奥大井の旅 #2 井川線 アプト区間を登る 〔静岡県〕
12 07, 2009 | 大井川鐵道
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11月3日、大井川鐵道・井川線の旅、第2回。
途中、井川線の別名「南アルプスあぷとライン」の由来となっている
「アプト式」を採用した急勾配区間があります。
長島ダムの完成により水没した部分を、水平距離1000mで90mの標高差の
90‰(パーミル)という急勾配で結んだ、アプトいちしろ駅~長島ダム間です。

それで、この区間だけ専用のアプト式機関車を連結します。
最初の写真が、アプトいちしろ駅での連結作業の様子です。

こんな風に通常のレールの間にアプト式のラックレールと呼ばれる歯形のレールがあり、
専用機関車の歯車と噛み合わせて、通常の鉄道では無理な勾配の登り下りが可能になります。

線路脇に垂直に立っている架線柱と窓との角度で
大体どれぐらいの勾配なのかお分かりいただけるでしょうか。

ジェットコースターの最初みたいに、登りつめたら急降下!
って恐怖が待ってるワケじゃありませんし(笑)、
速度もゆっくりなので車内から眺めてる限りはのんびりしたものですが、
長島ダム駅での機関車切り離し作業など一連の流れを含めて
井川線のハイライトのひとつとして楽しいひと時でした。
(旅はまだ続きます)
撮影日:11月3日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

1枚目の写真、ゴースト(レンズの光学的な現象)が盛大に出てるんですが、
実はこの日の朝、デンシャの車内でカメラバッグをゴフッと落としてしまって以来、
おかしくなっちゃいました。後日修理に出すとマウントの微妙な曲がりとのことでした。
ホント、ドンくさい(泣)。