旧名鉄 美濃駅のモ512 〔岐阜県〕
01 22, 2010 | 名鉄(名古屋鉄道)
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09年12月20日。
旧名鉄 美濃駅に保存されている車両の中で、ひときわ目をひくのが
赤白ツートンでレトロなフォルムの「モ512」。

現役時代を知らない僕でもネット上の写真などで目にしてはいましたが
実際に対面してみると「乗れなくてもいいから動いてるところだけでも見てみたい…」
とさえ思えるほど可愛らしいデンシャでした。

この旧名鉄 美濃駅のモ512、動かないけれど中を見学することはできます。

外から見た形状そのまま、ラウンドした運転台。

木製の、鎧戸式の日除けと網棚。

楕円形の戸袋窓。

こうして見てると、今にも走り出しそうです。
ああ…もう一度動いてくれる日は来てくれないものだろうか…(泣)。
▼旧名鉄 美濃駅舎内の解説パネル

『モ512号車 美濃町線の前身である美濃電気軌道が大正15年に製造した車両で、長い間美濃町線で活躍していたが、昭和42年揖斐(いび)線と岐阜市内線の直通運転を実施するのを機に、直通用車両として揖斐線に転属した。最大の特徴は正面5枚窓の流線型と楕円形の戸袋窓で、白熱灯を用いた大きなグローブ付車内灯やヨロイ戸式の日よけと合わせて、大正の雰囲気を今に伝えている。昭和63年にはエバーグリーン賞を受賞、その際に塗色を赤一色から市内線直通運転開始時の赤と白のツートンカラーに変更した。』
撮影日:09年12月20日
カメラ:Nikon D700 + Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
