中山道 赤坂宿 〔岐阜県〕
09 29, 2009 | デンシャ旅 -東海(JR)
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JR美濃赤坂(みのあかさか)駅前から伸びる細い道を北へ少し歩くと、この光景。
中山道(なかせんどう)の脇道ではありますが、もうこの辺りは赤坂宿です。
赤坂宿は岐阜県大垣市にある、中山道57番目の宿場。
東海道にも愛知県豊川市に同名の宿場がありますが、
江戸時代の当時も区別のためにこちらは「美濃赤坂」と呼ばれていたそうです。

1枚目の写真左手の建物を正面から。
押縁下見板(おしぶちしたみいた)張りの壁の存在感にただただ圧倒されます。

さきほどの通りから、ほどなく中山道。この辺りが赤坂宿の中心で、
立派な構えの建物が残っています。

営業中なのかどうか判然としない旅館の脇に、脇本陣跡の碑が。
皇女和宮が江戸降嫁の際に宿泊した本陣跡も公園として整備されているそうです。

観光案内や土産販売の「宿場の駅・五七処(ごしちどころ)」の壁に
「徳川家康公 開運の地」と書かれていましたが、関ヶ原の合戦で
家康がこの地に本陣を構えたことに由来しているようです。

そういう戦国ロマン云々より、やっぱり僕は市井の、
こんなに波打った瓦屋根で頑張る商店のたたずまいの方がグッとくるなぁ(苦笑)。
撮影日:7月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon Ai AF Nikkor 24mm F2.8D
