長良川鉄道 #5 長かった一日の終わり 〔岐阜県〕
01 18, 2010 | 長良川鉄道
6 Comments郡上八幡駅からは無事にデンシャも動いていて、
これで宿のある美濃太田まで戻ることができます。
何をした、というワケでもないけど(苦笑)、長かった一日が終わります。

大矢(おおや)駅で、列車の交換(行き違い)待ちの時間が結構あったので、
しばしデンシャから離れてみます。

この大矢駅、元々、駅めぐりで訪れる予定だったので願ってもないチャンス。
1927(昭和2)年に国鉄「美濃下川(みのしもかわ)」駅として開業したという、
オーソドックスですが味のある木造駅舎の佇まいに大満足。

車内では、わざわざ雪景色の郡上八幡の街並みを撮影に来られたというお二人と
楽しくお話しさせていただきました。ご夫婦かと思ったら左の方はお弟子さんで、
右は日本写真協会に所属されている天野さんとおっしゃる方でした。
どうもありがとうございました。

美濃市あたりまで降りて来ると雪は止んで、夕焼け空もひろがっています。
関(せき)駅では、郡上八幡からこのデンシャに同乗されていた、
タクシーもご一緒したあの運転士さんともお別れしました。

日もすっかり暮れて美濃太田まですぐというところまで帰ってきましたが、
まだもう少し長良川鉄道の余韻に浸りたい気分だったので、
往路で目にして感激した富加(とみか)駅で降りてみました。
1923(大正12)年、国鉄「加茂野(かもの)駅」として開業した歴史のある駅です。

次の美濃太田行きの列車が来るまで30分ほどあるので、駅前通りも散策。
時間が止まったような「昭和」な町並みに、思わず嬉しくなってしまいました。

こうして雪に翻弄された一日が過ぎていきましたが、
終わってみれば何とも印象深い一日でした。
雪の冷たさと裏腹に、出会う人みんな暖かくて。
終点まで行けなかったのは初の経験でしたが、いい旅でした。
撮影日:09年12月19日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
