Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)
撮影日:7月18日
カメラ:Nikon D700
